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JADOES_FREE DRINK ◇ 2007年 06月 20日
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梅雨入りしたというのに暑い日が続いていますね。ただ、昼間は暑いものの陽が暮れると涼しい風が・・・。今頃が1番気持ち良い季節かも知れません。
6月に入ったら紹介したいと思っていて、去年は結局紹介出来ずにいたアルバムを今回紹介します。
ジャドーズが1987年にリリースした2ndアルバム『FREE DRINK』です。プロデュースは1stアルバム『IT'S FRIDAY』(1986年リリース)に引き続き角松 敏生です。

兎角、角松プロデュースという事でデビューから角松ファンには注目を浴びていたジャドーズですが、私はセルフ・プロデュースになった通算6作目のアルバム『DOGORODON JHAN』(1990年)以降の作品が大好きで、枠にとらわれずに自由奔放な感じのジャドーズ本来の魅力が見えてきたのもセルフ・プロデュースになってからだと思っています。ただ、この季節に1番ピッタリくるアルバムはやはり『FREE DRINK』でしょう。
冷えたハイネケンの瓶のジャケット写真もお洒落ですし、涼しげですよね。

このアルバムでは、1stよりもグループとしての実力を蓄えており、その力を発揮し始めたなと思わせてくれます。収録曲9曲中メンバーで全曲を作曲しており、角松は作詞で1曲提供しているだけ・・・。アレンジは5曲が角松、4曲がジャドーズ(内2曲は角松がコーラス・アレンジで加わってますが)です。それゆえサウンド的には角松色が強いと言えるでしょう。

『JADOES / FREE DRINK』
01. Summer Lady (Album Version)
02. STARDUST NIGHT
03. Hot Melody
04. THE GIRL THAT KILLS ME
05. 6月のフォトグラフ
06. SHINING YOU
07. Give Me Your Love Again
08. The Time Takes You Away (時は雨の彼方に・・・)
09. Woman, I Want You

藤沢 秀樹が作曲、角松のアレンジによるダンサブル・サマー・チューン01。角松らしい打ち込み系のサウンドにCAMU SPIRITSによるエディットが施された、夏らしい華やかなナンバーです。

平間 あきひこ、藤沢 秀樹が作曲、ジャドーズが編曲したミディアム・ナンバー02。洒落たCITY POPなナンバーで大好きな1曲です。ジャドーズによる演奏も素晴らしいです。もっとジャドーズのメンバーで演奏した曲を中心にして、打ち込みは使わなくても良いと思っていたんですが・・・。数原 晋のホーン・アレンジとEVEのコーラスが一層雰囲気を盛り上げています。

平間 あきひこ、藤沢 秀樹が作曲、角松のアレンジによるブラック・コンテンポラリー色の強い03。角松にしては抑え目な打ち込みですが、その分藤沢のヴォーカルとEVEのコーラスが際立って聴こえます。

藤沢 秀樹の作曲、ジャドーズのアレンジ・演奏によるミディアム・ファンク04。これもかなり良いアレンジですし、演奏も良いですね。打ち込みより生の演奏によるグルーヴの方がやっぱり好きです。伝田 一正のギターとEVEのコーラスに圧倒されます。

今月中に紹介したかったのは、この05が含まれていたから・・・。伝田 一正、藤沢 秀樹作曲、アレンジ・演奏がジャドーズによるナンバーで、ゆるい感じのグルーヴ感がたまらなく好きなんです。渋いサックス・ソロはジェイク・H・コンセプション。

島村 幸男、平間 あきひこが作曲、角松のアレンジによる06。黒っぽい感じのメロディーは大好きなんですが、アレンジがいかにも角松らしすぎるのが残念な気がします。この曲はジャドーズの演奏で聴きたかったというのが本心ですね。

藤沢 秀樹が作曲、ジャドーズが編曲している07。ジャドーズの編曲ですが、打ち込みとシンセ中心のバラード曲です。美しいメロディー・ラインの曲なので、この曲もメンバーの演奏の方がよりこのメロディーの美しさが際立ったのではないかと思うのですが・・・。

伝田 一正が作曲、角松が作詞とアレンジしたバラード曲08。2曲続けてバラードというのは、曲に相当自信が無いと出来ないですね。この曲は打ち込みを使わず、石川 雅春(ds)、高水 健司(b)、佐藤 博(key)、友成 好宏(key)、幾見 雅博(g)等の演奏に数原 晋等のホーン・セクションとストリングスが絡んだ雄大な仕上がりになっています。

最後の09はジャドーズらしい笑いを交えながら、ツボはきっちりおさえているというナンバーです。藤沢 秀樹が作曲、角松がアレンジです。ラップを中心に構成されていますが、サビのメロディーはキャッチーです。国分 友里恵のコーラスが素晴らしく、北島 健二のいかにも彼らしいギター・ソロも聴き所ですね。最もジャドーズらしさが出た曲かも知れません(笑)

ジャドーズがレコード・デビューする前から、TVのお笑い番組に学生だった藤沢、斉藤、島村の3人が、コンパ芸のような一発ギャグを披露していたのを観ていたので、角松のプロデュースで音楽デビューというのは正直驚きました(笑)
当時、角松に嵌っていた私はもれなくジャドーズも聴いてました。最初は感じなかったのですが、今聴くとジャドーズのアレンジ、演奏がすごく良いんです。角松アレンジも悪くはないのですが、特に打ち込みのアレンジは角松色が強すぎて、何を聴いても角松の曲のようになってしまってるのが残念です。
セルフ・プロデュースになってからも、打ち込み中心でメンバーで演奏している曲が少なくなってしまいました。もっと演奏にこだわれば良いグループになったと思うのですが・・・ちょっと残念ですね。
色々書きましたが、ジャドーズの初期作品の中では間違い無く名盤と呼べる1枚です。
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by kaz-shin | 2007-06-20 00:05 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by いわとも at 2007-06-20 00:50 x
私もkaz-shinさんと同じ流れです。
お笑い番組→角松プロデュース→虜(とりこ)、です(笑)。
紙を破く音やウルトラマンのものまね、してましたよね♪
当初、まさかあのジャドーズと同じだとは思いませんでした。
 
02はEVEのコーラスが素敵です。
05、今の季節にピッタリです。明日の通勤途中のBGMにします。
08は名曲だと思います。後半のアカペラはいろいろな個性がぶつかり合って大好きです。まぁ、角松のコーラスはお聴きの通りで(笑)。
09、『ボクの時代なんですよ~』を当時はいつか来ると信じてました。 
 
今、このアルバムを聴きなおしています。
藤沢秀樹の声が若い(笑)。
素敵なアルバムの紹介、ありがとうございます。
Commented by kaz-shin at 2007-06-20 00:58
いわともさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お笑い番組に出ていた頃のギャグは色々ありましたね。
いわともさんも書かれていた紙を破く音、ウルトラマン、荒井 注、仲本 工事の顔真似、
小森のおばちゃまの三重奏とか・・・、くだらなかったけど笑えましたね(笑)

このアルバムを聴き直して、演奏もしっかりした良いバンドだと再認識しました。
もっと演奏して欲しかったなと思いますね。

08(記事直しました・・・汗)の最後の角松さんのコーラス、あえて書きませんでしたが
出すぎというかクドイですね(笑)
中山 美穂さんのアルバムでも目立ってましたけど・・・。
Commented by しげぞう at 2007-06-20 09:51 x
こんにちは
05「6月のフォトグラフ」という、そのタイトルがいいですよね
確かに角松アニキが、特にコーラスでアニキらしい(らしからぬ?)大活躍ですが
やっぱりそういうのをこよなく愛してしまう僕であります
TBもさせていただきますね
Commented by FLAT4 at 2007-06-20 10:16 x
私もやっぱり 「お笑い」の認識でおりましたです。
TVの深夜番組でLIVEやっていて、うまいなこいつら!と思ったら、
例の「お笑い」を始めたりして、もしやあの人達なの~??と絶句。

この2ndもいいですね!リリースした頃、角松の番組にゲスト出演して、
しきりに 「角松さんのおかげです」 と繰り返していたのを思い出します。
それだけ当時は角松色濃厚だったんですよね。

ホントにどれもいいですが、08のまわるコブシがたまりませんね!
Commented by 弥生 at 2007-06-20 19:14 x
8は小雨が降ると必ず頭によぎるフレーズです。リズムもまたいいんだわ(>_<)

この歌詞あってこのリズムあり………いいコンビでしたね。彼らをタイムリーで聞きたかったわ(;_;)
Commented by kaz-shin at 2007-06-20 22:45
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
08での角松さんのコーラスは注目ですね。
中山 美穂さんの『Summer Breeze』でのコーラス(?)に比べれば
地味ですよね(笑)
私は以前から角松さんの声ってコーラスに向いているとは思っていない方なので
あまり前面に出てくるのが苦手なんですよね。これはもう好みの問題ですけど・・・。
ジャドーズのアレンジ曲をもっと増やしても面白いアルバムになったのかなと
思えるアルバムですよね。良いグループなんで、またアルバム作って欲しいなと思います。

エキサイト・ブログはまだメンテ継続中で、TB出来ない状態が続いているようです。
折角のご好意なのに、申し訳ありません。
Commented by kaz-shin at 2007-06-20 22:56
FLAT4さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
今思うとジャドーズというグループは、一方で真剣に音楽に取り組んでいる部分と
根っからの"お笑い好き"の部分とのバランスをどうとるかで苦しんでいたんじゃないかな
と思います。
セルフ・プロデュース作品では"お笑い"の部分が増えていますしね・・・。
その辺りがメンバー間での軋轢を生んだのかも知れませんが。
米米クラブのように上手く使い分けが出来れば、もっと続いたグループかも知れないなと思うと
少し残念な気がしますね。
Commented by kaz-shin at 2007-06-20 23:06
弥生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
08での角松さんのアレンジは良いですね。やはり打ち込み系ではどうしても
角松色が強すぎますが、こういうバンド・サウンドは気持ち良くて好きです。
再結成でもしたら面白いでしょうね。私も生で観てみたいです。
Commented by 角にゃんこ at 2007-06-20 23:14 x
角氏のインストツアーの前座で出ていたJADOESに一発でハマりました。巨ハマりです(笑)
師匠そっちのけで日本全国追っかけまわしましたよ・・
藤沢氏のFM番組に出演したこともあります・(!?)

私もセルフプロデュースのアルバムは本来の彼らの魅力が発揮されていいと思いますが、やはり代表作品はこのアルバムなのかな??
確かに角色は強いですが全体としてうまくまとまってますね。
04、06、・・・やっぱりみんないいですわ♪

曲を書けるメンバーが3人もいたから飽きなかったですね。
お笑いのセンスがいい意味で楽曲にも生かされてました。
もっと売れてもよかったのに何がいけなかったんですかね~??
ライブも楽しかったし、いいバンドだったのに・・
5人揃って演奏する姿が映像でしか観られないのは本当に残念です(泣)

メンバーも2人抜け、名前も改名して今は裏方的な仕事で頑張っているようですが・・
彼らも早いもので去年デビュー20周年を迎えました。
いつの日か必ず復活して欲しいです。
またあのファンキーなサウンドを聴かせてもらいたいものです。。

Commented by kaz-shin at 2007-06-20 23:35
角にゃんこさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私もジャドーズ・フリークなんで同じ気持ちです。本当に復活して欲しいですね。
私の個人的な憶測ですが、もっとバンド演奏を主に音楽を作っていれば状況は
変わっていたのかなと思うのです。
デビューした80年代半ば頃はもう打ち込みが浸透してきていて、演奏しなくても
ある程度クオリティーの高いものを作れてしまう時代でした。
もっとバンドの生の演奏に拘っていれば違った展開だったかもと思ってしまいます。
次の『a lie』以降、バンド・メンバー全員で演奏してのレコーディングが減ってしまいます。
逆に言えば、バンド・メンバーが全員揃わなくてもアルバムが作れてしまったんですね。
ですから、私は全員で作っていた感じの強い『IT'S FRIDAY』、『FREE DRINK』、
『a lie』の3枚はバンド色が強くて好きですね。
私は『CD買って下さい』も何故か凄く好きなんですよ(笑)
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