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芳野 藤丸_YOSHINO FUJIMAL (Part 2) ◇ 2007年 06月 16日
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今回はブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらなので改めて紹介するPart 2シリーズをお届けします。

2005年11月に1度紹介しているのですが(紹介記事はコチラ)、芳野 藤丸がSHOGUNを解散後の1982年にリリースした1stソロ・アルバム『YOSHINO FUJIMAL』です。
SHOGUNの前身であるONE LINE BAND時代からSHOGUN時代を通じて、ギタリストそしてソングライターとして非凡な才能を見せてきた芳野 藤丸ですが、このアルバムはそれまでの作品を凌駕する素晴らしいモノになっています。
1980年代を代表するCITY POP/J-AORの名盤と言っても過言ではないアルバムだと思います。

『YOSHINO FUJIMAL』は、アナログ盤A面を"in the DAY time"サイド、B面を"in the NIGHT time"サイドという構成になっています。どちらのサイドに収録されている曲も、とにかくメロディーが素晴らしく、アレンジにおいてもFUSIONっぽいサウンドとコーラス・ワークの美しさを始め、梅雨時のジメジメ気分など吹き飛ばしてくれる爽快感溢れる素晴らしい仕上がりになっています。
特に芳野 藤丸が拘っているのがギター・カッティング。ソロよりもカッティングの方が難しいことを熟知し、カッティングに拘り続けた藤丸のカッティング・プレイは、過去の作品群の中でも群を抜いて格好良いですね。

『芳野 藤丸 / YOSHINO FUJIMAL』
- in the DAY time-
01. WHO ARE YOU?
02. MIDNIGHT PLUS 1
03. ONE SHOT LADY
04. FREE WAY 5 TO SOUTH

- in the NIGHT time-
05. GIRL'S IN LOVE WITH ME
06. SHANG-HIDE NIGHT
07. NOT WHAT I'M LOOKING FOR
08. PRETENDER

最初に聴いた時、そのあまりの格好良さに総毛立ってしまった01。キレの良いギター・カッティングで始まり、そこにジェイク・H・コンセプションのサックスが絡んでくるイントロでもうノック・アウト状態でした。SHOGUN時代に比べて、アクの強さが影を潜めた感じの藤丸のヴォーカルも素晴らしいですし、デュエット・ヴォーカルの桑名 晴子のヴォーカルも素晴らしい名曲。

タイトルで言えば"in the NIGHT time"サイド側かなとも思える02。しかし、高速を走る疾走感がたまらない1曲です。渡辺 直樹のベースと藤丸のカッティング・プレイが光ってます。サビのメロディーの疾走感はたまりません。EPOのコーラス、サポート・ヴォーカルが一層雰囲気を盛り上げています。

軽快なミディアム・ナンバー03。夏の昼下がりにピッタリな感じです。相変わらず藤丸のギター・カッティングが冴えた1曲です。ギターのソロ・パートはおそらく松下 誠かも知れません。藤丸・渡辺 直樹・松下 誠の3人によるコーラス・ワークも聴き所です。

爽やかな風のようなナンバー04。藤丸らしいメロディー・ラインの曲です。この曲もとにかくギター・カッティングと藤丸・渡辺・松下のコーラスの美しさが際立ったナンバーです。このコーラス・ワークはAB'Sへ引き継がれていきます。間奏のギター・ソロも実に気持ちが良いですね。

"in the NIGHT time"に移って最初の05。英語詞によるAORなナンバーです。ジェイク・H・コンセプションのサックスや山田 秀俊のシンセのプレイが夜をイメージさせてくれます。桑名 晴子の控えめなコーラスも良い感じですが、やはりジェイクのサックスが印象的です。

チャンキーな雰囲気がたまらない06。控えめな演奏の中、ギター・カッティングが冴える1曲です。それにしても藤丸・渡辺・松下のコーラス・ワークは見事ですね。金山 功のヴァイヴの音色はまさに夜そのものです(笑)

アーバン・グルーヴィーな07。2曲目の英語詞ナンバーです。メロディー自体はSHOGUN時代を彷彿させますが、EPOのコーラスが入ることでより引き締まって聴こえます。音色の美しい藤丸のギターに注目して欲しい1曲。

07とクロスフェードで始まるバラード・ナンバー08。雰囲気は真夜中ですね。唯一リズム・コンピューターを使った曲で、単調なリズムが逆に真夜中の雰囲気にマッチしています。数原 晋のフリューゲル・ホーンも素晴らしいアクセントになっていますね。

とにかくCITY POP/J-AORが好きな人、あるいは純粋にAORが好きな人にもぜひ聴いて欲しい1枚です。同じ時代に注目を集めていた山下 達郎や角松 敏生に比べると、印象が薄い感じもしますが、音楽的には二人に引けを取らない素晴らしいアルバムです。大袈裟に言うならば、このアルバムを聴かずしてJ-AORを語れないとさえ思えます。それ程良いアルバムです。
2001年に"J-POPシリーズ AOR編"という形で再発されましたが、今では入手困難なようです。もし、このアルバムを見つけたら迷わず購入することをお薦めします。
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by kaz-shin | 2007-06-16 11:10 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by kotaro at 2007-06-17 11:33 x
おはようございます。
AB'S、再結成しましたし、活動も。その上新譜も出ますね。
22日は大阪でライブがあるようなので、これは仕事帰りにいって
こようかな。かなり見たい気がいたします。
5000円はオヤジの勉強代?

藤丸さんの生の声を聞きたかったらこのサイト
http://356.teacup.com/krishna/bbs
時と場合によってはご本人さんと“会話”すらできる、
このLPが出た頃、こんな時代が来るなんて、想像できましたか。
Commented by kaz-shin at 2007-06-17 14:00
kotaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
SHŌGUNもAB'Sも大好きな私ですが、1番好きなのはこの頃のソロ・ワークだったりします。
SHŌGUNもAB'Sも再結成したのにソロ・アルバムを出さないのは、やはり藤丸さんは根っからの
バンドマンなのかなと思ってしまいます。

もし、ライブへ行かれたり、新譜を聴かれたらぜひ感想を聞かせて下さいね。楽しみにしています。

いつも色々な情報を頂き、感謝しております。ありがとうございます。
Commented by Kenny U at 2007-06-17 20:09 x
これ”とっても大好きなアルバム”です!
・・・っと思ったら、ブログの旧記事にも、私のコメントありましたー!!(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-06-17 23:58
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当にこれからの季節に外せない1枚ですよね。
以前の記事にもコメント頂いて、今回もまた・・・本当にありがとうございます!
Commented by WESING at 2007-06-18 00:10 x
たまに藤丸さんのBBSを覗いていますが、しばらく見ないうちにソロ・アルバムがリリースされることになっていたんですね。しかも、インスト。
藤丸さんにはインストのイメージがないんですけど、聞いてみたいです。
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 00:56
WESINGさん、コメントありがとうございます。
藤丸さんがインストのソロ・アルバム発売ですか!驚きですね。
ぜひ、聴いてみたいです。多分、買うでしょう(笑)
いつリリースされるのかな?
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