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the AEGEAN SEA (エーゲ海) ◇ 2007年 07月 25日
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今日の東京地方は、久々の快晴でした。気温も高かったのですが、湿気が無く暑くてもそれ程苦になりませんでした。夜になると涼しくて気持ちが良いですね。今回は、今日のような天気に聴きたくなるアルバムを紹介します。

CBSソニーが1970年代の後半に企画したサウンド・イメージ・アルバムのシリーズのひとつで、1979年に制作された『the AEGEAN SEA (エーゲ海)』です。『エーゲ海』は文字通りエーゲ海をモチーフに、松任谷 正隆、細野 晴臣、石川 鷹彦の3人が書き下ろしたインストゥルメンタル曲を中心に構成された企画アルバムです。以前紹介した1978年に太平洋をモチーフに制作された『Pacific』やニューヨークをモチーフに制作された『NEW YORK』も同じシリーズの作品です。

『エーゲ海』はシリーズの中で最もリラクゼーション・サウンドの色合が濃く、アルバムを聴いているとエーゲ海の紺碧の海と爽やかな風を感じさせてくれます。BGMとしても最適な1枚です。
サポートするミュージシャンは、松任谷 正隆のセッションには村上 秀一(ds)、高水 健司(b)、松原 正樹(g)、今 剛(g)、ペッカー(per)等。石川 鷹彦のセッションには島村 英二(ds)、杉本 和弥(b)、山田 秀俊(key)、斉藤 ノブ(per)等。細野 晴臣のセッションには高橋 ユキヒロ(ds)、佐藤 博(key)、椎名 和夫(g)、ペッカー(per)等が参加しています。

『the AEGEAN SEA (エーゲ海)』
01. エージアン・ファンタジー
①魅せられて
②アイランド・ガール
02. アトランティス
03. レゲ・エーゲ・ウーマン
04. ミコノスの花嫁
05. イマージュ
06. 波間の薔薇
07. デイ・ブレイク
08. アプロディーテの嘆き

ジュディ・オングの大ヒット曲「魅せられて」をプロローグにした01は、松任谷 正隆の作・編曲によるナンバーです。マンドリンのアンサンブルを中心に、ジェイク・H・コンセプションのサックス・ソロ、松原 正樹のアコースティック・ギターのソロが美しいナンバーです。海からのそよ風といったイメージでしょうか・・・。

石川 鷹彦作・編曲による02。軽快なリズムに乗せて、フラット・マンドリンと12弦のアコースティック・ギターでメロディーを奏で、途中で日色 純一による幻想的なヴァイオリン・ソロが入ります。

細野 晴臣作・編曲による03は、いかにも細野らしいテクノ・サウンドによるナンバーですが、若干抑え気味なのが聴きやすさにつながっているように思います。タイトルからも分かるように、コミカルで明るい曲調が印象的です。

続く04も細野 晴臣の作・編曲によるナンバーです。03と違ってしっとりしたヨーロピアンな雰囲気のメロディー・ラインが特徴ですね。この曲もテクノ風な味付けが施されていますが、嫌味は全くなくメロディーや曲の雰囲気によく似合っています。

松任谷 正隆の作・編曲による05。FUSION色の強い曲と言えるかも知れません。シンセを巧みに使ったメロディーも良いですし、松原 正樹、今 剛のツイン・ギター。間奏で今 剛が素晴らしいソロを聴かせてくれます。村上 秀一と高水 健司のリズム隊はさすがという他ありません。ジェイク・H・コンセプションのエモーショナルなフルート・ソロにも注目です。

続く06も松任谷 正隆の作・編曲によるナンバーで、心地良いサウンドを聴かせてくれます。中沢 健次によるフリューゲル・ホーンをメインに、メンバー各々がキレのあるプレイを聴かせてくれます。松任谷のピアノ・ソロ、ジェイク・H・コンセプションのフルート・ソロが素晴らしいですね。表には出てきませんが、村上 秀一と高水 健司の堅実なプレイあってこそという気がします。

石川 鷹彦の作・編曲による07。乾いた爽やかな風のようなナンバーです。ストリングスが美しく、杉本 和弥のベース・プレイが主役と言っても過言ではないと思います。石川 鷹彦はあくまでバッキングに徹していますが、これが凄く効果的で素晴らしい仕上がりになっていると思います。

16も石川 鷹彦の作・編曲の08。今度は石川 鷹彦のマーチンD-45が主役の1曲で、バックは山田 秀俊のピアノと山川 恵子のハープのみです。もの悲しいメロディーが名器・マーチンの音色によく似合っています。水平線に沈みゆく太陽の最後の一瞬というイメージが浮かびます。

細野 晴臣のテクノ風サウンドは、個人的にはエーゲ海のイメージとは重ならず、今ひとつという感じがします。しかし、松任谷 正隆と石川 鷹彦の曲は素晴らしい仕上がりだと思います。特に松任谷 正隆のアレンジが素晴らしいですね。ユーミンのアルバムでも起用している気心知れたミュージシャンを集め、彼等の個性を上手く活かしたアレンジが素晴らしいです。もちろんミュージシャンの演奏も素晴らしいものです。
歌モノのバックだったらドラムはおそらく林 立夫だったと思いますが、インスト曲ということで村上 秀一を起用しているのも松任谷らしい拘りかも知れませんね。
暑さにバテた時や仕事に疲れた時、窓から心地良い風が吹き込んできた時など、気分をリラックスさせたいなと思った時にお薦めの1枚です。
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by kaz-shin | 2007-07-25 00:01 | 企画モノ | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by Kenny U at 2007-07-26 20:46 x
なんでこのアルバムにはコメント付かないんですかねー??
サウンド・イメージ・シリーズってのは、
なかなか手に入らないから、聴いたことのある人がいないのかなー??
松原 正樹のフリークなら、持っていてもおかしくないのに…ね。
といいつつ、私もこのシリーズはほとんど聴いた事ありませーん。

↑リンク先に書いた様に
ずーっと探している『OFF SHORE』もなかなか見つかりませんわー。
Commented by kaz-shin at 2007-07-27 00:42
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
この手のアルバムは余程好きで無いと目に付かないですよね。
2002年に『Pacific』と『the AEGEAN SEA』が1枚のCDになって再発
されたんですが、気付かなかった人も多いでしょうね(笑)

『OFF SHORE』は本当に見かけませんね。でも全曲持っているので
気長に探しています.
Commented by Kenny U at 2007-07-27 07:52 x
>でも全曲持っているので・・・

http://sudo.3.pro.tok2.com/Quest/cards/C/CBSSonySoundImage/OffShore_x.html
収録曲はすべて持っているっていうことですかー??
「スウィート・イリュージョン」は
『OFF SHORE』以外には何処にも入っていない、と思っていましたが…
良かったらこの曲「スウィート・イリュージョン」の入っているアルバムが
どれか教えて下さいません??
Commented by kaz-shin at 2007-07-27 08:54
Kenny Uさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「スウィート・イリュージョン」は、坂本 龍一&カクトウギセッションの
『SUMMER NERVES』に入っていますよ。
過去記事は↓です。
http://musicave.exblog.jp/3453683
Commented by Kenny U at 2010-07-11 19:09 x
今頃、すいません・・・
『OFF SHORE』収録曲について教えてくださいませ。

少し前に『Pacific』と『エーゲ海 THE AEGEAN SEA』の
2 in 1 CD が無事に入手出来ました。

リストを調べて見ました!

私の所有分でも全曲揃うことになると思うのですが・・・
kaz-shin さんのお考えと同じでしょうか??

1. コズミック・サーフィン(5:03) from『Pacific』
2. レゲ・エーゲ・ウーマン(3:58) from『エーゲ海 THE AEGEAN SEA』
3. スウィート・イリュージョン(6:30) from KAKUTOUGI SESSION『SUMMER NERVES』
4. ケネディー・エアポート(4:24) from『NEW YORK』
5. ハード・タイムス(5:48) from『NEW YORK』
6. イマージュ(6:53) from『エーゲ海 THE AEGEAN SEA』
7. キスカ(5:23) from『Pacific』
8. セントラル・パーク(5:29) from『NEW YORK』
9. カクトウギのテーマ(6:19) from KAKUTOUGI SESSION『SUMMER NERVES』
Commented by Kenny U at 2010-07-11 19:09 x
書き直すと・・・
1978年リリースの四枚のアルバムからピックアップ
from『Pacific』より、M1,M7
from『エーゲ海 THE AEGEAN SEA』より、M2,M6
from KAKUTOUGI SESSION『SUMMER NERVES』より、M3,M9
from『NEW YORK』より、M4.M5,M8
Commented by kaz-shin at 2010-07-11 23:50
Kenny Uさん、コメントありがとうございます。
私も『OFF SHORE』は所有していないので詳しいところまで分かりませんが、曲のヴァージョン違いが存在しないのであれば全曲揃っていると思いますよ。
それにしても当時は良い企画モノのアルバムが沢山リリースされてましたね。
Commented by SaToshi at 2010-07-13 11:06 x
>Kenny Uさん
'82年に「オフ・ショア」と「アイランド・ミュージック」というオムニバス・アルバムが発売されましたが、どちらも既発表曲を集めたものでした。僕のブログに載せてますよ。
Commented by Kenny U at 2010-07-14 01:01 x
SaToshiさん、こんにちは!
こちらでもお話してくださりありがとうございます。

kaz-shin さんが、噂では出張でお休みの様なので、
私のコメントで我慢してくださいねー(笑)

私は、『OFF SHORE』は、当事、
LP→カセット録音で聴いていたんですが、
『ISLAND MUSIC』の方は、LP時代から未試聴です。
きっとよく行っていたレンタルレコード店に置いてなかったんでしょう。

当事は、今の様に購入する予算もないし・・・
もっぱらレンタルレコード店で借りて録音してましたから。

さて、SaToshiさんのブログも
勿論、先ほどチェックさせていただきましたが、
ここに詳しく紹介されているようなのでアドレス書いておきます。
http://sudo.3.pro.tok2.com/Quest/cards/C/CBSSonySoundImage/index.html
Commented by SaToshi at 2010-07-14 12:06 x
そのページは見たことがありますが、クレジットを全部書いてますね。(笑)
ただ、'83年にリリースされたことになっているのは間違いです。
僕が持っているレコードには82年の表示があるし、'82年のアドリブ誌に広告もあります。
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