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THE PLAYERS_THE PLAYERS LIVE ◇ 2007年 10月 19日
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音楽の重要なファクターとしてリズムがありますね。皆さんはどんなリズムが好きですか?激しいリズム、緩いリズム、はたまた打ち込みによるデジタルなリズム、ミュージシャンの奏でる生のリズム、人それぞれ好みのリズムというのがあると思います。
私の場合、やはり一流のドラマーとベーシストが奏でる生のリズム隊の音がたまらなく好きです。日本の音楽シーンにおいて、今まで色んな音楽を聴いてきましたが、そんな中に自分好みのリズム隊というのも出てきますね。ドラマーとベーシストの組み合わせだけでも相当な数のリズム隊が考えられる訳ですが、私の場合ですと例えば林 立夫×細野 晴臣、林 立夫×後藤 次利、林 立夫×高水 健司、高橋 幸宏×後藤 次利、上原 裕×田中 章弘、青山 純×伊藤 広規、ロバート・ブリル×後藤 次利、村上 秀一×高橋 ゲタ夫、菊池 丈夫×青木 智仁等、一体どの位あるんだと思うほど好きなリズム隊が存在します。

今回紹介するアルバムは、そんなリズム隊の中でも私の大好きなリズム隊である、渡嘉敷 祐一(ds)と岡沢 章(b)が在籍していたTHE PLAYERSの『THE PLAYERS LIVE』(1985年)です。THE PLAYERSは何度かメンバーが変わっていますが、このライブ盤でのメンバーは故・鈴木"コルゲン"宏昌(key)を中心に、松木 恒秀(g)、中村 誠一(sax)、ボブ 斉藤(sax)、岡沢 章、渡嘉敷 祐一の6人組です。しかも皆凄腕のミュージシャンばかりです。
鈴木 宏昌は、私と同年代であればタモリの音楽バラエティ番組「今夜は最高」の音楽監督だった人としてお馴染みでしょうし、あるいはアニメ「海のトリトン」の音楽を担当した作曲家としてご存知の方もいるかも知れません。そんな中で私は、渡嘉敷×岡沢のリズム隊の作り出すグルーヴがたまらなく好きで、そのグルーヴの中を松木 恒秀のギターが歌いまくるという贅沢なサウンドがたまらないのです(笑)
このライブ盤は、1985年8月2日~3日に六本木ピットインでレコーディングされたものです。

『THE PLAYERS / THE PLAYERS LIVE』
01. EAGLE EYES
02. WONDERFUL GUY
03. KALEIDOSCOPE
04. JACK-A-DANDY
05. WITH ALL BEAUTIFUL LOVE
06. MADAGASCAR LADY
07. SMOOCH
08. AGAIN AND AGAIN
09. GALAXY

スピーディーかつスリリングな01。中村 誠一からボブ 斉藤へと続く長いサックス・ソロがこの曲の1番の聴き所なんですが、私はスティーヴ・ガッドを彷彿させる渡嘉敷 祐一のドラミングが好きなんです。

THE PLAYERSの代表曲とも言える02。名曲です。親しみやすいメロディーが心地良いナンバーで、この曲の主役はやはり松木 恒秀のギターですね。あの山下 達郎が師匠と慕うギタリストだけあって上手いです。スタジオ・レコーディングされたものには感じない、緊張感みたいなものが伝わってきます。

9分を超える大作03。これも素晴らしいナンバーですね。静と動の展開が面白く、FUSIONの醍醐味を味わえる1曲と言えるかも知れません。ロック・フィーリング溢れる松木のギター、タイトな渡嘉敷のドラミング等を含め、メンバー全員の熱演を楽しめるナンバーです。

ポップで明るい感じの04。聴いていて楽しいナンバーですが、演奏している方は決して楽ではないでしょう。フレットレス・ベースのように聴こえるのはギターでしょうか、岡沢 章とのベースの絡みも良いですね。

心地良いバラード・ナンバー05。曲によって表情の変わる松木 恒秀のギターは、当たり前なんですがやっぱり凄いですね。このアルバムを寝ながら聴いていると、決まってこの曲で眠り込んでしまいます(笑)

シンセを巧みに使った06は、サックスとシンセのコンビネーションが面白いです。それにしてもドラマーが大変な曲が多いですね。その割にはゆったり聴こえるのが鈴木 宏昌のアレンジの凄いところです。

アルバム全9曲中8曲が鈴木 宏昌の曲なんですが、この07だけが松木 恒秀の作曲です。ギターが前面に出る曲かと思いきや、サックスとシンセによるメロディーが非常に聴きやすいですね。勿論松木 恒秀のギターも堪能出来ます。

美しいメロディーが印象的なバラード・ナンバー08。サックスが2本というのが音の幅を広げていますね。そして、素晴らしい鈴木 宏昌のピアノ・ソロに聴き惚れてしまいます。

ラストはTHE PLAYERSはここから始まったというアルバム『GALAXY』(1979年)のアルバム・タイトル・チューン09。渡嘉敷 祐一のライブならではの迫力のドラミングが個人的に大好きな1曲です。

このライブ・アルバムは大好きなんですが、1点だけ気になることが・・・。それは観客の歓声がどうも合成っぽいんですよね。おそらく臨場感を出そうという意図かも知れませんが、どこか不自然な感じがします。ありのままで良かったように思います。
渡嘉敷 祐一のドラミングで特に好きなのが、ディスコ・ビートを叩いている時です。以前も書いた事があるのですが、個人的にディスコ・ビートを叩かせたら日本一だと思っております。あの山下 達郎もプロデュース作品等のディスコ・ビートのナンバーでは、青山 純でなく渡嘉敷 祐一を起用しているケースが結構あります。代表的な曲で言うと、アン・ルイスの「恋のブギ・ウギ・トレイン」なんかもそうですね。この曲は渡嘉敷、岡沢、松木の3人が参加してます。
つい最近1stアルバム『GALAXY』が復刻しましたが、どうせなら未CD化のアルバムも含め全作品を復刻して欲しいものです。
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by kaz-shin | 2007-10-19 00:18 | FUSION系 | Trackback(1) | Comments(10) | |
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Tracked from Kenny's Musi.. at 2007-10-19 00:47
タイトル : ザ・プレイヤーズ
●The Players『JACK-A-DANDY』(1983) 1998 Village Records VRFL-0017(TDCD90369) 1983 Sony Music Entertainment (1) JACK-A-DANDY (2) EMPTY POCKET (3) SILVER BIRD (4) KEEP OFF (5) WING BEAT (6) STEPPIN’LIGHTLY (7) DANCE WITH ME (8) ONE MORE TIME (9) ...... more
Commented by ayuki at 2007-10-19 09:58 x
お邪魔いたします。
「恋のブギ・ウギ・トレイン」はJ-POPの中でも超名曲だと想っていて大好きな曲なんですが、THE PLAYERSの3人が参加していたのですね。THE PLAYERSではMADAGASCAR LADYが昔から気に入っています。仰るとおり全作品をCD化して欲しいバンドですね。
Commented by kotaro at 2007-10-19 12:28 x
リズム隊に着目するのは、良いアイデアですね。
早速FMで一本番組が作れそうです。
聴き比べ/3本勝負、年代対決/このユニットが最強! とか
僕はベースが好きで、ジャズの流れとロックのスピリットと、
追随できぬようなリフを産み出せる人に、ただ憧れるだけでしたが。

ザ・プレイヤーズ/職業音楽人的な名前ですね(笑)
コルゲンさんがもう故人だったことを思い出して、合掌です。
マイ・ディア・ライフの常連演奏が懐かしい。
Commented by milkybar at 2007-10-19 22:23 x
THE PLAYERSについては学生時代にコピバンをやっていたほど心酔しておりました。
このアルバムも持っていますが、特に「kALEIDOSCOPE」での松木さんの長く激しいギターソロが好きです。
観客の歓声についてはあまり気にしたことはなかったですが、言われてみれば確かに合成っぽいですね(笑)
Commented by momayucue at 2007-10-20 10:53
たにぴ@もまゆきゅです。
その昔、パイオニアのだったかな、…色んなアルバムジャケットがばぁっとスクロールして、
最後にRy Cooderの、Bop Till You Dropでピタッと止まるCMがあったんです。
ベストヒットUSAがパクったみたいなの。
その音楽がどうしても気になって気になって、
パイオニアに電話して訊いたことがあるんです。
「レコード化はされてないけど、演奏はプレイヤーズです」
と教えてもらったことがありました。

プレイヤーズと言えば、「今夜は最高!」
タモリさんの初期3作が近々紙ジャケ化されるニュースが出たときは、
何故か我がもまゆきゅのアクセス数が、一寸ないくらい跳ね上がったものです。
Commented by kaz-shin at 2007-10-20 17:05
ayukiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「恋のブギ・ウギ・トレイン」に関しては、ずっと誰が演奏しているのかが不明だったのですが、
達郎さんの『The Works Of Tatsuro Yamashita vol.1』のミュージシャン・クレジットで
渡嘉敷さん、岡沢さん、松木さんが参加しているのが判明しました。
ずっと渡嘉敷さんのドラムだろうとは思っていたので、その通りだったことが妙に嬉しかったです(笑)

リイシュー・ブームの流れの中、切に全作品を復刻して欲しいなと思っています。
Commented by kaz-shin at 2007-10-20 17:38
kotaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>早速FMで一本番組が作れそうです。
>聴き比べ/3本勝負、年代対決/このユニットが最強! とか・・・
そうですね。そんな番組があったら楽しいですよね。
例えば、「林 立夫×高水 健司のリズム隊で貴方の好きな曲は?」という
リクエストを募って、曲を聴き比べたり。
ブログでそんな記事を書いてみても面白そうなんですが、なんせ読んで下さる人に
実際に音を聴いてもらえないのが何とももどかしいですね(笑)

私の場合、鈴木宏昌さんのプレイ、楽曲が好きなのはもちろんなんですが、
やはり渡嘉敷×岡沢のリズム隊に惹かれているのがTHE PLAYERSなんです。
それでもグループしては、コルゲンさんのグループなんだなと思わせるそのセンスは素晴らしく、
本当に今聴けなくなってしまったことが残念です。
Commented by kaz-shin at 2007-10-20 17:46
milkybarさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>学生時代にコピバンをやっていたほど心酔しておりました。
そうだったんですか!それは凄い!
楽器の経験の乏しい私には羨ましい限りです(笑)

今回はリズム隊の話を中心に書きましたが、私も松木 恒秀さんのギターは大好きで、
特にプロのギタリストだと強く感じる人ですね。
とにかく多彩なプレイ・スタイルを難無くこなす技量は素晴らしく、ロック調の激しいプレイ、
エリック・ゲイル風なブルージーなプレイ、軽快なカッティング・プレイ・・・。
いつか松木さんのギターにスポットを当てた記事を書いてみたくなりました(笑)

客席の歓声、やはり合成っぽいですよね?(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-10-20 21:03
たにぴさん、こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
THE PLAYERSというより、鈴木 宏昌さん=「今夜は最高!」というイメージを
持っている人って結構多いでしょうね。もちろん私もそんな一人です。

タモリさんのアルバムは、何故か色モノ的に捉えていたので全く聴いたことがなかったのですが、
たにぴさんのお薦めなので、必ず聴いてみます。3枚買えるかどうかは分かりませんので、
1番のお薦めを教えて下さい。よろしくお願いします。
Commented by momayucue at 2007-10-21 00:05
Kaz-shinさん、こんばんは。コメント返しありがとうございます。
おすすめと言えば、お笑いなら「タモリ1」「タモリ2」でしょうけど、
音楽マニアは、なんつっても「ラジカル・ヒステリー・ツアー」です。
http://momayucue.exblog.jp/6351324
1曲めは一寸けたたましいけど、
その他はみんなライト・メロウです!
松木さんのバッキングは、ことごとくエリックゲイル的ジャズ感にあふれてるし。
伊東たけしや安藤まさひろのサブドミナントのソロも、力みなく且つ力がはいっていて(どっちなんだ?)
ぼくはスクエアより好きだったりします。
「今夜は最高!」って、音楽監督はコルゲンさん名義だけど、実はメンバーはまんまプレイヤーズでした。
あの頃は、松木さんもコルゲンさんも岡沢さんも、みんなコントに参加してたな。
Commented by kaz-shin at 2007-10-21 00:14
たにぴさん、こんばんは。コメントならびに情報ありがとうございます。
了解しました。では『ラジカル・ヒステリー・ツアー』を聴いてみることにします。
楽しみですね。聴いたらここでも紹介しようと思います。

「今夜は最高!」は本当に楽しい番組でしたね。
私も松木さんや岡沢さんがコントに参加したのを覚えてますよ。
番組の最後にピアノを弾くコルゲンさんの前で、タモリさんがMCを
しているシーンが鮮明に残っています。
こういう音楽バラエティって最近少ないのが残念ですね。
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