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山本 達彦_TWIN BEST ◇ 2008年 05月 31日
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ここのところベスト盤の紹介が続いていますが、まだ紹介したベスト盤がありますのでもう少しお付き合い下さい。
今回紹介するのは、その独特な世界観とダンディズムがCITY POPと呼ぶに相応しいアーティスト、山本 達彦の1998年リリースのベスト・アルバム『TWIN BEST』です。
1970年代半ばにオレンジというグループでデビュー、1978年のソロ・デビューしてから現在まで積極的に活動を続け、既にオリジナル・アルバムは28枚もリリースされています。驚くことにベスト盤だけでも15枚リリースされているようです。30年を超えるキャリアの中において、今回紹介する『TWIN BEST』はCITY POPの全盛期だった頃に在籍していた東芝EMIからリリースされた4thアルバム『I LOVE YOU SO』(1982年)から12thアルバム『HEART NOTES』(1988年)迄の9枚のアルバムから選曲された30曲が収録されています。

スティーリー・ダンのフリークとも言われる山本 達彦ですが、彼の作り出す繊細で緻密なサウンドやメロディーはCITY POPの流行とマッチしていて、当時お洒落な音楽として愛聴していました。私のブログを訪れてくれるJ-POP好きな皆さんにぜひともお薦めしたいアーティストの一人なんですが、如何せんこの頃のアルバムは入手困難なものばかりです。私も80年代の山本達彦のアルバムをCDで所有しているのはたったの2枚・・・。ですからこのベスト盤は私にとって、とても貴重なベスト盤となっています。

『山本 達彦 / TWIN BEST』
Disc.1
01. LAST GOOD-BYE
02. 摩天楼ブルース
03. 夏の愛人
04. MY MARINE MARILYN
05. パシフィック・ブルー
06. MAN+WOMAN=100%
07. I LOVE YOU SO
08. 嘘の台詞(ダイアローグ)
09. MRS, SNOW
10. IN SUMMER DAY
11. FAREWELL. MIDNIGHT BLUE
12. LADY
13. LONELY JOURNEY
14. FAIRY PRINCESS
15. MISSING LOVE

Disc.2
01. WELCOME TO MY PARTY
02. 夢より苦しく
03. 密会のHIGH NOON
04. MAGIC
05. LAST SHOW
06. SUNSET BLUE
07. MAY STORM
08. L'ECUME DES JOURS
09. JAZZY AGE
10. DANCIN' ON THE BEAM
11. 太陽がいっぱい
12. 紫陽花
13. 九月のフォトグラフ
14. 雨に想いを
15. 哀しみの外電(テレグラム)

作曲は、NOBODY(相沢 行夫、木原 敏雄)がDisc.1-04、Disc.2-06を、中崎 英也がDisc.1-06を手掛けている以外は全て山本 達彦です。
アレンジにNOBODYが関わっているDisc.1-02、05、07、09、Disc.2-04、05の6曲は、どちらかと言えばNOBODYらしいポップ・ロック路線ですし、井上 鑑がアレンジに関わっているDisc.1-01、04、06、10~12、Disc.2-6~9の10曲に関しては、山本 達彦の持ち味を十分に引き出しており、まさにCITY POPと呼ぶに相応しいサウンドに仕上がっています。
おそらく山本 達彦が持っているサウンド・イメージを井上 鑑が具体化するという共同作業だったのではないかと思います。このベスト盤を聴いていると井上 鑑の施すアレンジは、山本 達彦の書くメロディーとベスト・マッチングしているのが分かります。
もちろん他のアレンジャーの手掛けた作品も決して悪くないですし、どれも質の高い作品だと思います。しかし、井上 鑑の才能が開花した頃のアレンジですので、彼のアレンジが際立っていますね。

本来であれば細かくレビューしたいのですが、曲数が30曲もあるので気力が萎えました(笑)
独特な世界観を持っていますので好き嫌いが分かれるかも知れませんが、J-POPが好きな方、とりわけCITY POPが好きな方にはぜひとも聴いて欲しいアーティストですし、このベスト盤は山本 達彦の魅力が詰まっていますのでお薦めです。
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by kaz-shin | 2008-05-31 11:45 | ベスト盤 | Trackback | Comments(20) | |
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Commented by ぐま at 2008-05-31 20:28 x
最初の3枚から選曲されてないのが解せませんが、それはそれでアリなのかも知れませんね。ハマってた昔を思い出す、ナイスな選曲だと思います。
『 POKER FACE』あたりは、さほど毛色は違わないと思うんですが、何か他の事情があるんでしょうかねぇ?好きなアルバムなんで、ベスト盤に蹴られると寂しい気もしますがw。


Commented by kaz-shin at 2008-06-01 01:24
ぐまさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『Sudden Wind』、『Memorial Rain』、『POKER FACE』の3枚は日本フォノグラムからリリースされたアルバムなので、
この東芝EMIからリリースされたベスト盤には収録されていないのだと思います。
仰るように『POKER FACE』はポップで、このベスト盤に収録されていても違和感はありませんね。
私もどうしてもフォノグラム時代の音源を聴きたいのですが、なかなか再発されませんね。
特に『POKER FACE』はぜひとも再発して欲しいと願っているアルバムです。
Commented by kotaro at 2008-06-01 09:03 x
おはようございます。
実は私には2つ上のピアノが弾ける普通の姉がおり、彼女から入ってきたのが村上春樹と2人時代のオフコースと初期の山本達彦でした。
フォノグラム時代のアルバムって、素敵で好きです。
サドンウインドの中のバースデイは名曲だと思いますし、ポーカーフェイスは過渡期のアルバムで、次のEMI時代が予測される「変化」が読み取れます。
NOBODYを起用し井上鑑のアレンジになった「ル・プレイン・ソレイユ(太陽がいっぱい)」を最初聴いた時は『これが山達?』と衝撃を受けたのですが、それさえ記憶が埋没しかかっています(笑)
“売れなかった”フォノグラム時代が好きなのはマニアだけでしょうが、杉真理のビクター時代とともに、ポップス研究の道の人には聴いてもらいたい「前史」であることは、私も同感であります。

ところで最後に蛇足ですが、高校時代の山本達彦の同級生に渡辺香津美がいたというエピソードは面白いですね。
運動好きのサッカー少年が前者で、教室の隅でじっとギターを弾いてた色白君が後者、2少年も五十路を超えましたがまだまだ若い気持ちでライバルとして頑張ってもらいたいものです。
Commented by PON at 2008-06-01 11:25 x
待ってました!(笑)
私が持っているベスト盤とは違いますが、
こっちの方が選曲が良いです~f(^^;
私の所有は、お馴染み?「ゴールデンベスト」ですが、
やはり、東芝EMIの時代の曲が収録されており、
デビュー当時の曲も聴いてみたいな~と思っています。
ちなみに、彼を知ったきっかけが、スポーツ新聞の
「あの人は今?」のコーナーでした(汗)
今となっては、まだまだ現役なのに~。という感じです!
Commented by mimoza at 2008-06-01 20:03 x
はじめまして。
山本達彦さん、今年でデビュー30周年なのですし、レコード会社の枠をこえてのベスト盤とか、アルバムをそのまま(何枚か分を1つとしてでも)リリースしてくれないかな・・って思うのですけどね。
東芝の頃のはiTuneやmoraでダウンロードできるのでまだいいのですが、フォノグラムの頃のやアルファの頃のどうにかしてほしいものです。
Commented by kaz-shin at 2008-06-01 21:37
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私が山本達彦さんに出会ったのが『POKER FACE』だったので、かろうじてフォノグラムの音源に触れているのですが、
それ以前の2枚のアルバムは全く聴いたことがありません。
CD化されたことはあるようですが、今まで見たことが無いです。
ぜひとも聴いてみたいと思っているのですが・・・。
気長に再発されるのを待つしかなさそうですね(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-06-01 21:49
PONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お待たせしました(笑)
"TWIN BEST"シリーズは、ジャケットのセンスは?なんですが、選曲やボリュームに関してはなかなかですよ。
現在も入手可能なアルバムなのかは不明ですが、東芝時代の山本さんの魅力は十分味わえます。
もし見つけたらぜひお買い求め下さい(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-06-01 22:07
mimozaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
デビュー30周年を記念して、ぜひとも入手困難となってしまったアルバムの再発してくれると良いですね。
私はフォノグラム時代の1stや2ndをどうしても聴いてみたいですし、『POKER FACE』もぜひCDで聴いてみたいのです。
何か情報が入りましたら、ぜひ教えて下さい。よろしくお願い致します。
Commented by mimoza at 2008-06-03 00:30 x
今晩は。
そういえば私もフォノグラム時代の1stや2ndは持ってないのですよね。
「Fly to me / Tatsuhiko Special」というフォノグラム時代のベストは持っており、それが一番初めに買った達彦さんのアルバムなのですが。
「CONVERSATION WITH MYSELF」のⅠ、Ⅱ、Ⅲという達彦さんのピアノの弾語りのセルフカバーアルバムがあるのですが、それでフォノグラム時代のものもいくつか歌われたりしてますよ。
http://warp-on-web.com/tatsuhiko_yamamoto/
Commented by mimoza at 2008-06-03 01:02 x
ついしんです。
3月に達彦さんの「30th Anniversary Concert」があったのはご存知でしょうか? これがかなり素晴らしかったのですよ。
このDVDが近々発売になる予定なはずなのです。でも一般流通はしないそうなので、もし希望される場合は住所、氏名、メールアドレスを書いて 、322dvd@warp-on-web.com まで、下記へメールされておかれるといいかと思います。
http://warp.typepad.jp/tatsuhiko/2008/03/30-6d13.html#comments
これはTatsuhiko Blog のそれについての達彦さんの書かれたメッセージのページです。なかなか素敵なコメントがたくさん寄せられています。
Commented by kotaro at 2008-06-04 03:11 x
こんにちはmimozaさん。僕も姉貴と一緒に聴き始めたのはラジオからでポーカーフェイスを買ってからサドン・ウインドを聴きたくなり、レコード屋に結局取り寄せました。市中では置いていませんでした。

この他に「TATSUHIKO LIVE」というライブ盤があり、「今夜はドラマティック」から始る出だしが軽快な1枚です。
あとCMタイアップで「午後の誘惑」というシングルがあり、ミ二バーグというカーラーか化粧品のテーマだったと思います。
フォノグラム時代の作品は資料が少なく、ご本人のサイトでも旧作は殆ど出てきません。
理由はあるのかもしれませんが聴きたい曲も数多いと思うのですが。
Commented by kaz-shin at 2008-06-05 00:38
mimozaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみません。

山本さんのように30年も音楽活動を続けていると、単に再発と言っても結構大変だろうなと思います。
それでも30周年ということで、過去の作品(特にフォノグラム時代)をリマスターで再発してくれると良いのですが・・・。
もしかすると過去の音源を再発すると言うのは、山本さんの本意では無いのかも知れません。
それでも30年という長い音楽活動の一部分として、リスナーに今聴ける環境を提供してくれたら良いなと思います。

DVDの情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2008-06-05 00:53
kotaroさん、コメントありがとうございます。
フォノグラムの音源はやはり再発して欲しいですね~。
Commented by mimoza at 2008-06-10 22:48 x
こんばんは。
>ポーカーフェイスを買ってからサドン・ウインドを聴きたくなり、レコード屋に結局取り寄せました。市中では置いていませんでした。

では、アルバム「Sudden Wind」も「Memorial Rain」もLPではお持ちなのですか?
私が82年夏に「Fly to me / Tatsuhiko Special」というベストアルバムを買った時にはそれらもレコードやさんに置かれてたとは思いますが、そのベストを買ったので何となく買わずにきちゃったんですよね。なぜかその後、さかのぼって「ポーカーフェイス」は買ってみたのですが。それも普通にレコードやさんで買いましたよ。83年か84年だと思うけど。
Commented by mimoza つづきです at 2008-06-10 22:51 x
>この他に「TATSUHIKO LIVE」というライブ盤があり、あとCMタイアップで「午後の誘惑」というシングルがあり、ミ二バーグというカーラーか化粧品のテーマだったと思います。

フォノグラムの頃のは・・ってことでしょうか?
「TATSUHIKO LIVE」は東芝EMIだと思いますよ。
「午後の誘惑」というミ二バーグのやつは、フォノグラムでも東芝でもない微妙な時期に出た特殊な1枚かと思います。
化粧品とのタイアップ曲は『ある日この夏』です。大好きです。
私が山本達彦さんという名前と歌声を知った曲です。でもそのお姿をレコードやさんでアルバムジャケットで偶然お見かけして、これは私大好きかも・・と感じつつ購入し、大ファンになるのはそれから3年も後の日だったんですよね。フォノグラムから出たシングルは他にも何枚かありますよ。達彦さんのHPのディスコグラフィにあります。

>フォノグラム時代の作品は資料が少なく、ご本人のサイトでも旧作は殆ど出てきません。

シングルもアルバムもご本人のサイトのディスコグラフィにはありますよ。(なぜか「Fly to me / Tatsuhiko Special」は無いのですが!)
http://warp-on-web.com/tatsuhiko_yamamoto/
Commented by mimoza もう1つ続きです at 2008-06-10 23:13 x
>山本さんのように30年も音楽活動を続けていると、単に再発と言っても結構大変だろうなと思います。もしかすると過去の音源を再発すると言うのは、山本さんの本意では無いのかも知れません。

どうしてですか?

達彦さんの意向がどうとかってことではなく、レコード会社の問題だと思います。達彦さんが再発売を望まないわけがないし(拒むどんな理由があるのでしょうか?万一何かしらの意向があったところで、そのレコード会社に今は在籍してないのですから言えるスジがありませんよね。)それ以前に廃盤を望んだ覚えもないと思います。 
音源の(販売の?)権利とかがそれぞれのレコード会社にあるらしいのです。フォノグラムにしてもアルファにしてもベストを出すわけでもダウンロードできるようにするわけでもないなら手放してよって思うのですが、手放さないらしいです。95年96年のに在籍してたワンダーエンターテイメントでの2枚の音源は過去の苦い経験から今の事務所で買い取っており、「Best Tunes/1996,97」というベストアルバムがリリーされております。これはHPのショップからでもアマゾンなどでも購入可能です。
Commented by kaz-shin at 2008-06-11 00:30
mimozaさん、こんばんは。沢山のコメントありがとうございます。
私が"山本さんの本位では無いかも知れない"と書いたのは、決して山本さんが再発を望んでいないということではありません。
言葉足らずですみません。30年もの長い間音楽活動を続けて、現在も一線で活躍されていますから
現在の音楽を聴いて欲しいという想いが、山本さんにあるのだろうなと思ったものですから・・・。
mimozaさんのようにずっと長い間、山本さんを聴き続けてきた筋金入りのファンとは違って、
私のように過去の一部分の音楽しか知らず、しかもその一時期の音源に限って再発して欲しいというのも
身勝手な話だなと思い、自嘲気味に書いたのです。
アーティストはどんなに昔の曲でも、ある意味自分の分身でしょうから愛着・愛情を持っているのは当然だと思っています。
もちろんレコード会社との利権の問題もあるというのは承知しています。
だからこそ今の山本さんの音楽を知るべきなのかも知れませんね。
機会があれば90年代以降の作品も聴いてみますね。
Commented by mimoza at 2008-07-09 13:14 x
こんにちは。読み返して今初めて気づいたのですが、前回のコメントで私が初めに書いたものは、kotaroさんが私に書いたものに対するコメントだったのですね。、何か話が微妙に違うと思いつつ書いたのですがkaz-shinからのコメントと思って書いてしまってました。

>私のように過去の一部分の音楽しか知らず(中略)いうのも身勝手な話だなと思い、自嘲気味に書いたのです。

でも、私の6/3のコメントに対して何故か(私はそんなこと聞いてもいないし)書かれてきたことですし、自分自身にというより、相手に対して書いたものなのでは・・と思いますよ。
現在の音楽を聴いてほしいというのは現在も音楽を続けているなら誰だって思うことであり達彦さんに限ったことではないですよね。至極当然過ぎる位当然なのではないでしょうか? だからといって過去のベスト盤やら杯盤にされてたものが復刻されるのを誰が拒むでしょうか? 
言葉足らず・・というより、「過去の音源を再発すると言うのは、山本さんの本意では無いのかも知れません。」という発言そのものがWhy?と思われました。
Commented by mimoza 続きです。 at 2008-07-09 13:26 x
>もちろんレコード会社との利権の問題もあるというのは承知しています。

そうであるなら、なおさら出てくるような台詞ではないと思います。
現状では過去の音源が再発されるもされないも達彦さんの関知できることではないのですから。

私が筋金入りだとすれば、筋金が入ったのは昨年のことかと思われます。80年代の曲も特にお気に入りのアルバム以外は忘れてましたし、90年代半ば以降もアルバムは買ってましたが、曲は覚えておりませんでしたので、約1年前ごろからですね、93年あたりからのアルバム聴きまくりました。

>機会があれば90年代以降の作品も聴いてみますね。

機会は作らなければないですよね。達彦さんのアルバムまずCDやさんにございませんし。 「CONVERSATION WITH MYSELF」の3枚がとってもお奨めです。達彦さんのオフィシャルHPのショップから購入いただけます。実は今Ⅰを聴いており、今日明日位からⅡを聴こうと思っています。
Commented by kaz-shin at 2008-07-09 22:47
mimozaさん、こんばんは。沢山のコメントありがとうございます。
>機会は作らなければないですよね。
鋭いご指摘で・・・(笑)
正直言いますと、新譜を買ってまで聴きたいとは思っていません。
他にも聴きたいものが沢山ありますし・・・。
ただ、中古店等で安い値段で入手出来る機会があったら聴いてみたいとは思っています。
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