今回紹介するのは、以前から気にはなっていたものの、聴く機会が無いままに現在に至ってしまったシンガー(?)です。BOOK OFFでも昔から見かけていましたが、どういう感じなのか見当も付かなかったのでスルーしてしまってました。
藤田 朋子のアルバム・レビュー記事を書いた時に、 macky023さん、LOVE☆YUYAさん、WESINGさんが和久井 映見のお薦めアルバム等を教えて下さったので、早速BOOK OFF探索へ・・・。残念ながらお薦めのアルバムは見つけられませんでしたが、1990年リリースの1stアルバム『FLORA』と1993年リリースの通算6作目のアルバム『PEARLY』を入手出来ました。どちらも250円(笑)
今回取り上げるのは『PEARLY』です。最初に入手したのがこのアルバムでした。購入のきっかけはCDケース裏側に曲名に加え、作詞・作曲・編曲者の名前が記載されていたからでした。作詞家陣は、戸沢 暢美、芹沢 類、康 珍化の名前が、作曲陣には、楠瀬 誠志郎、亀井 登志夫、林 哲司、中崎 英也というメロディー・メーカーの名前が・・・。この面々の作った曲なら聴いてみたいと思った訳です。
そして和久井 映見を初めて聴いてみましたが、本当に良いですね~!和久井 映見の女優のイメージから、しっとりとしたバラード系中心のアルバムだと勝手に想像していました。ところがこの『PEARLY』を聴いて、そのポップなサウンドと癖の無いストレートな歌声が実に聴きやすくて、なかなか良いアルバムに出会えたと感じました。
和久井 映見の女優としてのイメージが強かったせいか、歌も情感豊かなモノかと想像していました。しかし、実際はどちらかと言えばあっさりした感じのヴォーカルで、歌だけ聴かされても和久井 映見とは気付かなかったでしょう。逆にそれが新鮮でしたし、私の好きなポップな曲調と彼女の歌声に魅了されてしまいました(笑)
『和久井 映見 / PEARLY』
01. 抱きしめたいのはあなただけ(Overture)
02. むかえにこないで
03. 始まりの夏
04. さよならを言わなかった
05. いつか信じさせてね
06. Shining Day
07. フォト・スタンド
08. 近くて 遠い人
09. どこにいてもだれといても
10. 抱きしめたいのはあなただけ(Remix)
林 哲司の作曲による10をテンポを落として、インスト・ヴァージョンにした01。ピアノの音色の美しいプロローグです。アレンジは門倉 聡。
作詞:戸沢 暢美、作曲:楠瀬 誠志郎、編曲:門倉 聡による爽やかなポップ・ナンバー02。楠瀬 誠志郎らしいキャッチーなメロディーと、打ち込みによる軽快なリズム、広谷 順子とRajieによる美しいコーラス・ワークが印象的です。夏が似合う曲ですね。
作詞:芹沢 類、作曲:亀井 登志夫、編曲:門倉 聡による軽快なナンバー03。サビのメロディーとリズム・アレンジが耳に残ります。02にしてもこの曲にしても、私の持っている和久井 映見のイメージとは違っていたので、その軽快さが新鮮でした。
作詞:康 珍化、本木 紀子、作曲:林 哲司、編曲:門倉 聡によるミディアム・ナンバー04。林 哲司らしい安心して聴けるナンバーで、女性シンガーをどう活かすかをツボを心得ているなと感じます。サビのメロディーの親しみ易さは流石だと思います。
作詞:戸沢 暢美、作曲:若林 かほ、編曲:門倉 聡によるCITY POPな趣の強いナンバー05。都会的な雰囲気の強いアレンジと抑え気味な感じのヴォーカルがクールで良いですね。女優として台詞を喋っている声よりも歌声の方が好きかも知れません(笑)
作詞:杉山 麻里子、作曲:中崎 英也、編曲:菅原 弘明によるビートを効かせた、どちらかというとロック調のアレンジが新鮮なポップ・チューン06。夏の眩しいような陽射しを感じさせてくれる晴れやかなナンバーです。中崎 英也らしいストレートで聴き易いメロディーは健在です。
作詞:康 珍化、作曲:大門 一也、編曲:菅原 弘明による軽快なナンバー07。特に特徴のあるメロディーではありませんが、広谷 順子とRajieによるコーラスが本当に美しく、和久井 映見のヴォーカルをうまく彩っていますね。
作詞:本木 紀子、作曲:小倉 博和、編曲:菅原 弘明によるAORチックな渋いナンバー08。聴けば聴くほど魅力的に思えてくる、そんなナンバーです。菅原のアレンジが、都会の真夜中の情景を思い浮かばせるようで洒落ています。菅原のアレンジ曲ではこれが1番良いかも知れません。
作詞:康 珍化、作曲:石川Kanji、編曲:門倉 聡によるミディアム・ポップ・ナンバー09。オーソドックスで聴き易いメロディーなんですが、アレンジによっては地味な印象を与えかねません。しかし、打ち込みとシンセ中心のサウンドによって、メリハリを付けて軽快な感じに仕上げています。
作詞:戸沢 暢美、作曲:林 哲司、編曲:小倉 博和、角谷 仁寛によるミディアム・ナンバー10。1度聴いたら覚えられるようなキャッチーなサビのメロディーが、実に林 哲司らしいですね。私がアルバムの中で1番ガールズ・ポップを感じた曲です。シングル曲としてのインパクトは十分でしょう。この辺りも林 哲司の上手さを感じます。
今のところ、和久井 映見のアルバムはこれしか聴いていないのですが(1stアルバム『FLORA』はこれからじっくり聴こうと思ってます)、私の想像を見事に裏切ってくれたアルバムでした。私は大半がバラード系だろうと思っていたんですが、このアルバムにはバラードらしいバラード曲はありません。軽快なポップ・ナンバーがほとんどなんです。これは本当に意外でした。しかし、逆に最初にこのアルバムを聴いたおかげで、俄然和久井 映見に興味が湧いたのも事実です。もっと色々なアルバムを聴いてみたいですね。
まだ聴いていないのですが、1stアルバムはCANCAMAY(康 珍化と亀井 登志夫のユニット名)の作品が多いので期待が持てます。
90年代はアイドル不遇とも言える時代だったので、和久井 映見のデビューもタイミング的には良いとは言い難いと思いますが、内容は凄く良いと思います。私のように女優としての彼女しか知らない人には、新鮮な驚きがあると思いますよ。興味があればぜひ聴いてみて下さい。
代わりに、というわけでもないけど、牧瀬里穂さんの「P.S.RIHO」を買いました。
kaz-shinさんが牧瀬さんのアルバムを紹介したことがあったかどうか検索したら、竹内まりやさんのアルバムが出てきましたが、セルフ・カバーしているのは「Miracle Love」でしょうか?
牧瀬さんのこの歌にはまりやさんがコーラスで参加しています。
このアルバムでは後藤次利、他の作・編曲。ギタリストでは大村憲司、松原正樹、鳥山雄司、芳野藤丸、今剛、佐橋佳幸(敬称略)などが参加していて、なかなか掘り出し物のCDでした。
キャンディーズタイムカプセルが届きました。ダブルジャケット、帯、ポスターまで復刻でした。これから一ヶ月はキャンディーズ三昧になりそうです。
レスが遅くなってすみませんでした。
牧瀬さんもちゃんと聴いたことがないですね。
バックのメンバーも凄い顔触れですし、聴いてみたくなりました。
『P.S.RIHO』ですね。しっかりメモさせて頂きました(笑)
いつも情報ありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみません。
最近BOOK OFFでは、なかなか掘り出し物には出会えていません。
逆に皆さんに教えてもらったCDを探すことが多くなりました(笑)
例のキャンディーズのBOX届きましたか!どうですか?
悪い訳無いですよね(笑)
キャンディーズには秋に似合う曲も沢山ありますから、これからたっぷり楽しめますね。
「哀愁のシンフォニー」の別ヴァージョンどうですか?
レスが遅くなってすみません。
どうしても女優の和久井さんのイメージと歌が結び付かず、今まで聴かなかったんですが、
良い意味で予想を裏切られました。
また最初に聴いたのが、このアルバムだったというのもラッキーだったのかも知れません。
1stはこれから聴き込んで、機会を見てレビューします。
和久井さんのアルバムを聴いていると、女優が片手間に歌っているという印象はありませんね。
と言うより、歌を聴いている限りでは女優・和久井映見のイメージが払拭されているのが不思議です(笑)
もう一つ、私が初めて聞いたのは「暑中お見舞い申し上げますPart2」。こっちはPart2のほうが気に入りました。冊子も読み応えありそうなのでしばらくは楽しめそうです。
レスが遅くなってすみません。
BOX全部っていうのは聴き応えありそうですね。
私は今何となくキャンディ・レーベルが聴きたい気分です(笑)
そう言えば、「アン・ドゥ・トロワ Part2」もありましたね。
ん~、やっぱり買っとけば良かったかな~。
早速検討してみます。問題は財源ですが・・・(笑)
和久井さんのアルバムを色々と紹介して下さり、ありがとうございました。
紹介頂いたアルバムはまだ未入手ですが、このアルバムを聴いてみて俄然興味が湧きました。
女優として台詞を喋っている彼女の印象とは全然違っていて、逆にそれがシンガー"和久井映見"として捉えることが出来ました。
BOOK OFFで色々集めてみたいと思ってます。
いままで気にもしていなかったので、感動ものでした。特に「夢で会いましょう」のメロディーは頭から離れないですね。先週末は「SINGLES」といいうのがでていたのでこれも250円で手に入れて聞いています。「PERALY」の是非みつけて聞きたいと思います。90年年代初めはいいものをいっぱい聞き逃していたのかと思います。今後も期待しています。
和久井さんを気に入って頂けたようで紹介して良かったです。
そんな私も薦められて聴いたんですが、想像以上に良かったので驚いています。
和久井さんのアルバムも少しずつ集めようかと思っています。
『FLORA』も好きなアルバムです。機会があれば紹介したいなと思っています。
ただ、ジャケット写真の和久井さんの眉の太さに時代を感じませんか?(笑)
和久井 映見 さん、
最近、必殺2009に出演している事に気がつきましたー!
(結構この番組見ているのに・・・)
そこで今更ながら私も一枚購入!
1992年の『だれかがあなたにキスしてる』っていうCDです。
ふーむこんな感じだったのかー。
(1990年の1stから1993年までの3年の間に
6作品もリリースしているんですね!)
私が買ったこのCDでは、
アレンジ→鳥山雄司が三曲
作曲→林哲司が一曲
となっていますよー。
kaz-shinさんが大好きな林哲司作曲の
「抱きしめたいのはあなただけ」っていうのは
結構良い感じです!!
ああ、それから、
以前にこそっとお願いした件、
そろそろと思っているのでmailしますねー!
どうも女優さんが歌を歌う、アルバムをリリースするということに昔は抵抗を感じていたんですが、
和久井さんの場合、歌声を聴いても"女優・和久井映見"を感じさせなかったのですんなりと聴くことが出来ました。
なかなか歌も上手いですし、良い曲も多いですよね。
90年代の音楽をもっと探求すれば良いのが沢山ありますね、きっと(笑)
例の件は了解です。mail待ってますよ。