Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
南 佳孝_夏の終りに僕は君を失う ◇ 2007年 09月 06日
e0081370_21563266.jpg 

今回紹介するのは、今の季節にぴったりな1枚です。1993年9月にリリースされた南 佳孝のベスト・アルバム『夏の終りに僕は君を失う』です。以前、ベスト・アルバム『大航海図鑑』を紹介しましたが、タイトルからストーリー性を感じ、バラード中心の選曲でもあり、このアルバムの為の新曲2曲も収録されているという点では、力の入ったベスト盤と言えるのではないでしょうか。

アルバム収録曲は16曲。アナログ盤の時代であれば2枚組のボリュームですが、CDなら1枚に収まってしまうのですから聴く側にしてみると嬉しい話です。バラード集ということで、一般的なベスト盤とは違って渋めの選曲になっていますし、何よりもタイトルが洒落ていてお気に入りの1枚になっています。毎年この時期になると聴きたくなるアルバムです。

『南 佳孝 / 夏の終わりに僕は君を失う』
01. 夕陽追って
02. 忘れられた夏
03. COOL
04. 夜の翼
05. 風にさらわれて
06. 夜間飛行
07. 君の笑顔
08. Backstroke Swimmer
09. Chat Noir (黒猫)
10. Winter Square
11. ブルー・メロディ
12. 風の旅人
13. どこか遠くへ
14. 鯨は泣いている
15. Simple Song
16. Losing

このアルバムの為に書き下ろされた新曲01。服部 隆行のアレンジ曲です。美しいストリングスとJAZZYな演奏が心地良いナンバーです。石川 雅春(ds)、高水 健司(b)、杉本 喜代志(g)、島 健(p)を軸に、ホーン・セクション、ストリングを交えた贅沢な演奏に酔いしれてしまいます。

1976年にリリースされた2ndアルバム『忘れられた夏』に収録されていた02。渋いブルース色の強いナンバーです。30年以上前の曲ですが、色褪せていませんね。

1982年にリリースされた通算7枚目のアルバム『SEVENTH AVENUE SOUTH』の冒頭を飾った名曲03。イントロのデヴィッド・サンボーンのアルト・サックス・ソロが素晴らしく、この曲のハイライトですね。ニック・デカロのアレンジのストリングスも素晴らしいの一言です。

1980年にリリースされた通算5作目のアルバム『MONTAGE』に収録されていた04。テクノ・サウンドを取り入れたタンゴ調のナンバーで、高橋 ユキヒロのロールを効かせたドラミングと坂本 龍一のピアノ・プレイが光っています。

04と同じ『MONTAGE』に収録されていた美しいバラード曲05。鈴木 茂のアレンジ曲で、ティン・パン・アレー系のミュージシャンによる演奏です。鈴木のリズム・アレンジよりも、坂本 龍一のホーンとストリングス・アレンジが秀逸です。

1978年にリリースされた3rdアルバム『SOUTH OF THE BORDER』に収録されていた06。サンバのリズムが気持ち良い曲です。坂本 龍一のローズのプレイに注目して欲しいナンバーです。

1993年にリリースされたシングル曲07。清水 信之のアレンジによるポップなナンバーです。

1988年にリリースされた12thアルバム『DAILY NEWS』に収録されていた08。シンセと打ち込み系によるサウンドですが、音色が美しく違和感なく聴けるナンバーです。

03同様『SEVENTH AVENUE SOUTH』に収録されていた09。トニー・レヴィンのアレンジが渋く、彼のベース・プレイが印象的なナンバーです。

私がこのアルバムで1番好きな曲が10です。このアルバムの為の新曲で、とにかく私好みの演奏がたまりません。清水 信之のアレンジで、渡嘉敷 祐一(ds)、岡沢 章(b)、松木 恒秀(g)、清水 信之(key)、ペッカー(per)、浜口 茂外也(per)にホーン・セクションが加わったウインター・ソングです。私の冬の定番曲のひとつになっています(笑)

『SOUTH OF THE BORDER』に収録されていた11。しっとり聴かせるJAZZYなバラード曲です。松原 正樹のギター・プレイが渋いナンバーです。

1992年にリリースされたシングル曲12。この曲は、北海道文化放送開局20周年記念番組「大地が響く~アジア音の旅・18000キロ~」のテーマ曲になっていたそうです。スケールの大きさを感じますし、久保田 早紀を連想させますね(笑)

1991年にリリースされた14thアルバム『どこか遠くへ』に収録されており、シングルにもなった13。松本 晃彦のアレンジで、今 剛(g)、是永 巧一(g)、江口 信夫(ds)等が参加していますが、数原 晋のフリューゲル・ホーンのソロが素晴らしい1曲です。

13と同じ『どこか遠くへ』に収録されていた14。久米 大作のアレンジ曲で、打ち込みのリズムと美しいストリングスの調和、そして佳孝のヴォーカルが加わって心地良い調べになっている曲です。

1979年にリリースされた4thアルバム『SPEAK LOW』に収録されていた15。坂本 龍一のピアノとストリングスのみで聴かせるバラード曲で、去りゆく夏を惜しみながら聴くのにピッタリなナンバーでしょう。

1992年にリリースされた15thアルバム『NEW STANDARD』に収録されていた16。前田 憲男のシックなアレンジが、大人の雰囲気を醸し出すバラード曲です。『NEW STANDARD
』ではアルバムの冒頭を飾っていましたが、ラストの1曲としても通用する曲ですね。

夏と秋の挟間となる9月。私の誕生月でもあるので大好きんですが、このアルバムは9月にピッタリな1枚だと思います。
1976年から1993年迄の17年間の音源が集められているにも関わらず、非常にバランスの良いベスト盤でオリジナル・アルバムを聴いているような印象さえあります。
中古市場でも比較的入手しやすいと思いますので、ぜひ聴いてみて下さい。お薦めの1枚です。
[PR]
by kaz-shin | 2007-09-06 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
トラックバックURL : https://musicave.exblog.jp/tb/6408771
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 元うぃんどおやぢ at 2007-09-08 09:06 x
南佳孝、大好きなアーティストの一人です。高校時代にLP化買いましたが、大学で実家を離れている間に捨てられてしまいました。LPすべて。(泣)
>中古市場でも比較的入手しやすいと思いますので
確かに中古市場は宝の山ですね。おやじ世代には。あはは
Commented by kaz-shin at 2007-09-09 01:31
元うぃんどおやぢさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
佳孝さんもいろんなベスト盤を出してますが、選曲ではこれが1番まとまっていて
オリジナル・アルバムっぽい感じがしますね。
「モンロー・ウォーク」や「スローなブギにしてくれ」くらいしか知らない人にお薦めしたいアルバムです。

中古市場でよく見かけますが、BOOK OFFでは2,000円以上の値が付いてるのも多いですね。
店によって違いますね。私もこれをBOOK OFFで買いましたが、750円でした(笑)
<< KARLA BONOFF_KA... ページトップ AOR Light Mello... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon