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桑名 正博_NEW BEST ◇ 2008年 08月 27日
桑名 正博_NEW BEST_e0081370_1535159.jpg 

もう夏も終わりといった感じのする今日この頃、夏の終わり頃になると聴きたくなるアルバムを紹介します。1994年にリリースされた桑名 正博のベスト・アルバム『NEW BEST』です。桑名 正博も結構な数のベスト盤が存在しますが、個人的にはこの『NEW BEST』が選曲が1番良いと思っています。
桑名 正博の独特な歌い方は、好き嫌いがはっきりと別れるかも知れません。好きな人にはたまらないのですが・・・(笑)。
正直暑苦しい歌い方という感じもしますが、何故か私は夏の終わりに聴きたくなります。これはおそらく夏の終わりをテーマにした曲が、このベスト・アルバムに数曲収められているのが影響しているかも知れません。個人的に桑名 正博の曲で1番好きな曲「さよならの夏」が収録されているベスト・アルバムは、私の知るところではこの『NEW BEST』くらいだと思います。逆に言えば初期のアルバムが入手困難で、「さよならの夏」聴きたさに購入したと言っても良いベスト・アルバムなのです。

御大・筒美 京平と組んだヒット曲も多く含まれていますし、名曲と誉れの高い曲ももちろん収録されていますから、桑名 正博の入門編あるいは久しぶりに聴いてみたいと思った人にはお薦めのベスト・アルバムです。新品の入手は難しいかも知れませんが、中古店等で見かけますので興味のある方は聴いてみて下さい。

『桑名 正博 / NEW BEST』
01. セクシャル バイオレットNo.1
02. 追跡ハートエイク
03. オン・ザ・ハイウェイ
04. さよならの夏
05. 夜の海
06. セントラル・パーク
07. テキーラ・ムーン
08. 月のあかり
09. The Super Star
10. 哀愁トゥナイト
11. スコーピオン
12. ロンリネス
13. RAINな20才にさよならを
14. ダーティー・ヒーロー
15. サード・レディー

1979年にカネボウ化粧品キャンペーンソングに採用され、オリコン1位を獲得した桑名 正博の代表曲として知られる大ヒット・シングル01。筒美 京平らしいキャッチーなメロディーですが、個人的には然程好きなタイプの曲ではありません。ソロ6作目のアルバム『COMMUNICATION』にも収録されていました。

1981年のシングル曲02。桑名 正博の作・編曲のロックンロール・ナンバーで、桑名節が炸裂しています。今聴くと古臭い感じがするのは否めませんね。

ソロ3作目のアルバム『TEQUILA MOON』の冒頭を飾ったウエスト・コースト・ロック風のナンバー03。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博で、渇いた感じのサウンドが妙に心地良い曲で、ドライブのお供にピッタリな感じです。

名曲04。桑名 正博の曲の中では断トツで1番好きなナンバーです。作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:萩田 光雄、演奏メンバーは、高中 正義、後藤 次利、高橋 ユキヒロ、羽田 健太郎、斎藤 ノブ、桑名 晴子という豪華な顔触れ。今聴かずにいつ聴くんだと思える程、夏の終わりにピッタリなミディアム・バラードです。自信を持ってお薦め出来る1曲。ソロ2作目のアルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていましたし、確かシングル「哀愁トゥナイト」のカップリング曲だったと思います。

05も夏の終わりがテーマのバラードの名曲。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博です。桑名 晴子の兄妹ならではの息の合ったコーラスも聴き所のひとつですが、落ち着いた雰囲気の正博のヴォーカルが際立っています。ソロ1作目のアルバム『Who Are You?』に収録されていました。

CITY POP色の強いアレンジが時代を感じさせる06。原宿がテーマというのが、いかにもと言う感じです。悪い曲ではありませんが、インパクトに欠けますね。アルバム『TEQUILA MOON』
に収録されていました。

1978年のシングル曲で、アルバム『COMMUNICATION』に収録されていた07。筒美 京平が桑名 正博の個性を活かして書いた曲といった感じです。最初に聴いた時には、桑名のオリジナルかと思った程、彼にピッタリなナンバーです。アクの強さが魅力とも言えます。

アルバム『TEQUILA MOON』に収録されていた名バラード曲08。大阪ではカラオケの定番曲で、多くの人が歌えると聞いたことがあります。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博による名曲ですね。船山 基紀によるストリングス・アレンジも控え気味ですが、凄く効果的に曲を盛り上げています。

アルバム『COMMUNICATION』に収録されており、シングル曲でもあった09。松本&筒美のコンビ作品で、いかにもヒット狙いといった感じの歌謡曲チックな作品ですね。これは決して悪い意味では無く、万人に聞き易い曲としての魅力があります。

私の大好きな松本&筒美のコンビ作品10。1977年のシングル曲で、アルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていました。曲はもちろんですが、この曲のスリリングな演奏が凄いです。高中 正義がギターを弾きまくり、後藤 次利のベースも凄い。ですが1番凄いのは、高橋 ユキヒロ(幸宏)のドラミングでしょうね。このユキヒロのドラミングは聴く価値ありますよ。

1979年のシングル曲で、5枚目のアルバム『KUWANA No.5』に収録されていた11。この曲も松本&筒美のコンビ作品ですが、桑名 正博よりも当時のアン・ルイスが歌った方が似合うような歌謡ロック路線ナンバーです。個人的には今ひとつといった感じです。

1980年のシングル曲12。ゆったりとしたリズムとウエスト・コースト風のサウンドが心地良いナンバーです。テンポのある曲よりもこういう曲調での正博のヴォーカルが私は大好きなので、この曲もお気に入りのひとつになっています。作詞:下田 逸郎、作曲:筒美 京平。

1985年のシングル曲13。大阪を題材にしたブルージーなナンバーです。ひょっとしたら関西方面では人気があるのかな?私自信はあまり馴染みの無い曲でした。

1980年のアルバム『TEARDROPS』に収録されていた下田&桑名コンビによる14。

1978年のシングル曲15。松本&筒美コンビ作品です。今聴くと鈴木 茂のアレンジも垢抜けない感じがしますが、曲は良いですね。私が好きな桑名の曲はどういう訳か1977年、1978年作品に多いのですが、これもそんな1曲です。

薬物所持、傷害事件、アン・ルイスとの結婚等、話題の多かった彼も現在は、実家の家業を継いで社長として頑張っているようです。音楽活動の方もマイペースで続けているようですね。現在の彼の音楽を聴きたいとは正直思いませんが、このアルバムに収められた曲達は私の青春時代の1ページとして忘れられないものになっています。
去り行く夏を惜しみながら、04、05、08をしみじみ聴いてます(笑)
by kaz-shin | 2008-08-27 22:19 | ベスト盤 | Comments(10) | |
Commented by music70s at 2008-08-27 23:59 x
桑名正博、確かにクセがあるので好き嫌いは分かれるでしょうね。
僕のお気に入りは「オン・ザ・ハイウェイ」。
イントロのキーボードとギターが気持ちいいです。
Commented by まるいチ-ズ at 2008-08-29 07:51 x
おはようございます
桑名さんご兄弟は関西人には身近な存在感があります。私も1977~1978年のものが好きですね。全国的には01だと思いますが、私は「哀愁トゥナイト」「さよならの夏」ですね、何回聴いたかわからないくらいです(笑)大阪の方なら「月のあかり」ですよね。この頃は是方さんがギタ-を弾いていて、ライブも見ましたがかっこよかったです。「サ-ドレディ-」はディスコでよくかかっていた記憶があります、関西だけかも知れませんが(笑)


Commented by kaz-shin at 2008-08-29 22:44
music70sさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまって、すみませんでした。
「オン・ザ・ハイウェイ」は、爽やかなサウンドで本当に気持ちの良い曲ですよね。
サラッと歌っている桑名さんのヴォーカルも心地良くて、ドライブ向きの1曲ですね。
Commented by kaz-shin at 2008-08-29 23:05
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはり同世代のまるいチーズさん、好みが似てますね(笑)
私も「哀愁トゥナイト」、「さよならの夏」の2曲は特別に思い入れの強い曲です。
この頃は楽曲、アレンジ(演奏)、歌の3要素のバランスがすごく良かったように思います。
もちろん「月のあかり」や「夜の海」も大好きなんですけどね。

ヴォーカルに限って言えば、妹の晴子さんの方が存在感がありますね。
それにしても恐ろしい兄妹です(笑)
Commented by kotaro at 2008-08-30 01:53 x
たしかに大阪では独特の人気がありますね。そんなに
TVに出てるわけではないのですが。
僕は下田の詞が好きです。でもキタのスナックでホステスの前で
歌うのが一番ぴったりでしょうね、08。
ツレ(親しい友達のこと)の何人かはこの歌命みたいのがいます。
尾崎豊のI love you・・・はもう少し下の世代かな。
「きしむベッドの上で....」目を細めながら歌われると「もうええって!」
何回聴かされたか/南海電車や! オオサカのノリは濃いって。
Commented by kaz-shin at 2008-08-31 10:10
kotaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
下田さんの歌詞は良いですね。私も結構好きです。
あまり関西に行ったことも無く、縁が無いので私の勝手な想像で申し訳無いのですが、
関西の人って地元を愛する気持ちが強いのか、ご当地ソングみたいなもの、
あるいは関西出身アーティストへの思い入れが他の地域よりも強いようなイメージがあります。
だからこそ、桑名さん兄妹も人気が高いのかなって思ったりもします。
私の中では、"濃い"と言うより"熱い"イメージがありますね(笑)
Commented by bally at 2008-08-31 16:55 x
kaz-shinさん、お久しぶりです。
懐かしいですね。
桑名さん、このアルバムの存在は知りませんでしたが、僕は所謂“セクシャル~”で全国区になるちょっと前の「TEQUILA MOON」が好きでよく効いてました。
“オン・ザ・ハイウウェイ”も抑え目なミディアムの“セントラルパーク”も、
当然“月の明かり”も。
こちらのベストにはありませんが“ダンシング”という曲も実は好きです。でもこれはライブアルバムの「ロードマシーン」というのに収録されてるほうが良かったですが。。。。
Commented by kaz-shin at 2008-09-01 22:52
ballyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
"セクシャル~"のヒット以降は、割と同じような曲調になってしまったような感じがありましたが、
ヒット以前は結構面白い曲がありましたよね。
"ダンシング"も確かに良い曲ですね~。
私は「マサヒロ Ⅱ」が今でも1番のお気に入りです。
Commented by macky023 at 2008-09-14 07:16
桑名氏はまだまだ現役バリバリで、ライブなんかも
精力的にこなしているようです。時々TVで歌っている
姿も見かけますが、ヴォーカルにも歳相応の深みが
増していてよいなと思いました。私が好きなのは、
トラック5の「夜の海」と、こちらのアルバムには収録
されていませんが「10YEARS AFTER」というシン
グル曲です。
Commented by kaz-shin at 2008-09-14 12:16
mackyさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
社長業の傍ら、精力的な音楽活動もされているんですね。
古くから聴いている者にとっては嬉しい限りです。
桑名さんの場合、声を張ってる曲よりもバラード系の抑え気味に歌っている曲の方が
断然上手さを感じます。私のお気に入りの曲もそんなバラード系の曲が多いですね。
個人的には今の桑名さんの歌う「さよならの夏」を聴いてみたいです(笑)
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