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LARRY CARLTON_COLLECTION ◇ 2008年 06月 02日
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ここ1週間程、ベスト・アルバムの紹介を続けてきました。まだ紹介しきれていませんが、一応今回で一区切りつけようと思っています。紹介しきれなかったベスト盤は追々紹介していくつもりです。次回からはまた通常通り、様々なアルバムを紹介していく予定です。

さて今回紹介するベスト盤はFUSION系のアルバムです。今更紹介の必要も無いであろう名ギタリスト、ラリー・カールトンのベスト・アルバム『COLLECTION』(1990年)です。grpレーベルからリリースされたベスト盤ですが、ワーナー時代のアルバム『Larry Carlton (夜の彷徨)』(1978年)、『Sleepwalk』(1982年)、『Friends』(1983年)、MCA時代の『Alone / But Never Alone』(1985年)、『Discovery』(1987年)、『On Solid Ground』(1989年)の6枚のアルバムから10曲が選ばれ、1990年にレコーディングされた新曲2曲を加えた全12曲が収録されています。

『LARRY CARLTON / COLLECTION』
01. SMALL TOWN GIRL
02. SMILES AND SMILES TO GO
03. MINUTE BY MINUTE
04. FOR HEAVEN'S SAKE
05. NIGHT CRAWLER
06. BLUES FOR TJ
07. 10 P.M.
08. SLEEPWALK
09. TEQUILA
10. BUBBLE SHUFFLE
11. HELLO TOMORROW
12. HIGH STEPPIN'

01と04は新曲です。どちらもアコースティック・ギターをフィーチャーした曲で、Abraham Laboriel(b)、Joe Sample(key)、John Ferraro(ds)、Michael Fisher(per)等が参加しています。01は軽快なテンポとJerry Heyのアレンジによるホーン・セクションが印象的で、爽やかな曲です。04はしっとりとした雰囲気を持った曲で、Kirk Whalumの渋いサックスが印象的です。夕暮れ時の海辺に似合いそうな曲ですね。

02と12はアルバム『Alone / But Never Alone』から。シンプルなサウンドながら、活き活きとしたラリー・カールトンのアコースティック・ギターが爽やかな名曲02。夜の帳に包まれたようなサウンドと渋いアコースティック・ギターのリフが印象的な12。2曲ともシンプルなアレンジなんですが、その分ラリー・カールトンのギターが映えている気がします。

03と11はアルバム『Discovery』から。03はお馴染みTHE DOOBIE BROTHERSのカヴァーです。作者でもあるMichael McDonaldがキーボードで参加しています。ブルージーなアコースティック・ギターとKirk Whalumのサックスが実に渋いです。変わって11はゆったりとしたリズムが心地良いバラード曲です。地味目なプレイですが、Rick Marottaのキレのあるドラミングが好きです。

GUITAR FUSIONが好きな人ならば必聴盤とも言える名盤『Larry Carlton (夜の彷徨)』から選ばれた05。Abraham LaborielとJeff Porcaroのリズム隊のプレイが素晴らしく、5曲目にしてやっと335の音が登場しました。この音色こそラリー・カールトンだという気がしますね(笑)

06と09はアルバム『Friends』から。B.B Kingとの共演曲06。タイトル通りコテコテのブルース曲です。Abraham Laboriel(b)、Joe Sample(key)、Jeff Porcaro(ds)という贅沢なメンバーが参加していますが、主役はやはりギターの二人なのは言うまでもありません。ラテン色の強いアレンジの09は、誰もが耳にしたことのある曲だと思います。目玉はAl JarreauのスキャットとMichael Breckerのサックスでしょう。

07と08はアルバム『Sleepwalk』から。ラリー・カールトン自身のお気に入りのアルバムだったようですね。ラリーのギターの他は、Abraham Laboriel(b)、Jeff Porcaro(ds)、Terry Trotter(key)の3人のみというシンプルな構成ですが、緊張感溢れるプレイが堪能出来る1曲です。08はスタンダード曲とも言える曲なので、ご存知の人も多いでしょう。ストリングスが美しく、心地良いギターの音色(高中 正義っぽいです)が耳に残ります。

10はアルバム『On Solid Ground』から。私の好きなドラマー、John Robinsonが活躍している曲です。リズム・ギターでDean Parksが参加していますし、John Penaのベース・プレイも光っています。ラリーらしいギターが楽しめる1曲ですね。

果たしてこのベスト盤は、ラリー・カールトンのファンにどう受け止められているのでしょうか?始めの4曲がアコースティック・ギターがメインなので、最初に聴いた時には地味な印象があるかも知れません。しかし、私は結構選曲も曲順も気に入ってます。
素晴らしいテクニックを堪能するというよりもBGMとして聴いても違和感の無い、心地良い音楽でアルバムが満たされています。あくまで音楽(曲)が主体のアルバムという感じで好感が持てます。ドライブの時のBGMとしても最適な1枚だと思います。
普段FUSIONというジャンルに馴染みの無い人でも楽しんでもらえると思いますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2008-06-02 00:00 | ベスト盤 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by ayuki at 2008-06-02 06:38 x
お邪魔致します。
この作品は、あの銃撃事件の後としては2枚目と言うことになると想うのですが、新曲が2曲入っていて、復活と言う感じを受けたのを覚えていす。大人しい感じの選曲ですので、仰る通りにBGMとしても最適ですね。
Commented by kaz-shin at 2008-06-02 23:41
ayukiさん、こんばんは。朝早くからコメントありがとうございます。
あの銃撃事件は、『On Solid Ground』の録音中」だったらしいですね。
相当なダメージだったと思いますが、こうやって音を聴くとラリーの精神の強さを感じる反面、強い人間の持つ優しさを感じると言っては大袈裟でしょうか・・・。
このアルバムを聴いていると、何故か優しい気持ちになれるんですよね。
Commented by トシユキ at 2008-06-03 00:40 x
フュージョンに興味を持った時には多くのアルバムが世に出ていて、どこから手を付けたら良いかわからず、ラリーカールトンを知りたいと買ったのがこの1枚でした。
毎年夏の暑い夜や行楽の帰りには欠かせないCDです。
kaz-shinさんの解説を見ながら聞くのは贅沢な気分でもあり、今までとは違った意識で集中しながら聴きました。
Commented by kaz-shin at 2008-06-05 00:42
トシユキさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみませんでした。

FUSIONには色んな楽しみ方があって、演奏技術に痺れるのも良いですし、単にBGMとして聴いてリラックス気分になるのも良い・・・。
そういう意味ではこのアルバムは、FUSIONが堅苦しいと思っている人やトシユキさんがそうだったように何から聴いて良いか迷ってる人には聴き易いアルバムだと思います。
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