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AOR Light Mellow ~ UNIVERSAL Edition ~ ◇ 2007年 10月 10日
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今回紹介するコンピレーション・アルバムは、「知的な香りとスタイリッシュな響き。生活空間を彩るオトナのポップスをここに凝縮。今、改めてAOR!!」というキャッチ・コピーのもとに、中田 利樹、金澤 寿和の両氏が監修・選曲した2001年リリースのAORのコンピレーション・シリーズnの第3弾、『AOR Light Mellow』のUNIVERSAL Editionです。今までに"WARNER Edition"と"SMJI Edition"の2枚を紹介してきました。今回の"UNIVERSAL Edition"も相当レアな音源を含んでいて、AOR好きな人にはたまらない選曲の1枚だと思います。紹介してきた2枚よりもかなりマニアックな選曲になっているのも特徴と言えますね。

『AOR Light Mellow ~ UNIVERSAL Edition ~』
01. PRELUDE - VAGABOND FROM HEAVEN (天からのならず者) / STEPHEN BISHOP
02. WHY DO WE HURT EACH OTHER / DENNE & GOLD
03. DO YOU WANNA MAKE LOVE (恋人たちの午後) / PETER McCANN
04. BREAKAWAY / GALLAGHER & LYLE
05. THE TWO OF US (ふたりは風) / SEAWIND
06. WHO DO YOU THINK YOU ARE / PLAYER
07. WE'RE SO CLOSE / RANDY GOODRUM
08. CRAZY LIFE / GINO VANNELLI
09. LESS IS MORE / RUPERT HOLMES
10. BABY WHEN YOU MAKE IT WITH ME / FARAGHER BROTHERS
11. I'LL PUT SOME LOVE (BACK IN YOUR LIFE) / BOOKER T. JONES
12. DRIFTIN' (さすらいの恋) / ALESSI
13. SLEEPLESS NIGHTS / ALAN GORRIE
14. BLAME IT ON THE NIGHT / ROBERT BYRNE
15. CALIFORNIA 1 / CON FUNK SHUN
16. STEAL AWAY / PHOTOGLO
17. YOU CAN'T HIDE LOVE / HODGES, JAMES & SMITH
18. WHERE IS THE KEY / MARILYN SCOTT

スティーヴン・ビショップの1978年リリースの2ndアルバム『BISH (水色の手帖)』に収録されていた01。幻想的なシンセで始まり、彼には珍しくグルーヴィーなナンバーですね。このコンピのトップを飾るのに相応しい曲かも知れません。

デン&ゴールドが1978年にリリースした唯一のアルバム『DENN & GOLD』に収録されていた02。イギリス出身ながらも非常にソウルフルなナンバーを聴かせてくれます。まさにブルー・アイド・ソウルといった言葉がぴったりですね。

優れたソング・ライターでもあるピーター・マッキャンが1977年にリリースした1stアルバム『PETER McCANN』に収められており、シングル・カットされた03。スケールの大きなナンバーで、時に繊細で、時に力強いピーターのヴォーカルが魅力です。この曲はこれが初CD化らしいです。

スコットランド出身のデュオ、ギャラガー&ライルの1976年リリースの4thアルバム『BREAKAWAY』のアルバム・タイトル曲04。メロディアスなナンバーで、コーラス・ワークが美しいナンバーです。この曲はアート・ガーファンクルが取り上げたことで、彼らが注目されるきっかけになった曲のようです。

お馴染みハワイ出身のFUSIONグループ、シーウィンドの名曲05。ジョージ・デュークのプロデュースで1980年にリリースされた4thアルバム『SEAWIND』に収録されていました。キレのあるリズムに乗せ、ポーリン・ウィルソンとカール・カールウェルのヴォーカルが冴えるAORナンバー。

プレイヤーと言えば「BABY COME BACK」が有名ですが、1980年の3rdアルバム『ROOM WITH A VIEW』に収録されていたドラマティックなナンバー06。イントロの軽快なギター・カッティングやマイナーからメジャーへ転調していくメロディー、ギター・ソロもとにかく格好良い1曲です。

ソング・ライターとしても定評のあるランディ・グッドラムの1982年の1stアルバム『FOOL'S PARADISE』の冒頭を飾ったロック色の強いナンバー07。演奏とは裏腹にハートフルな歌声が魅力の1曲です。お気に入りのナンバーになっています。

ジノ・ヴァレリの1973年のデビュー・アルバム『CRAZY LIFE』のタイトル・ナンバー08。その後の彼のイメージとは異なるマイケル・フランクスを彷彿させるボサノヴァ・ナンバーです。なんともライト・メロウな楽曲です。プロデュースはハーブ・アルバート。

AORには外せないSSWであるルパート・ホームスの1978年のアルバム『PERSUIT OF HAPPINESS (浪漫)』に収録されていたホームスらしいバラード曲09。雰囲気、メロディーともにホームス節みたいなものが溢れています。

ファラガー・ブラザーズの1978年のアルバム『OPEN YOUR EYES』に収録されていたソウルフルなナンバー10。黒っぽいサウンドやヴォーカル・スタイルが魅力的です。

黒人キーボード奏者ブッカー・T・ジョーンズの1978年のソロ・アルバム『TRY AND LOVE AGAIN』に収められていたファンキーかつメロウなナンバー11。これが初CD化とのことです。間奏のジェイ・グレイドンのギター・ソロが素晴らしいです。

双生児デュオ、アレッシーの1978年リリースの3rdアルバム『DRIFTIN'』のアルバム・タイトル曲12。キレの良いビートと美形の顔を裏切らない繊細なヴォーカルの組み合わせが面白いですね。アレンジが秀逸!

アヴェレイジ・ホワイト・バンドの中心人物、アラン・ゴーリーの1985年の1stソロ・アルバム『SLEEPLESS NIGHT』のアルバム・タイトル曲13。都会的で実に洒落たナンバーです。ジェイ・グラスカのプロデュースということもあり、どこかマクサスのサウンドを彷彿させます。まさにAORといった感じの1曲です。

マッスル・ショールズを拠点に活動してきた優れた才能を持ったソング・ライター、ロバート・バーンの唯一のソロ・アルバム『BLAME IT ON THE NIGHT』(1979年)のタイトル・チューン14。メロディアスなバラード・ナンバーで、メロウという言葉がピッタリくる曲です。

ご機嫌なFUNKバンド、コン・ファンク・シャンが1981年にリリースした『7』に収録されていたナンバー15。タイトル通りのハイウェイを疾走しているような爽快感溢れるナンバーです。随所で聴けるギター・ソロが印象に残る1曲。

ジム・フォトグロの1stアルバム『PHOTOGLO』(1980年)に収録されていたAORナンバー16。ボズ・スキャッグスの「Lowdown」を意識して書いたというこの曲、演奏はまんま「Lowdown」を連想させます。これだけ雰囲気だけ似させて別の曲に仕上げるというのは、ある意味凄い才能を感じますね。

このコンピで1番注目して欲しい曲が、この17です。黒人女性3人組のホッジス・ジェイムス&スミスが1978年にリリースした『WHAT HAVE YOU DONE FOR LOVE?』に収録されていたナンバーですが、曲自体は有名ですね。しかし、注目はこの曲のアレンジがデヴィッド・フォスターで、しかもジェイ・P・モーガンの『JAYE P. MORGAN』(1976年)用に録音されたオケが流用されたのがこの曲なんです。ですから、ジェイ・P・モーガンのアルバムに収録されているのと聴く比べると実に面白いですよ。迫力では3人組の方が上かも・・・。

実力派シンガー、マリリン・スコットの1983年リリースの2ndアルバム『WITHOUT WARNING』に収録されていた18。プロデュースはマイケル・センベロで、この曲はイエロー・ジャケッツのラッセル・フェランテ、ジミー・ハスリップとマリリンの共作曲という贅沢なナンバーで、実に演奏、ヴォーカル共に素晴らしい仕上がりの曲ですね。

どうですか?この選曲。そんじょそこらのAOR系のコンピレーションとはひと味もふた味も違うコンピレーションだとは思いませんか?いかにもマニア向けですよね(笑)
今回のアルバムは、金澤 寿和が中心に選曲・監修されたもののようです。曲順や選曲のセンスの良さは当たり前ですが、さすがだなと思いますね。秋向けのAOR集といった趣きがあり、これからの夜長の季節に部屋で聴くのも良し、ドライブしながら聴くにもピッタリな1枚です。
AORの王道と言えるような曲は少ないですが、AORの奥深さと楽しさを味わせてくれる素晴らしいコンピレーションですから、AOR好きな方はぜひ聴いてみて下さい。お薦めです。
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by kaz-shin | 2007-10-10 00:02 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(0) | |
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