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7 (SEVEN)_7 (SEVEN) ◇ 2008年 07月 23日
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今回紹介するのは、久しぶりにワクワクするようなFUSIONバンドのアルバムです。最近はあまり魅力的なFUSION系のアルバムに出会えていなかったので、今回紹介するバンドの顔触れを見ただけで期待に胸が一杯に膨らみました(笑)
そのバンドとは7(SEVEN)。単純なネーミングのバンドですが、メンバーは凄いとしか言いようのない腕利きミュージシャン達です。村上 秀一(ds)、井上 鑑(key)、島 健(key)、後藤 次利(b)、松原 正樹(g)、斎藤 ノブ(per)、本多 俊之(sax)とい70年代以降のJ-POPを影(あるいは表でも)になって支えてきたスーパー・ミュージシャン7人が集まった7(SEVEN)。音楽を聴かずともこの7人が集まった演奏が悪い訳がありません。このアルバムを視聴もせず、私と同じように顔触れだけで購入した人も多いと思いますが、如何でしょう?(笑)

この7人に加えて、ゲストとして渡辺 香津美(g)、林 立夫(ds)、DANCE☆MAN(Scat)、Shiho(from Fried Pride)(Scat)を迎えており、オリジナルあり名曲のカヴァーありの全14曲、緊張感の中にも気心知れた仲間とのリラックス・ムードさえ感じさせるプレイは圧巻です。
私の場合、松原 正樹と後藤 次利が組んでいるというだけで無条件降伏状態・・・、これは決して大袈裟ではなく本心です。

『7 (SEVEN) / 7 (SEVEN)』
01. SOME SKUNK FUNK
02. SPLASH
03. FREEDOM JAZZ DANCE
04. A MEMORY OF MAJORCA (思い出のマジョルカ)
05. GYMNOPEDIES NO.1 (ジムノペディ第一番)
06. 遠州つばめ返し
07. 199X
08. AMAPOLA
09. MEMORIES B²
10. ~BLUE LAGOON
11. ~流宇夢サンド
12. ~RUNNIN'
13. FREE AS A BIRD
14. JAM REPORT

ポンタのカウントで始まるブレッカー・ブラザーズの名曲のカヴァー01。オリジナルよりもゆったりめなリズムで、リラックスした雰囲気の中にも7人の緊迫感溢れるプレイの数々が堪能できます。ポンタのドラミングは勿論、本多 俊之のサックス、後藤 次利のベースのプレイが光ってますね。

渡辺 香津美のMOBO時代の名曲のカヴァー02。もちろん渡辺 香津美が参加しています。エキサイティングな渡辺 香津美のギターが素晴らしいですね。そして影の主役とも言えるのが後藤 次利のベースではないかと思います。こういう次利のベースを聴くのは本当に久しぶりで嬉しくなってしまいます。

マイルス・デイヴィスの演奏でも知られる03。イントロのギターが松原 正樹っぽくなくて逆に新鮮ですね。この曲で好きなのはいかにもポンタらしいドラミングと後藤&松原のコンビネーションです。

松岡 直也&WESINGの名曲のカヴァー04。松岡 直也に比べるとタッチが弱い島 健のピアノですが、曲としてのバランスは良いですね。エモーショナルな本多 俊之のサックス、メロディアスな松原 正樹のギター・ソロが印象に残ります。

音楽界の異端児と言われたフランスの作曲家エリック・サティの代表曲であるピアノ曲のカヴァー05。第一番から第三番まである曲ですが、取り上げているうのは1番広く知られている第一番です。Shihoのスキャットをフィーチャーしており、何とも言えぬ心地良い音楽空間が広がります。斎藤 ノブのパーカッションが大活躍しています。

ポンタと渡辺 香津美のデュオという形で演奏される06。ごまかしのきかないシンプルな構成だけに二人の素晴らしい演奏技術が全てと言えます。あっと言う間に終わりますが・・・(笑)

続く07も渡辺 香津美絡みです。あの名盤『KYLYN』の冒頭を飾った「199X」のカヴァー。3分程の短い演奏ですが、濃縮されたような緊迫感溢れる演奏が素晴らしいですね。

スタンダード・ナンバーのカヴァー08。JAZZYなアレンジが、古き良きアメリカを象徴しているような気がします。松原 正樹のオクターブ奏法や島 健のエレピの音色が実に気持ちよい1曲です。

井上 鑑の書き下ろした09。幻想的な雰囲気が漂う小曲です。

09からメドレー形式で始まる10は、夏の定番曲で高中 正義の代表曲のカヴァーです。この曲を松原 正樹が弾くというだけで私は鳥肌モノでございます。灼熱の夏というよりも、ちょっと涼しげな雰囲気が良いです!本多 俊之のサックスも素晴らしいです。

松原 正樹の1stアルバムのタイトル曲11。オリジナルに忠実なプレイが何とも嬉しいですね。私は本当に松原 正樹の音色、フレーズが好きでして、この曲をこのメンバーの演奏で聴けるというのは何とも贅沢な気分です(笑)

E,W&Fのカヴァー12。軽妙でFUNKYなアレンジが秀逸で、後藤 次利のベースとゲストで参加しているDANCE☆MANのスキャット、井上 鑑のシンセ・ソロが聴き所ですね。

「レット・イット・ビー」以来25年ぶりのシングルとして話題になったビートルズの曲のカヴァー13。この曲をビートルズの曲と捕らえて良いのかは色々意見の別れるところでしょうが、良い音楽には理屈は要らぬと言っているようなメンバーの演奏が良いですね。井上 鑑のヴォコーダーがフィーチャーされています。

メンバー7人で書き上げたオリジナル・ナンバー14。いわゆるジャム・セッション風な緊張感溢れる演奏が繰り広げられます。いつもはアルバムを聴いていれば満足できるんですが、このバンドだけは生で演奏しているところを観たいなと思わせた1曲です。

13では、林 立夫がゲストで参加しているんですが、ポンタと林 立夫がドラムを叩いた曲というのは、二人合わせれば軽く20,000曲は超えるのではないでしょうか?他のメンバーにしてもスタジオ・ミュージシャンとして常に一線で活躍してきたミュージシャンばかりですから、メンバーが演奏に参加した曲を合計したら恐ろしい数になるでしょうね。
昔に比べたら、スタジオ・セッションはセーブして、自分の好きな音楽に取り組む余裕も出てきているんだと思います。出来ることならパーマネント・バンドとして、これからもアルバムをリリースして欲しいですし、定期的にライブもやって欲しいですね。
パラシュートで新しいアルバムを出すというのも密かに期待しているのですが・・・。
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by kaz-shin | 2008-07-23 23:07 | FUSION系 | Trackback | Comments(14) | |
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Commented by たつくま at 2008-07-24 00:06 x
kaz-shinさん、こんにちは。
私は井上鑑さんのファンなので、名前のブログ検索でひっかかるたびにこちらを読ませていただいています。
パラシュートではありませんが、井山大今(いのやまだいこん=井上鑑×山木秀夫×高水健司×今剛)のレコーディングが9月に行われるらしいという、とても楽しみなニュースをお伝えしますね。
ttp://shiosai.cocolog-nifty.com/ongakujin/2008/07/go_to_pablo.html
Commented by kotaro at 2008-07-24 02:03 x
スイカを食べながら読んでいます。
これ>新譜ですか。
すごいですね。
取り上げてる曲も聴いてみたいのばかり。
ある意味企画モノととられたら、ウイークポイントはその一点かも。
夏草や
つわものどもが
七重奏
Commented by トシユキ at 2008-07-24 09:19 x
すっごいメンバーが集まりましたね。
Fried Prideが好きでブログを見て、いつ作品になるのかと思っていたのですが、これだったんですね。
yaplog.jp/friedpride/archive/347
これは入手しない手はありませんね、顔ぶれだけでゾクゾクします。
でも、13のツインドラムってどんな感じなのか、いつもながら想像出来ません。
聴き分けが出来ないんです。
シンクロナイズドDNAの演奏を聞いた時には、また別の意味で唖然としましたが。
Commented by bonejive at 2008-07-24 22:02 x
お久しぶりです。これ良いですね、本当に。9月のDVDも欲しくなってしまいました。
グルーブが最高に気持ち良いです。
新車に新譜で最高ですね!
Commented by WESING at 2008-07-25 09:20 x
松岡直也さんの名曲をどのように崩しているんだろうと心配していましたが、わりとオリジナルに忠実だったので安心しました。
ただ一つ、ここでこういうギターの音色のメロディーが入るというのが浮かぶので、松原さんのギターが今一つ違うなぁと。
悪いという意味じゃないですけどね。
やはり、松原さんは「流宇夢サンド」が良いと思いました。(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-07-27 02:24
たつくまさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまって、申し訳ありません。
このアルバムの主人公はやはりポンタさんになるのでしょうけど、やはり共同のプロデューサーである
井上鑑さんの力が大きいと思いますね。特にアレンジ面では井上さん無しで、ここまで纏まったサウンドは作れなかったのではないでしょうか。
私にとっても井上さんは思い入れの強いアレンジャーです。

井山大今はぜひとも聴いてみたいです。発売が楽しみです。
Commented by kaz-shin at 2008-07-27 02:28
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなりました。すみません。
こういうアルバムが企画モノで終わらない為にも、ぜひとも活動を続けて欲しいバンドですね。
年に1枚のアルバム・リリースは難しいにしても数年に一度はアルバムを出して欲しい気がします。
私はオリジナル曲に固執せず、こういうカヴァー曲中心でも面白いと思います。
このメンバーの演奏で"あんな曲やこんな曲"が聴けるという楽しさがたまりません(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-07-27 02:35
トシユキさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。申し訳ありません。
ぜひこの7人の凄腕の演奏を聴いてみて下さい。聴く価値ありますよ。

確かにドラムの場合、音だけでミュージシャンを判断するのは難しいですね。
でもツイン・ドラムの場合、逆に個性がはっきり出て分かりやすい場合もありますから、
ぜひともアルバムを聴いて確認してみて下さい。
Commented by kaz-shin at 2008-07-27 02:38
bonejiveさん、こんばんは。ご無沙汰しておりました。
レスが遅くなり、すみませんでした。
DVDは当初の発売から延期になって9月発売になったようですね。
それだけに楽しみではあります(笑)
この7人の演奏している姿を見れるのなら、これは贅沢かつ貴重ですね。
Commented by kaz-shin at 2008-07-27 02:42
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなり、申し訳ありませんでした。
思い入れが強い曲の場合、WESINGさんのように感じるケースは私にもあります。
私の場合、松原さんのソロというだけで大喜びしてしまいますので・・・(笑)
今回の松原さんのギターは、いつもの松原さんらしさが出ていないというのが正直なところです。
勿論意図したことだとは思います。それだけに「流宇夢サンド」が松原さんらしいというのは同感です。
Commented by Sken at 2008-07-28 16:59 x
私もこれは毎日ぐらい聴いています。
久々によく聴いてる新譜です。
Commented by kaz-shin at 2008-07-29 23:19
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
今までスタジオ・セッションではしょっちゅう顔を合わせていたでしょうけど、バンド結成となると本当に贅沢なメンバーですね。
私のように70年代~80年代の音楽が好きな者にとっては、たまらない顔触れですし、サウンドにも酔い痴れてます。
Commented by みなみ at 2008-08-13 16:03 x
こんにちは。久しぶりにコメント残させていただきます。
このアルバム、私も顔ぶれだけで聞いてみたくなりました!
ちなみに、本多俊之さんのサックスはいかがでしたか?
普通にCDショップで購入できるのかな?
早速、検索検索…

Commented by kaz-shin at 2008-08-16 02:52
みなみさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみませんでした。
本多さんらしいサックスを随所で堪能出来ますよ。
このグループはオリジナルに拘らずに、メンバーがそれぞれ好きな曲を持ち寄って
演奏を楽しんでいるというスタンスを貫いて欲しいと思っています。
少しでも長く続いて欲しいバンドです。
聴いて損の無いバンドです。ぜひ聴いてみて下さい。
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