Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
松原 みき_ベスト・コレクション ◇ 2008年 07月 19日
e0081370_23311378.jpg 

今回紹介するのは、7月16日に発売されたばかりのアルバムで、2004年11月に45歳の誕生日を迎える前に子宮頸癌のためにこの世を去ってしまった松原 みきの『ベスト・コレクション』です。松原 みきのCDとしては1stアルバムであり名盤の『POCKET PARK』(1980年)と2ndアルバム『WHO ARE YOU?』(1980年)の2枚をCD選書盤で、そして『スーパー・ベスト』(1986年)の3枚を所有しています。
普通ならば新たにベスト盤を買おうとは思わないのですが、今回は別です。なんと初めてCD化される曲が6曲も収録されています。本来であれば未CD化のアルバムをリリースしてくれるのが1番嬉しいのですが、贅沢ばかりも言っていられません。6曲がCDで聴けるだけでも有難いと思わねば・・・(笑)

松原 みきと言えばやはりデビュー曲で、J-POP史上に名を残す名曲である「真夜中のドア/Stay With Me」でしょう。もちろん他にも沢山良い曲はあるのですが、この「真夜中のドア」は私にとっては別格です。この曲に出会っていなければ、林 哲司フリークにもなっていなかっただろうし、ここまでJ-POP(CITY POP)に嵌ることも無かっただろうと思います。それほど「真夜中のドア」は強烈な印象を与えてくれた曲でした。
逆に「真夜中のドア」の印象が強過ぎる為に他の作品の印象が薄くなってしまっている感もありますが、1979年~1985年までのポニー・キャニオン時代のナンバーから選ばれた17曲を聴くと、実に惜しいシンガーを失ってしまったと感じます。改めて松原 みきの魅力に触れることが出来るベスト盤ではないかと思います。

『松原 みき / ベスト・コレクション』
01. あいつのブラウンシューズ
02. It's So Creamy
03. Jazzy Night
04. 真夜中のドア/Stay With Me
05. SEE-SAW LOVE
06. 愛はエネルギー
07. 三人で踊らない
08. Howa Howa Shuwa Shuwa -宇宙ネコの舌ざわり-
09. 夕焼けの時間です
10. WASH
11. -CUPID-
12. Bay City Romance
13. 恋にお招ばれ
14. Caribbean Night
15. Love for sale
16. ニートな午後3時
17. ハロー・トゥデイ~Hello Today

今回は全曲レビューではなく、初CD化の6曲(緑字のタイトル)に的を絞ってレビューしてみようと思います。

1982年にリリースされた4枚目のアルバム『Myself』に収録されていた07。当時L.A.を中心に活躍していたフュージョン・バンド"Dr.Strut"がアレンジ、演奏に関わっています。作詞:小林 和子、作曲:岡本 一生で、岡本 一生らしい洒落たナンバーです。JAZZYなアレンジ、演奏が一層洒落た雰囲気を醸し出しています。

1982年のシングル「SEE-SAW LOVE」のカップリングだった10。作詞:康 珍化、作曲:佐藤 健、編曲:Dr.Strutによるミディアム・グルーヴが心地良いナンバー。ポップでキャッチーなメロディーが印象的です。なかなか良い曲です。

1981年にリリースされた3枚目のアルバム『-CUPID-』のアルバム・タイトル・ナンバー11。今回この曲がCDで聴けたのが本当に嬉しかったですね。作詞:三浦 徳子、作曲:伊藤 銀次、編曲:大村 雅朗によるナンバーです。実に渋い曲で、村上 秀一のタイトなドラミング、今 剛らしさ全開のギター・カッティング、EVEのコーラスが耳に心地良いです。松原 みきに声質に似合った楽曲だと思います。

1984年リリースの7枚目のアルバム『Cool Cut』に収録されていた14。作詞:梅本 洋一、作・編曲:森園 勝敏による南国の香り漂う夏向きの1曲。森園 勝敏のプロデュースのアルバムなんですが、私は今まで聴いたことがありませんでした。ですから純粋にこのアルバムからの曲が聴けて嬉しいの一言です(笑)

1984年にリリースされたJAZZナンバーを中心にしたカヴァー・アルバム『BLUE EYES』からの15。Cole Porterのカヴァーで、アレンジは前田 憲男。この曲を聴いていると松原 みきは相当JAZZが好きであることが伺えます。実に堂々かつ溌剌と歌っています。このアルバムも未聴でしたから聴けて嬉しかった1曲です。

1980年リリースの3rdシングル曲17。実はこの曲は当時大好きで、よく聴いてました。しかし、なかなかCD化されずにいまして、やっと念願が叶ったというような感じがします。作詞:三浦 徳子、作・編曲:大村 雅朗によるナンバーで、大村 雅朗が編曲家だけでなく作曲家としても素晴らしい才能を持っていることを印象付けられた1曲でした。この曲も名曲です。

今回のベスト盤は初CD化の曲が多いということもありますが、非常に良い選曲だと思いますね。ぜひ多くの人に聴いて欲しいなと思います。しかし、残念なのはポニー・キャニオンがリリースするベスト盤に共通して言えることですが、歌詞カードが実に味も素っ気の無いものですね。曲のタイトル、作詞・作曲・編曲者名のクレジット、歌詞という最低限の情報しか載っていません。せめてミュージシャン・クレジットないしは松原 みきのプロフィールくらいは載せて欲しかったですね。そこがポニー・キャニオンらしいと言えるんですけどね(笑)
17曲という曲数も聴き応えがありますし、これで2,100円というのはお買い得だと思います。このベスト盤がきっかけとなって、アルバムの再発されると良いのですが・・・。
[PR]
by kaz-shin | 2008-07-19 01:35 | ベスト盤 | Trackback | Comments(12) | |
トラックバックURL : https://musicave.exblog.jp/tb/8327596
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by アンクル・トム at 2008-07-19 15:06 x
20年振りに-CUPID-を聴きましたが イイですわ〜。
この曲は彼女のこの声以外には考えられないですわ〜。
実のところ『スーヴェニール』も聴きたかった(涙)。

今回のベスト盤の選曲は私も満足のいくものでした。
特にDr.Strutとの『WASH』や『Cool Cut』からの一曲
そして『Blue Eyes』からも選曲されてましたね。
『Cool Cut』はまだアナログ盤しかありませんが
是非、見つけたら聴いてみて下さいそして『Blue Eyes』も。
もしも彼女と世良 譲さんが生きていたなら ブルーノートあたりで
ジャズを歌っていたかもしれませんね。

『Bay City Romance』での佐藤 準さんのチョッパー・ベース
カッコいいと思いませんか?(笑)。
Commented by もや at 2008-07-21 00:09 x
美詩えるで検索したら、1年前のkaz-shinさんの「おとずれ」のページに出会いました。美詩えるをご存知の方もいらっしゃいましたね!
私はレコードこそ買いませんでしたが、カセットに録音して聞いていました。

「私にくれた幸せの代わりあなたの靴下編みました 
あなたの好きな水色と白と2色の糸を使ったわ 
あなたが夜店ですくってくれた金魚鉢の中の金魚に
あなたがエサをやりにくるときに 渡そうと思います。。。。」

といった、今思えば4畳半的な歌でした。(合ってるかな?)声の色っぽさに、しびれながら聞いていたことを覚えています。

ごめんなさい、うれしくてこっちに書いちゃいました。
Commented by sola at 2008-07-21 01:25 x
はじめまして。
ラッキーラブで検索して、ここにおじゃましたら、美詩えるのコメントに出会い、飛びつきました。
高校時代だったと思うけど、鶴光のオールナイトニッポンは毎週欠かさず聞いていました。
いや、オールナイトニッポンは、毎日聞いていて、よく投稿もしていました。
初代アシスタント、美詩えるさん、なつかしいです。このレコードは持っていました。大好きな曲です。
すごくうれしいです。
これから、ブログを全部読ませていただこうと思います。
コッキーポップのこととか書かれてあるかな?
Commented by kaz-shin at 2008-07-21 02:11
アンクル・トムさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も「-CUPID-」を久しぶりに聴いて震えがきました(笑)
良いですよね~。松原さんの魅力が詰まった曲ですね。
この曲聴いたらアルバムが聴きたくなってしまいました。まだデジタル化してなかったので暇をみてPCに取り込もうと思っています。

>『Bay City Romance』での佐藤 準さんのチョッパー・ベース
>カッコいいと思いませんか?(笑)。
この曲、佐藤 準さんがベース弾かれているんですか?!!
知りませんでした。じっくり聴いてみます。
Commented by kaz-shin at 2008-07-21 02:29
もやさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
美詩えるさんの記事を書いてから、本当に沢山の皆さんからコメントを頂戴して
本当に嬉しい反面、驚いています。
本当に沢山の方が「オールナイトニッポン」を聴いていたんですね。
そんな中でも美詩えるさんは本当に印象深かったです。逆に他のアシスタントを覚えていないくらいです(笑)
歌詞は完璧ですね。その通りです。
今の若い世代の人が聴いたら鼻で笑いそうな歌詞かも知れませんが、でも貧しくても心が豊かなら幸せなんだって思える曲です。
今はこういう曲が無くなってしまいましたね。ある意味当然なのかも知れませんが、少し寂しい感じもします。
Commented by kaz-shin at 2008-07-21 02:37
solaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
コッキーポップ・・・懐かしいですね。
記事で少し書いたことがあるような気もしますが、ご期待に副えるような内容では無いと思います(汗)
コッキーポップからは本当に素晴らしいアーティストが沢山輩出されましたよね。
ビッグになった人も多いですが、柴田まゆみさんの「白いページの中に」や浜田良美さんの「いつのまにか君は」とかも凄く好きでした。
なんだかこの頃の曲が無性に聴きたくなってきました(笑)

拙い文章ばかりのブログですが、時間のある時に覗いてやって下さい。
これからもよろしくお願いします。
Commented by まるいチーズ at 2008-07-22 07:51 x
おはようございます
3連休明け、しかも朝から猛烈な暑さ、、夏は嫌いではないのですが、歳のせいかこの暑さはこたえます(苦笑)
私も買いました~、何といっても大好きな「ハロー・トゥデイ」が収録されているからです(笑)彼女の作品は-CUPID-までをアナログ盤で、1stと2ndはQ盤で、シングルはかなりたくさん(笑)持ってます。独特の声は好き嫌いが分かれるかも知れませんが、私は大好きなシンガ-です。
-CUPID-もぜひCD化してほしいですね。
Commented by kaz-shin at 2008-07-23 00:17
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「ハロー・トゥデイ」が収録されていたのは、私も本当に嬉しかったですね。久しぶりに聴きました。
レコードを持ってなくて、友人に録音してもらったテープもボロボロで聴けなくなってしまっていたので・・・。
今回のベスト盤は聴いていて久しぶりにワクワクできたベスト盤でした。
これが売れて、アルバムのCD化のきっかけになってくれると良いですよね。
Commented by さいたま太郎 at 2008-09-13 21:32 x
松原みきさんの「真夜中のドア」は眩し過ぎるほど素敵な曲で、みきさんの美しい容姿とあいまって、子供心にも恋心を抱いた思い出があります。
近くの公園のイベントで熱唱した「真夜中のドア」と観衆の熱狂ぶりが今でも耳に残っています。歩いて1分もかからない距離の公園でのイベントにもかかわらずイベント会場まで出向かず、自宅で聞いていたのが今となっては悔やまれます。
私にとっては一生忘れられない、永遠の名曲となっています。
Commented by kaz-shin at 2008-09-13 22:39
さいたま太郎さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
松原さんの「真夜中のドア」は本当に私にとって大切な曲です。
林 哲司フリークとなったのもこの曲がきっかけでした。
今でもこの曲がJ-POPシーンに与えた影響は大きかったと私は信じています。
最新の記事に書いた林 哲司さんのコンサートで、もし松原さんが生きていたらきっと出演していたんだろうなと思うと
残念でなりません。
コンサートでは誰かがきっと歌うとは思いますが、この曲はやはり松原さん以外に似合う人はいないでしょうね。
Commented by まるいチ-ズ at 2008-12-05 07:51 x
おはようございます。
1stから再発されるみたいですよ!CUPIDも出ます。
また全部買ってしまう予感が...(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-12-06 00:39
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
情報ありがとうございます。
『CUPID』以降をCDで入手出来るのは、本当に嬉しいです。
発売が今から楽しみです。
<< 車の話・・・Part 2 ページトップ 岩崎 良美_Wardrobe ... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon