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TIME FIVE_The Super Harmony A CAPELLA Ⅱ ◇ 2007年 09月 15日
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数日前の出来事です。仕事で千葉県M市のとある私鉄の駅の近くに行った時、たまたま仕事場の傍にBOOK OFFがあったので立ち寄ってみました。もちろん仕事を終えてからの話ですが、現場から直帰する予定でしたから時間にも余裕があってゆっくり物色することが出来ました(笑)
そのお店は少し変わっていて、通常BOOK OFFの安棚というのは250~750円の値段が付けられているケースが多いのですが、そのお店は安棚のCDは全てが250円でした。これは探す方としても自然と気合が入ります。結局4枚(それでも1,000円ポッキリですが・・・)を購入しました。FUSION系のアルバムが信じられないくらいに安かったです。その4枚は、パット・メセニー『SECRET SRTORY』、オマー・ハキム『RYTHM DEEP』、堀井 勝美プロジェクト『HOT IS COOL』、そして今回紹介するタイム・ファイブの『A CAPELLA Ⅱ』です。どうですか?良い買い物だと思いませんか?

さて、タイム・ファイブの『A CAPELLA Ⅱ』ですが、1989年にリリースされたアルバムで文字通り、全編アカペラでスタンダード・ナンバーやAORナンバー、オリジナル(だと思うのですが)で構成された全曲英語詞の曲が11曲収録されています。「Ⅱ」があるのですから「Ⅰ」もある訳で、調べてみると『A CAPELLA 』が1987年にリリースされていました。こちらはJAZZのスタンダード曲を中心にしていたようです。

タイム・ファイブは日本が誇るベテラン・コーラス・グループで、同志社大学軽音楽部の先輩後輩同志である田井 康夫、野口 鎮雄、勅使河原 貞昭、吉村 晴哉、杉江 浩平の5人組。1968年にグループを結成したらしいので、40年近いキャリアがあるんですね。コーラス一筋というのが素晴らしく、1986年には、その実力が認められてモンタレー・ジャズ・フェスティバルに、日本人ヴォーカルとしては初めて参加しているようです。本当に素晴らしく、心地良いコーラスを届けてくれるので、コーラス好きな私としては良いアルバムに出会えて本当に良かったと思います。

『TIME FIVE / The Super Harmony A CAPELLA Ⅱ』
01. CHINA DOLL
02. IT'S ONLY LOVE
03. HARD HABIT TO BREAK
04. TAKE IT EASY
05. LATELY
06. SWEET SUE
07. ON AND ON
08. RUBY BABY
09. NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU
10. RHYTHM IS GONNA GET YOU
11. MY FOOLISH HEART

01と04は、作詞は訳詞でも知られるラルフ・マッカーシーで、作曲は元・クラフトのメンバーだった三井 誠によるオリジナル曲(だと思います)。01は夕暮れ時から夜にかけて聴くのにピッタリなバラード曲で、04は心地良いスウィング感が印象的なJAZZYなナンバーです。

02に関しては良く分かりませんでした。T.Maria-L.Carterという作者のクレジットになっています。軽快なボッサ調のナンバーですが、この曲のことをご存知の方がいたらぜひ教えて下さい。

03は、シカゴが1984年にリリースしたデヴィッド・フォスター・プロデュースによるAORの名盤の1枚『CHICAGO 17』に収録されていた名曲のカヴァーです。邦題「忘れ得ぬ君に」としてもお馴染みの曲ですが、非常に美しいコーラスでより一層メロディーの良さが際立っているようです。

スティーヴィー・ワンダーの1980年のアルバム『Hotter Than July』に収録されていた名バラード曲のカヴァー05。美しいコーラス・ワークが魅力で、ロマンティックに仕上がっています。とにかくメロディー・ラインが美しいですね。

06もおそらくこのアルバムの為に書かれた曲だと思いますが、作詞:リンダ・ヘンリック、作曲:つのだ☆ひろによるスウィング・ジャズ風なナンバーです。マンハッタン・トランスファー風なコーラス・ワークが見事な1曲。

スティーヴン・ビショップが1976年にリリースした『CARELESS』に収録されていた名曲のカヴァー07。オリジナルのイメージを大切にしたコーラス・アレンジが見事で、タイム・ファイブのこのコーラス・ヴァージョンもAORの傑作としても良いような気がします(笑)

ドリフターズのカヴァー曲と言うより、ドナルド・フェイゲンが1982年にリリースした名盤『THE NIGHTFLY』で取り上げていた曲と言った方が分かりやすいであろう08。実に渋いコーラスで、ドナルド・フェイゲンのヴァージョンを聴き慣れている人も違和感無く聴けると思います。

私が大好きなジョージ・ベンソンの名バラード曲のカヴァー09。1984年のアルバム『20/20』に収録されていましたが、無茶苦茶好きな曲なんです。この曲がこんなに素晴らしいコーラスで聴けただけでも、このアルバムを買って良かったと思います(笑)

グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンの『Let It Loose』(1987年)に収録されていたラテン系クラブ・ナンバーの名曲のカヴァー10。この曲は純粋なアカペラでなく、グルーヴ感を出す為に打ち込みのリズムとコーラスにエディット処理を施しています。それでも十分魅力的なコーラスを堪能出来ます。

ネッド・ワシントンの作詞、ヴィクター・ヤングの作曲で、スーザン・ヘイワード主演の1949年の映画「My Foolish Heart(邦題:愚かなリわが心)」の主題歌だった曲で、いまやスタンダードとして親しまれている曲のカヴァー11。アルバムの最後を締め括るのに相応しい美しいコーラスです。タイム・ファイブらしいコーラスという気がします。

秋の夜更けにヘッドフォンで聴くアカペラ・コーラスというのも格別です。このアルバムを買ってから毎日寝る時に聴いているくらいお気に入りの1枚になっています。
こんな素晴らしいアルバムが250円で買えるなんて、BOOK OFF万歳!という気分ですね(笑)
大袈裟に言ってしまえば、もしBOOK OFFが無くなってしまったら私のこのブログも続けられないかも知れませんね。250円という値段は冒険出来るんですよね。
この3連休、皆さんもBOOK OFFを探索してみるのは如何ですか?何か良い音楽、アルバムに出会えるかも知れませんよ。
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by kaz-shin | 2007-09-15 02:49 | 250 - BOOK OFF | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-09-15 07:30 x
これの1を持ってます。
2もあったのか…欲しいなこの選曲は!いいわっ!
メセニーのシークレットストーリーは、
もうじき未発表曲が数曲追加されてリマスター盤が出ます。
それで流したヒトがいたんだろうね〜
Commented by kaz-shin at 2007-09-16 11:01
たにぴさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
昨日は少し疲れてしまって何もせずに寝てしまい、レスが遅くなってしまいました。
ごめんなさい。

このアルバムの1は未聴ですが、調べてみるとJAZZのスタンダード曲が
中心みたいですね。
この2の選曲はかなり良いですよ。たにぴさんの好きなスティーヴン・ビショップの曲もあります。
機会があれば聴いてみて下さい。

メセニーのアルバムは輸入盤でした。でも同じアルバムの国内盤が同じお店で1,650円で売られてました。
不思議なところです、BOOK OFFは・・・(笑)
Commented by ギムリン at 2007-09-19 20:59 x
タイムファイブの真ん中の人は、はしだのりひこさんの親戚かと思ったことがありましたが、同志社出身となると、ますます怪しい(笑)。
紅白歌合戦(拡大版)に出た'88は、ディズニーの「星に願いを」で、前後の対戦相手は、島田歌穂、岩崎宏美というミュージカル枠だったと思います。
宏美さんのリサイタルには数年ゲストコーラスで登場していて、「Friends of Love」「Someone to Watch over Me」など、洋楽カバーを美しいコーラスで聞かせてくれています。ライブ盤CDにならないかな~。
Commented by kaz-shin at 2007-09-19 23:10
ギムリンさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
タイムファイブの真中の小さな髭の人ですよね?
確かにインパクトが強い人で、1番印象に残る人でしょうね(笑)
岩崎 宏美さんとも縁のあるグループだったんですね。
私は桑名正博さんとのミュージカル、「ハムレット」が完全CD化して欲しいです。
CD化されてませんよね?
Commented by ギムリン at 2007-12-24 16:27 x
いやあ、タイムファイブをDVDでみることができるようになるとは思いもよりませんでした。オークションで数万円になっていた事もある、岩崎宏美リサイタル'82, '83を含む、ライブ盤が完全復刻です。
「ハムレット」は完全CD化にはなっていませんが、今度のライブ盤BOXにボーナストラックで収録されています。
企画の臼井さんのHPをリンクしておきます。
www3.point.ne.jp/~usu/hiromilive.html
Commented by kaz-shin at 2007-12-25 00:22
ギムリンさん、コメントありがとうございます。
凄いBOXがリリースされるんですね。ライブ盤だけを集めてBOXが作れるのは
岩崎宏美さんならではかも知れませんね。
値段的になかなか手が出ませんが、レコードでよく聴いていた
『新しい愛の出発(たびだち)~ラブ・コンサート・パート1~』や
『ふたりのための愛の詩集~ラブ・コンサート・パート2~』は聴いてみたい気がします。
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