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門 あさ美_SEMI NUDE ◇ 2007年 10月 02日
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この10月から11月にかけて、私にとっては嬉しいアーティストのアルバムが次々と復刻されます。
今月(10月)は、伊藤 銀次のSONY時代のアルバム8枚が紙ジャケットで復刻、11月には加藤 和彦の「それから先のことは」(1976年)、「ガーディニア」(1978年)の2作品が紙ジャケで復刻、そしてとても嬉しかったのは同じく11月に復刻される八神 純子の初期作品5枚がやはり紙ジャケで復刻します。(ELLEさん、情報ありがとうございました)
加えて、八神 純子のバックバンド"メルティングポット"のメンバーだった鳴海 寛と山川 恵津子によるユニット「東北新幹線」が1982年にリリースしたアルバム『THRU TRAFFIC』が、10月17日に紙ジャケで初CD化というのも嬉しいニュースです。
今回紹介する門 あさ美も今月、1st『FASCINATION』から7th『BELLADONNA』までの7枚が紙ジャケで復刻されます。
CITY POP好きな私としては本当に嬉しい復刻ラッシュなんですが、果たしてどれだけ財布が軽くなるのかも心配しなくてはなりません。これはまさに嬉しい悲鳴ですね(笑)

そんな復刻を記念して、今回は門 あさ美が1981年にリリースした3rdアルバム『SEMI NUDE』を紹介します。このアルバムは、シングル・リリースされた曲が3曲も収録されており、彼女のヒット・アルバムであると同時に代表作と言っても良いアルバムですね。個人的には2nd『SACHET』が好きなんですが、このアルバムもお気に入りの1枚です。
門 あさ美が作るメロディアスな曲とその艶やかな声による甘美の世界。まさに大人の女性を感じさせる、その世界観に当時はメロメロでした(笑)
今でこそ、あの頃のドキドキした感じは無くなりましたが、それでも彼女の独特な雰囲気は今でも好きです。

『門 あさ美 / SEMI NUDE』
01. Blue Moon
02. すねてご機嫌
03. いちどだけ真似
04. Nice Middle
05. 自画像
06. お好きにせめて
07. 色のない構図
08. 気まぐれKitten
09. Season
10. 月下美人

豪華なオーケストレーションで始まる01は、松任谷 正隆のアレンジ曲です。アルバムの1曲目から甘美な世界が広がっています。好きな想いが強すぎて壊れることを恐れ、「燃えつきるまで愛さないで~静かにし続けて」と願う女心を唄っています。

同じく松任谷 正隆のアレンジによる02は、須藤 薫の作品にも通じるようなポップなアレンジで、ナイアガラ・サウンドを彷彿させるサウンドが印象的なナンバーです。しかし、歌詞はやはり門 あさ美らしく「すぐに来て 抱きしめられてあげるわ」と悩ましげなものです(笑)

瀬尾 一三のアレンジによる03。しっとりとしたミディアム・バラードです。門 あさ美の書くメロディーはどれもキャッチーですね。違和感無く耳に入り込んでくるメロディーという感じですね。ストリングス・アレンジが美しいナンバーです。

ロック色の強いハードなギター・サウンドが印象的なポップ・チューン04。松任谷 正隆のアレンジ曲です。残念ながらこのアルバムには、ミュージシャンのクレジットがありません。しかし、松任谷のアレンジですし、サウンドからも松原 正樹や今 剛のギターなのは間違い無いでしょう。それにしても"ナイス・ミドル"というのは何歳位の事を言うのでしょうか・・・?

大人の女性の歌うバラードという感じの05。井上 鑑のアレンジ曲です。井上 鑑のアレンジとは思えないほどオーソドックスです。ピアノとストリングスを主体にした美しいアレンジですね。

青少年を惑わすような意味深なタイトルの06。凄いタイトルですね。しかし、瀬尾 一三のアレンジが軽快で、いやらしさを感じさせないポップな仕上がりになっています。間奏での流れるようなギター・ソロは松原 正樹でしょう。EVE(おそらくですが)のコーラスも曲によくマッチしています。

井上 鑑のアレンジによるバラード曲07。サビまではピアノ、ストリングスを軸にしっとりと、サビではコーラスをメインにブルース色を強くした演奏の面白い構成のナンバーです。井上 鑑らしいアイディアが冴えた1曲と言えるでしょう。

ドライビング・ミュージックといった趣きのナンバー08は、井上 鑑のアレンジ曲です。軽快な今 剛のギター・カッティングが心地良いポップ・チューンです。まさにCITY POPといった感じの1曲。

夏の終わりを歌ったオールディーズ風なミディアム・ナンバー09。瀬尾 一三のオーソドックスながらもツボを抑えたアレンジが、メロディーと夏の終わりの海辺を感じさせてくれます。門 あさ美の曲の中では地味な感じの曲ですが、シングル・リリースされた曲です。

ラテンのリズムが艶やかな門 あさ美の声との相性もバッチリな10。人気の高かった曲で、シングル・リリースされました。キャッチーで憶えやすいメロディーと松任谷 正隆のセンスが光るアレンジが秀逸です。名曲ですね。

今から25年以上も前に、こんな大人の女性のフェロモンを撒き散らした女性シンガー・ソング・ライターが登場したことに今更ながら驚かされます。女性がここまでエロティックな曲を書いて歌っているというのは、それまでにあまり無かっただけに衝撃的でした。しかし、単にいやらしいだけでなく、キャッチーなメロディーと洒落たアレンジは今聴いても古さを感じませんね。
今回の復刻では、比較的入手しやすかった1stから3rdアルバムはもちろんですが、入手困難だった松岡 直也のサウンド・プロデュース・アルバム『Hot Lips』(1982年)以降のアルバムも復刻されますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2007-10-02 00:31 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by うぃんどおやぢ at 2007-10-02 22:03 x
これまた、好きでした。
大人の魅力的な女性って感じでした。たしかFASCINATIONだったかな。。
♪寄せる 寄せる 押し寄せる波~
ってフレーズだけが甦ってます。
Commented by hisa at 2007-10-02 22:22 x
門あさ美はLP3枚ありましたが、これはないですね。復刻されたらこれと「Fassination」は買いですかね。加藤和彦もですか。
ボートラはあるのでしょうか。LPはありますが、あれば迷わず買いですが・・。私も財布が軽くなりそうです。
話が飛びましたが、門あさ美はほんとドキドキでした。
Commented by smiletiny at 2007-10-02 22:54
殿方諸君は1曲目のBlue Moonですっかりオチテしまうのですね・・・(笑


欲しくて欲しくて欲しくて!!!
でも見つからなかった・・・
『Hot Lips』 買いますから♪
Commented by kaz-shin at 2007-10-03 01:06
うぃんどおやぢさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「FASCINATION」は衝撃的でしたね。
友人とこの曲は絶対にS○Xの歌だと語り合って興奮していたものです(笑)
女性がこんな歌を作り、あんな艶やかな声で歌うのですから、一発で虜になってしまいました。
Commented by kaz-shin at 2007-10-03 01:09
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
まだ詳細は分からないのですが、今のところボートラに関する記述は
見てません。リマスターは確かなようですが・・・。
ただ、発売まで時間があるのでもう少し経てば詳しい情報が出るかも知れません。
分かったらお知らせしますね。出来ればアルバム未収録のシングルのB面曲あたりを
ボートラとして収録して欲しいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-10-03 01:18
smiletinyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>殿方諸君は1曲目のBlue Moonですっかりオチテしまうのですね・・・(笑
確かに言われてみたいという気もしますが、実際に言われたら引いてしまう男が多いのではないでしょうか(笑)

『HOT LIPS』は本当に入手困難でしたね。
神田神保町にある中古CD店で20,000円以上の値段で売られてましたよ。
一瞬、売りにこようかと思ったくらいでした(笑)
この機会にぜひ購入して下さい。これからの季節にぴったりな1枚ですからね。
Commented by kotaro at 2007-10-05 02:50 x
いま聴いても「オトコはほとんどイッテ好し!」みたいな悩殺ソングずらり。
でもこの人の雰囲気にはそれが不思議と鼻に付くことが無いのが全ての謎のはじまり。純粋フェロモンとでも呼べばいいのでしょうか。

テイチク=コンチネンタルはその後、江原由希子=後のYOUでまたまたアンニュイ~コケティッシュなレコードを2枚出します。
いまのYOUのユニセックスな雰囲気と違いこれがまた舌足らずでウイスパリングなヴォイスを楽しませてくれます。
おそらく帝国蓄音器にはバーキンなど仏蘭西ガールズポップスに熟達した手練が居たのでしょう。
これも是非探してきて一聴をお勧めします。
Commented by kaz-shin at 2007-10-06 04:48
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
YOUさんバンド時代も含め、ほとんど聴いた事が無いのです。
kotaroさんのお薦めとあれば、聴いてみたいですが江原由希子時代の
音源は
難しいでしょうね。
調べてみたんですが、もしかしてkotaroさんのブログのサブ・タイトルって江原さんのシングル曲に関係してますか?

映画「THE 有頂天ホテル」の中でYOUさんが歌うシーンがありましたが、なかなか良かったですね。
確かにジェーン・バーキンを彷彿させるものがありました。
Commented by shuhei0610 at 2007-10-27 01:24
この記事を読んだ23日の夜、押入れの奥のカセットテープを引っ張り出して《SACHET》を見つけ出し、真夜中だったので車を引っ張り出して近所をぐるぐるしながら聴いてしまいました。ほぼ20年ぶりくらいでしょうか。なのに歌詞はほぼ完璧に覚えてましたね。初めて聴いていたのは1984年だから発売後2~3年経っていた頃になるんですね。田舎(広島)の予備校に通っていたころちょっと憧れていた女の子(同じ浪人生ですが)に薦められてダビングしてもらったものです。なんてことをフラッシュバックに思い出しながら最後の曲『やさしい声で殺して』は大声で歌っていました。kaz-shinさんおすすめの《セミヌード》も同じときにダビングしてもらったはずなのに見つかりません。きっと上からなにか別のアルバムを重ねてしまったものと思われ(涙)。再発されたら買いたいなぁでもお金ないなぁと悩み中です。
Commented by kaz-shin at 2007-10-27 22:39
shuhei0610さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
今の時代、カセットを聴ける環境はカーステに残っているくらいなんでしょうね。
何となく淋しい気もしますね、必死でカセットを編集していた時代の人間にとっては・・・(笑)

『SACHET』は私の1番好きなアルバムなんです。
まだ紹介していないのは紙ジャケットの再発が手元に届いてからと思ってました。
近い内に紹介するつもりでいますので、その時は良ければコメントして下さい。

2~3年前の曲を全然憶えていないのに、20年以上経過している音楽を鮮明に憶えていることってありますね。
単に思い出の曲と言ってしまえばそれまでなんですが、あの頃の音楽ってそれ以上の魅力やパワーを
持っていましたよね?

お財布との相談になるでしょうが、せめて想い出の1枚は購入されたらどうでしょう?
入手出来る時に買っておかないで後悔したことが何度もありますので、shuhei0610さんは後悔しませんように・・・。
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