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佐野 元春_SOMEDAY ◇ 2007年 12月 16日
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今回紹介するのは、佐野 元春が1982年にリリースした3rdアルバム『SOMEDAY』です。このアルバム、私にとっては思い入れの強いアルバムです。アルバム・タイトル曲「SOMEDAY」で佐野 元春の存在を知り、このアルバムとほぼ同時進行で制作された『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』で佐野 元春に興味を持ち、最初に聴いた佐野 元春のアルバムがこの『SOMEDAY』だったんです。ただ、購入したのは『VISITOR』が最初でしたが・・・(笑)。
そんな思い入れの強さもあるとは思いますが、個人的には初期作品の名盤だと思っているアルバムです。

元春のセルフ・プロデュースですが、CO-PRODUCERに伊藤 銀次を迎えています。
個人的な感想ですが、このアルバムはある意味ナイアガラへの参加が、元春に大きな影響を与えているなと感じさせます。私の1番好きなアルバムは1984年の『VISITOR』なんですが、この『SOMEDAY』は第1期・佐野 元春の集大成的なアルバムという気がするんですよね。
元春のポップな部分が一番良い形になった作品だと思います。

『佐野 元春 / SOMEDAY』
01. Sugartime
02. Happy Man
03. DOWN TOWN BOY
04. 二人のバースデイ
05. 麗しのドンナ・アンナ
06. SOMEDAY
07. I'm in blue
08. 真夜中に清めて
09. Vanity Factory
10. Rock & Roll Night
11. サンチャイルドは僕の友達

佐野 元春のポップさが早くも全開といった感のある01。ロックンロールとポップスの融合という"POP'N ROLL"という言葉は、杉 真理の看板文句みたいなところがありますが、佐野 元春にもピッタリな言葉だなとこの曲を聴くとそう思います。7枚目のシングル曲です。

メロディーや歌い方はロックンロールなナンバー02ですが、アレンジでは随所にポップな香りが漂うのが元春流といったところでしょうか。アルバムのリリース後にシングル・カット(8thシングル)されました。

名曲「SOMEDAY」にも通じるポップ・ナンバー03。佐野 元春らしいナンバーで、大村 雅朗のアレンジによるストリングスと柴田 光久のサックスが耳に残る1曲ですね。5枚目のシングル曲でした。

私の大好きなナンバー04。実にお洒落なCITY POPナンバーですね。アレンジ、メロディー共に実にメロウな仕上がりになっています。ギターを弾いてる伊藤 銀次のアドバイスが良い形で表れたような気がするナンバーです。名曲です。

アレンジの面で大瀧 詠一の影響を強く感じる05。不思議な魅力を持っている曲で、聴く度に好きになり自然と口ずさんでしまいます。ここでも大村 雅朗のストリングス・アレンジが際立っていますね。

佐野 元春との出会いの曲となった名曲06。親しみやすいメロディーのポップ・ナンバーなんですが、歌うとなると実に難しい歌ですよね。白井 貴子のカヴァーもヒットしましたね。4枚目のシングル曲。

07も私の大好きな1曲です。元春流のCITY POPナンバーだと思っているナンバーです。島村 英二のキレの良いドラミング、矢島 賢の軽快なギター・カッティングが印象的です。カスタネットを多用するのもナイアガラの影響でしょうね。

美しいバラード曲08。何処かビートルズの影響を感じる曲ですね。全編に流れる美しいストリングス(アレンジは大村 雅朗です)が印象的です。

沢田 研二がコーラスで参加しているロック・ナンバー09。ファンの人には怒られるかも知れませんが、元春のロック・ナンバーは歌い方や演奏はロックなんですが、メロディー自体はポップで親しみ易いものが多く、そこが魅力なんですよね。沢田 研二のコーラスの方がロックしてますね(笑)

タイトルとは裏腹にナイアガラ・サウンドが炸裂する10。名曲「SOMEDAY」や「マンハッタンブリッヂにたたずんで」と同じ香りのする1曲ですね。初期の元春の集大成的な大作に仕上がっています。

優しさに溢れた小曲11。短い曲ですが、優しいメロディー・ラインが印象的です。

シングル曲01、02、03、06も勿論魅力的ですが、時折聴かせるCITY POP風なお洒落なナンバー04や07、05みたいな曲が私は大好きなんです。こういう曲での元春の作曲センスは本当に素晴らしいですね。
このアルバムや『VISITOR』に出会っていなければ、おそらく私にとって佐野 元春は"聴かず嫌いのアーティスト"になっていたでしょう(笑)
そういう意味では、この『SOMEDAY』は重要かつ思い入れの強いアルバムになっております。今でもたまに引っ張り出して聴きますが、何度聴いても飽きのこないアルバムです。数は少ないと思いますが、佐野 元春をもし聴いたことが無い人がいたら、まずこのアルバムを薦めたいですね。
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by kaz-shin | 2007-12-16 02:09 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback(1) | Comments(14) | |
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Tracked from A Day In The.. at 2007-12-16 13:27
タイトル : SOMEDAY / 佐野元春
他にも触れたいアルバム多数ですが、佐野元春を語る上で外すことの出来ないアルバムです。 「シュガータイム」「ハッピーマン」「ダウンタウンボーイ」怒涛の3曲が続きます。 「シュガータイム」は初めて聴いた時に衝撃を受けました。今までにないヴォーカルスタイル。 日本語なのに英語に聞こえる不思議な感覚。アレンジも洗練されたポップスに仕上がっていて哀愁を帯びたストリングスの使い方が妙ですね。 「ハッピーマン」を聴いたときはぶっ飛びました(笑)。今になって聴いても古さを感じません。 僕にとって、この2...... more
Commented by smiletiny at 2007-12-16 06:59
こんにちは~!
佐野元春って・・・
しかもSOMEDAYって・・・
・・・kaz-shin さん、わたしのこと呼んだ?(笑

>重要かつ思い入れの強いアルバム
そういう出会い、音楽との出会いって素晴らしいよね
白井貴子のSOMEDAYも聴きたくって買ったけなぁ~白井貴子/i love love
最近やっとCDも見っけたのヨ~♪

ここんとこずっと重たい系の洋楽ばっかり聴いてたから
なんだかとっても、澄んだ気持ちになった!
ありがとう~~~~~!!

Commented by kaz-shin at 2007-12-16 09:07
smiletinyさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
smiletinyさんにとっても『SOMEDAY』は思い入れがありそうですね。
本当に良いアルバムですね。良い曲が多いですし・・・。
私も白井さんのシングル・レコードを持ってますよ(笑)

>なんだかとっても、澄んだ気持ちになった!
こんな拙い記事なのに、少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。
ありがとうございます。
Commented by hisa at 2007-12-16 10:10 x
久しぶりの佐野元春ですね。このころまでは杉真理との共通点を感じられたんですけど、U.S.へ行って別の面が表に出てしまいました。それはそれで音楽的にはいいんでしょうが私の本質的な趣味からは残念でした。杉真理よりビートが強調されていて荒々しさがあり良かったんですけどね。そいうことでこのアルバムは大好きです。
ついでですが、須藤薫 Continue、WinterMoon も2月に紙ジャケ再発です。ボートラ、新規ライナーノート付きなら買うしかなさそうです。
Commented by nowhere1967 at 2007-12-16 13:24
僕の出会いの曲は「Sugartime」です^^
佐野元春を語る上では外せないアルバムですし、実際良いアルバムですよね。
久しぶりに聴きたくなりましたよ。

Commented by PON at 2007-12-16 16:51 x
はじめまして!PONと申します。
以前からお気に入り登録していまして、初コメントです。
本当、名盤ですよね!大好きなアルバムです。
5年前に、2枚組の20周年記念盤が出たのですが、
シングル曲の別アレンジや未発表曲も入っていて
オススメです(今もどこかのお店で売っているかも?)。

あ、3曲目の曲名は「DOWN TOWN BOY」ですよ~f(^^;
Commented by kaz-shin at 2007-12-16 23:48
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
hisaさんの仰るように、N.Y.へ行ってからの音楽はガラっと雰囲気が変わりましたね。
好みは別れるでしょうけど、多くの人に衝撃を与えたのが『VISITOR』でした。
私の場合、割と自然に受け入れられました。佐野さんの後には、角松敏生等が続いて
N.Y.サウンドを取り入れていきましたが、佐野さんは本当に早かったですね。

『SOMEDAY』はPOPな佐野さんの傑作だと思います。こういう傑作が出来たことで
佐野さんも次のステップを踏もうと考えたのかも知れませんね。

須藤薫さんの情報ありがとうございました。これはまた嬉しいニュースです。
私はおそらく買いますね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-12-16 23:57
nowhere1967さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございました。
ほぼ私と同時期に佐野さんに出会っていたんですね。
それだけこのアルバムに収録されていた曲達が、多くの人を惹き付けていたんでしょうね。
たまに聴くと以前よりもよく感じることが間々ありますから、久しぶりに聴いてみたは如何ですか?
Commented by kaz-shin at 2007-12-17 00:02
PONさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
まずはご指摘ありがとうございました。お恥ずかしい限りです・・・(汗)
早速訂正させてもらいました。

20周年記念盤というのがリリースされていたんですね。知りませんでした。
中古店を含めて探してみます。ぜひ聴いてみたいです。

これからもこんないい加減な記事しか書けないブログですが、良かったら
遠慮無くコメント寄せて下さいね。もちろんご指摘も大歓迎です(笑)
これからもよろしくお願い致します。
Commented by santaro at 2007-12-19 05:58 x
楽曲的には前二作の方が好みなのですが、トータルとしては
前期作品で一番だと思います
佐野元春と浜省は私にとっては「西洋音楽の伝道師」です
彼らのおかげでジャクソン・ブラウンやスプリングスティーン
等を知ることが出来たので。。パクリ云々と見下す方もいますが
彼らの作品には原曲への熱いリスペクトが感じられるので
良質なカバーとして未だ色あせない作品だと思います

ちなみに
他のナイアガラン(笑)の方よりはリスペクトの仕方が
かなり直接的なのは「ライ麦畑・・」を地で行くイノセントな
ご本人の性格が。。。ぐっさんと競演できるミュージシャン。。
実は楽曲よりも彼のトークや人柄のファンです!!
「クリスマスパーティでピアノを弾かされた思い出」等等
上手く立ち振る舞えない彼のエピソードは現代の若者にこそ
より共感されえるのでは!と思いますし。。。
Commented by kaz-shin at 2007-12-19 23:52
santaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私はパクリ大賛成派なんです、実は・・・(笑)
もろ同じメロディーは流石に駄目ですが、雰囲気を似せようとするのは
全然OKだと思っています。リスペクトを感じるパクリは私は好きですね。

私は彼の人間的な部分は知りませんが、音楽を聴く限り一途な男という
感じがしますね。
佐野さんの作る音楽では、ロック色の強い曲よりも時折出てくるPOPな曲が
好きなケースが多いですね。
Commented by martha1961 at 2007-12-20 23:26 x
こんばんは。
私は初期の佐野しか知らなくて、「ナイアガラvol.2」や[Heatbeat]...そう「ガラスのジェネレーション」ですね。
そして[Someday]よく聴きました。

福岡にいた頃バンドで”Someday”演奏しました。
懐かしいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-12-21 01:01
martha1961さん、コメントありがとうございます。
私も実は佐野さんの音楽をよく聴いていたのは、80年代半ば頃までなんです。
アルバム『Visitors』辺りまでですかね。
初期の作品はポップ色の強さとCITY POP風な曲も多かったので、とりわけ
私個人的には好きな時代なんですよ。久しぶりに聴くと新鮮で良いですよ(笑)
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2007-12-30 21:55 x
佐野さんって松田聖子さんと共にその存在と音楽は僕の中では80年代を象徴する人なんです。そりゃぁその前にも八神さん初めkaz-shin さんがたくさんレビューされてる方の存在もありますし、例えば私なんてそのまさに直撃された典型人間なんですがBOOWYなんかもいます。でも
やっぱり80年代の我が国のPop&Rockっていうと真っ先に思うのはこの二人なんですよねぇ~。79年デビューじゃなく80年デビューだった事がその後から見ると大きな意味だった、それまでにないPOP感を持って大きな扉を開き、その後81年には大瀧さんの歴史的名盤や80年少し沈静化した筒美京平御大の第二期黄金期(歌謡曲調を残しながら編曲を他人に任せてPOPになっていく)など80年音楽が疾走していく事を予感させる80年代デビューの二人…なんか全然上手く書けませんが、子供ながらにその音や歌が何もかも新鮮でした。そしてこのアルバムと「No Damege」は万人に勧められる傑作じゃないでしょうか。今年は本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
Commented by kaz-shin at 2007-12-31 02:20
哲学者になりたい猫さん、コメントありがとうございます。
確かに佐野さんにしろ、松田さんにしろその存在感には凄いものがありますね。
その存在感は、曲においても強烈なインパクトとなって私の中に入り込みました。
当時は勢いで聴いていた部分もありましたが、最近は冷静に曲の良さを楽しんでいる気がしますね。
『No Damage』は私も大好きなアルバムです。

今年、色んなコメントを頂戴してありがとうございました。
気の利いたレスも出来ませんでしたが、来年もよろしくお願いします。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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