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香坂 みゆき_CANTOS 2(Part 2) ◇ 2008年 04月 27日
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今回はブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。香坂 みゆきが1991年にリリースしたJ-POPのカヴァー・アルバム"CANTOS"シリーズ3部作の第2弾となる『CANTOS 2』を紹介します。
この"CANTOS"シリーズは、私にとっては他に類を見ないほど出来の良いJ-POP・カヴァー・アルバムだと思っています。3部作それぞれにサウンドのカラーが統一されており、ジャケット写真を含め、トータル的にバランス良くコーディネートされているのがこのシリーズの特徴で、『CANTOS 2』は打ち込み主体のアレンジ・演奏によって制作されています。このアルバムの演奏に関わっているのは、今泉 敏郎(key、synth、programming)、松下 誠(g)、木戸 やすひろ(cho)、比山 貴詠史(cho)、広谷 順子(cho)の僅か5人だけです。アレンジはシリーズ3作全て川村 栄二が手掛けています。

『香坂 みゆき / CANTOS 2』
01. たそがれマイ・ラブ
02. 季節を越えて
03. 春の予感
04. さらば恋人
05. 東京が好き
06. 片想い
07. いっそ セレナーデ
08. 花
09. 上を向いて歩こう
10. 鳥になって

大橋 純子の1978年のヒット・シングルのカヴァー01。オリジナルよりもテンポを落とし、若干重めの打ち込みのリズムによって、"暗さ"が強調されたようなアレンジが印象的です。しっとりと歌い上げる香坂 みゆきのヴォーカルも秀逸です。

何とも渋い選曲の02は、スターダスト・レビューが1990年にリリースしたアルバム『ONE & MILLIONS』に収録されていたナンバーのカヴァーです。ベース担当の柿沼 清史の書いた名曲です。柿沼は他にも「木蓮の涙」という名バラードを書いています。シンプルな演奏ですが、コーラスを上手く使い美しいバラードに仕上がっています。

尾崎 亜美が1978年に南 沙織に提供してヒットしたナンバーのカヴァー03。名曲ですね。ゆったりとしたリズムと香坂 みゆきのメロウなヴォーカルとのコンビネーションが素晴らしいです。

まさに天才・筒美 京平ならではの1曲04。堺 正章の代表曲と知られるナンバーで、1971年にリリースされた曲のカヴァーです。作詞の北山 修と筒美 京平という異色とも言えるコンビの作品です。男の立場の歌詞ですが、香坂 みゆきの歌を聴いていて違和感を全く感じないのが不思議です。丁寧なヴォーカルに好感が持てます。

水越 恵子の1979年のアルバム『AQUARIUS』に収録されていたナンバーのカヴァー05。香坂 みゆきは1983年にこの曲をシングルでリリースしています。シングルとは全く違うアレンジでの再カヴァーとなります。私はこの曲が本当に好きでして、オリジナルはもちろん香坂バージョンも大好きなんです。香坂 みゆきの歌声によく似合っている曲だと思います。

06も私の大好きな曲で、名曲と信じて疑わないナンバーのひとつです。中尾 ミエの1971年のシングル曲のカヴァー(オリジナルは槙 みちるですが、中尾 ミエの方が知られています)です。中森 明菜もカヴァーしていたので知っている人も多いでしょう。中尾ヴァージョンに比べて、極めてシンプルなアレンジになっていますが、名曲はどんな形であれ名曲なんですね(笑)

井上 陽水の1984年のヒット曲のカヴァー07。この曲は、この"CANTOS"シリーズのハイライト曲のひとつとなっていて、シリーズ3作に全て収録されています。全て違うアレンジなので聴き比べるとみると面白いですよ。

お馴染み喜納 昌吉が1979年に書いた世界的な名曲のカヴァー08。浮遊感漂うアレンジとゆったりと歌う香坂 みゆきのヴォーカルが心地良い1曲です。

坂本 九が1961年に大ヒットさせたシングル曲で、米国のビルボード誌で1963年6月15日に、週間ランキング第1位を獲得したという歴史的価値のある名曲のカヴァー09。この曲の良さは、やはり坂本 九以外には出せないものかも知れません。悲しい歌なのに笑顔で歌っていた九ちゃん。あの笑顔に救われた人も多かったことでしょう。

中島 みゆきが1982年にリリースしたアルバム『寒水魚』に収録されていた曲のカヴァー10。穏やかなメロディーとは裏腹に、捉え方によってはとてつもなくヘヴィーな歌詞というのが、いかにも中島 みゆきらしい楽曲です。香坂 みゆきは実にさらっと歌っています。

皆さんは、1度で良いから好きなアーティストのプロデュースをしてみたいと思ったことはありませんか?
私は常日頃そんな夢と言うより妄想を描いております(笑)
もし、私の現実味の全く無い夢(妄想)を叶えてくれるなら、私は『CANTOS 4』をぜひとも作ってみたいと思っています。女性シンガーでは1番好きな香坂 みゆきに自分の選んだ名曲を歌ってもらう・・・、こんな贅沢はありません。ひっそりと考えているのは、林 哲司の名曲(あくまでも私の基準ですが)の数々を歌ってもらうことですね。プロデュースは私で、サウンド・プロデュースに林 哲司。ん~、本当に馬鹿ですね(笑)
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by kaz-shin | 2008-04-27 03:21 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by PON at 2008-04-27 12:32 x
スタレビファンです(ちょうど昨日ライブに行ったところです)!
「季節を越えて」名曲ですね~
スタレビと言えば、ボーカル・根本さんのイメージが強いかと
思いますが、柿沼さんもなかなか良い曲を書いています。
どこか牧歌的な雰囲気は、人柄にも表れています。
香坂さんの曲は聴いたことありませんが、女性ボーカルにも
合っていると思います。

「林哲司の名曲の数々」
…是非、こんど記事にしてください(勝手なリクエスト)!
Commented by 猫になりたい哲学者 at 2008-04-27 19:55 x
kaz-shinさんの深い深い海のような愛情が溢れるレビューですよね。香坂さんはポリドール時代も(製作体制が弱かった事もあるんでしょうが)カバーが多くて、「気分を変えて」なんて本家山崎ハコさんを完全に超えてるんじゃない…って長い事思ってます。(サビのバイバイ~って所が凄い事凄い事)ちなみに「片思い」は柏原芳恵さんもカバーしていて、ほとんどカバーアルバムと言っても良い(10曲中7曲がカバーの)「最愛」はファンの間でも人気のあるアルバムですよ。私の妄想はkaz-shinさんにPDお願いして筒美京平御大と萩田・船山編曲体制で楽曲依頼したいですね(笑)いや、歌唱力・表現力抜群、しかしヒット曲は…どこが悪いんだが素人の私にはさっぱり分らないこの人をその人の声質に合わせて曲を作る達人筒美御大がどう料理するのか…もの凄く興味があるんです。 現在でもレコ社の壁を越え香坂さんから桃子、斉藤由貴さんまでのママどるを集めてオムニバスの新曲のアルバムが出たら買うのにって妄想を持ってますよ、叶わぬ夢ですけどね(苦笑)
Commented by まつのすけ at 2008-04-27 22:49 x
哲学者さまへの横レスにもなりますが、どうせ歌わせるなら、今どきの若い子は、いかがですか?
私が推薦するなら、しょこたんこと、中川翔子さんあたりがいいと思います。しょこたんは、お父様も歌手ですし、80年代のアニソンやアイドルポップスへの愛情も哲学者さまには負けておりません。しょこたんとのコラボは、しょこたん自身の実力を磨くと同時に、幅広い世代からの支持も期待できますし。
哲学者さまのもう一つの企画、もし私がavexのお偉方だったら買います。J-moreレーベルあたりから、リリースすれば良いかな。
Commented by kaz-shin at 2008-04-27 23:03
PONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
PONさんもスタレビのファンでしたか~。嬉しいですね。
ただ、私の場合は三谷さんが在籍していた時代に限られますが・・・。
でも最近でもライブへ行きますよ。去年の25周年記念ライブへも行きました。
私は日本一のライブ・バンドだと思っています。過去記事にも書きましたが、観終わった後に楽しかったと思える唯一のバンドです。

「林 哲司の名曲の数々」
面白そうですね。あくまでも私の基準で良ければ、いつか記事を書いてみようかと思います。
それに皆さんにとっての林 哲司の名曲をコメントで寄せてもらうというのも面白そうですね。
少し記事を練ってみますね。面白い提案ありがとうございました。
Commented by まつのすけ at 2008-04-27 23:06 x
あと、ダンサンブルなものと、バラードものと別々にリリースしてもいいと思いますね。

林さんも是非、avexでお仕事していただきたいですね。作詞は加藤健さんで、編曲はavexの若手の方と共同で(安部潤さんもいいかも)。参加ミュージシャンは、歴代の角松バンドのメンバーとDIMENSIONかしら(爆)

音楽ファンだったら、同じこと考えるんですね。ケンカを忘れて、思い切り楽しませていただきました(爆)
Commented by kaz-shin at 2008-04-27 23:09
猫になりたい哲学者さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうなんですよ。とにかく香坂さんの歌声がたまらなく好きなんですよ。
おそらく日本で1番好きと言っても過言では無いくらいに・・・(笑)

彼女はハードな曲、メロウな曲、どんなタイプの曲も歌いこなせる器用さと、表現力を持っている人だと思います。
そんな彼女の歌を聴く機会を失ってしまったことの淋しさから出てきた妄想なんです。

筒美さんの場合、あまりに良い曲が多過ぎて選曲が難しいのと、私の場合は好きな曲とそうでない曲が
はっきり別れてしまうんですね。
筒美さんの曲のカヴァー集と作るのは難しいですが、オリジナル・アルバムを作るのは面白いかも知れませんね。
Commented by kaz-shin at 2008-04-27 23:15
まつのすけさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
しょこたんのJ-POPカヴァー・アルバムというのは、確かに面白いかも知れませんね。興味ありますよ。
なかなか歌もしっかりしていますしね。

ただ、まつのすけさんには申し訳無いのですが、私はJ-POPカヴァーをプロデュースしたいという訳ではなくて、
今は歌っていない香坂さんの歌声が聴きたい一心での妄想なんですよ!
もちろんオリジナルの新譜でも構わないのですが、私の敬愛する林哲司さんの作品の中で
特に私が好きで、思い入れの強い曲を歌ってもらえたらどんなに嬉しいかという勝手な思いです。

中川さんは、まつのすけさんがプロデュースした方が時代にあった良い作品が出来るのではないかと思いますよ。
Commented by hisa at 2008-05-04 23:08 x
自分の好きなアーティストにいつまでも歌い続けてほしいという気持ちはみんな同じだと思います。私は新譜を出してほしいですね。
Commented by kaz-shin at 2008-05-05 01:20
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も新譜はぜひとも聴きたいですね。
どんな形でも良いから歌って欲しいと心から願っています。

そんな中で、私の大好きな林 哲司さんの作品を歌ってもらえたらという思いも強いのです。
香坂さんの歌う「真夜中のドア」とか「もう海に帰れない」とか聴きたくありませんか?(笑)
Commented by ギムリン at 2009-03-11 23:15 x
先日、やっとCANTOSの2,3を入手することが出来まして、以前持っていたその1とも比べて聴いてみました。確かに、このシリーズの香坂みゆきさんの歌声は、聴いていて疲れないというか、気持ちいいですねぇ。
選曲も、あれ誰の曲だっけとおもって、この記事みて、そうだったのか、というトリビアがありました。
「東京が好き」は、シングルになっていたので、オリジナルかと誤解してましたが、水越けいこさんがオリジナルでしたか。
最後、言われないと、中島みゆきさんと気がつかなかったです(汗)。

そして、私も「真夜中のドア」のカバーに、1票!
Commented by kaz-shin at 2009-03-14 00:41
ギムリンさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
CANTOSシリーズの香坂さんの歌声は、本当に良い意味で力が抜けた感じで聴いていて気持ち良いですよね。
しかも選曲も渋いですし・・・。
今から18年前のカヴァー集にしては、本当によく出来たアルバムだと思っています。
水越さんの「東京が好き」も良いですから、機会があったらぜひ聴いてみて下さい。
Commented by 早苗 at 2011-08-25 22:41 x
みゆきさんには 爽やかなサンバのリズム南国のトロピカルな曲やバラードなら個人的には萩田光雄さん作品での みゆきさんを聞いて見たい
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