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吉野 千代乃_SLOW DANCE ◇ 2008年 07月 27日
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今回紹介するのは、吉野 千代乃が1986年にリリースした2ndアルバム『SLOW DANCE』です。吉野 千代乃に関しては、以前当ブログでも紹介しましたが、BOOK OFFで安値で見つけた4thアルバム『Montage』を聴いてから興味を持ち、それから林 哲司のプロデュース作品『JOURNEY TO LOVE』や洋楽カヴァー集『Songs For You』も取り上げてきました。そんな中で初期の作品も聴いてみたいと思っていましたが、この2ndを見つけることが出来ました。独特なソフト・フォーカスな写真を得意とするデヴィッド・ハミルトンが撮ったジャケット写真も印象的ですが、POPSと歌謡曲が上手く融合したような音楽で、今の時代にはあまり耳にしなくなったタイプの曲が多いような気がします。。でもそれが私のような年代の人間には、どこか懐かしい感じがして耳に馴染んでくるんです(笑)

曲を提供している作詞家陣は、松井 五郎、松宮 恭子、有川 正沙子、吉野 千代乃。作曲家陣は、中崎 英也、松宮 恭子、佐藤 博、滝沢 洋一というメロディー・メーカーが揃っています。編曲家陣はSync Box、中村 哲、佐藤 博、原川 健という顔触れです。
参加しているミュージシャンは、渡嘉敷 祐一(ds)、青山 純(ds)、岡沢 章(b)、高水 健司(b)、松原 秀樹(b)、土方 隆行(g)、松下 誠(g)、松原 正樹(g)、今 剛(g)、佐藤 博(key)、中村 哲(key、sax)等です。

『吉野 千代乃 / SLOW DANCE』
01. スローダンスに誘われて
02. Sugar Rain
03. クレッセント・ハート
04. To You -恋に冷めたときも-
05. Fly Away
06. 虜
07. 口づけからはじめて
08. ガラスの愛
09. Love Songを歌わないで
10. 蒼いYesterday

シングル・カットされた01は、確かCMとのタイアップ曲だったと思います。中崎 英也のメロディーはキャッチーですが、POPSというよりは歌謡曲チックなナンバーです。歌謡曲チックとは言いってもこの曲は、相当上手い人しか歌いこなせないと思います。

松宮 恭子の作詞・作曲、中村 哲の編曲による02は、軽快なPOPチューンです。ホーン・セクションを上手く使っているのは、いかにも中村 哲らしいと言えるかも知れませんね。キャッチーなナンバーです。

中崎 英也の作曲による03。中崎 英也の書く曲はどれもメロディアスでキャッチーですが、このアルバムに収録されているのは歌謡曲といった趣の曲が多いですね。アレンジ次第ではまるっきり歌謡曲っぽくなってしまいますが、原川 健のアレンジのおかげでベタな歌謡曲にはなっていません。

しっとりと歌い上げるバラード曲04。佐藤 博の作曲、アレンジです。特に特徴のあるメロディーではありませんが、吉野 千代乃の説得力のあるヴォーカルとよくマッチしていて、聴いていて気持ちの良いナンバーです。

04と同じ佐藤 博の作曲、アレンジによる05。FUNKYなイントロとは裏腹にしっとりとした歌い出し、サビの部分で再びFUNKYな感じへと流れ込む構成が面白い曲です。サビ部にリズム隊のキレのある演奏が聴き所です。

渋いミディアム・バラード・ナンバー06。中崎 英也の作曲なんですが、本当に耳に馴染んでくるメロディーを書きますね。逆にアレンジ次第では面白みに欠けてしまう可能性もあると思いますが、中村 哲のアレンジによってCITY POP色が強くなっていますね。

軽快なPOPナンバー07。このアルバムで明るい曲調の曲を書いている松宮 恭子の作曲です。ラテン調のリズム、シンセを巧みに使った原川 健のアレンジが秀逸です。歌い上げる曲も吉野 千代乃らしくて良いですが、こういう軽めの曲も結構似合っていると思います。

滝沢 洋一の作曲による08。滝沢 洋一もPOPS系というよりも歌謡曲風なメロディーを書くのを得意としていると思っているのですが、この曲もまさにそんな1曲です。今時こういうタイトルは付けないでしょうね・・・(笑)。中村 哲の凝ったアレンジが素晴らしいです。

09も滝沢 洋一の作曲です。80’sのガールズ・ポップ風なナンバーで、当時のアイドル系歌手が歌っていそうな感じの曲です。

ラストはやはり吉野 千代乃の十八番とも言うべきバラード曲です。中崎 英也の作曲で、やはり彼らしい耳に馴染んでくるメロディーが印象的です。力強く歌い上げる吉野 千代乃のヴォーカルが際立っています。

アルバム収録曲の1曲1曲は、どれもメロディアスでアレンジも良いのですが、アルバムとしては印象が薄いというのは否めません。おそらく吉野 千代乃が器用すぎて、どんな曲でも歌いこなしてしまうだけに"らしさ"が何処にあるのかが掴めない感じでしょうか。私個人的には明るい曲調、例えば松宮 恭子の書いた02や07みたいな曲を中心にした方が良かったような気もしますが・・・。好き勝手書いてますが、曲はどれも良い曲が多いですから、機会があったら皆さんもぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2008-07-27 02:24 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by Sugar Time at 2008-07-29 00:35 x
こんばんは

この方は、まったく存じませんでした(バックナンバーまだ読みきれてないので・・・)。

私もブックオフなどで見て、気になった女性ボーカルはネットで調べたりして、開拓してはいるのですが、「や」行はほとんどノーチェックでした(最後の方、疲れてしまうのもあり^^;)

でも、なかなか期待できそうですね。
是非探して聴いてみたいと思います。


しかし、デイビット・ハミルトンとは懐かしいですね~
個人的には、水沢アキさんの写真が思い出されます。
当時、未成年だった私は衝撃を受けたものでした(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-07-29 23:32
Sugar Timeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
吉野さんはアルバムごとに色が違っていて、面白いので機械があったらぜひ聴いてみて下さい。
歌は相当上手い人なので安心して聴けると思います。
洋楽カヴァー集も結構良いですよ!

水沢アキさんと言えば、私の場合は雑誌"GORO"の篠山紀信さんのシ写真にはぶっ飛びました(笑)
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