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松本 伊代_全曲集 (NEW BEST ONE) ◇ 2007年 12月 19日
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最近、私の中で松本 伊代がマイブームになっています。11月6日の記事で、アルバム『風のように』を紹介したんですが、その時に久しぶりに聴き直してから嵌っています(笑)
どこに惹かれているのかと言うと、まず凄く丁寧に歌を歌っていることですね。曲を大事にしているなという印象を持ちました。そして、昔は嫌いだった声質なんですね。不思議なんですが、昔は変な声という印象が強かったのに今は心地良い魅力的な声に感じるんですね。
『風のように』を紹介していた時は、このアルバムしか所有していませんでした。その時のコメントで、色々お薦めのアルバムを紹介して頂いたのでBOOK OFFや中古店を探していましたが、なかなか見つかりませんでした。よく見かけるのはベスト盤ばかり・・・。そんなベスト盤の中に今回紹介する『全曲集』を見つけました。収録曲を見ると、1986年のアルバム『天使のバカ』以降の曲が中心になっているようだったので迷わず購入した次第です(笑)

リリースは1993年12月のようですが、1999年8月に『全曲集』から『NEW BEST ONE』とタイトルを替えてリリースされており、今でも入手可能なようです。収録曲も同じです。

『松本 伊代 / 全曲集 (NEW BEST ONE)』
01. きっと忘れるから / 作詞:鮎川 恵、作曲:熊谷 幸子、編曲:新川 博
02. 思い出をきれいにしないで / 作詞:川村 真澄、作曲:林 哲司、編曲:船山 基紀
03. サヨナラは私のために / 作詞:川村 真澄、作曲:林 哲司、編曲:船山 基紀
04. 信じかたを教えて / 作詞:川村 真澄、作曲:林 哲司、編曲:船山 基紀
05. 泣かないでギャツビーⅡ / 作詞:戸沢 暢美、作曲:小林 義典、編曲:新川 博
06. すてきなジェラシー (Version Ⅱ) / 作詞:川村 真澄、作曲:岸 正之、編曲:船山 基紀
07. 天使のバカ / 作詞:川村 真澄、作曲:見岳 章、編曲:船山 基紀
08. ソナチネ (silent night version) / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:新川 博
09. 悲しくてやりきれない / 作詞:サトウハチロー、作曲:加藤 和彦、編曲:佐橋 佳幸
10. 有給休暇 / 作詞・作曲・編曲:小西 康陽
11. 土曜日のparty / 作詞:谷穂 ちろる、作曲:KAN、編曲:新川 博
12. 淋しさならひとつ / 作詞:売野 雅勇、作曲:井上ヨシマサ、編曲:武部 聡志
13. 硝子のカラス / 作詞:川村 真澄、作曲:林 哲司、編曲:船山 基紀
14. 男には向かない職業 / 作詞:川村 真澄、作曲:高埜 秀一、編曲:奈良部 匠平
15. 時に愛は / 作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:鷺巣 詩郎

『風のように』に収録されていた曲を省いてレビューさせてもらいます。
1990年のリリースで、アイドル時代最後のシングル曲01。新川 博の軽快なアレンジによるポップ・ナンバーです。80年代のアイドル・ソングといった趣きのあるナンバーです。高音域がでるのかなと不安にさせるのですが、ちゃんと出ているところが魅力です(笑)

1989年のアルバム『Private File』に収録されていた05。"Ⅱ"という表記なのは、おそらくシングル盤(1988年リリース)と違うテイクなのでしょう。しっとりとしたバラード曲です。CITY POP風な新川 博のアレンジが洒落たナンバー。

『風のように』に収録されており、1987年のシングル曲06。キャッチーなメロディーと、イントロがスタイリスティックスを彷彿させるポップなナンバーで、大好きなナンバーです。この曲もアレンジが微妙に違うヴァージョンになっています。

1986年のアルバム『天使のバカ』収録のアルバム・タイトル曲07。タイトなリズムが印象的で、船山 基紀のCITY POPなアレンジが秀逸なポップ・チューンです。この曲もお気に入りの1曲になっています。

1988年のシングル曲08は、大江 千里の作品で大江自身もカヴァーしているようです。このベスト盤に収録されているのは"silent night version"となっていますが、オリジナルとどう違うかは分かりません。美しいストリングスが印象的なクリスマス・ソングで、大江 千里らしい耳に馴染むメロディーですね。

1989年のシングル曲で、ザ・フォーク・クルセダーズのカヴァー09。名曲ですが、何故この曲を取り上げたのでしょうか?丁寧に歌う伊代ちゃんに好感が持てます。

元ピチカート・ファイヴの小西 康陽の作詞・作曲・編曲による10。思いっきり小西らしい楽曲ですね。難しい歌ですが、しっかりと歌っています。ホーンとストリングスのアレンジは高浪 慶太郎。

イントロから洒落たCITY POP風なナンバー11は、KANの作曲によるナンバー。それにしてもこの頃の新川 博のアレンジは素晴らしいですね。"RA MU"のアルバムでも良い仕事をしていました。

1988年のシングル曲12。竹内 まりや風などこか懐かしさを感じさせるミディアム・ナンバーです。悪い曲では無いのですが、シングルとしては弱い気がします。

初めて聴いた時に衝撃的に感じたファンキー・チューン14。これが結構良い曲なんです。ファンキーな曲を伊代ちゃんが果たして歌いこなせるのかという不安もあるでしょうが、頑張って歌っていますしリズム感も決して悪くないです。隠れた名曲だと思っております。

1983年のシングル曲ですが、この時のアレンジは小林 信吾なので、おそらくアルバム・ヴァージョン(1984年の『Suger Rain』に収録)ではないかと思います。この曲だけ声が若いですが、この頃から丁寧に歌っているんですね。

決して上手くは無いんですよ。でも、そんなことが気にならない位に味のある魅力的な歌声なんですよね。特に声が大人になってきている80年代後半の歌は魅力的で、聴いていて気持ちが良いんですね。
おそらく「センチメンタル・ジャーニー」の頃の伊代ちゃんの歌声が、強くイメージに残っている人も多いでしょう。また声質も好みがはっきりと別れるタイプだと思いますが、もし興味があったら聴いてみて下さい。最初苦手だった私がこんなに嵌るのですから・・・(笑)80年代後半の伊代ちゃんの歌はお薦めですよ。
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by kaz-shin | 2007-12-19 00:03 | ベスト盤 | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by kotaro at 2007-12-19 08:22 x
エッジの立ったヴォイスとフェイス、この子は可愛いのだろうか、それとも、というのが最初の印象。
マスが次々取り上げて「これぞ二ューメディア時代の申し子」と思うようになり、2枚目、3枚目とアルバムを借りて来て聴くうちに「これは欲しい」と思いその不思議な魅力にはまったというのが、恥ずかしながら私の体験です。
いま25年後、松本伊代をオタクや萌えでなく、冷静に鑑賞し語れる「場」があることにすごく嬉しく思えます。
「チャイニーズキッス」の歌世界の繊細な表現力、アルバム中の曲ですが「バージニアンラプソディ」のTOTO顔負けのシンコペーション使ったイントロ(鷺巣詩郎)をさらりと17歳が演じてみせてくれる。ビクター音産ならではの良さがあふれたアルバムは「宝石のよう」と思ってました。
当時は誰にも言わず黙っていただけですが。

「時に愛は」もとても佳い曲ですね。
いい歌を捜す、音楽にはトレジャーハンターのような楽しみがあると僕は思います。
25年後の音楽少年にとり、このブログは写し鏡のような不思議な存在です。
Commented by kaz-shin at 2007-12-20 00:01
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>いま25年後、松本伊代をオタクや萌えでなく、冷静に鑑賞し語れる「場」があることにすごく嬉しく思えます。
ありがとうございます。凄く嬉しいお言葉です。
私は音楽に対して偏見というのがありません。正確には昔はあったのですが、今は無くなりました。
聴いていて気持ちが良い音楽が、私にとっての良い音楽だと思っています。

伊代さんに関しては、最近聴き直して改めて惚れ込みました。
本当に丁寧に歌っているのが伝わってきてそのことに感動しましたし、
曲もスタッフの熱意を感じるものが多いですね。
松田聖子さんというモンスター・アイドルに隠れた感じになってましたが、
アルバムの内容は互角ですね。

今は"松本伊代さんのアルバムは良いですよ!"と自信を持ってお薦めできます(笑)
Commented by daisuke_Tokyocity at 2007-12-20 02:19
こんばんは〜。
伊代さんは当時大好きで写真集やアルバム(アナログ)等買い揃えておりました。武道館ライヴ盤が好きでビートルズの「抱きしめたい」をカヴァーしたりして、カワイイんですよ〜(笑)
同名異曲の伊代さんオリジナル「抱きしめたい」は名曲!
オリジナル・アルバムがほとんど廃盤、特に初期は中古でも見かけません、奈保子さんのようにドカン!とボックスで出れば無理してでも予算編成するんですけどね〜、最近邦楽紙ジャケに力を入れているビクターなら可能性あると思うんですけどな〜。
Commented by kaz-shin at 2007-12-21 00:43
daisukeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
出張ご苦労様です。頑張って下さいね。

さて、記事を書いてから伊代さんのファンが意外に多かったことに驚いています。
私ももっと早く彼女の魅力に気付いていればと後悔しています(笑)

ぜひ再発をお願いしたいです。可能性は確かにありますね。
最近の再発ブームについて、今の音楽業界に関わる人間は、もっと真剣に考えるべきでしょうね。
決して懐古主義での再発ブームでは無いことを・・・。
売れることばかり優先している今のJ-POPの音楽に満足出来ない人が多くなっているんですよ。
聴く側はあくまでも良い音楽を聴きたい訳で・・・。その辺りを真剣に音楽業界も考えていかないと
J-POPは衰退の一途を辿るような気がします。
Commented by アンクル・トム at 2007-12-22 00:21 x
アンクル・タロ改め『アンクル・トム』で良いでしょうか?

このベストも粒ぞろいの楽曲が収められていますね
私もやっと後期のCDを揃える事が出来ましたが
どれもいいものばかりで 驚きました。
伊代ちゃんもしっかり歌ってます。
今ビクターのホームページで復刻リクエストをやっているよう
なので 記入してみました 再発してくれるといいのですが..。
伊代ちゃんの歌うクリスマスソングはどの曲も何故かしら
しんみりとしていて聴き入ってしまいます。
Commented by kaz-shin at 2007-12-22 03:20
アンクル・トムさん、コメントありがとうございます。
改名の件は了解です。これからもよろしくお願い致します。

本当にもっと早くから聴いていれば良かったなと後悔しています。
復刻のリクエストを募っているんですね~。後ほどリクエストしようと思います(笑)

伊代ちゃんは本当にしっかりと丁寧に歌っていますよね。凄く好感が持てます。
今では歌手として良い声を持っているなとさえ思うようになりました。
復刻して欲しいなと思います。

伊代ちゃんのクリスマス・ソングは、このアルバムの中の「ソナチネ」しか聴いたことがないので
ぜひ他の曲も聴いてみたいですね。
Commented by hisa at 2007-12-22 23:30 x
こんなベストが出ているのですね。レコードからCDに切り替わる時期でオリジナルはレコードとCDが混在ですね。松本伊代はリアルタイムでの良かったですが、そのあと聞くほどにスキになります。初期のはじける感じもいいし、後期の丁寧に歌っているのも最高です。
最近はkaz-shinさんのレビューを見ながら聞き直すパターンになっています。これもこの連休に聞きなおしてみます。
Commented by kaz-shin at 2007-12-23 00:44
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>そのあと聞くほどにスキになります。
凄くよく解ります。今が私にとっての松本伊代ブームのピークです(笑)
もっと早く聴いていれば良かったと本当に後悔しています。
アルバム『風のように』にしても、当初は林 哲司フリークとして買い求めたに過ぎませんでした。
最近聴き直して嵌ったのですが、当時魅力に気付いていれば他のアルバムも買い漁っていたでしょう。
制作スタッフも松本伊代の歌の魅力を十分に理解した上でのアルバム作りをしていますし、
良質な作品が多いのに驚かされます。ぜひ再発して欲しいと願っています。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2007-12-23 08:38 x
伊代ちゃんってスタッフに恵まれて本当に自分の実人生(高校~短大~社会人)を上手く音楽にリンクさせる事が出来た人だとおもってます。kaz-shinさんが嵌っている事は伊代ちゃんファンでは別にありませんが
大変嬉しいなと思っているのですが、ネットして驚いた事の一つにkaz-shinさんのような熱心な音楽好きの人が松本伊代が好きと紹介してる人が結構いて、世間ではデビュー曲と歌の下手な人というイメージが跋扈しているものですから、分かる人には分からんだなぁ…と嬉しくなったのを想い出しました。今の人は確かにリズム感が格段に向上し、歌も上手くなってると思うのですが、みんな同じ歌い方になってしまう事に長らく残念に思っています。伊代ちゃんが示している事は声質というものは最大の武器であり、それを活かした曲作りがいかに大事かって事のような気がしています。それにこの時期のアイドルの人って歌が下手と言われている菊池桃子さんにしても南野陽子さんにしても歌は下手かもしれませんが詞を丁寧に伝えようと歌っているんですよね。また詞も情景が見えるような詞が多かったですし。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2007-12-23 08:50 x
ごめんなさい、補足です。なんで「悲しくてやりきれない」を取り上げたのか書かれていますが、この時期「17歳」「夢の中へ」『学園天国」などのリバイバルブームだったので、その流れに乗る形でスタッフがチョイスしたものと思います。またこのサイトなどを見て思うのですが、本当にkaz-shin さんのように幅広い音楽を聴き、偏見を持たないで評価できる人の存在…音楽者と我々消費者を繋ぐ紹介者の存在って多様化していく中でこれからますます重要度が増していくと思っています。どうしてもマスメディアは対象がマスなゆえに売り上げとかの基準でしかこれからも紹介はしないでしょう。その中でkaz-shin さんのような活動はメディアでは伝えられてない価値の人を発掘し伝承していく重要な役割を担ってますよね。(金井さんのアルバムの復刻もネットでの動きが大きかったみたいですしね)これからもご無理をなさらない範囲で頑張ってください。楽しく読ませて頂きます。
Commented by kaz-shin at 2007-12-24 01:37
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
顔が赤くなってしまうような温かいコメントを頂戴して恐縮しています。
50歳近くになってようやくです。偏見が無くなってきたのは・・・(笑)
音楽って本当に素晴らしいものですが、やはりその素晴らしさに触れるには
自分の耳で聴いて、心で感じる以外に無いんですね。
このブログは始めてから、CDが膨大に増えました。それだけ散財もしていますが、
でも心は豊かになりました。
ごく普通のおやじが感じた素晴らしい音楽を、これからも少しずつでも紹介出来ればと思っています。
Commented by kaz-shin at 2007-12-24 01:37
続きです(笑)

>歌が下手と言われている菊池桃子さんにしても南野陽子さんにしても
>歌は下手かもしれませんが詞を丁寧に伝えようと歌っているんですよね。
仰る通りですね。本当に同感です。菊池桃子さんはアルバムをリリースする毎に着実に力をつけてきました。
ラムーを聴いた時には本当に驚きました。松本さんも菊池さんにしても
決してやっつけ仕事で歌なんか歌ってませんね。
彼女達の歌を聴けばそれが伝わってきます。ただ残念ながら私も若い時には気付きませんでした。
だからこそ、今更なんですがこういう形で紹介しています。
少しでも多くの人耳に彼女達の歌が届けば良いなと・・・。
これからも色々教えて下さい。よろしくお願いします。
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