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JORGE DALTO & SUPERFRIENDS_NEW YORK NIGHTLINE ◇ 2007年 08月 04日
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待望のアルバムが再発されました。アルゼンチン生まれで、ニューヨークを中心に活躍したジャズ・ピアニストのホルヘ・ダルトが、80年代にリリースした名作『RENDEZVOUS』(1983年)と『NEW YORK NIGHTLINE』(1984年)がヨーロッパのレーベルから再発され、早速購入しました。アマゾンに予約を入れておいたのですが、発売予定から送れて2週間・・・。やっと届きました。
国内盤のレコード、CDは鈴木 英人のイラストのジャケットで、私もCDが欲しくて結構探したんですが全然見つかりませんでした。本当は鈴木 英人のイラスト・ジャケット盤が欲しかったのですが、こうやってCDを入手出来ただけでも満足です(笑)

今回紹介するのは、1984年に"JORGE DALTO & SUPERFRIENDS"名義でリリースされた『NEW YORK NIGHTLINE』です。プロデュースは、当時ライジング・サンというグループのリーダーで、N.Y.を拠点に活躍しているベーシスト・中村 照夫です。
参加しているミュージシャンも豪華で、ジョージ・ベンソン(g)、ビル・ウォッシャー(g)、ジェフ・ミロノフ(g)、ウィル・リー(g)、アンソニー・ジャクソン(b)、バディ・ウイリアムス(ds)、スティーヴ・ガッド(ds)、デイヴ・ヴァレンティン(flute)、ボブ・ミンツァー(sax)、ジェイ・ベッケンスタイン(sax)等が参加しています。

アルバム全体の印象としては、夏向けのライト・フュージョンといった感じです。とにかく心地良いメロディーとサウンドが詰まった1枚です。

『JORGE DALTO & SUPERFRIENDS / NEW YORK NIGHTLINE』
01. Nightline
02. Winds of Love
03. Song for Adela
04. Pina Colada
05. I'll Miss You Forever
06. Manteca

フェード・インしてくる重厚なシンセ、そしてキレの良いリズムで幕を開ける01。とてもキャッチーでポップなメロディーで心地良いナンバーで、ホルヘ・ダルトのエレピとお得意のクラヴィネットが聴けます。そして圧巻はジョージ・ベンソンのギター・ソロですね。まさしくN.Y.の夜の賑わいを感じさせてくれるような楽しい曲です。

哀愁漂うバラード曲02。美しく儚い感じのメロディーを、スパイロ・ジャイラのジェイ・ベッケンスタインのアルト・サックスが歌い上げます。そして、ホルヘ・ダルトのピアノ・ソロでは、その繊細なタッチに惹き込まれてしまいます。

ホルヘ・ダルトの奥さんである"アデラ"に捧げたというラテン・フュージョンといった趣きの03。ホルヘのピアノのプレイを堪能出来るばかりでなく、ジョージ・ベンソンの素晴らしいコード・ワークによるソロ・プレイは鳥肌モノですよ。

カルロス・ヴァルデス、ニッキー・マレロのパーカションをフィーチャーしたご機嫌なラテン風ナンバー04。聴き所はボブ・ミンツァーのソロなんですが、これがサックスではなくバス・クラリネット。陽気な演奏が疲れた気分を吹き飛ばしてくれそうです(笑)

ホルヘ・ダルトの父の死を悼んで書いた曲と言われているバラード曲05。決して悲しい印象は無く、メロディアスなナンバーでホルヘ・ダルトが力強いタッチのピアノで情感豊かな演奏を披露しています。ホルヘ・ダルトのピアニストとしての魅力が詰った曲と言えると思います。

モダン・ジャズの開祖と言われる偉大なトランペッター、デイジー・ガレスピーのアフロ・キューバン・ジャズの歴史的名盤『MANTECA』に収録されていたナンバーのカヴァー06。ご機嫌なリズムに乗せ、メロディーを奏でるのはラテン・フルーティストの第一人者であるデイヴ・ヴァレンティン。素晴らしいソロも聴かせてくれます。そして、スティーヴ・ガッドのドラミングも派手さはありませんが流石と思わせます。ここでのホルヘ・ダルトのピアノ・プレイは実に熱いですね。まさに本領発揮といった感じでしょうか・・・。素晴らしい演奏です。

とにかく昼夜問わず、聴けば気分をリラックスさせてくれるアルバムだと思います。前半3曲は夜にピッタリな感じですし、後半3曲は夜に聴いても、昼に聴いてもピッタリな感じです。
これこそライト・フュージョンと呼ぶに相応しいアルバムですね。
ホルヘ・ダルトと言えば、ジョージ・ベンソンの名盤『BREEZIN'』をはじめとしたアルバムでのプレイが有名ですが、本作では本来のホルヘ・ダルトらしいラテン・フレーバー溢れるプレイの数々が聴けのが嬉しいですね。最近の茹だるような暑さの中、エアコンを効かせてこのアルバムを聴くという贅沢な一時を過ごすのも良いものですよ(笑)
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by kaz-shin | 2007-08-04 14:11 | FUSION系 | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by Kenny U at 2007-08-05 00:05 x
私は『RENDEZVOUS』の方は、聴いた事ありますよ!
しかし、以前から不思議に思っていたんですが、このアーティスト、
"JORGE DALTO"と書いて"ホルヘ・ダルト"と、どうやったら読めるんでしょうね??(笑)

ああ、そういえば、この頃、中村照夫も"SUPERFRIENDS"名義のアルバム二枚ほど出してますね!
http://sudo.3.pro.tok2.com/Quest/cards/N/NakamuraTeruo/SuperFriends_x.html
↑たぶんこれは聴いた事あると思います。定かではないのですが…
Commented by kaz-shin at 2007-08-05 13:16
Kenny Uさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>"JORGE DALTO"と書いて"ホルヘ・ダルト"と、どうやったら読めるんでしょうね??(笑)
日本の感じも相当難しいですが、英語の読みも相当なものですね(笑)

中村 照夫さんのアルバムも聴いてみたいと思っているのですが、なかなか見つかりませんね。
アマゾンでライジングサン名義のアルバムは入手可能みたいですね。
紹介してくれたアルバムは聴いてみたいです。今回紹介したアルバムの
翌年にリリースされてるんですね。興味深いです。
Commented by at 2007-08-05 22:24 x
やっと長年の想いが実現したということで、私もすごく嬉しいです!
中でもまさに〝つかみはOK〟...とでも申しましょうか、JorgeとG.Bensonの気持ちの良いソロの応酬にノックアウトされた01、そして自身の様々な想いを鍵盤に乗せた05がお気にでございます。
ところで、01の作曲者で客演もしているMark Gray(key)のソロアルバム『The Silencer』はお聞きになったことがありますか?
ライジングサン結成時から中村照夫を陰からサポートし続けてきた彼のこの作品は、ちょうどこの『NEW YORK NIGHTLINE』が録音された数ヶ月後に、同じNYで中村照夫プロデュースのもとレコーディングされました。こちらもなかなか聞き応えがあります。
そうそう〝JORGE〟の読みかたといえば、大リーグヤンキースの正捕手JORGE POSADAを、TV中継で〝ホルへ・ポサダ〟と聞く回数が増えたことで少しばかり馴染みがでてきたような・・・(笑)
Commented by WESING at 2007-08-05 23:26 x
カルロス・サンタナの弟さんがホルヘ・サンタナです。
"JORGE"ってスペイン語じゃないかと思っているんですけどね。
Commented by kaz-shin at 2007-08-06 00:24
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
7月中旬に、アマゾンから入荷してこないとのメールが届き、不安でしたが届いてほっとしてます(笑)
本当に首を長くして待ってました。でも、その分感動も深いですね。
本当に良いアルバムです。

マーク・グレイもソロ・アルバムをリリースしてたんですね。聴いてみたいですね~。
このアルバムの01も良い曲ですから、余計気になります。
中村 照夫さんのプロデュース作品がまとまて再発されると嬉しいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-08-06 00:26
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
"JORGE"でアメリカ人は"ホルヘ"と普通に読んでいるのですかね?
難しいです(笑)
Commented by Sken at 2007-08-06 08:34 x
これはLPで当時買いました。次のも持ってます。
いいアルバムです。日本制作なんですよね。
マーク・グレイも持ってます、って
このあたりだいたい買ってましたよ。
後年、彼の奥様だったアデラもアルバムを出してました。
こちらはもっとブラジル&ジャズっぽい感じですね。
Commented by kaz-shin at 2007-08-07 01:12
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当に良いアルバムですね。しかしながら、私は当時この辺のアルバムは
素通りしてしまってました(笑)
ですから今回の再発は嬉しかったです。それにもっと他にも聴きたいという願望が沸々と・・・。
マーク・グレイのアルバムはぜひ聴いてみたい1枚です。
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