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杉山 清貴&オメガトライブ_NEVER ENDING SUMMER ◇ 2008年 06月 23日
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今回紹介するのは、杉山 清貴&オメガトライブが1984年にリリースした通算3作目となるオリジナル・アルバム『NEVER ENDING SUMMER』です。
夏=オメガトライブというイメージを持っている方も多いと思いますが、この『NEVER ENDING SUMMER』は確か12月にリリースされたアルバムで、歌詞も冬にまつわる曲が多いのが特徴ですね。それでも杉山 清貴の歌声は爽やかで、じめじめとした梅雨時の嫌な気分を吹き飛ばしてくれる気がします。

アルバムも3枚目となり、オメガトライブとしての音楽の方向性も安定期に入った感がありますが、これは当然プロデューサーである藤田 浩一やサウンド・アドバイザーと数多いヒット曲を提供してきた林 哲司がオメガトライブを支えてきた結果であるとも言えるでしょうね。
このアルバムのもう一つの特徴として、杉山 清貴がアルバム収録曲全9曲中4曲という約半分の曲の作曲を手掛けているところでしょう。まさにソングライターとして成長著しい時期だったのでしょうが、面白いのはこの頃の彼の書いた作品の多くは、林 哲司の影響が色濃いところだと思っています。いわゆる林 哲司っぽい曲が多いということなんですが、それが逆にアルバムに統一感をもたらしているのも事実ですね。
飛び抜けて印象深い曲はありませんが、どの曲もキャッチーで聴きやすいというのが、いかにもオメガトライブらしいと言えるかも知れません。

『杉山 清貴&オメガトライブ / NEVER ENDING SUMMER』
01. Misty Night Cruising
02. Eastern Railroad
03. Twilight Bay City
04. Riverside Hotel
05. Stay The Night Forever
06. Never Ending Summer Ⅰ
07. Never Ending Summer Ⅱ
08. Never Ending Summer Ⅲ
09. Never Ending Summer Ⅳ ~ Prolog

疾走感溢れるナンバー01。杉山 清貴の作曲ですが、この曲は特に林 哲司の影響を強く感じますね。とてもキャッチーなナンバーで、アルバムのTOPを飾るに相応しい曲だと思います。アレンジは松下 誠。CITY POP色の強いサウンドですが、シモンズ(シンセ・ドラム)の音が時代を感じさせます(笑)

ホーン・セクションを使ったFUNKYなナンバー02。この曲も杉山 清貴の作曲です。私はこういう都会的なイメージのオメガトライブの曲って凄く好きなんですよね。アレンジを手掛けているのは私も大好きなアレンジャーの一人、志熊 研三です。

爽やかなミディアム・ナンバー03。この曲も作曲:杉山 清貴、編曲:志熊 研三のコンビです。都会的でありながら清々しさを感じるようなメロディー・ラインとアレンジが印象的で、個人的にお気に入りの1曲になっています。

シングル曲04。作詞:康 珍化、作・編曲:林 哲司によるナンバー。彼等のシングルの中では地味な作品と言えるかも知れませんが、私は結構好きな曲なんですよね。AメロからBメロ、そしてサビへと徐々に盛り上げていく構成が、いかにも林 哲司らしいですね。

杉山 清貴の作曲によるしっとりと聴かせるバラード曲05。まさに王道とも言えるバラード曲でしょう。

このアルバムのハイライト曲である組曲06~09。作詞:秋元 康、作・編曲:林 哲司によるもので、組曲らしくストーリー仕立ての歌詞と林 哲司のメロディーとのマッチングが素晴らしいですね。美しいストリングスをバックにバラード調で始まり、テンポ・アップしていく06。この曲に関してはバラード調で通しても良かったような気がします。CITY POP色の強いミディアム・ナンバー07。林 哲司のアレンジのセンスが光る曲で、この曲は好きなんです。08も林 哲司らしいミミディアム・ナンバーで、アイドル系シンガーが歌っても似合いそうな作品ですね。アレンジがいかにも和製デヴィッド・フォスター、林 哲司らしいバラード・ナンバー09。この曲に関してはメロディーよりもアレンジが私の興味を惹きました。

以前紹介した『RIVER'S ISLAND』が私の1番好きなアルバムなんですが、私はいかにも夏っぽいといった作品よりも都会的な作品が好きなんです。杉山 清貴の歌声も夏向きだとは思いますが、どこか都会的な雰囲気に似合うある種の冷たさを持っているような気がしています。ですから本作『NEVER ENDING SUMMER』も、冬という季節感と都会的な雰囲気が強く、どこか冷たさを感じるので個人的には大変気に入っているアルバムなんです。この独特な冷たさは、蒸し暑い日本の夏をクール・ダウンさせてくれるかも知れませんね(笑)
興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2008-06-23 00:30 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(14) | |
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Commented by PON at 2008-06-23 17:12 x
いいですねえ、杉山清貴&オメガトライブ!
確かに、都会の雰囲気が似合いますよね。
シングルでは特に「アスファルト・レディ」が好きです。
清貴さんは、今も現役ですが、
林哲司さんの影響も大きいんでしょうね~。
Commented by kaz-shin at 2008-06-23 22:50
PONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
PONさんも都会の雰囲気が似合うと思われますか?嬉しいですね~。
私はいかにも夏っぽい、海っぽい作品よりも都会的な曲の方が好きなんですよ。
ですから今でも『RIVER'S ISLAND』が1番のお気に入りで・・・(笑)
この頃の杉山さんの作品は特に林哲司さんの影響が大きいような気がしますね。
杉山さんにとって林さんとの出会いは大きかったのではないかと勝手に想像しています。
Commented by しげぞう at 2008-06-24 10:13 x
こんにちは
このアルバムは僕も好きです
”季節外れの海”をイメージさせる内容ですね
中でも05「Stay The Night Forever」
これが大好きで今でも定期的に聴いています
季節としては特に秋の初めの頃
いつも無性に聴きたくなるのです
Commented by monksiiru at 2008-06-24 16:32 x
kaz-shinさん、お久しぶりです。
このアルバムも都会的な突き放され感が心地良いですよね。情熱溢れる熱い夏ではないのが妙に好きです。
Eastern Railroadは私も大好きな一曲です。解散コンサートでこの局が聴けたのはホント嬉しかったです。カッコいいなぁと素直に思います。
Never Ending Summer Ⅰから09. Never Ending Summer Ⅳ ~ Proはコンサートでフルで歌ったそうです。これは是非聴いてみたかったなぁと今でも思いますね。
Commented by 春樹 at 2008-06-25 17:01 x
私もこのアルバムが杉山清貴&オメガトライブのベストです。
特に組曲4曲は今もよく聴いていますね。
今夜当たりまた聴いてみたいと思います。

そういえば彼らのヒット曲「ふたりの夏物語」も副題は「Never Ending Summer」でした。
Commented by kaz-shin at 2008-06-26 01:03
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私にとってオメガトライブは杉山さんなんですよね。
カルロスのオメガトライブはほとんど知りません。どうも彼の声が苦手だったので(笑)
そんな杉山さんのオメガトライブの中でも、都会的な香りと露骨に夏っぽくないこのアルバムは
個人的にかなりお気に入りの1枚です。
Commented by kaz-shin at 2008-06-26 01:07
monksiiruさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お久しぶりです。お元気でしたか?
当時のオメガトライブの曲、アルバムって言い方は悪いですが、ハズレが無いですよね。
林哲司さんにしても杉山さんにしても、杉山さんの歌声に合った曲を書いていますね。
メロディーと歌声がマッチしているというのは、ある意味強みですね。
Commented by kaz-shin at 2008-06-26 01:15
春樹さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
オメガトライブが好きな人にはそれぞれ思い入れの強いアルバムがあるみたいですし、
それが人それぞれ違うというのも面白いですよね。
私の友人は1stが1番という奴もいますし、私は2ndが1番好きですし・・・(笑)
Commented by シュウ at 2008-07-02 22:08 x
kaz-shinさん、はじめまして!
杉オメで検索して遊びに来ましたー!

僕は、杉オメのアルバムで夏を感じるアルバムは、
カマサミコングDJ Specialが気に入ってます。
カマサミコングのDJがハワイを感じさせてくれたので♪

そういえば、
角松敏生のアルバムの
SUMMER TIME ROMANCE〜FROM KIKIも
カマサミコングを起用してたかな。
Commented by kaz-shin at 2008-07-02 23:44
シュウさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
実は今凄く驚いています。というのもシュウさんがコメントを頂戴した時間に記事を書いておりました。
その記事というのが『SUMMER TIME ROMANCE〜FROM KIKI』なんです。凄い偶然に本当に驚きました。
アップするのはいつも12時頃なんで、良かったら読んでみて下さい。

カマサミ・コングのDJスタイルが好きなので、オメガのDJ Specialもよく聴きました。
以前紹介記事も書いています。
http://musicave.exblog.jp/3344248
時間があったら読んでみて下さい。
Commented by jyubon at 2008-07-10 01:06
ご無沙汰しております。お仕事お疲れ様です。
杉山さんのライブに先月行った私。あれから彼の歌声の虜です。
洋楽のカバーアルバムらもライブ後速攻で買う程の影響の受け具合。
中々オメガトライブ時代のCDを見つけられませんが、
まず今月25日に発売のオメガトライブ時代からソロまでの全シングルベストを聞いて
それから幅広く吸収していこうかと思います。
機会があったらライブ会場に足を運んでみては?お時間が許せばですが。
忙しい中で体にとっては辛い気候です。無理をなさらぬよう。
Commented by kaz-shin at 2008-07-13 00:38
jyubonさん、こんばんは。ご無沙汰しておりました。
レスが遅くなってしまいました。ごめんなさい。
私は杉山さんの生の歌声を聴いたことが無いのですが、やはり生で聴くと違うんでしょうね。
ライブではオメガトライブ時代の曲も歌ってくれるのでしょうか?
もしそうなら私のような年代の人にはたまらないでしょうね(笑)

最近あれこれと忙しくしておりますが、無理はしていません。
暫くこんなペースですが、よろしくお付き合い下さいませ。
ご心配頂きありがとうございます。
Commented by まこっつぁん at 2009-07-12 13:50 x
kaz-shinさん、ご無沙汰です。
こちらにお邪魔するようになって、約1年。
なぜかここにコメントすることになりました。

夏といえば杉山清貴かなと思って彼の情報を調べていたら、
7月17日に50歳になる彼の新曲。

Glory Love
作詞:吉田朋代 大森祥子 林哲司 / 作曲:杉山清貴 林哲司
だそうであります。

この詩は彼からのファンへの感謝のメッセージに聞こえます。

Commented by kaz-shin at 2009-07-12 23:59
まこっつぁんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
杉山さんと私は同じ歳だったんですね~。
同年代のアーティストが頑張ってくれているのは嬉しいですね。
「Glory Love」はどんな曲なのか興味あります。
林哲司が絡んでいますし、オメガ時代の香りのする曲なんでしょうかね。
機会があれば聴いてみたいです。
毎年夏になると杉山さんの声が聴きたくなる人は多いでしょうね。
もちろん私もその一人ですが・・・(笑)
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