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Light Mellow "Hours" ◇ 2007年 07月 16日
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今回は、音楽ライター・金澤 寿和氏が監修・選曲しているJ-POP/CITY POP関連のコンピレーション・シリーズで2004年に発売されたLight Mellowシリーズ10枚。その中でJ-POP/CITY POP関連5枚の中の1枚、『Light Mellow "Hours" -COLUMBIA Edition-』を紹介します。
シリーズ5枚の中から、『Light Mellow "Splash"』『Light Mellow "SKY"』『Light Mellow "Cruise"』の3枚は既に紹介しましたので、興味があったら読んでみて下さい。

このコンピレーションの特徴は、単に古い音源ばかりでなく最近のJ-POPの曲も含まれているのが特徴で、例えばVibesの音源は2003年のものですし、ブレッド&バターの音源は1975年のもので、28年間もの幅広い期間のライト・メロウな楽曲が選曲されています。
単に懐古主義の選曲ではなく、新旧の音源を含めてライト・メロウという観点で選曲されていますので、私のように1970年代~1980年代のCITY POPをリアル・タイムで経験してきた人にも楽しめますし、今の若い世代の人にも楽しめるのではないかと思います。

『Light Mellow "Hours" -COLUMBIA Edition-』
01. 涙をとめろ / 堂島 孝平
02. ハロー彗星 / センチメンタル・シティ・ロマンス
03. Shall I sing? / Vibes
04. Morning Glow / 黒住 憲五
05. DREAM OF NASA / 当山 ひとみ
06. 僕のルウ / LOU
07. DEVIL WOMAN / ブレッド&バター
08. コズミック・シーのランチ・タイム / CARNATION
09. 最後の手品 / 佐藤 奈々子
10. 雨の日曜日 / やまがた すみこ
11. 山手ホテル / 佐藤 博
12. 野生の花 / しばた はつみ
13. ムーンライト・シティ・ウーマン / 庄野 真代
14. ムーンライト・フライト / 岩渕 まこと
15. STARDUST NIGHT / JADOES
16. Merry you / 赤松 英弘
17. ラ ラ ル / 斎藤 誠

平成のCITY POPERとも言われる堂島 孝平が2000年にリリースしたアルバム『黄昏エスプレッソ』に収録されていた01。軽快なギター・カッティングで始まる感じは、往年のCITY POP好きの私でさえも思わずニヤリとしてしまいます。軽快さが心地良いポップなナンバーです。

最近では竹内 まりやのニュー・アルバム『DENIM』でも素晴らしい演奏を聴かせてくれたセンチメンタル・シティ・ロマンスの1979年のアルバム『歌さえあれば』に収録されていた02。ウェスト・コースト・ロック風なナンバーですが、後半になってサンタナ風のラテン・ロックへ変わっていくのが面白いです。

2003年にアルバム『Vibes』でデビューを飾った、大物ミュージシャンが結集したグループ"Vibes"の03。この曲は『Vibes』に収録されていました。野呂 一生(g)、難波 弘之(key)、小林 信吾(key)、松原 秀樹(b)、江口 信夫(ds)、斉藤 ノブ(per)、陣内 大蔵(vo)という豪華な顔触れが集まったグループで、この曲は難波 弘之が作曲した洒落たメロウ・グルーヴ・ナンバーです。安心して聴ける演奏力の高さはさすがです。

私にとってCITY POP/J-AOR系のアーティストとして、安部 恭弘と共に絶対に外せない黒住 憲五が1989年にリリースした『PILLOW TALK』に収録されていた04。黒住 憲五の得意とするミディアム・スローなメロウ・チューンです。ネイザン・イーストのベースが渋いです。

当山 ひとみの1986年のアルバム『HUMAN VOICE』に収録されていた05。作曲が桐ヶ谷 仁、アレンジが松下 誠というCITY POP好きにはたまらない顔触れ。軽快なポップ・ナンバーですが、ペニー(当山 ひとみ)のヴォーカルは相変わらずR&B色が強く、その組み合わせが洒落た大人向きのPOPSに仕上がっています。松下 誠のギター・ソロが光る1曲。

林 哲司のプロデュースでデビューした5人組ソフト・ロック系グループ"LOU"の唯一残した1976年リリースのアルバム『LOU』からの06。作詞・作曲はメンバーの高橋 拓也、アレンジが林 哲司です。1976年に既にこれ程までに洒落たアレンジを施した林 哲司のセンスに脱帽です。

ブレッド&バターの1975年のアルバム『マハエ -真南風-』に収録されていた、ネッド・ドヒニーを彷彿させるような07。林 立夫(ds)、小原 礼(b)によるリズム隊の強烈なグルーヴに、佐藤 博のエレピが絡むというナンバーで、名曲「Pink Shadow」に似たタイプの曲と言えます。

このコンピで初めて聴いたのですが、直枝 政広(当時は政太郎と名乗っていたらしいです)が率いるカーネーションというグループの1996年のアルバム『GIRL FRIEND ARMY』に収録されていた08。グルーヴの効いたメロウなナンバーで、夏にぴったりな1曲です。

ウィスパー・ヴォイスの歌姫・佐藤 奈々子の1978年にリリースした『PILLOW TALK』に収録されていた09。佐藤 博のカヴァー曲で、この曲では佐藤 博自身も参加しており、素晴らしいエレピを披露しています。涼しげなボッサ・アレンジが心地良いです。

私自身大好きなやまがた すみこの1976年のアルバム『サマー・シェイド』に収録されていた10。JAZZYで洒落たアレンジがまさにCITY POP風なナンバーです。

佐藤 博の1977年リリースの2ndアルバム『TIME』に収録されていた名曲11。コーラスにタイム・ファイヴを迎えて、ゴージャスでかつアーバンな香り漂うアレンジが秀逸な1曲。村上 秀一(ds)と田中 章弘(b)によるリズム隊のグルーヴが素晴らしいですね。

本格的なシンガーとして1970年代に活躍した、しばた はつみの1976年のアルバム『Lots of Love』に収録されていた佐藤 博の作曲、編曲による12。演奏も歌も30年近く前の作品とは思えないパワーを持っています。

庄野 真代の1976年リリースの2ndアルバム『るなぱあく』に収録されていたCITY POPナンバー13。庄野 真代の作詞・作曲で、アレンジは今井 裕です。サンバのリズムを織り交ぜたグルーヴィーな演奏が素晴らしく、バックはサディスティックスなのは間違い無いでしょう。庄野 真代のソング・ライターとしての才能の高さを感じさせる1曲です。

岩渕 まことの1977年のアルバム『SUPER MOON』からの14。ソフト・ラテン・タッチのアレンジは鈴木 茂によるもので、曲のタイトル通りに浮遊感のある、心地良いサウンドが印象的なナンバーですね。

JADOESが1987年にリリースした角松 敏生プロデュースによる2ndアルバム『FREE DRINK』に収録されていたCITY POPなミディアム・ナンバー15。JADOESのソング・ライティングのセンスの良さとしっかりした演奏力が魅力のナンバーです。

赤松 英弘というアーティストもこのコンピで初めて知った一人です。1995年にリリースされた『愛を形にするなら』というアルバムの収録されていた16。季節外れのX'masソングですが、サウンドはお洒落でAORの雰囲気を持った素晴らしい楽曲です。今後、BOOK OFFで探してみたいアーティストですね。

斎藤 誠が1983年にリリースしたデビュー・アルバム『LA-LA-LU』のアルバム・タイトル曲17。
アコースティックなサウンドによるバラード曲ですが、ミディアム・スローなテンポと斎藤 誠のガット・ギターの音色とソロ・プレイが実に気持ち良いです。

アルバム収録曲数17曲というのも聴き応えがありますし、古い曲と1番新しい曲の間では28年という期間の幅があるにも関わらず、ライトメロウというコンセプトがしっかりしているのでアルバムとしての統一感があり、コンピ・アルバムとしての完成度が高いと思います。
1970年代後半から、CITY POPが好きになり聴き続けている私でも、初めて聴くアーティストがまだまだ沢山いるので、このコンピ・シリーズは凄く勉強になります。
前にも書きましたが、コンピ・アルバムは音のカタログとして魅力的なものだと思っています。色々な世代の人がコンピを聴いて、時代の新旧問わずCITY POP/J-AORの魅力を知り、興味を持ってもらえたらなと思います。BGMとしても最適な1枚ですよ。
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by kaz-shin | 2007-07-16 00:01 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by jyubon at 2007-07-16 18:31
ご無沙汰してます。
↑の曲も人も知らない人が多い中、同じ年の堂島孝平クンを発見。
彼はジャニーズのKinki-Kids等に楽曲提供してますよね。
余り歌声は聞いた事がないのですが、台風が去った今頃に彼の歌声が合うような気がします。
Commented by kaz-shin at 2007-07-16 23:52
jyubonさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにKinki Kidsに曲を提供しているみたいですね。
堂島さんは、私の好きな70年代後半~80年代のCITY POPと呼ばれる
音楽に精通していて
現代において最も当時の雰囲気に近い音楽を作っているアーティストです。
私もアルバムを通して聴いた事が無いのですが、聴いてみたいと思っている一人です。
Commented at 2007-07-21 22:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kaz-shin at 2007-07-22 01:31
鍵コメさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
金澤さんのこのシリーズに関しては、割りと新しい音源が含まれていて
私のような年代には最近のアーティストを知る良い材料となっているアルバムです。
こういうアルバムをきっかけにして、多くの素晴らしい音楽に出会いたいですよね。
Commented by てつ at 2007-07-28 01:56 x
ごぶさたしております。またネットカフェで書かせて頂いています(笑)。
赤松 英弘さんの曲が収録されているのですね。以前、ライブを拝見したことがありますが、さわやかな曲を創られるかたですね。きっとKaz-shinさんもお好きなタイプだと思いますので、アルバムもお聴きになってみてください。
Commented at 2007-07-28 02:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kaz-shin at 2007-07-28 10:06
てつさん、こんにちは。ご無沙汰でした。
赤松さんの曲は、このコンピで初めて聴きました。結構好みの音楽で
聴いてみたくなったアーティストの一人です。
これからBOOK OFFの探索の時には、赤松さんのアルバムも探してみたいと思います。
Commented by kaz-shin at 2007-07-28 10:08
鍵コメさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
了解しました。よろしくお願いします。
Commented by アンクル・トム at 2009-08-17 19:51 x
ミュージシャン・クレジットでは良く見かけてはいたのですが
今回初めて『斉藤誠』さんのアルバムを聴き ハマりそうです。
『Dinner』というアルバムですが いい音が沢山詰まってました。
他のアルバムも集めてみようかと思ってます。

コメントを何処に書こうかなと『斉藤誠』で検索し
ここに落ち着きました(笑。
Commented by kaz-shin at 2009-08-17 22:58
アンクル・トムさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『Dinner』は良いアルバムですね~。
実はここでも取り上げてるんです(笑)
http://musicave.exblog.jp/6750250
暇な時にでも読んでみて下さい。

それと私のブログ内を検索する時に邦人アーティストの場合、苗字だけ入れて検索して下さい。その方がヒットします。
実は記事を書く際、邦人アーティストの場合は苗字と名前の間に半角スペースを入れています。
なので検索する時、半角スペースを入れずにフルネームを入力するとヒットしないのです。
今後検索するときは苗字だけ入力してみて下さい。
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