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佐藤 博_HIROSHI SATO '90 SNOW LAND ◇ 2007年 12月 10日
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今回紹介するのは、佐藤 博が1989年にリリースした『HIROSHI SATO '90 SNOW LAND』です。CDの帯には「冬の極楽ミュージック この冬のドライブはこれだ!」と書かれており、文字通り今の季節にピッタリなアルバムです。元々は、「極楽スキー'90 Video in BOOK」というスキー関連のビデオ作品(?)の音楽版として企画されたアルバムらしいです。私自身がスキーをやらないので、この辺りは詳しく無いのです。
イメージ的には、スキー場へ向かう車の中で聴くというコンセプトではないかと思います。スキーをする・しないに関わらず冬をテーマにした音楽ということで、十分に楽しめる1枚になっています。

参加しているミュージシャンも国内外の腕利きミュージシャンが集まっており、青山 純(ds)、松原 正樹(g)、鳥山 雄司(g)、土方 隆行(g)、本田 雅人(sax)、浜口 茂外也(per)、Cindy(vo、cho)、EVE(cho)、Bobby Watson(b)、Pat Mastelotto(ds)、Paul Jackson.Jr(g)、Leland Sklar(b)、Brandon Fields(sax)、Patrice Rushen(vo,cho)という豪華面子です。

『佐藤 博 / HIROSHI SATO '90 SNOW LAND』
01. EVEの朝を
02. Something In The Air
03. Love Is The Answer
04. Missing Link
05. Fantasy
06. My Friend
07. Borderland
08. Never Fall In Love
09. Gemini
10. Another Land
11. Hello Love Again

土方 隆行のハードなギター・ソロで始まる01は、松原 正樹の軽快なギター・カッティングが加わって、爽快なドライビング・ミュージックに仕上がっています。ある意味ではクリスマス・ソングと言える1曲ですね。二人のギタリストのプレイと本田 雅人のサックス・ソロは圧巻です。

Cindyの作詞による英語詞のナンバー02。どこかコミカルな感じのシンセ・サウンドが特徴ですが、メロディーは佐藤 博らしさが全開のポップ・チューンですね。Cindyのヴォーカルがフィーチャーされてます。Bobby Watsonのベース・プレイと鳥山 雄司のギター・ソロが光るナンバー。

英語詞のナンバー03は、Pat Mastelotto、Paul Jackson.Jr、Leland Sklar、Brandon Fields、Patrice Rushen等が参加している贅沢な1曲で、心地良いリズム・アレンジが魅力です。中でもPatrice Rushenのヴォーカルと、Paul Jackson.Jrのギター・カッティングは流石ですし、Brandon Fieldsの熱いサックス・ソロも聴き逃せません。

インスト・ナンバー04。松原 正樹、鳥山 雄司という二人のギタリストが参加というのは、好きな人間にはたまりませんね。疾走感溢れるナンバーで、やはりギタリスト二人の素晴らしいプレイに聴き惚れてしまいます。

しっとりとしたミディアム・バラード曲05。佐藤 博らしい透明感のあるサウンドが心地良い1曲です。佐藤 博の声って独特なんですが、味のある声ですよね。

洒落たAORサウンドを聴かせてくれるミディアム・ナンバー06。キャッチーなメロディーで、日本語詞の曲ですが洋楽を聴いているような気分に浸れる洒落たナンバーに仕上がっています。佐藤 博のアレンジ・センスが光る1曲。

英語詞の07も疾走感溢れるドライビング・ミュージックですね。Cindyの作詞です。ハードな鳥山 雄司のギターが炸裂します。

低音を効かせたリズム・アレンジが印象的な08。青山 純とシンセ・ベースによるリズムが主役と言えますが、松原 正樹のギター、本田 雅人のサックスが彩りを添えて、バランスの良いサウンドになっています。

インスト曲09。穏やかで優しげなメロディーと、雪の結晶のような透明感のあるサウンドが心地良いです。演奏は佐藤 博一人によるもの。良い曲ですね。

タイトなリズムが特徴のポップ・ナンバー10。構成が凝っているナンバーですが、メロディーはあくまでもキャッチーです。青山 純のドラミングが耳に残るナンバーです。

オールディーズ風なバラード・ナンバー11。サビのメロディーの美しさ、コーラス・ワークが際立っています。どこか懐かしい雰囲気が聴く者を安心させてくれる、そんな優しい曲に仕上がっています。

アルバム収録曲全てが親しみ易いメロディーなんですが、やはりアレンジの素晴らしさが際立っているアルバムと言えると思います。どこがどうという細かい指摘は私には難しくて出来ませんが、サウンドが"冬"を感じさせるのは確かです。この辺りが佐藤 博のセンスの良さなんでしょうね。キーボード奏者としてよりも、アレンジャー・佐藤 博、またヴォーカリスト・佐藤 博の魅力に溢れているのが本作だと思います。
スキーが好きな方なら、ゲレンデへ向かう車中で聴いたら最高のアルバムだと思いますし、CITY POP好きな人にも"冬"を感じさせてくれるアルバムとしてお薦めのアルバムです。
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by kaz-shin | 2007-12-10 00:18 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by Musicman at 2007-12-11 15:17 x
実は大好きなアーティスト。
アルバム全部持ってたりして(笑)。
このコンピは冬には重宝しますよね。
最近の音もいいけど、この時期のサウンドが好きでした。
Commented by kaz-shin at 2007-12-11 23:34
Musicmanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も『awakening』以降の80年代のアルバムには好きなものが多いですね。
キーボード奏者としてはもちろんですが、ソング・ライター、アレンジャー、シンガー
としての才能も素晴らしいものを持っているミュージシャンですね。
Commented by santaro at 2007-12-12 20:20 x
「EVEの朝を」を偶然FMで聞いたのですが
(ジャパニーズAORっていう紹介で・笑)
ホント、ド真ん中の好きな音でした
土方隆行さん&松原正樹さんのギターだったのですね
ボーカルの微妙にフニャフニャしたところも好みです
やはりジャパニーズAORはフニャフニャボーカルが和風です(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-12-13 00:14
santaroさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
仰るように、佐藤さんの音楽を聴いているとジャパニーズAORという言葉が
ピッタリきますね。冬に似合うアルバムって意外に少ない中、冬をテーマにした
このアルバムは、私の冬の定番アルバムになっています。
BOOK OFFなどでたまに安く売られているのを見かけますので、良かったら聴いてみて下さい。
Commented by こういち at 2009-03-08 18:33 x
佐藤 博さんで思いましたが、青山テルマやSoul Jaのアレンジを手がけた、佐藤 博さんの「Good Morning」というアルバム。1990年リリースです。これは気に入ってます。打ち込みの達人と呼ばれたんですよね?
これは、佐藤さんが打ち込みではなく、全曲生で海外レコーディングです。その海外メンバーは、John Robinson, Nathan East, Michael Landau, Paulinho da Costa, Julia and Maxine Waters, Larry Williams, Freddie Washingtonなど。日本からは、佐藤さんと吉川忠英さんが参加してます。このJohn Robinsonのドラミングが好きです。打ち込みのように聞こえるけど実は生ドラムみたいな、そういうサウンドです。生ドラムとフィットするんですよ。1曲目「Chorus City」と2曲目「Radio」、9曲目の「Say Good-bye'90」がオススメ。Johnのドラムはユーミンの作品で実証済みです。
Commented by kaz-shin at 2009-03-09 20:22
こういちさん、コメントありがとうございます。
佐藤さんの『Good Morning』というアルバムは聴いたことが無いのですが、凄いメンバーを揃えているんですね~。
海外のミュージシャンを上手く自分の音楽に引き込めるのも佐藤博さんらしいと思いますね。

私もJohn Robinsonのドラミングは大好きです。
特にマイケル・ジャクソンのアルバムでのプレイが、派手さは無いのですが堅実で凄く好きなんです。
Commented by こういち at 2009-03-21 12:57 x
私が、海外のミュージシャンを知ったのは、ユーミンのアルバムでした。
確か、「Frozen Roses」(1999年)というアルバム。

洋楽のアルバムを聴かない私は、日本のアーティストの曲を海外のミュージシャンが弾いたらどうなるんだろうと、気になったんです。聴いたら、やっぱり独特(癖?)の味がありますね。ユーミンの歌で「春よ、来い」がありますよね。あれは、日本からは松任谷さんと島村英二さん(ハイハットとシンバル)と山中雅文さん(シンセ・オペレーター)、海外からはLeland Sklar(ベース、長い白ヒゲが印象的(仙人みたい)な方)とMichael Fisher(パーカッション)なんですが。ギターレスですが、こういう和テイストの曲を海外の方が弾くと、どう感じるんでしょうか。パート部分ですから、わからないですかね。余談ですが、ウッチャンナンチャンのウリナリという番組で、ウッチャン(内村光良さん)と勝俣州和さんの2人で「モテないブラザーズ」(当時、独身でした)というのをやってたんですよ。見た人はいるとは思いますが、2人が片手で「春よ、来い」を片手で弾いたんですよ。これは、感動した覚えがあります。

つづく・・・
Commented by こういち at 2009-03-21 13:45 x
つづき・・・
海外のミュージシャンでも、好きなミュージシャンはいるんですね。
私が選ぶ、好きなミュージシャン(ドラム・ベース・ギター)を日本と海外別々で分けました。

海外からは、
Drums: John Robinson, Mike Baird, Vinnie Colaiuta, Matt Sorum(元ガンズ・アンド・ローゼス), Steve Gadd, Gregg Bissonette, Omar Hakim etc...
Bass: Neil Stubenhaus, Leland Sklar, Nathan East, Will Lee, Anthony Jackson, Abraham Laboriel etc...
Guitars: Dean Parks, Michael Thompson, Michael Landau

それ以外には、Jerry Hey HornsとかDavid Campbell Stringsとかが好きですね。

またつづく・・・
Commented by こういち at 2009-03-21 14:07 x
つづき・・・
日本では
Drums: 青山 純, 江口信夫, 山木秀夫, 阿部 薫, 長谷部 徹, 宮田繁男, 大久保敦夫, 河村智康, 沼澤 尚, 松本良二(TUBE)
※パンチのあるドラマーを挙げました。一番は青山 純さんですね。ところで青山さんはお元気でしょうか。元気に復活してもらいたいです。
Bass: 美久月千晴, 高水健司, 富倉安生, 松原秀樹, 種子田 健, 亀田誠治, 有賀啓雄, 吉田 建, 伊藤広規, 渡辺直樹, 後藤次利, 岡沢 章・岡沢 茂 兄弟
Guitars: 鳥山雄司, 松原正樹, 今 剛, 是永巧一, 伊藤一朗(Every Little Thing), 増崎孝司(DIMENSION), 春畑道哉(TUBE), 角田 順, 鈴木英俊, 梶原 順, 西川 進, 小倉博和, 佐橋佳幸 などなど数え切れません。
※青山さんは、伊藤広規さんとでは山下達郎さんのバックバンドで有名ですが、私の中では誰でも好きなんです。青山さん+誰でもいいんです。江口さんは、美久月さんとのコンビが一番好き。気持ち良いです。この2人のクレジットを見るたびに興奮します。2人+ギターが鳥山雄司さんか松原正樹さんだと、もっと興奮します。

皆さんは、ドラムとベースのコンビは、誰がお好きですか?
Commented by kaz-shin at 2009-03-21 22:51
こういちさん、こんばんは。沢山のコメントありがとうございます。
ミュージシャンに関して、よくご存知ですね。驚きました。

私が好きなリズム隊は、渡嘉敷 祐一さんと岡沢 章さんのコンビですね。
あとはCITY POPや邦楽にのめり込むようになるきっかけを作ってくれた林 立夫さんと後藤 次利さんのコンビも私には忘れられないリズム隊です。
Commented by こういち at 2009-03-29 20:28 x
今日、中古でこのアルバム(SNOW LAND)を安かったので購入しました。
サウンドはやっぱりいいですね。kaz-shinさんの解説と照らし合わせながら聴くと、こういうサウンドになるのかと。

個人的にすきなのは、M1,3,4,7,8です。シンセベース(M3は除く)もポイントなんですよね。これは、癖になります。M7は、林 立夫さんがリズムプログラミングで参加していたんですね。

佐藤さんの作品を集めてようかな~。ミュージシャン目当てですが。
Commented by kaz-shin at 2009-03-29 23:13
こういちさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
佐藤さんのアレンジ・センスは本当に素晴らしいと思います。
バンド形態であっても打ち込み主体であってもセンスの良いアレンジには脱帽です。
打ち込み系のサウンドがあまり好きではない私でも、佐藤さんの打ち込みは何故か拒否反応が出ません。
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