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増尾 好秋_GOOD MORNING (Part 2) ◇ 2007年 06月 18日
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今回もブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらなので改めて紹介するPart 2シリーズをお届けします。決してネタ切れではありません・・・(汗)

2005年11月に1度紹介しているのですが(紹介記事はコチラ)、増尾 好秋が1980年にリリースした通算6枚目となるアルバム『GOOD MORNING』です。
とにかく聴いていて気持ち良いアルバムです。今日の午後、このCDを聴きながらベッドに横たわっていたらそのまま熟睡・・・。実に気持ち良い昼寝が出来ました(笑)
実は今回このアルバムを選んだのには理由があります。先日ネット巡回していたら、このアルバムにもプロデューサー、曲提供、ギターで参加している増尾 好秋の実弟である増尾 元章のHPを見つけ、そこにこのアルバムのレコーディング時の話が詳しく書かれてありました。結構面白いエピソードもあり、楽しめる内容でした。興味のある方は是非覗いてみて下さい。(アドレスはコチラ)

このアルバムが、それまでの増尾 好秋のアルバムの中でも群を抜いてPOPで爽やかな仕上がりになっているのは、当時のレギュラー・グループのメンバーであるロビー・ゴンザレス(ds)、T.M.スティーブンス(b)、ビクター・ブルース(key)等とのレコーディングであり、兄・好秋とは性格も正反対で、プレイ・スタイルもロック系の弟・元章の参加が大きな要因だろうと思います。
元章は、アルバムに2曲「BECAUSE OF YOU」と「INSIDE LOVE」を提供し、アレンジ面においてもかなりアイディアを提供したらしいです。好秋は弟のアイディアや意見を真摯に受け止め、ディスカッションを重ねながら録音を進めたという事です。
こんな増尾兄弟の音楽への情熱が詰まった、夏向きで爽やかなアルバムがこの『GOOD MORNING』です。特にFUSIONに興味が無い人でも、この音楽の心地良さは必ず感じ取ってもらえると思います。

『増尾 好秋 / GOOD MORNING』
01. (I'M STILL) BELIEVING IN DREAMS
02. GOOD MORNING
03. BECAUSE OF YOU
04. INSIDE OF YOU
05. LITTLE BIT
06. DEALING WITH LIFE
07. LITTLE BIT MORE

朝靄の中、静かに朝陽が昇ってくるような清々しいイントロが印象的な01。メロディーも美しく爽やかで、実に気持ち良いギター・サウンドが空間を包みます。どんなに短い睡眠時間でも、気持ち良く目覚めの時を迎えられそうなナンバーです。

目が覚めたら、シャワーを浴びてコーヒーでも飲みながら聴きたい02。いつもは忙しい朝も、たまには早起きしてこんな曲を聴きながらゆっくり仕度するのも良いかも知れませんね。何事にも余裕というのは大切ですよね。爽やかなギターのサウンドが、そんな事を感じさせてくれる1曲。

朝陽も大分高くなって眩しさを増した頃に聴きたい03。会社へ行くにも、遊びに出かけるにも今日一日頑張るぞという元気をもらえる軽快なナンバーです。この曲での好秋・元章兄弟のギター・ソロの掛け合いは聴き所です。文句無しの名曲。

仕事を終えて、沈みかけた夕陽の中ちょっと疲れた体を休める時に聴きたいような04。軽いけだるさを感じる渋いナンバーです。良い仕事をした後の疲れって意外に気持ち良いもんです。そんな時にぴったりかも知れません。

家へ帰り、一風呂浴びてベランダで涼を取りながら冷えたビールを一杯飲みながら聴きたい05。とは言え、すごく短い曲なのであまり余韻は楽しめませんが・・・(笑)

仕事を終えて、夜の街へと繰り出す元気な人もいるでしょう。そんなバイタリティのある人にお似合いのナンバーが06。「夜はまだまだ長い!これからが本番だ!!」向きの1曲だと思います。マムシ・ドリンクのようなナンバー?(笑)

長かった1日も終え、ベッドに横たわり眠りにつくまでの一時に聴きたい07。疲れた体や気持ちを優しく包んでくれるようなナンバーです。明日も良い一日でありますようにと願ってくれているような、そんな気がします。

音楽って本当に凄いパワーと言うか魔力を持っていますね。憂鬱な状態が続いても、音楽を聴く事で少しだけ気分が楽になったり、凹んだ時に勇気付けられたり、元気付けられる事もあります。皆さんにもきっと経験があるでしょう。
私にとって、この『GOOD MORNING』はまさにそんな魔力を持ったアルバムです。特に01~03の流れは、どんな精神状態においても爽やかで、清々しい気分にさせてくれます。
世界のJAZZギタリスト・増尾 好秋がプレゼントしてくれた最高のサマー・フュージョンです。
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by kaz-shin | 2007-06-18 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by momayucue at 2007-06-18 10:17
増尾さん大好きで、来日時ホテルに電話した事あります
「大ファンです!逢ってサイン貰いたいです」
「どうやってここ知ったの?」
「ギターマガジン編集部に、1分でもって食いさがって」
「今回は時間ないけど、手紙ちょうだいよ」
NYの住所教えてくれた
1年後ソニー・ロリンズのバックで来た時、家に電話くれました
なんていいヒト!
ぼくは不在で、母が電話出た
10数年後、新宿のライブハウスでサイン貰いました
その時は、当時の話なんて出来なかったですが
「ずっとファンでした。頑張って下さい」と言ったら
「頑張って下さい」
あの笑顔で言われた
諦めてはいけない、と勝手に深読みしたものです
以上。ごめんなさい
Commented by kotaro at 2007-06-18 10:52 x
僕はセイリング ワンダーしか聴いていませんが
数年前に大阪のジャズバーに好秋さんが来られたのを聞きに行きました。
当時は伝説の人も、今はずっと身近に感じられました。

それより目が止まったのが、モトアキ君のこと。
面白くて気になる存在のヒトですね。
日曜夕にFMでやっているユーミンのサウンドアドベンチャーという番組のテーマ曲が20年前は増尾元章の「Long Hairdo」という曲で、すっごいギターのリフが好きでよく聴いていました。

Happinessというアルバムが手に入らなくてミュージックテープでやっとその曲を入手。おたっきいな思い入れの強い文章を読んでいるとどうやら「髪の長い美人」(憧れの)というのは我らがヒロリン、岩崎宏美さんのことみたいですね。
サイト、散見しました。やっぱりこのヒトはヘンだ。変わっていない。(笑)
でも元気でいるようで、56でお腹の筋肉が割れていると自慢して、古い友人の近況を聞いたようで安心しました。

僕も「Good Mornin'」ちゃんと聞いてみます。
Commented by kadomania at 2007-06-18 18:52 x
GOOD MORNINGのライブテイクってありませんでしたっけ?それを一曲だけ、ラジオで聞いた事がありました。「おお!」と思ったのに、そのまま放置プレイ中でした。この日記を読んだため、めでたく、次回購入リスト入り決定いたしましたァ!!

詳細な説明をありがとうございます。

それにしても、いつも思うのですが、kazさんって、これだけの内容書くのに、どの位で書き上げちゃうのですか?おいらは、誰かアーティスト取り上げると最低でも2時間くらいかかっちゃうんですけど(笑)。
ほとほと、感心しておりますです。

Commented by at 2007-06-18 22:30 x
本当に今からの季節にもってこいの作品ですね。
kaz-shinさんのコメントにも再三再四登場する〝爽やかさ〟を音で表現するとこういうサウンドになるというお手本のようなアルバムでしょうか。
今から20年ほど前、偶然にも新宿「J」というライブハウス(確か当時タモリのお店だったかと思います)で彼のライヴを見る機会がありました。
残念ながらフュージョンっぽい曲ではなくマイルス他大御所のコピーがメインだったかと記憶していますが、サポートメンバーがNATIVE SONのメンバーだったこともあり、彼のメロディアスなシングルトーンが妙に心地よかったことを今でもよく覚えています。
最近の活動はよく知りませんが、また兄弟で気持ちの良いギターサウンドを聴かせてほしいですね。
Commented by まるいチーズ at 2007-06-18 23:08 x
こんばんわ
これは誰が聴いても「爽やか~」という名盤ですね、01のソロはほんとに素晴らしいと思いませんか?こんなに歌わせるギターを弾く人も少ないですよね。それとT.M.スティーブンスって、いいベースですね~。
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 23:32
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
たにぴさんがそれほど増尾さんが好きだったとは知りませんでした。
それにしても大胆な行動ですね(笑)
コメントを読ませて頂いて、増尾さんの人柄の良さが伝わってきました。
この優しさが、増尾さんならではの音色やフレーズになっていくんだなと
しみじみ感じました。
増尾さんの「頑張って下さい」の一言は大事にしたいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 23:37
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も増尾さんとの出会いは『Sailing Wonder』でした。
スティーヴ・ガッドやデイヴ・グルーシンを招いての、こちらも素晴らしい
アルバムでしたが、増尾兄弟とバンド・メンバーで作り上げたこのアルバムも素晴らしいですよ。
ポップで爽やか、特に01~03を聴くだけでもこのアルバムを聴く価値ありだと思います。
ぜひ、聴いてみて下さい。

元章さんのHPは結構面白いですよね。確かに好秋さんとは全く違う
性格なのかなって思えます(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 23:44
kadomaniaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>GOOD MORNINGのライブテイクってありませんでしたっけ?
ありますね。1980年の『MASUO LIVE』というアルバムで演奏してます。
このライブ盤もまた名盤なんですよ(笑)
とにかくこの『GOOD MORNING』の"爽やかさ"は癖になりますよ。
特にこれからの季節にはピッタリなので、ぜひ聴いてみて下さい。

>kazさんって、これだけの内容書くのに、どの位で書き上げちゃうのですか?
ハハハッ。kadoさんと同じです。平均2時間位かかってます。
これっぽっちの文章で2時間・・・、我ながら情けないですけどね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 23:47
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
夢さんも生で好秋さんを体験しているんですね~。羨ましい(笑)
私も1度はライブを体験したいなと思います。
このアルバムの"爽やかさ"は元章さんとのコラボレーションが生んだ
ものだという気がします。
また兄弟でアルバムを作って欲しいですね。今度はどんなサウンドを聴かせてくれるのか
想像するだけでワクワクしますね。
Commented by kaz-shin at 2007-06-18 23:56
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最初に聴いた時、当然A面1曲目から聴く訳ですがこの01には本当に
感動しましたね。
音だけなのに、時間帯も場所も別な所(朝陽の眩しい海辺のコテージを
イメージして下さい)へ連れて行かれた気がしましたよ(笑)
ソロも気持ち良いですね~。音に引き込まれてしまいます。

>それとT.M.スティーブンスって、いいベースですね~。
あの体格と顔ですから、パワフルなプレイは当然として、意外に繊細な
プレーも聴かせてくれるんですよね。
世の中凄いミュージシャンて沢山いるもんだと驚きです。
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