待望の岩崎 元是の新譜(ミニ・アルバム)がAmazonから届きました。発売から1週間遅れとなりましたが、無事到着で一安心(笑)。8月11日にWindyのアルバムの紹介記事を書いたばかりですが、思いきり夏しているアルバムなので、今紹介しないと意味が無いということで再び岩崎 元是の登場です。
まず帯に書かれていたコピーが洒落ておりました。
"音楽が季節をつげる時代があった。音のスコールが、楽しく懐かしく、そしてほろ苦い、あの夏をつれてくる。"
昨年20年ぶりにリリースされたアルバム『FOR A LONG TIME』同様、80年代の香りが詰まったミニ・アルバムに仕上がっています。単に懐古主義という言葉で片付けてしまうのは簡単なことですが、岩崎 元是の音楽に触れるとそんな単純なことではないことに気付きます。きっと岩崎 元是にとっても80年代の音楽には独特の輝きがあって、彼の音楽活動において最も重要な意味を持っていたんでしょう。立場が違いますが、単純に音楽を聴いて楽しむという私においても、80年代の音楽は眩しいくらい私の中で輝き続けています。
岩崎 元是はきっと、同年代の人にはあの頃の音楽の持っていた輝きを味わってもらいたい、若い世代の人達にはコピーにもあるように、音楽で季節を楽しんで欲しいというメッセージが込められているのではないでしょうか・・・。
収録曲4曲はどれも岩崎 元是の世界が広がる、いかにも"らしい"楽曲です。全ての楽曲の作詞・作曲・編曲はもちろん、プログラミングや全ての楽器、全てのヴォーカル、コーラスを岩崎 元是一人でこなしています。しかもミックスダウンからマスタリングまで彼が手掛けているという徹底ぶりです。彼の作る打ち込みは、機械的な部分は極力排除されており、サンプリング技術を駆使していかにも生の演奏によるサウンドに近づけているところが素晴らしいですね。
『岩崎 元是 / Summery』
01. 君は夏色の風
02. 素肌のドレス
03. Reminiscence (for "summer wing"~To go back to '86~)
04. さよならの夏
"夏だ!海だ!潮風だ!・・・岩崎 元是だ!"みたいな01(笑)。相変わらず、すんなり耳に馴染むキャッチーなメロディー、爽やかなコーラス、ナイアガラ・サウンドを彷彿させるアレンジは健在です。岩崎 元是の楽曲はどれも、聴いていると目の前に情景が広がってくるから不思議です。真っ青な空、真っ白な雲、そしてエメラルド・グリーンの海が目の前に広がっています(笑)
山下 達郎の影響を色濃く感じるアレンジ、コーラスが素晴らしい02。メロディーはもちろん岩崎節全開で、とても気持ち良く聴けます。この曲のアレンジは本当に好きですね。ギターやグロッケンの使い方、間奏での唯一のゲスト・プレイヤーである包国 充のサックス・ソロの入れ方、コーラス・ワークにおいて達郎の影がちらつきますが、これが好きな者にはたまりません。個人的には今回最も気に入っているナンバーです。
一人多重アカペラ・コーラスによる短いナンバー03。歌詞は無く、インタールード的な役目の曲でしょう。
美しいバラード・ナンバー04。しっとりと聴かせるというよりも、夏らしいサウンドをバックに爽やかに聴かせるといった感じのバラード曲です。本当に安心して聴けるのが岩崎メロディーの特徴なんですが、この曲も例外ではありません。爽やかなのに、寂しい気持ちにさせるそんな感傷的なナンバーです。良い曲です。「さよならの夏」と言えば、桑名 正博にも同名の曲があります。こちらも筒美 京平の作曲で、演奏がサディスティックスという名曲が存在します。機会があればこちらもぜひ聴いてみて下さい。
正直言えば4曲(実質的には3曲)では全然物足りません(笑)
もっと聴きたいと思わせてくれるのが、岩崎 元是なんですね。しかし、考えてみれば××年ぶりにアルバムをリリース、普通はそれ以降続くことが少ないケースが多い中で、ミニ・アルバムという形でもコンスタントに新譜をリリースしてくれるというのは意味があると思いますし、岩崎 元是の音楽が好きな私にとっては本当に嬉しいことです。全て一人で作っていますので、フル・アルバムを完成させるには時間もかかるでしょう。そういう観点から考えても、こういう形で構わないのでこれからも新譜を届けて欲しいものです。
希望を言えば、今年の冬にX'masソングなんかを収録した冬の曲を集めたミニ・アルバムを聴きてみたいものです(笑)
精神的にも肉体的にも若かった80年代の夏。あのころの自分の輝きを思い出したいのなら、ぜひこのミニ・アルバムを聴いてみて下さい。また、夏・海が好きな人にもお薦めです。
「A LONG VACATION」はイヤになるほど聞きます。
ナイアガラつながりで、杉真理さんもよく聞く…
そんなわけで、この、岩崎元是さんという方も
私の好みかも?と思いました。
ナイアガラ系サウンドと夏らしい爽やかな音楽がお好きならば、
岩崎さんはお薦めです。
ぜひとも聴いてみて下さい。とりあえず入門編としてもこのミニ・アルバムはぴったりだと思います。
早く聴かないと夏が終わっちゃいますよ(笑)
今週末の某グループの飯田でのLIVE情報を調べていたら
こちらのブログに出会いました。
感動しました!
そして、偶然昨日やっと届いた
「Summery 岩崎元是(いわさきもとよし)」にも出会うとは…。
このミニ・アルバム、夏休みのドライブのBGMに
最高ですよね!
ようこそ、おいで下さいました(笑)
まこっつぁんさんも岩崎さんがお好きですか!
去年の20年ぶりのアルバムを聴いて、その音楽スタイルが変わらないことに感動しました。
今年の夏もあと僅かでしょうが、秋の気配を感じるまでは「Summery」を満喫したいと思っています。
これからも拙い記事ばかりのブログですが、よろしくお願い致します。
ニヤリとしました。同時にWindy時代の2ndのような音作りは
売れ線目指した不本意なものだったのかなぁと思ったり、
でも作曲家時代に劇の挿入歌として
自分で歌われた作曲・編曲作品なんて
そんなに音壁じゃないのでそうでもないのかも…
しかし実質3曲とは少なすぎる…
14曲でもあまりの美味振りにまだお腹に入るよ状態でしたからねぇ、
下手に三曲聴いてしまうと逆に飢餓感を高めてしまうかも(^_^;
3は『HEART WASH』の1に繋がっていくのですね…。
「回想」とタイトルされた曲の後に後の曲
4のタイトルが「さよならの夏」というのは
深読みするとこういう曲調のというか
こういうソロアルバム作りは
これでラストだよというメッセージ…
って事は私の深読みすぎですよね?
そうだと言ってくれ~kaz-shinさん(苦笑)
もしそうならば…「おかしいですよ!岩崎さん!!」
って叫んじゃいます(岩崎さんが挿入歌を担当した劇の台詞の
パロなので訳分らなくても気にしないで下さい(^_^;)
買っちゃって下さい、ぜひ!(笑)
劇の挿入歌やアニメ関連の作品を聴いたことがないので、何とも言えないのですが、
作家や裏方としてではなく、アーティスト・岩崎元是のやりたい音楽はこういうものだと思うのですが、どうでしょう?
だとしたら少しでも多くの人に聴いてもらって、評判が良ければラストには絶対にならないですよ。
来年の夏頃、夏向きのフル・アルバムのリリースを希望している私としては、そう信じたいです(笑)
ぜんぜん気づきませんでした。Music Avenue読んでて良かった!
というわけで先ほどタワレコで最後の1枚を購入してきました。
このミニアルバムがあれば、まだまだ今年の夏は終わりそうにないです。
お役に立てて光栄です(笑)
正直なところ、去年フル・アルバムをリリースしたばかりだったので暫くは新譜のリリースは無いだろうと思っていましたが、
こんなにも早く新譜が聴けるとは嬉しい限りです。
きっと評判が良かったんでしょうね。来年にはまたフル・アルバムをリリースしてくれることを密かに期待しています。