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PRISM_SECOND THOUGHTS / SECOND MOVE ◇ 2007年 09月 01日
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今回紹介するのは、プリズムが1978年にリリースした2ndアルバム『SECOND THOUGHTS / SECOND MOVE』です。私としては、プリズムはやはり森園 勝敏がメンバーだった頃のアルバムが結構好きだったりします。
ですから1stアルバム『PRISM』とこの2ndアルバムは思い入れの強いアルバムでもあります。

メンバーは、和田 アキラ(g)、森園 勝敏(g)、渡辺 健(b)、鈴木 リカ(ds)、久米 大作(key)、伊藤 幸毅(key)。1stアルバムの時は全曲和田 アキラの作品で占められていましたが、本作では渡辺 健が3曲、和田 アキラが2曲、森園 勝敏と久米 大作がそれぞれ1曲書いており、1stよりもバラエティに富んだ内容になっていますね。ゲスト・ミュージシャンとして、白尾 泰久(sax)、村上 秀一(ds)、浜口 茂外也(per)、鈴木 宏昌(strings/horn arrangement)が参加しています。ギター・フュージョンが好きな人には、和田 アキラと森園 勝敏のツイン・ギターは1stアルバムと並んで魅力たっぷりの1枚でしょう。

『PRISM / SECOND THOUGHTS / SECOND MOVE』
01. SHAKE YOUR HEAD
02. DAYDREAM
03. BANG YOUR HEAD
04. SPANISH SOUL
05. CRYSTAL NIGHT
06. SLOW MOVE
07. BENEATH THE SEA ~ PART 1 / PART 2 / PART 3

鈴木 宏昌のアレンジによるFUNKYなホーン・セクションが印象的な01。渡辺 健の作品ですが、メロディアスな部分と複雑な部分とが入り混じった不思議な曲です。確かに頭が混乱するような感じが「SHAKE YOUR HEAD」なのかも知れませんね(笑)

森園 勝敏の作品02は、個人的に大好きな曲で名曲だと信じて疑わない1曲です。キャッチーなメロディーとやわらかく優しいギターの音色が魅力です。この曲は、FUSIONのコンピレーションの名シリーズ『GUITAR WORKSHOP』の記念すべき第1作にも別アレンジで収録されていましたが、こちらも名演です。

渡辺 健の作品03。01よりもエスカレートしているタイトルが面白いですが、軽快なFUSIONサウンドが堪能出来る1曲です。ツイン・ギターの魅力がたっぷり詰っていますし、渡辺 健のベース・プレイや鈴木 リカのドラム・ソロも聴き所になっています。

ラテン風のエキサイティングなナンバー04は、和田 アキラの作品。浜口 茂外也のパーカッションの貢献度が大きいですね。スリリングなギター・プレイは、まさしくプリズムらしいと言える1曲でしょう。

久米 大作の作品05。ディストーションの効いたハードなギター・サウンドから、タイトル通りのクリスタルなサウンドへの変化が面白いですね。白尾 泰久のサックスをフィーチャーしていますが、魅力は何と言っても軽快なリズムとJAZZYなギター・ソロ、そして久米 大作のエレピのプレイに尽きます。

渡辺 健の作品06。鈴木 宏昌のアレンジによる美しいストリングスが印象的なバラード曲です。01や03と違い、徹底的に美しさに拘ったようなメロディーやアレンジが素晴らしいですね。歌心溢れるサックスは、白尾 泰久によるプレイです。

和田 アキラの作曲による大作07。13分を超える組曲風のナンバーで、パート1ではアコースティック・ギターをメインに静かで穏やかな海を連想させます。パート2以降では風によって波が高く、荒れた海を連想させます。展開が面白く、FUSIONというよりもプログレッシブ・ロック色が強い印象ですね。村上 秀一と鈴木 リカのツイン・ドラムが強烈です。そして、メンバー全員の個性が発揮された曲と言っても良いと思います。

日本で始めてのフュージョンバンドとして知られるプリズム。当時としては斬新で卓越した技術を持ったミュージシャン集団であったことが、アルバムを聴くとよく分かりますね。
1977年リリースの1stアルバムの反響が相当大きかったように聞いています。となれば、当然2ndアルバムにも大きな期待が寄せられたと思いますし、メンバーのプレッシャーも大きかったことでしょう。
しかし、メンバーの作品を取り上げてバンドしての懐の広さと、演奏を聴く限り固さを微塵も感じさせないのはさすがと言う他ありませんし、メンバーのポテンシャルの高さに驚かされます。
メンバーを替えながらも現在でも活動を続けるプリズムですが、これからも永頑張って素晴らしい音楽を聴かせて欲しいですね。
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by kaz-shin | 2007-09-01 22:59 | FUSION系 | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by Kenny U at 2007-09-01 23:49 x
「DAYDREAM」と「SLOW MOVE」は学生時代やっていたバンドのレパートリーでした!
特に「DAYDREAM」は、ギターワークショップに入っているヴァージョンとは
難易度が極端に違っていてそれら両方から簡単な部分をミックスして挑戦したはず…
今聴いても素敵なサウンドです!

ところでサードアルバムCD再発時のピッチの事が問題になったのはご存知ですか???
Commented by kotaro at 2007-09-02 02:54 x
今晩は。セプテンバーになりました、こちらでは世界陸上に続いてもうすぐ世界華僑大会が始まります。きょうはそんな話を聞きにいってきました。

さてさて私も和田アキラに加えて森園の渋いギターはもっと大好きです。
でも変化球で行くとして、渡辺謙じゃなかった健さんで、近日、興味深い映像を教えられたので報告します。
http://www.youtube.com/watch?v=0VJfBfFzbbE&mode=related&search=
ジュリーなんですよね、で歌っているのが佐野元春の曲
こういうネット以前の情報が流出してくると、「おっ」と反応してしまいます。

89年はイカ天の始まった年で、東京帰りの後輩がいくつもビデオテープをお土産に、時代のムーブをよく届けてくれました。
プリズムはもっと昔から息の長い活動ユニットですが、また何枚か聞き直してみたいと思います。

Commented by kaz-shin at 2007-09-02 23:55
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
プリズムの曲もレパートリーにしてだんですね。
Kenny Uさんも幅広く聴かれてますね~(笑)

>サードアルバムCD再発時のピッチの事が問題になったのはご存知ですか???
いいえ、知りません。サードアルバムって『PRISM-Ⅲ』のことですよね?
私の所有しているのは、1988年リリースの「H28P 20269」となってます。
このアルバムと再発のアルバムとで違っているんですか?
Commented by kaz-shin at 2007-09-02 23:58
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
You Tubeの映像観ました。吉田 健さん、髪の毛ありますね~(笑)
ポンタさんも凄く若いし・・・。
この曲をジュリーが取り上げていたのは知ってましたが、映像は初めて
観ました。
たまにプリズムを聴くのも良いと思います。ぜひ楽しんで下さい。
Commented by Kenny U at 2007-09-03 23:53 x
http://www.universal-music.co.jp/prism/upgh1004.html
『PRISM III』の曲の再生スピードの件は、
上記HPに記載の2003年、紙ジャケット仕様で発売されたモノと
貴方がお持ちのモノを比較するとわかるんですよー!(UPGH-1004 \2,190)
”興味あります???”
私、レコード時代のLP盤を持っていないので、
どちらがオリジナルスピードなのかは未だ不明なのですが…(苦慮)
Commented by kaz-shin at 2007-09-04 01:48
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
2003年盤は当然最新リマスターでしょうし、意図的にピッチを修正したと
いうことなんですかね?
もし、メンバーの意思でピッチを修正したなら聴いてみたい気もしますが、
そうでないなら私の持っているCDで十分かなとも思います(笑)

それにしても普通に聴いてピッチの違いが分かるほどだとしたら、相当印象が
変わるでしょうね。
Commented by Sken at 2007-09-04 11:11 x
こんにちは。
私、プリズム好きなったのが、エリック・クラプトンの前座で
出てた彼らを見てからなんですよ。
そのコンサートで、クラプトンも初めて生で見たんですが、
プリズムのほうにKOされたというわけで。
クラプトンも調子よくなかった頃ですけれど。
Commented by kaz-shin at 2007-09-05 03:08
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
プリズムがエリック・クラプトンの前座だったんですか?
ギター・フュージョンですが、メンバー各々が凄腕なんで余計インパクトが
強かったのではないですか?
最近のプリズムは聴いてませんが、この頃の作品は今でもよく聴きます。
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