音楽鑑賞が趣味となって長い年月が経ちます。我が家には相当数のレコードやCDがあります。このブログでは、沢山あるレコードやCDの中から私のお気に入りの作品を中心に紹介していのですが、その沢山のアルバムの中には、どうしようもなくつまらない作品もある訳ですね。
今回は趣向を変えてみようと思います。個人的に曲やヴォーカルは良いのに、アレンジやサウンドや録音が今ひとつという残念な作品を紹介してみます。
ですから今回は決してお薦めはしません。
物好きな方が興味本位で聴いてみたいと思うのは構いませんが、当方は一切の責任を負いませんのでご了承下さい(笑)
その残念なアルバムとは、80年代を代表するアイドル・早見 優が1987年にリリースした『GET DOWN!』です。ジャケットには"YU HAYAMI with THE JG's"となっています。THE JG'sとは1986年結成された日本人3人組のリミックス・ユニットです。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、TRFのDJ.KOOが在籍していたユニットなんです。当時この手のエディット、リミックスが施された曲が沢山存在し、ディスコでも人気を集めていたと記憶しています。
つまり、この早見 優のアルバムはリミックス・アルバムと捉えられる作品なんですが、はっきり言ってこれが裏目に出てしまい、私個人的には腹立たしいくらいの出来栄えなのです(笑)
アルバムに収録されているのは全8曲で、全て外国人の作品です。つまりは洋楽カヴァー・アルバムです。
日本語詞が付いているのは2曲のみで、残りの6曲は英語詞です。アレンジは和泉 一弥、小林 信吾、西平 彰が手掛けているので悪くは無いはずなんですが、やはりリミックスの影響なんでしょう、何ともチープなサウンドになってしまっています。
全編打ち込みのリズムなんですが、これが妙に薄っぺらい音でグルーヴ感を全く感じません。同じ打ち込み、リミックスでも例えば角松 敏生の作品等は音の厚みとかグルーヴ感は凄いものがありましたから、やはりTHE JG'sのリミックスに原因があるのでしょう。
伴奏とヴォーカルのバランスが悪く、結構頑張って歌っている早見 優の声が全然活きてきません。早見 優のヴォーカルとEVEのコーラスの絡みは結構面白いだけに残念です。
ごく普通のアレンジで、打ち込みではなく生のリズムによる演奏だったら、数段良いアルバムになったろうと思います。
今回はお薦め出来ないアルバムなので、曲毎のレビューは省略させて頂きます。これを別名"手抜き"とも言いますが・・・(汗)
『早見 優 / GET DOWN!』
01. LOVE ATTACK
02. FORBIDDEN LOVE
03. THE TRUTH HURTS
04. GET OUT OF MY LIFE
05. COVER UP
06. STOP FOOLIN' AROUND
07. YOU KEEP ME HANGIN' ON
08. THE HEAT OF THE BEAT
今聴くと意外に早見 優のヴォーカルがしっかりしており、得意の英語で歌っているので余計にリミックスが疎ましく感じてしまいます。
時代が時代だけに仕方のないことなんでしょうが、取り組み方によっては良いカヴァー・アルバムになっていたと思います。
たまにこういう残念なアルバムを紹介するのも面白い・・・かな?(笑)
優さんのアルバム(好きな曲だけセレクトして)を
カーステで聴いていたところです。
優さんの曲だと、
急いで初恋が好きで、
ずっと気になる存在だったのですが、
セカンドからマイナー調の曲が続いて、
デビュー曲のような明るい曲を求めているのに、
暗い…暗過ぎるよ~わからないー…もう飽き飽きだーと思い、
アルバムには手が伸びなかったのです。
しかし、アイドルのピークを少し超えたTonightやSTAND UPのように、
ロック路線を全面に出し始めた位から急に気になり初めて、
優さんのアルバムYU’S GOODSを買ってみました。
全部英語だー…失敗したーと思いましたが、
何回か聴いていると、
外人さんの歌よりも何故かしっくりくる。
どことなく日本語英語っぽくて気に入りました。
それからのアルバムは全て購入しました。
このアルバムを聴いた感想は
kaz-shinさんの言う通りに
せっかく楽曲(選曲)が良いのに
聴いていて安っぽいし
アレンジ(打ち込み)がスカスカで物足りなさを感じました。
でも優さんの歌唱力や表現力がすごく良くて
曲と言うより
このアルバムはボーカルを楽しむようになりました。
オーケストラから打ち込みに変わり始めた90年代。
どうしても最初は馴染めなかった。
それを決定づけたのが麻田華子さんのDoubt!や
相川恵里さんの純愛カウントダウンでした。
ダウトはテレビで聴いてメロディーが好きになって
アルバムを購入してみたら
うわーっ軽い…なんだよがっかりだー。
編曲を見ると西平彰さん…。
でも今聴いてみるとこれも有りかな!?と思うようになりました。
華子ちゃんの声がとにかくお子ちゃま声で
分厚いサウンドだと負けちゃうなーと…。
純愛…の編曲は鷲巣詩郎さん…。
この人の音は本当にチャカポコしていて
当時はこの人の編曲はすぐにわかるようになりました。
好き嫌いかも知れませんが
やはり、オーケストラの楽器演奏の温かさが好きです。
この記事読んで吹き出しそうになりましたね。買ってはいけないだとキツいので、ザ・迷盤というコーナーでいかがでしょうか(笑)
私は、それでもオーケストラよりも打ち込みの方が好きですね。昔は、バンド系の全くと言っていいほどダメだったという位で。
その後、青木智仁、江口信夫、沼澤尚といったプレイヤーとの出会いが、私を変えてくれました。今では、ボーカルとピアノのみといった音でも割と好きになりました。いろんなプレイヤーとの出会いがそうさせたのか、それとも年だからなのか(爆)
英語詩のロック調の曲がはまっていた記憶があるので是非聞いてみたいですね。おすすめではないかもしれないですが興味はありますね。
早見優は皆さんおっしゃっているように、うまく才能を引き出してもらえなかったと思います。よくわからないマイナー調の曲をなぜあんなに出したのか不思議ですね。
こういうコーナーも是非続けてください。
早見優さんの楽曲に関して、かなり詳しいとお見受けしました。
もしかしたらこの記事で不愉快な思いをしませんでしたか?
決して否定的な気持ちで書いたのではなくて、本当に惜しいアルバムだという気持ちで書きました。
楽曲も良いし、歌も良いのにいくら流行りだったと言え、いたずらにリミックスを施してしまったのが残念でなりません。
リミックスを施さず、オリジナル・アレンジのままでヴォーカルをもっと前面に押し出せばもっともっと良かっただろうと思います。
逆に同じリミックスにしてもTHE JG's以外のDJやエンジニアが手掛けたらもっと面白いものになったかも知れませんね。
勿体無いという思いがとても強いアルバムだったので、こんな形の記事にしてみました。
ちなみに麻田華子さんも相川恵里さんも恥ずかしながら全く存じません。もっと勉強しないといけませんね(笑)
面白かったですか?たまにはこういうのも良いでしょ?
ただ「つまらん」アルバムは記事に書く気にもなれないでしょうから、やはり"惜しいアルバム"に関しての記事は今後も出るかも知れません。
まつのすけさんが提案してくれた「ザ・迷盤」というのは結構気に入ってます(笑)
人それぞれ好みはあるとは思うのですが、歌手としてデビューしてアルバムを残している人達というのは、
必ずどこかに人を惹き付ける魅力があるんだなと最近つくづく思います。
優さんもスタッフに恵まれていれば、もっともっと成長したのかも知れませんね。
「ザ・迷盤」・・・、頂きました(笑)
次回こういうアルバムを紹介する時に、新しいカテゴリ「ザ・迷盤」を作ることにします。感謝です。
打ち込みのサウンドでも格好良いなと思う曲が沢山あります。
ただどうしてもプログラミングされた演奏というのがひっかかってくるんですね。
プロミングされた演奏ですから、何回演奏しても全く同じ演奏な訳で、そこが打ち込みの魅力でもあると思うのですが、
やはり人間、とりわけ素晴らしいミュージシャンの演奏というのは、テイクによって変わってきますし、全く同じ演奏というのが無いのが当たり前です。
そんな中でOKテイクがレコードやCDとなる訳で、そのテイクのミュージシャンの演奏に耳を傾けるのが好きなんです(笑)
例えば後藤次利さんのベースなんて、1コーラス目と2コーラス目で微妙に違うフレーズをプレイするなんて結構ありますしね。
この辺りの面白さに気付いてしまうと、やはり生演奏が聴きたくなってしまうんですよね。
まつのすけさんも歳のせいではなく、そんな面白さに気付いたんだと思いますよ。
私の尺度ではお薦め出来ないアルバムなんですが、厚みのない打ち込みサウンド、奥に引っ込んでしまったようなヴォーカル、
ある意味うざい感じのリミックス(エディット)に違和感を感じなければ十分楽しめるアルバムだと思います。
優さんのヴォーカルも気合が入ってますし、EVEのコーラスもかなり迫力があって楽しめます。
BOOK OFFでもたまに見かけますので、安く入手出来るようでしたら聴いてみて下さい。
新カテゴリ「ザ・迷盤」を作る予定にしていますので、これからもよろしくお願いします(笑)
北岡夢子の「憧憬」も見てしまった。これも良かったなあ。
それにしても森川美穂はすごくいい。
いまだに残ってられます。
「おんなになあれ」の新旧2パターンも見てしまった。
いい味があるなあ。
このころはみんなブスだなあ。今みたいにビジュアルも
歌唱力も完璧主義じゃないのがほっとしますね。
まだまだ知らないだけで、素晴らしいアーティストやシンガーが沢山いるんでしょうね。
まだまだ勉強が足りませんね。勉強と言うより、単純に良い音楽を聴きたいだけなんですが・・・(笑)
森川美穂さんも何枚かアルバムを持っていますが、まだ紹介していないですね。
じっくり聴き直してみて、今の感性で気に入ったアルバムがあれば紹介してみたいです。
アレンジひとつでボロボロに…というのはありがちな話です
よね。逆に、普段はあまり好んで聴かないアーティストでも、
アレンジが気に入って聴いてしまうなんていうことも…ね。
私のCDコレクションも、ついに概数で1000枚ほどになり
まして、このたび、その中から1枚ずつ紹介していくという
気の遠~くなりそうなブログを始めました。十分に時間の
取れる時がありましたら覗いてみて下さいませ。
【 macky-s.music 】
http://mackymusic.exblog.jp
私も森川美穂さんのアルバムは何枚か所有しています
ので、機会がありましたら紹介したいと思います。
レスが遅くなってすみませんでした。
ブログ拝見しました。私のあまり聴かないジャンルというかアーティストが
紹介されていて、興味深く拝見しました。
これからも楽しみにしています。
音楽にとって演奏やアレンジというのは本当に重要だと思います。
アカペラの場合は、演奏はありませんがコーラス・アレンジ次第ですからね。
そこが音楽の面白いところであり、奥深いところなんだと思います。
それから勝手ながらリンク貼らせて頂きました。
ご迷惑なようでしたら仰って下さい。
私は、こういうの好きですよ!
どこがつまらなくて面白くないのかを研究するのだって
大事な事ですよね!
もしも、面白いって言う人がいたらその人の意見を書いて欲しいよね!
そうしたら新たな発見があるかも知れないし・・・
我が家にもどうでも良い様なゲテモノCDが
沢山有るのはご存知の通り・・・(笑)
でも、そんな物でも時々価値を見い出す人がいる訳ですから
世の中って面白いですよね!
お久しぶりでした。元気でしたか?
角松さんの作品以外は、あまり辛口な事を書かないようにしていたんですが、
中にはちょっとしたバランスの悪さ故につまらない作品になってしまっているのではないかと思うアルバムもあって、
そんなアルバムを取り上げてみたくなりました。
音楽ってほんの些細なことで大きく印象が変わりますよね。
やはりバランスが大事ということなのかも知れませんね。
ただ、これはあくまで私個人の感想なので、反論もあると思いますが・・・。
私は世の中に悪い音楽は存在しないと思っています。
ただ、様々なところで噛み合わず、バランスが悪くなってつまらなくなってしまったということだと思ってます。
こんな記事を面白いと言って下さる方もいらっしゃるので、やはり新しいカテゴリ「ザ・迷盤」を作ろうかななんて思ってます(笑)
本当にコメントを読んでいて、素人のタワゴト。
82年組でこれほど学曲にチャレンジしたアイドルがありますか?
はっきり言って心外です。
この曲を作ってくれた人には感謝ですが、このように残念なアルバムと言うよう書き込みに対して、ふざけるなと言う気持ちです。
このひねくれド素人の見解、見ていて不愉快!
時代背景ちゃんとわかってるの?!
ばか!
あんた何してる人?!
残念なレビューとかいらないし。
まあ、大したことないやつがこういう偏屈な事書くんだよね。
ファンがたまたま読んだらどれだけ嫌な気持ちになるか考えてみてください。
これは本当に必要のないレビューです。
ここのブログは、私的な観点から書かれている物ですから、
良いモノは良い、好きな物は好き、
駄目なモノはダメ、嫌いな物はキライと書いても
問題ないと思うんです。
何故、二つも続けて、しかもこの時期に、
あまりにも好ましくないと感じられるコメントが記載されたのか、
理解に苦しむのは、私だけでしょうか??
kaz-shinさんは
「曲やヴォーカルは良いのに、アレンジやサウンドや録音が今ひとつ」と
書かれているだけです。
早見優のヴォーカルは、しっかりしていて良いと書かれていますよ。
お二人さん、ちゃんと記事を読んだらどう??
お二人さんが、本当に早見優ファンだったら、こういう書き方には絶対ならないと思う!
支離滅裂な文章を書く人たちには、二度とコメントして欲しくないです!!
kaz-shinさーん、応援してますんで、
ザ・迷盤、ザ・珍盤、ザ・不可思議盤、どんどん紹介してくださいね・・・!
ところで、1982年組って、いうのは、
松本伊代 / 早見優 / 石川秀美 /
中森明菜 / 小泉今日子 / 堀ちえみ etc
って所なんですかね??
名前を変えてまでの沢山のコメント、ありがとうございます。
ただ、同じコメントが3つも投稿されていて、うざったいので2つは削除させて頂きました。
なかなかのご立腹の様子がコメントから伝わってきました。
私は早見優さんのファンではありません。ただの音楽好きです。
そのただの音楽好きが、このアルバムを聴いて感じた率直な感想を書いたまでのことです。
悪いではなく、惜しいと書いたつもりなんですけどね。
いずれにせよ、貴方に"あんた"呼ばわれされる筋合いはありませんし、今後早見優さんを取り上げることもないでしょうから、
どうぞご心配せずに当ブログを訪れることの無きようお願い申し上げます。
私の書く文章が下手クソな故、真意が伝わらないと思っていましたが、ちゃんと読んで下さっている方には真意が伝わっているようで安心しました。
ありがとうございます!
もともと箸にも棒にも掛からないようなつまらない作品は紹介していませんし、これからもそのつもりです。
しかし、作り方次第で名盤に成り得たであろう作品も実際あると思っていますので、機会があったらまた紹介しますね。
1982年組というのは「花の82年組」と呼ばれていただけあって、錚々たる顔触れですね。
後追いで聴いて「なかなか面白いアルバムを作っていたんだ」
と聴いていなかったことを悔やみました。
それ以前の歌謡ロック路線に比べて相性が良い気がしました。
リアルタイムではなぜかベスト盤がなかなか発売されなかった
80年代アイドルの早見優。
初めてリリースのベストらしい盤は英語曲を集めたYŪ'S GOODS。
この第二弾YŪ'S GOODS IIにはリミックスを外された形で収録の
3.THE TRUTH HURTS
4.GET OUT OF MY LIFE
6.STOP FOOLIN' AROUND
7.YOU KEEP ME HANGIN'
もう一枚、別のベスト盤「YU'S BEAT」にもリミックスを外されて
2. FORBIDDEN LOVE
5. COVER UP
が収録されています。GET DOWN!と比べて
こちらの2枚をやはり聴いてしまいますね。