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吉野 千代乃_Songs For You ◇ 2008年 01月 30日
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自分が好きで始めたブログですが、長く続けてくると今日は何のアルバムを紹介しようかと迷うことも多くなります。何も考えずに記事を書いているとマンネリっぽくなりそうですし、なかなか難しいものですね(笑)
そんな時には、何かテーマを決めて記事を書いてみようかと考えて、思い付いたのが日本のアーティストによる洋楽カヴァー・アルバムの紹介でした。それも何日か連続でジャンルも様々なものを紹介してみようと思います。私は結構カヴァー・アルバムというのが好きでして、昨今のカヴァー・ブームのずっと前から色々聴いてました。今までも当ブログで沢山紹介してきましたが、カヴァー・アルバムが面白いなと思ったのは、しばた はつみの『LOVE LETTERS STRAIGHT FROM OUR HEARTS』(1977年)や石川 セリの『NEVER LETTING GO』(1978年)という素晴らしいカヴァー・アルバムに出会ったからかも知れません。

邦人アーティストによる洋楽カヴァー・アルバム・シリーズ第一弾となる今日紹介するのは、吉野 千代乃が1990年にリリースした『Songs For You』です。実は吉野 千代乃のアルバムを聴いたのは去年の秋の事で、それ以降彼女の歌声に魅了されて色々とアルバムを探してきました。これまでも2枚のアルバム『Montage』(1988年)と『JOURNEY TO LOVE』(1992年)を紹介しましたが、彼女がカヴァー・アルバムをリリースしていたことを知り、探していたんですが見つけることが出来ました。そんなこともあって、今回の企画を思い付きました(笑)
このアルバムに収録されている11曲は70年代に大ヒットした曲中心になっており、1962年生れの吉野 千代乃が当時本当に好きで聴いていたんだろうなと思える選曲になっています。

『吉野 千代乃 / Songs For You』
01. Killing Me Softly With His Song
02. A Song For You
03. Never Gonna Fall In Love Again
04. Will You Dance?
05. Have You Never Been Mellow
06. I'm Not In Love
07. If We Hold On Together
08. So Far Away
09. Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To)
10. Just The Way You Are
11. All By Myself

1973年にロバータ・フラックが歌って大ヒットさせた、邦題「やさしく歌って」で知られる01。名曲ですね。日本ではネスカフェのCMでお馴染みです。佐藤 博一人によるシンセで演奏されていますが、これが実に良い雰囲気なんです。そして吉野 千代乃のヴォーカルやハーモニーが本当に素晴らしい1曲です。

アレサ・フランクリン、フランク・シナトラ、ウィリー・ネルソン、カーペンターズ等によってカヴァーされたレオン・ラッセルの1970年の名曲02。松下 誠のアコースティック・ギター1本をバックにしっとり歌われています。シンプル過ぎる位にシンプルなのに物足りなさを感じないナンバーです。

エリック・カルメンの1976年の名曲03。邦題「恋にノータッチ」として知られています。この曲は、クラシックのラフマニノフの交響曲第2番をモチーフにしたと言われていますが、それを意識したのかストリングスとアコーディオンだけの美しい演奏をバックに歌われています。

ジャニス・イアンが1977年にリリースしたシングル曲04。日本では「岸辺のアルバム」というドラマの主題歌に使われて大ヒットしましたね。吉野 千代乃の多重コーラスと高水 健司のウッド・ベースのみという秀逸なアレンジが光る1曲です。

1975年にリリースされたオリビア・ニュートン・ジョンのヒット・シングル05。ストリングスとピアノによるシンプルな演奏ですが、オリビアの持つ透明感はよく出ていると思います。オリビアを初めて知った時、こんなに綺麗な容姿と声の持ち主だったことに度肝を抜かされましたね(笑) 

1975年に大ヒットした10ccの代表曲06。松下 誠のアレンジで、打ち込みによるリズムとシンセ、そして松下のギターとコーラスによる演奏ですが、オリジナルの近い雰囲気を醸し出しています。ただ、オリジナルよりビートが効いてます。松下 誠のコーラス・ワークが見事です。

アルバム中唯一の80'sナンバー07。ダイアナ・ロスの名バラード曲ですね。元はディズニー映画のサントラに使われたらしいですが、日本では1990年に放映された今井 美樹主演のドラマの主題歌で広く知られるようになりました。

キャロル・キングの1971年リリースの名盤『Tapestry』に収録されていた名曲08。佐藤 博のワンマン演奏です。コーラスを含め、吉野 千代乃のヴォーカルが光っているナンバーです。

ダイアナ・ロスが俳優として出演した映画『マホガニー』の主題歌を自ら歌って全米No.1に輝いた09。「マホガニーのテーマ」として知られる曲ですが、日本ではやはりCMで使われているので多くの人が知っているであろう1曲ですね。この歌を聴いていたら、日本人が歌っているということをすっかり忘れてしまうほど、自然に歌っているのが印象的です。

ボズ・スキャッグスの「WE'RE ALL ALONE (二人だけ)」と並んで70年代を代表する名バラードとしてお馴染みのビリー・ジョエルの1977年のアルバム『Stranger』に収録されていた10。邦題は「素顔のままで」で有名ですよね。本田 雅人のサックスが渋いです。

エリック・カルメンの03と並ぶ1975年リリースの名曲11。この曲は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を元にして作られたと言われています。スケールの大きなバラードに仕上がっています。というのもアルバムで唯一バンド形式で録音された曲です。青山 純(ds)、伊藤 広規(b)、松下 誠(g)、重実 徹(key)が参加しています。

本当に良いカヴァー・アルバムに仕上がってますね。特に吉野 千代乃のヴォーカルが素晴らしいの一言です。11曲の名曲達の持っているメロディーや歌詞の魅力を聴く者に伝えようとしているかのような歌声が、心地良く耳に届いてきます。数曲聴いている内に、日本人が歌っているということを本当に忘れてしまいます。本当に上手いシンガーだと思います。
洋楽好きの方にもぜひ聴いてもらいたい1枚ですね。もし中古店等で見つけたら購入をお薦めします。
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by kaz-shin | 2008-01-30 00:34 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by Kenny U at 2008-01-30 03:18 x
いいですねー、ここにも松下 誠が参加していたんですか!

この作品について、前にお話してから、
まだ少ししか時間が経っていないのに早くもゲット出来たんですよねー!
私は録音したカセットしかもっていないんで
これ、私もいつか必ずゲットしまーす!”宣言!”
Commented by kaz-shin at 2008-01-31 01:19
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
松下さんはアレンジ、コーラス、ギターに大活躍してますよ。
以前、このCDを見かけたBOOK OFFを憶えていたので、随分経っていましたが
訪れてみると売れずに残っていてラッキーでした。
500円の値札が付いていたんですが、その日はキャンペーン中で500円のCDが
300円で購入できて2度ラッキーだったです(笑)
良いアルバムですね。
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