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泰葉_GOLDEN☆BEST ◇ 2008年 05月 25日
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皆さんは俗に言うベスト盤を購入しますか?それともオリジナル・アルバムに拘りますか?
一口にベスト盤と言っても様々な種類があって、新たにレコーディングしたものやリミックスを施したもの、ファンの投票により収録曲を決めたりと趣向を凝らしたものもあれば、単にシングル曲中心の安易なベスト盤も存在します。世に存在するベスト盤の多くは後者の安易なベスト盤かも知れません。
本来私もベスト盤よりもオリジナル・アルバムを集めたいのですが、現在では入手困難になってしまっているアーティストのアルバム、洋楽系の輸入盤のベスト盤がBOOK OFF等の中古店で安く売られているのを見つけたり、あるいは興味があるけど聴いたことの無いといったアーティストの入門用としてベスト盤を購入するケースが多いですね。
CDラックを眺めていたら結構な枚数のベスト盤があります。選曲や年代も含めてバラエティに富んでいるのがベスト盤なので、車で聴く時なんかには重宝しています。そんなベスト盤を今日から数日に亘って紹介してみようかと思います。

第一弾として今回紹介するのは、去年(2007年11月)に春風亭 小朝との離婚会見で顰蹙を買って、"空気の読めない"キャラクターとして注目を集めた故・林家 三平の娘、泰葉のベスト盤『泰葉 - GOLDEN☆BEST』(2006年)です。
泰葉は1981年にシングル「フライディ・チャイナタウン」で、シンガーソングライターとしてデビュー。小朝と結婚して音楽活動を休止する1986年頃迄に、シングル8枚とアルバム(ミニ・アルバムを含めて)7枚をリリースしていたと思います。以前彼女の1stアルバム『TRANSIT』を紹介しましたが、所有しているはアナログ盤のみ。ずっとCDを探していたんですが入手困難な為、このベスト盤を購入したという次第です。
ベスト盤ということで収録曲が多い為、全曲ではなく気になる曲をピック・アップしてのレビューになりますが、ご了承下さい(笑)

『泰葉 / GOLDEN☆BEST』
01. フライディ・チャイナタウン
02. モーニング・デート
03. ブルーナイト・ブルー
04. 突然ハプニング
05. 水色のワンピース
06. Thinking of you
07. ポール・ポーリー・ポーラ
08. 涙のブロークンハート
09. COOL TOWN
10. HOT TOWN
11. 夏の恋・ジェラシー
12. 夏のエピソード
13. 下町スウィング
14. ショート・ストーリー(短編小説)
15. 夏のRELIEF
16. YES, IT'S MY HEART
17. Sincerely Yours

01~14は、シングルから7thシングル迄の7枚のシングル曲のA面とB面をそのまま順序良く収録されています。01~04の4曲は、作詞:荒木 とよひさ、作曲:海老名 泰葉、編曲:井上 鑑によるものです。デビュー曲としてはインパクも申し分無かった01。いかにも井上 鑑らしいアレンジのCITY POPナンバー。ロック調のアレンジに今 剛のギターが冴える02。キャッチーなメロディーとFUNKYなアレンジが秀逸な03。

萩田 光雄のアレンジが美しいバラード・ナンバー05。それまでの泰葉のイメージとは若干違って繊細な仕上がりになっている1曲です。矢野 立美のアレンジによる洒落たCITY POP風ナンバー06は、中原 めいこを彷彿させます。ある意味泰葉らしい曲でしょう。

軽快でキャッチーなメロディーが印象的なポップ・ナンバー07。鈴木 茂のアレンジ曲です。渋いCITY POP風ナンバー08は、後藤 次利のアレンジ曲で次利らしいベースが炸裂してます。次利のアレンジのセンスの良さを感じる1曲ですね。

作詞:山口 未央子、作曲:海老名 泰葉、編曲:矢島 賢による09と10。ちょっとエキゾチックな09とサザン・ロック風な10との対比が面白いです。ソングライターとしての才能を感じる2曲です。

夏をテーマにした11と12。アイドル系のシンガーに歌わせても似合いそうなキャッチーな11。泰葉自身のアレンジ(サウンドアドバイザー:林 立夫と明記されています)による12。これが結構メロディー、アレンジとも良い仕上がりです。ボッサ調の渋い作曲でお気に入りの1曲になっています。

作詞:下田 逸郎、作曲:筒美 京平、編曲:船山 基紀による13、14。注目は14で、船山 基紀のアレンジが秀逸で、泰葉のヴォーカルとEVEのコーラスとのコンビネーションが素晴らしい1曲です。天才・筒美 京平ならではのメロディーも圧巻です。

何故かアレンジャーの名前が記載されていない15、16。しっとりと聴かせるバラード曲の15は、泰葉のヴォーカルの成長ぶりを感じさせる1曲です。16はハードなロック・サウンドに乗せたポップなナンバー。

ベスト盤収録曲17曲中15曲が泰葉の作曲なんですが、どれもキャッチーな曲ばかりでソングライターとして素晴らしい才能を持っていると感じさせます。歌も曲が進むにつれてどんどん上手くなっています。このベスト盤で初めて耳にした曲も多かったのですが、想像以上に良い曲が多くて驚いています。これで益々オリジナル・アルバムを聴きたくなってしまいました(笑)
それにしても一芸に秀でた人を親に持つと、畑こそ違っていてもやはりそのDNAはしっかりと受け継がれているのだなと感じます。
噂によると、今年の秋頃には音楽活動を再開するとか・・・。今からちょっと楽しみですね。しっかりヴォイス・トレーニングを積んで良い音楽を届けてくれることを願っています。

"GOLDEN☆BEST"シリーズというのは、ソニー・ミュージック、東芝EMI、フォーライフ・ミュージック、ユニバーサル・ミュージック、日本クラウン、徳間ジャパン、コロンビア、BMGファンハウス8社の共同企画で、おそらくこれまでに250枚以上のベスト盤がリリースされているのではないでしょうか。定価1,980円(2枚組2,980円)という低価格設定なので、興味を持ったアーティストの入門用としては最適だと思いますよ。
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by kaz-shin | 2008-05-25 00:15 | ベスト盤 | Trackback | Comments(16) | |
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Commented by 哲学者になりたい猫 at 2008-05-25 00:58 x
私は昔出たベスト盤を持っています。ベスト盤は確かに邪道と音楽通からは叩かれてしまうし理由も良く分るのですが、やはりその人を聴く入り口等その存在意義は決して小さくないと思っています。この人は音楽大を志望していただけあって本当に歌が上手く、また作曲の才能もあり今世間で流布しているイメージが恐らく今後少なくとも10年は続くのでしょうがそれだけじゃもったいない…と個人的には思ってます。故三平が自分の才能を一番引き継いだのはこの子と言っていたそうですが自なのか演技なのか分らない顰蹙キャラ含めて私は父親の事をまったく知らない世代ですがそうなんだろうなと思います。編曲者のクレジットがない15,16はそれぞれ松本伊代さん(『天使のバカ』に別タイトル名で収録)少女隊(『『UNTOUTHABLE』 収録)作なのでその辺が関係してるんですかね?ともかくもう一度歌を聴きたいですね、本人も音楽活動やる気あるみたいですしね。個人的には中山美穂の旦那と某歌手をラジオの生放送中喧嘩をけしかけた人として記憶に残ってます(笑)
Commented by hisa at 2008-05-25 08:45 x
泰葉は何かのきっかけでいいなと思ったらしく(もう忘れました)LPを2枚持ってます。1枚は、「ワッ!不思議」という盤の中央に針をおいても逆回りで再生できるというCDでは絶対まねのできない代物です。
この辺は父親ゆずりですね。(哲学者になりたい猫さん:父親そっくりです)また水色のワンピースを違うアレンジで同じLPにいれたり当時としては先進的?な事もやってます。でもこれもある意味一曲ごまかさてれるみたいで顰蹙ものですよね。
GOLDEN☆BESTは安くて曲数が多くて重宝します。レコファンなどで未開封が安く売られたりするので狙ってます。泰葉のこれもターゲットにします。
Commented by Musicman at 2008-05-25 09:46 x
ご無沙汰してます。
「泰葉」は本当に大好きなアーティストで、アルバム2枚と溝2本の12inchを持ってます。
CDは持ってないんですよねー。
彼女の高域ヴォーカルは、当時でもアナログだとビビリが出ちゃってたので、CD向きのアーティストですよね。
“復活記念!”でCD再発してくれるといいんですけど・・・。
日本でも有数のヴォーカリスト兼ソングライターなので、今後の活動に注目ですね!
新譜が出たら絶対に買っちゃうだろうなぁ・・・。
Commented by kotaro at 2008-05-25 13:18 x
おかみさんという職業を捨てて、此の世界にカムバックを期待しています。
初期の難しいシンコペーション多用のアレンジはまだ力んでいたころの井上鑑、ボール、ポーリー…はキューンの音、鈴木茂でしたね。
下町スウィングは当時、誰だろうと思ってましたが、詞は才人下田逸郎でしたか。
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:03
哲学者になりたい猫さん、コメントありがとうございます。
松本伊代さんや少女隊へ曲を提供していたというのは知っていましたが、15と16がそうだったんですね。教えて頂いてありがとうございます。
もし音楽活動を再開したらどんな音楽を聴かせてくれるのか、楽しみですね。
昔と変わらないポップな曲なのか、今の時代の流行を取り入れた曲なのか興味深いところです。
セルフ・カヴァー集で再デビューというのも有りかも知れませんね。
いずれにしても動向が気になります。
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:12
hisaさん、コメントありがとうございます。
泰葉さんのミニ・アルバムは変わったのがありましたね。
hisaさんの仰っている内側から外側へレコード針がトレースされるものや、
盤面に2本の溝があって針を落とすと2つのバージョンのどちらかが聴こえるというものがありました(笑)
邪道と言えば邪道という気もしますが、アナログ時代ならではのアイディアですね。
これから数日間はベスト盤の紹介を続けようと思っていますので、お付き合い下さいね。
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:15
Musicmanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
泰葉さんの音楽活動再開を記念してのCD再発というのは、ぜひともお願いしたいものですね。
レコード会社との問題もあるでしょうが、泰葉さんの音楽活動を知らない人も多いでしょうから、新作と同時リリースというのも面白いと思います。
どんな音楽を聴かせてくれるか楽しみですね。
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:23
kotaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
このベスト盤に収録されている曲のアレンジは、どれもなかなか良いですよ。
特に泰葉さん自身のアレンジ曲12には驚かされました(笑)
どれもこれもが80年代の匂いのするアレンジなんで、私は嬉しくて仕方がありません。
もし、新作が出るとしたらスタッフやミュージシャンも気になりますね。
Commented by アンクル・トム at 2008-05-25 17:31 x
泰葉さんの『TRANSIT』とオレンジ色のジャケット(タイトル
は忘れましたが....)のLPを2枚だけ持ってました。
当時は張りのあるいい声してましたね。
つい最近は酸欠状態で倒れてしまったようですが....(笑)。
離婚そして芸能活動再開と嬉しい限りです。

Commented by momayucue at 2008-05-25 17:31
たにぴ@ご無沙汰気味です。
デビュー当時のスタイルは、わりに越美晴に似ていたと想います。
ぼくはあらゆる意味で、越美晴派ですな。
まぁぼくのシュミですので、
Kaz-shinさんのblogで長文でお邪魔はね、ファンのかたにご迷惑でしょうし。
空気ねぇ、きっとわざとなんだろうな。
TOTOに対して、服のセンスとか辛辣でしたよ。
勿論ぼくもルカサーのジャンパーは酷いと想いますます(^^;)
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:42
アンクル・トムさん、コメントありがとうございます。
私も何かの記事で読みました・・・酸欠で倒れた話。
だから記事にもヴォイス・トレーニングを積んで欲しいと書いたのです(笑)
おかみさん時代にも曲は書いていたんでしょうかね。もし、そうなら秋の音楽活動再開というのもまんざら嘘では無いと思えるのですが・・・。
いずれにしても今から楽しみです。
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 17:48
たにぴさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そう言えば、越美晴さんの初期作品の『おもちゃ箱 第一幕』あたりを再発してくれないですかね。
ヨーロピアン志向が強くなってからは駄目でしたが、70年代終わり頃のポップな時代は大好きでした。

林家三平の一族ですから、泰葉さんのあのキャラクターには私自身全く違和感を感じてません(笑)
ただ、デビューが音楽家としてでしたからそのギャップに驚いている人も多かったのかも知れませんね。
まあ、素敵な音楽を届けてくれるのならキャラクターは別にどうでも良いのですが・・・(笑)
Commented by PON at 2008-05-25 20:50 x
こんばんは~

私は、気になるミュージシャンがいたら、ベスト盤から買います。
それで気に入ったら、オリジナルを買ったりコンサートに行ったり。
ここ半年で買ったのは、門あさ美、大橋純子、山本達彦
のベストですf(^^;

泰葉さんは、最近は「空気読めない」イメージばかりですが、
シンガーソングライターとして素晴らしいですよね!
私は「フライデイ~」で知ったので、離婚騒動でのキャラクターに
ギャップを感じましたf(^^;
Commented by kaz-shin at 2008-05-25 23:34
PONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ベスト盤はアーティストの顔とも呼べるアルバムだと思っています。
おそらくこの世に作品をリリースしているアーティストでベスト盤がリリースされていないのは少ないと思いますね。
もちろんデビューして日の浅いアーティストは別にしてですが・・・。
レコード会社もアーティストを知ってもらう上でも、セールス面でも重要な位置を占めるのがベスト盤という気がします。

実は偶然ですが、近い内に山本達彦さんのベスト盤を紹介しようと思っていました。
PONさんの所有しているベスト盤と同じかも知れません。楽しみにしていて下さい(笑)
Commented by DNA at 2011-10-07 23:47 x
本当に才能あるシンガーソングライターだと思います。
太ってるからデビューさせてやらないとかで、デビュー前はダイエットに励んだそうで・・・。
あのキャラが無ければまた違った道を歩んでいたかもしれませんが。

例の会見で、記者が「金髪ブタXX」だそうですね?!」
と尋ねたら、
「はい、金髪クソブタXXと言いました」と返答してました。
2文字増えてるし・・・。
ソングライターの才能だけでなく、何気に破天荒なあのキャラも好きだったりして・・・。

「ブルーナイトブルー」「ショートストーリー」「Thinking of you」「ポールポーリーポーラ」
そして、「フライデイチャイナタウン」あたりがツボですね。

今年になって初めて知ったのですが、
エロビデオにも出演している松浦ひろみという人が「フライデイ~」をアルバムでカバーしています。
意外にも、「フライデイ~」のカバーってこの人以外では見た事ありませんね・・・。
Commented by kaz-shin at 2011-10-10 23:01
DNAさん、コメントありがとうございます。
海老名家の血を受け継いでいると思わせるキャラですね。
でもその海老名家からシンガー・ソングライターが出たと聞いて、彼女がデビューした時は少々驚いたのを憶えています。
井上 鑑がアレンジだったので迷わずに買いましたが・・・(笑)
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