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NELSON SUPER PROJECT_NELSON MOTOWN+ ◇ 2008年 11月 07日
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今回は久しぶりに新譜の紹介です。紹介するのは、このブログでも10月13日に取り上げたばかり(過去記事はコチラ)の山下 達郎のツアー・サポート・メンバーで結成されたスーパー・バンド、ネルソン・スーパー・プロジェクトの待望の2ndアルバム『NELSON MOTOWN+』です。
10月29日にリリースされたばかりのこの2ndアルバムは、全13曲中11曲が来年創設50周年を迎えるモータウン・レーベルからリリースされたヒット曲のカヴァーで、残り2曲がオリジナルの新曲という構成になっています。

本作を聴いて感じたのは、1stから6年振りとなるアルバムなのに硬さを全く感じさせず、非常に纏まりのあるバンド・サウンドに仕上がっていることに驚きました。おそらくレコーディングもリラックスしたムードの中で行われたのでしょうね。前作以上に素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
そんな中で特筆すべきは、三谷 泰弘、国分 友里恵、佐々木 久美の3人のヴォーカルが、各々の個性を活かした溌剌としたヴォーカルを聴かせてくれているところでしょう。今回はこの3人のヴォーカルの素晴らしさが際立っています。

『NELSON SUPER PROJECT / NELSON MOTOWN+』
01. DANCING IN THE STREET
02. AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH
03. I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME
04. 夜を追いかけて
05. Have A Good Time
06. WHAT BECOMES OF THE BROKENHEARTED
07. NEVER CAN SAY GOODBYE
08. SIGNED, SEALED, DELIVERED I'M YOURS
09. I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE
10. IT'S A SHAME (Instrumental)
11. MERCY MERCY ME (THE ECOLOGY)
12. I'LL BE THERE
13. GET READY

1964年にマーサ&ザ・ヴァンデラスがヒットさせたモータウン・ダンスクラシックスの名曲と評されている01。青山 純&伊藤 広規のリズム隊による重厚なリズムと佐橋 佳幸のディストーション・ギターを中心にしたロック・フィーリング溢れるアレンジが魅力です。3人のヴォーカル・ソロ、コーラス・ワークも見事!

1967年にマーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュエットでヒットしたナンバーのカヴァー02。映画が好きな人なら「天使にラブソングを 2」のエンディングでウーピー他出演者達が歌っていたナンバーといった方が判り易いかも知れませんね。ここでのアレンジも映画で歌われたヴァージョンを元にしたそうです。最後はゴスペル風コーラスがフィーチャーされています。このコーラスに竹内 まりやが参加していますが、声を判別出来ませんでした(笑)

1968年にダイアナ・ロス&シュープリームスとテンプテーションズの共演でヒットしたナンバーのカヴァー03。名曲ですね。三谷 泰弘のファルセット・ヴォイスによるヴォーカルと国分 友里恵のヴォーカルとのコンビネーションが素晴らしい1曲です。

作詞:国分 友里恵、作曲:重実 徹によるオリジナル・ナンバー04。フィリー・サウンドを意識して作られたような素晴らしいミディアム・バラード・ナンバーです。3人がそれぞれヴォーカルを取りますが、国分 友里恵の甘い歌声と佐々木 久美のソウルフルな歌声の対比が面白いです。佐橋 佳幸のエレキ・シタールの音色がまんまモータウン・サウンドです。

作詞:国分 友里恵、作曲:三谷 泰弘によるオリジナル・ナンバー05。山下 達郎も好んで使うシュープリームスの「恋はあせらず」のリズム・パターンを用いたポップなナンバー。メロディーに三谷らしさを感じさせる楽しい曲です。三谷の歌がスタレビ時代に比べて、比較にならない位上手くなっているのに驚きました。

1966年にジミー・ラフィンがヒットさせたバラード曲のカヴァー06。何とリード・ヴォーカルは佐橋 佳幸と国分 友里恵です。なかなかのデュエットを聴かせてくれます。

1971年のジャクソン5、1974年のグロリア・ゲイナーのヒットで知られる名曲のカヴァー07。佐橋のキレのあるアコースティック・ギターのカッティングが耳に残ります。それにしても演奏の上手さはずば抜けてますね、この人達は・・・(笑)

1970年のスティーヴィー・ワンダーのヒット曲のカヴァー08。今が旬のオバマ氏のキャンペーン中にも頻繁に使われていた曲だとか・・・。ここでは三谷のヴォーカルが光っています。彼がここまで黒っぽい歌を歌うのはとても新鮮でした。

1967年のマーヴィン・ゲイのヒット曲のカヴァー09。土岐 英史のサックス・ソロ、青山 純のドラミングの渋さに注目して欲しいナンバーです。完璧JAZZしてます。三谷のヴォーカリストとしての力量を感じさせる1曲です。

アルバム中唯一のインスト・ナンバー10は、1970年のスピナーズのヒット曲のカヴァーです。軽快なリズムと土岐のサックスが実に心地良いです。

マーヴィン・ゲイの1971年の名作『What's Going On』からのシングル・カットされた名曲のカヴァー11。これはメンバーの演奏をじっくり聴いて欲しい1曲です。とにかくオリジナルに匹敵するくらいの素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。それにしても良い曲ですね~。

これまた名バラード曲である12は、1970年のジャクソン5の大ヒット曲のカヴァーです。ゴスペル風な味付けが施され、佐々木 久美のコーラス・アレンジが光っています。ここでの国分 友里恵のソウルフル歌声に痺れました(笑)

若い頃ディスコで踊りまくってた曲のひとつとして、私自身も思い入れの強い曲が13です。この曲は1966年にテンプテーションがリリースしたのがオリジナルなんですが、私にとってはやはり1970年に白人グループのレア・アースが歌ったバージョンが1番ですね。もちろんレア・アースのヴァージョンを元にカヴァーしているようです。私と同年代の方なら、この曲で踊ったという人は多いのでは?

正直なところ、カヴァー・アルバムはどんなに出来が良くても普通なら2~3回続けて聴けば十分という感じになるのですが、このアルバムは手元に来てから今日まで毎日聴いてますが、全く厭きないのが不思議です。
私の推測ですが、あまりにそのカヴァーっぷりが堂々としていて、まるで自分達のレパートリーみたいに曲を捉えているからではないでしょうか。
演奏・歌・ヴォーカルのどれもが素晴らしい仕上がりです。聴いて損の無いアルバムだと思いますし、自信を持ってお薦め出来る1枚です。特に洋楽好きの方にも聴いて欲しいなと思います。
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by kaz-shin | 2008-11-07 01:11 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by kadomania at 2008-12-06 22:54 x
待ちに待った感のあるアルバムですよね?もう、オープニングの佐橋さんのディストーションに、しびれたまんま最後まで一気に聴けてしまうアルバムでございます。いやあ、購入して良かったと心底思います。

何でこんなに素晴らしいのか?と聞きながら悶々と考えておりましたが、kazさんのおっしゃる通り、曲がもう完全に自分達のモノになっちゃってるんですもんね。恐らくですが、彼らのそれぞれが音楽を目指すか目指さないの頃から聴き倒していて、体に染みついているんではないかと想像しております。さすが、前作で「どんなジャンルもこなします~♪」と歌うだけあります・笑
Commented by kaz-shin at 2008-12-09 00:32
kadomaniaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
kadoさんもこれ聴いてましたか!本当に良いですよね。
カヴァーというよそよそしさが無くて、本当に楽しげな演奏と歌を堪能できます。
三谷さんのこんなに溌剌とした歌を聴くのは本当に久しぶりといった感じでした。
こんなメンバーを従えてツアーするんですから、達郎さんの凄さというのを改めて実感しました(笑)
Commented by kotaro at 2009-04-17 07:50 x
佐橋佳幸さんがベテラン小坂忠をプロデュースしたコンサートを聴いてきました。URL参照
どこに書こうか迷ったのですが、とりあえずすいません。
サポートメンバーはDs高橋幸宏、Bs小原礼、G佐橋佳幸、Key Dr kyOn、特別ゲストに細野晴臣という豪華なメンバーでした。
よかったですよ。
友人らに披瀝するとBo Gunbosのキョンさんに反応する人が多かったのが意外でした。僕は小原と細野の夢のツインベースです。

で、いつもの勝手なリクエストですが、小坂忠かボガンボスか、
それとも松たか子、 この中で興味のあるところから一度とりあげてください。(笑)
それにしてもこの3者が繋がるのだから、音楽って面白いですね。
Commented by kaz-shin at 2009-04-20 20:03
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなって申し訳ありません。
小坂さんのサポート・メンバーは、凄い顔触れですね。
幸宏さんのドラミングは生で聴いたことがないので、個人的には興味津々です(笑)
リクエストの件、了解しました。
でも私の記事なんで面白いかどうかは保証できませんし、またお三方とも詳しいと言うほど聴いていませんので、
kotaroさんの期待に副えるかどうかは疑問ですが・・・。

機会をみて記事書いてみますね。
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