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松田 聖子_Christmas Tree ◇ 2007年 11月 25日
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昨日紹介したアン・ルイスの『Pink Christmas』が、クリスマス・アルバムなんですがムード的には今ひとつ盛り上がらない感じだったので、今回はもう少しインパクトの強いクリスマス・アルバムを紹介しましょう(笑)
松田 聖子が1991年にリリースした、以前発表されたクリスマス・ソングと新録音の2曲を含んだクリスマス・ベスト・アルバム『Christmas Tree』です。

まずはジャケット写真、インパクトが強いですよね~。赤という目立つ色をバックにしても存在感が薄れていないのが、さすが松田 聖子ですよね(笑)
全部で9曲収録されているのですが、うち7曲は既にリリースされたクリスマス関連の曲で、残り2曲が本作の為に新たに録音された曲で構成されています。
アイドル歌手が全盛だった頃は、結構色んなアイドルがクリスマス・アルバムをリリースしていましたね。そんな中において松田 聖子のこのアルバムは、オリジナルが6曲も含まれており、内容的にはベスト盤とは言っても良く出来たアルバムだと思います。

『松田 聖子 / Christmas Tree』
01. Christmas Tree
02. クリスマス・メドレー:
① 赤鼻のトナカイ
② サンタ・クロースがやってくる
③ ジングルベル
④ White Christmas
03. 恋人がサンタクロース
04. Blue Christmas
05. ジングルベルも聞こえない
06. 星のファンタジー
07. Pearl-White Eve
08. 二人だけのChristmas
09. Last Christmas

カーペンターズの「青春の輝き」などを手がけたソングライティング・チーム、アルバート・ハモンドとジョン・ベティスが書き下ろしたという新録音曲01。なんとも贅沢なナンバーですね。軽快で可愛らしいメロディーが印象的なクリスマス・ソングです。丸山 恵市のアレンジがクリスマスらしい雰囲気をうまく出しています。子供達の合唱が効果的に使われています。

クリスマスの定番曲をメドレー形式にした02。アレンジは大村 雅朗です。こういうベタな感じがクリスマス・アルバムには大切なんですよね。否が応でもクリスマスが近づいたことを感じささせてくれます。それにしてもクリスマス・ソングって良い曲が多いなとつくづく思いますね。

ご存知ユーミンのクリスマスの定番曲のカヴァー03。大村 雅朗のアレンジがオリジナルにわりと忠実なアレンジを施しています。残念ながらこのベスト盤にはミュージシャン・クレジットが無いので解りませんが、おそらくユーミンのオリジナルに近いミュージシャンが参加していると思います。特にギターは、ユーミンのオリジナルでは松原 正樹と今 剛なんですが、聖子ヴァージョンはどちらがギター(多分今 剛だと思いますが・・・)で参加していると思います。

作詞:松本 隆、作曲:財津 和夫、編曲:大村 雅朗による04。美しいストリングスをバックにしっとりと歌い上げるバラード曲です。ひとりぼっちのクリスマス・パーティーを歌った切ないナンバー。

作詞:松本 隆、作・編曲:大村 雅朗の05。ゲレンデで自分意外の娘にスキーを教えた彼にやきもちを焼いてるという内容です。私の年齢になると実に微笑ましく思える1曲です(笑)

作詞:松本 隆、作・編曲:大村 雅朗による美しいバラード曲06。歌詞の中にクリスマスを直接感じさせる箇所はないのですが、曲の最後に"きよしこの夜"が挿入されてクリスマスらしさを演出しています。

作詞:松本 隆、作曲:大江 千里、編曲:井上 鑑によるシングル・ヒット曲07。曲の冒頭に美しいアカペラ・コーラスが入っています。シングルには無かったと思うので、おそらくアルバム・ヴァージョンではないかと思いますが・・・。大江 千里らしいキャッチーなメロディーを井上 鑑が透明感溢れるサウンドで飾っています。良い曲ですね。

作詞:Seiko Matsuda、作曲:小森田 実、編曲:大村 雅朗による08。静かな落ち着いた曲で、味のあるナンバーですね。アレンジ次第で地味になってしまうメロディーだと思いますが、大村 雅朗のツボをおさえたアレンジは見事ですね。

この時期この曲を聴かない事は有り得ないほど、もはやクリスマス・ソングのスタンダード曲とも言えるワムの名曲のカヴァー09。きっちりと英語で歌っていますし、大村 雅朗のアレンジもオリジナルに忠実で、聴いていて心地良いですね。これは良いカヴァーだと思います。不思議に松田 聖子の声に似合ってますよ。

去年の12月に松田 聖子のクリスマス企画のオリジナル・アルバム『A Time for Love』を紹介しましたが、クリスマスの雰囲気を味わうなら今回紹介した『Christmas Tree』を断然お薦めします。
私のあくまでも個人的な意見ですが、クリスマス・アルバムって期間限定で楽しむアルバムだと思っています。もちろん1年中どんな季節に聴いても構わないのですが、やはりクリスマスが近づき街のイルミネーションも華やかになる11月下旬からクリスマス当日までが1番楽しく聴けますよね。ですから、ある意味ベタなくらいクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれるアルバムが好きなんですね。
そういう意味で本作はオリジナル曲やカヴァー曲のバランスも良いですし、家族や恋人と楽しめるアルバムとしてもお薦めです。BOOK OFFでは安く売られているのを見かけますので、興味のある方はぜひ。
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by kaz-shin | 2007-11-25 00:01 | ベスト盤 | Trackback | Comments(5) | |
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Commented by kotaro at 2007-11-26 11:53 x
消費社会の記号文化論として80年代、ユーミンの詩とその忠実な体現者としての松田聖子を欠かすことはできません。
本企画の原盤の原盤となったのがおそらく82年に発売された02,03,04を収めた「金色のリボン」で、アイドルがクリスマスソングの企画アルバムを歌う嚆矢だったのではないでしょうか。
普通の女の子がクリスマスをどのように待ち、それに男の子がどう反応する。それまでの時代はクリスマスは子供のものでした(笑)
このアルバムがでた時、周囲の男性学生たちが今で言う「萌え」っていう状態で黎紅堂から借りて来て先を争って聴いていたのも忘れられません。

あと、これも81,2年の話ですが、ラジオであるとき「松任谷由実・正隆夫妻は現代の藤子不二雄だ」と誰かが発言した言葉が印象に残りました。
その時は何のことだろうと思った疑問が松田聖子が名曲03を歌ったとき「なるほどなあ」と思いました。
夢見る頃を過ぎても、
人はロマンや憧れを持ち続けていなけれが生きては行けない。
松田聖子でそれを教えられるには、彼女はあまりに通俗的な生き方をし過ぎましたが、反面その本質の部分には今でもキラリとするスターの部分を感じることがたまにあると思います。
Commented by kaz-shin at 2007-11-28 23:30
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなりました。ごめんなさい。
私にとって松田 聖子さんというのは実に不思議な存在でしたね。
あざといくらいのぶりっこアイドルとしての存在感とは別に、歌においても
好き嫌いに関わらず常に彼女の曲は気に掛かるというような・・・。
特に彼女自身のアイドル性に興味が無くとも、彼女のアルバムの出来の良さを
認めている連中も私の周りには沢山いました。もちろん私もそんな一人です。

こういう企画、ベスト盤においても松田 聖子らしさを大切にした選曲や構成は
やはり彼女のスタッフ達の情熱を感じずにいられませんね。
Commented by トモくん at 2007-12-09 15:46 x
kaz-shinさん、ご無沙汰してました。トモくんです。
すみこさん、真知子さん、そして真知子さんの最後にちょっと触れた、なんといっても聖子さん(ちゃん)です。
FLYINGの辛口評価???(笑)にめげて、聖子ちゃんに乗り換えました???・・・(冗談です。ご心配なく)
しばらく聖子ちゃんに夢中で、すっかりこちらのブログが頭の隅に追いやられていたのですが、聖子ちゃんリンクで、また、お邪魔です。
kaz-shinさんもアイドル系を載せるんですね。私は80年代半ばまでの聖子ちゃんが大好きで、最近またはまっているのです。このアルバムまで手が回ってないのですが、金のリボン同様、このクリスマスソング5曲を収めたSeiko Avenueは持っています。
聖子プロデュース以降~最近の彼女の歌を聴いてないのですが、当時、容姿だけでなく、歌唱力にも魅かれて好きになったことは確かです。今回取り上げて頂き、嬉しく、また、感謝です。
追伸:角松のCD何枚か入手しました。
Commented by トモくん at 2007-12-09 15:47 x
・・・続きです。
ところで、kaz-shinさんの専門的な見解を聴きたいことがあります。
最近の楽曲を聴いてないので最近のものはどうかわかりませんが、聖子さんのCD化されたアルバムは、音質が悪いという評判です。古いものはしかり、新しいリマスター盤である2000年のSeiko Suite、2005年の10万円BOXも、同時代のアイドルのリマスター盤と比較したらかなり劣るようです。私はリマスター盤を聴いたことがないのでわからないのですが、制作元であるソニーの音響技術が低いということでしょうか?
最近になってLPの代わりに集めだした80年代の聖子さんCDですが、少し悲しくなってしまいました。
Commented by kaz-shin at 2007-12-10 01:22
トモくんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ご無沙汰してました。お元気でしたか?
アイドル系は好きですよ。聖子さんを始め、松本 伊代さん、香坂 みゆきさん、
菊池 桃子さんなんかも取り上げているくらいですから・・・(笑)

聖子さんのCD化された音質の件ですが、私個人的には決して悪いとは思いませんよ。
同じリマスターと言っても、音のいじり方でかなり変わると思いますし、ソニーの音響技術が
悪いということは無いと思います。
LP時代の音のバランスや雰囲気を壊さないように、気を使っているとも考えられますし・・・。
聖子さんの昔のCDとリマスター後のCDとを聴き比べて、音質が変わっていないと
言うのなら話は別ですが、そんなことは無いと思ってますよ。
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