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杉山 清貴 & オメガトライブ_ANOTHER SUMMER ◇ 2007年 06月 12日
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今回紹介するのは、80年代のCITY POPにおいて欠かせないグループのひとつ、杉山 清貴 & オメガトライブが1985年にリリースした通算4作目のアルバム『ANOTHER SUMMER』です。
杉山 清貴やオメガトライブというと大抵の人は、「夏」を連想するでしょうね。確かに夏向きの楽曲も多く、聴いていると爽やかな気分になれます。しかし、私が1番好きなオメガトライブのアルバムは1984年にリリースされた2ndアルバム『RIVER'S ISLAND』です。NYをイメージして作られたという都会的なアルバムで、個人的にはこの2ndアルバムみたいなアルバムをもっと出して欲しかったんですよね。
とは言え、本作もかなり完成度の高いアルバムだと思います。もちろんその影には、プロデューサーである藤田 浩一やスーパーバイザーで多くの曲を提供している林 哲司がいて、彼等の手腕があってこそでしょう。
オメガトライブとしてのイメージを大切にしつつも、新しいタイプの曲にチャレンジしたり、メンバーの作品を取り上げたりと色々な試みが見られたグループでした。

何故か、オメガトライブのアルバムでの曲表記は全てアルファベット表記でしたね(笑)

『杉山 清貴 & オメガトライブ / ANOTHER SUMMER』
01. ROUTE 134
02. DEAR BREEZE
03. FUTARI NO NATSU MONOGATARI ~ NEVER ENDING SUMMER
04. TOI HITOMI
05. SCRAMBLE CROSS
06. MAYONAKA NO SCREEN BOARD
07. AI NO SHINKIRO
08. YOU'RE A LADY, I'M A MAN
09. THE END OF THE RIVER

軽快なドライヴィング・ミュージック01。「国道134号」とは決して言わないのですね、CITY POPの場合は・・・。サビのメロディーがいかにも林 哲司らしいナンバーです。

恥ずかしくなるくらい80'sなタイトルの02。レイ・パーカーJr.&レイディオの「A Woman Needs Love」を彷彿させる林 哲司のアレンジに思わず笑みがこぼれます。林 哲司の作曲、編曲のセンスが光ってる1曲です。しかし、どう聴いても松原 正樹のギターですね(笑)

ヒット・シングル曲03。これは明らかに林 哲司がヒット狙いで書いてますね。狙って書いて、事実ヒットさせるのですから、流石というほかありません。個人的な意見ですが、康 珍化(カン・チンファ)と林 哲司のコンビ作品て本当に良い曲が多いと思います。

杉山 清貴の作曲、志熊 研三のアレンジ曲04。しっとりと聴かせるバラード曲です。かなり林 哲司の影響を感じますが、珍しく杉山 清貴がファルセット・ヴォイスを使っていて新鮮な感じがするナンバーですね。

メンバーの西原 俊次が作曲、志熊 研三のアレンジによるミディアム・ナンバー05。どことなく歌謡ポップといった趣きのメロディーですが、耳に馴染みやすく洒落たアレンジとよくマッチしていると思います。

杉山 清貴の作曲、松下 誠のアレンジによる06。美しいメロディーのバラード調のメロディーですが、松下 誠のメリハリの効いたアレンジが曲を引き締めていますね。

林 哲司作・編曲によるミディアム・ナンバー07。アレンジは洒落ていて好きなんですが、メロディーは林 哲司にしてはちょっと地味かなとも思います。でも繰り返し聴くと妙に惹かれる不思議な曲です(笑)

これぞ林 哲司の真骨頂発揮といった感のあるバラード曲08。しかもデュエットがRAJIE。CITY POP好きにはたまらない1曲です。RAJIEの声の美しさにうっとりしてしまいますね。ギター・ソロは今 剛っぽいです。

メンバーの高島 信二の作曲、松下 誠のアレンジ曲09。スケールの大きなバラード曲で、力の入っていない杉山 清貴のヴォーカルが清々して心地良いです。

杉山 清貴を始め、メンバーが書いた曲も悪くないのですが、やはり林 哲司の楽曲が際立っていますね。いかにも林 哲司らしいメロディーなんですが、それと同時に杉山 清貴らしいメロディーにもなっているんですね。この辺りが林 哲司の凄いところです。
以前、林 哲司のアルバム『TIME FLIES』(1988年)で、オメガトライブの曲を2曲セルフ・カヴァーしているのですが、林 哲司らしいメロディーでありながらも正直オメガトライブの方がはるかに良いんですよね。林 哲司の歌が今ひとつというのもありますが、やはりオメガトライブに似合う曲を作っていたという証拠だとも思えるのです。そう考えると凄い作曲家ですね。

梅雨が終って陽射しが眩しくなった頃、このアルバムをBGMにドライブというのも良いと思いますよ。
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by kaz-shin | 2007-06-12 00:07 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by しげぞう at 2007-06-12 07:51 x
おはようございます
いいアルバムですよね、あんまりバラつきがないです
一定の統一感があると思います
08ラジとのデュエット曲はホント秀逸です
もう、そこだけテープ伸びてるんじゃないか? というくらい聴いてます
Commented by bonejive at 2007-06-12 10:14 x
これ、私大好きでよく聴いていました。
これからの季節はこれですよね〜。
この辺のものは杏里さんもよく聴きました。
しかし、ほぼ毎日更新というこのページのパワーはすごいですね。
Commented by ふらいんぐしゅがあ at 2007-06-12 17:42 x
オメガトライブのアルバムの中で、このアルバムだけは木村ユタカさんの「ジャパニーズシティーポップ」第一弾に載ってましたよね。お店ではCD選書でしか見たことないので、今年辺りリマスター再発して欲しいですね。…もしかして、されてるのかな? 話変わりますが、安藤優子さんの「君は1000%」聞いた事有りますか?すんごくオシャレです!安藤さんの曲をラジオでしか聞いた事の無い薄いファンですが、このセンスの良いカバーは、お勧めします。
Commented by kaz-shin at 2007-06-12 20:46
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
オメガトライブの夏になると聴きたくなりますよね~。
08も好きなんですが、02もたまらなく好きです(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-06-12 20:51
bonejiveさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
80年代のJ-POPを語る上で外せないグループですね。
時代を象徴している気がします。杏里さんも確かに同じ時代でリゾート感
溢れるポップスを歌っていた時期ですね。
今でも当時の感覚が残っているのか、夏が近づくとどうしても聴きたくなりますね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-06-12 21:33
ふらいんぐしゅがあさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
このアルバムは評判が良いですよね。CITY POPらしいアルバムだと
いう事なんでしょうね。
個人的には『RIVER'S ISLAND』が1番好きですし、CITY POPだと
思っているのですが・・・(笑)
最近は80年代のCITY POP関連の再発ブームですから、オメガトライブ
の再発の可能性もありますね。

安藤 優子さんではなくて、安藤 裕子さんですよね(笑)
最初、ちょっと驚きましたがニュースキャスターがカヴァーする訳はないし、
調べてみたら安藤 裕子さんでした。残念ながら聴いたことが無いです。
機会があったら聴いてみますね。
お薦め頂いてありがとうございます。
Commented by Musicman at 2007-06-12 22:27 x
昔から大好きなミュージシャンの一人。もちろん今もです。
「ザ・ベストテン」などの歌番組に出ていたせいもあって歌謡曲系に見られますけど、
当時としてはかなりAORなアーティストでしたよね。
福岡では4月から杉山さんのFM番組がスタートしています。
毎回AORや時にはスタジオ・ライブなどもあり、とても楽しめる1時間ですよー。
今度福岡へ出張の際はゼヒ一度聞いてみてくださいね☆
Commented by kaz-shin at 2007-06-12 23:30
Musicmanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
当時は何故か歌番組に出ていると安っぽく見られてしまうようなことが
ありましたね。
でも、サザンなんかも出ていましたし、あまり音楽には関係無いですよね(笑)
福岡へは割りと出張が多いので、時間があえば聴いてみたいです。
Commented by てつ at 2007-07-28 02:40 x
オメガトライブは、コメントしないわけにはいきませんね(笑)。私も、あえて一枚選ぶとすればRIVER'S ISLANDなのですが、どのアルバムも大好きです。このアルバムでは、1、5、6、7が特に好きですが、他にもよい曲が多いですね。「夏」、「海」も、もちろん良いのですが「都会」な雰囲気、よいですねえ!
Commented by kaz-shin at 2007-07-28 10:25
てつさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
オメガトライブのアルバムは、林 哲司さんがサウンド・プロデュースしている関係で、
私にとってはまさに外れのないものばかりです。
オメガ=夏みたいなイメージがありますが、てつさん同様1番好きなのは
都会的な雰囲気が強い『RIVER'S ISLAND』なんです。
出来れば、もう1枚くらい都会をテーマにしたアルバムを作って欲しかったなと思ってました。
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