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秋山 一将_DIG MY STYLE ◇ 2008年 12月 20日
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今回紹介するのは、アルバム・リリースから30年の時を経てようやくCD化された天才ギタリスト・秋山 一将の1stアルバム『DIG MY STYLE』です。
この11月下旬にtascaという会社からリリースされたばかりです。実はtascaさんから過去記事にコメントを頂戴しまして、その時にこのアルバムがCD化されることを知りました。ぜひとも聴いてみたかったアルバムだったので即購入(笑)。
ちなみにこのアルバムは店頭販売は無いそうで、tascaさんから通販で購入という形しか入手方法がありません。
まだ購入していない人はtascaさんのサイトへGO!

ここ数日間はこのアルバムばかり聴いてます。今から30年前の1978年にこんなにお洒落なアルバムをリリースされていたことに改めて感動したと共に、何故今までCD化されなかったのか不思議でなりませんでしたね。今聴いても全く色褪せない曲の良さ、演奏の素晴らしさ、そして秋山 一将の超絶なギター・テクニック・・・。全てが痺れました(笑)

私が最初に秋山 一将の音楽に触れたのは、やはり30年前にリリースされたFUSIONのコンピレーション・アルバム『NEW YORK』でした。このアルバムの中に「セントラル・パーク」というオリジナル曲が収録されているのですが、正直この時は然程興味が湧きませんでした。
次に秋山 一将の音楽に触れたのが随分年月(実は2年前)が経ってから購入した、やはりコンピレーション・アルバムの『GUITAR WORKSHOP COMPLETE WORKS』でした。
ここでこの1stアルバムにも収録されている名曲「I BELIEVE IN YOU」に出会います。この曲が大好きになり、また私のバイブルとも言えるCITY POPSのガイド本「Light Mellow 和モノ669」(金澤 寿和監修)にも『DIG MY STYLE』が紹介されており、俄然興味が湧いて聴きたかったのですが、CD化されておらず半ば諦めていたんです。
ところが今回のCD化を知り、本当に嬉しかったですね。tascaさん、本当に感謝です!

『秋山 一将 / DIG MY STYLE』
01. I Believe in You
02. Summer Dreamer
03. Got That Feeling
04. Keep on Loving
05. Dig My Style
06. Gettin' on
07. Shining Guitar
08. Mother Eyes ~ Estate

名曲中の名曲01。とにかく秋山 一将の素晴らしいギター・テクニックが堪能出来る1曲です。もちろんテクニックだけでなくメロディーも凄く良いですね。だから名曲なんですが・・・(笑) 他にも松原 正樹がライブで"日本最速ドラマー"と紹介していた山木 秀夫の高速ドラミング、杉本 和弥の高速プレイにも関わらず鉄壁なリズムをキープするベース、笹路 正徳の素晴らしいキーボード・ソロ、本当に最後までスリリングな演奏が展開されます。FUSION好きならぜひとも聴いて欲しい曲ですね。

美しいストリングスの調べで始まる02。秋山 一将の奏でるアコースティック・ギターが、夏の夕暮れ時から夜への移り変わりを表現しているようで何とも心地良いナンバーです。益田 幹夫のピアニカが本当に美しく、この曲を盛り上げているのは間違いありません。タイトルから想像すると夜のイメージなのかも知れませんが、私には陽が沈んで消えていく様が頭に浮かびます。

ボッサ・テイストのヴォーカル曲03。今聴いても全く古臭さを感じないお洒落なナンバーです。お世辞にも上手いとは言えないヴォーカルなんですが、これが実に味があってメロディーに似合っているんですよね。夏の午後に冷たいソフト・ドリンクなんぞを飲みながら、ゆったりとした時間を過ごしたくなるような1曲です。益田 幹夫のエレピ・ソロは聴き所のひとつです。

アレンジがお洒落という言葉に尽きるヴォーカル曲04。ブラジリアン・テイストでありながら、私にとってはCITY POPの香りが強いナンバーです。笹路 正徳のJAZZYなピアノ・ソロ、秋山 一将のギター・ソロを含め、ヴォーカルと演奏の1粒で2度おいしい曲だと思います(笑)

アルバム・タイトル曲05。ホーン・セクション(ホーン・スペクトラム)を交えたFUNKYなイントロで始まります。しかし、FUNKYな中にも親しみ易いメロディーと秋山 一将のヴォーカルが魅力です。ここでも歌心の詰まったギター・ソロとまるで楽しく踊っているかのような益田 幹夫のエレピ・ソロに痺れます。

軽妙なリズムが心地良いヴォーカル曲06。まるでクルーザーで海原を漂っているような感じですね。この曲では清水 靖晃が素晴らしいサックス・ソロを披露しています。とてもJAZZYな秋山 一将のギター・ソロにも注目です。

まさにFUSIONという言葉がぴったりくるインスト・ナンバー07。メンバーの演奏はどれも素晴らしいものばかりですが、この曲では秋山 一将のプレイが断トツで光ってます。だからこそ"Shining Guitar"なんでしょうね。益田 幹夫の作曲です。あっという間に終わってるという印象を持ってしまう曲。

秋山 一将のギターとソリーナだけで演奏される08。温もりを感じるアコースティック・ギターの音色と控え目なソリーナの音が絶妙にマッチしています。"さあ、ゆっくりお休み"とでも言われているような曲ですね。

アルバムの前半2曲と終盤2曲がインスト、中の4曲がヴォーカル曲という構成も面白いですね。ヴォーカル曲が4曲も続くと「これってFUSION?」という感じになりますが、そこは始めと終わりできっちりと素晴らしいギターを聴かせてくれることで、秋山 一将が素晴らしいギタリストだという印象が強く残るんですよね。本当によく出来たアルバムだと思います。さすが星加 哲(星加ルミ子の実弟)のプロデュース作品だけのことはあります。
ギター・フュージョンが好きな方にも、MellowなCITY POPSが好きな方にも楽しめるアルバムだと思います。
特にギター・フュージョンが好きな人ならば聴いて絶対に損の無いアルバムです。
ぜひ聴いてみて下さい。お薦めです。
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by kaz-shin | 2008-12-20 18:54 | FUSION系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by TASCA-T at 2008-12-20 19:16 x
kaz-shin さん
ありがとうございます。我々が紹介するとどうしても商業的宣伝に
なってしまいますが、こうしてご紹介いただくことで、音楽好きの皆さん
の間で一人歩きしていくことこそ本来の姿だと思います。
タイトル曲「Dig My Style」のサビの部分の
♪Don't You Wanna Go~♪が毎回
♪あっ Don't You Wanna Go~♪になっているあたりが
浅草生まれ浅草育ちの江戸っ子秋山一将な印象をもっています。
お聴きになった皆さんはいかがだったでしょうか?
因みにこのジャケットに写っている女性は誰だかご存知でしょうか?
Commented by kaz-shin at 2008-12-20 20:32
TASCA-Tさん、コメントありがとうございます。
と言うより、素晴らしいアルバムの初CD化の為のご尽力に関して、本当にありがとうと言わせて下さい。
良いアルバムと出会わせて下さり、感謝しております。
私は良い作品を多くの人に紹介したくてこのブログを始めました。
良いモノは一人でも多くの人の耳に届いて欲しいと思っています。
こんな拙いブログなんで、大したことは出来ないのですが、素晴らしいアルバムなんで紹介させて頂きました。

>因みにこのジャケットに写っている女性は誰だかご存知でしょうか?
最初にジャケットを見た時、印象としては宮本典子さんかなと思ったんですけど・・・自信はありませんが(笑)
Commented by まるいチ-ズ at 2008-12-22 07:58 x
おはようございます
私も即購入(笑)、届いてから毎日聴いています。
30年前なんですよねえ、、レコ-ドは発売日に買い行った記憶があります。
秋山さんを知ったのは鈴木勲さんのアルバムが最初です、以降宮本典子さんのPUSH(これも大好きな作品です、TASCAさんCD化して!)
をはじめ参加されている作品はかなり持ってます。
日本のギタリストで好きな人を一人と言われたら間違いなく秋山さんを挙げます(笑)
このアルバムは強力なリズム隊に笹路さん、益田さんのピアノがメロ-にからみつき、秋山さんのジャズ・スピリットに溢れたギタ-が駆け巡る、、しかし全体としてはすごくポップに出来ている、そんな印象です。
私は当時の音楽雑誌を捨てられず今も持っているのですが、紹介記事
を読むとG・ベンソンのギタ-にM・フランクスのボ-カルと書かれているのがありました、上手いこと言うなあと思いました(笑)

Commented by kaz-shin at 2008-12-22 19:37
まるいチーズさん、こんばんは。コメントお待ちしておりました(笑)
私は今回初めて秋山さんのアルバムを聴いた訳ですが、その前から
断片的ながらも秋山さんの曲は聴いてました。
これだけのテクニックの持ち主にも関わらず、聴こえてくるサウンドというのはテクニシャンにありがちな技術披露という感じが全くしない、
逆に凄い演奏の中でもどこかハートウォーミングな感じがして大好きです。

>G・ベンソンのギタ-にM・フランクスのボ-カルと書かれているのがありました
確かにイメージ的に頷けますね。ギター・ソロとスキャットのユニゾンも聴けますからね(笑)
Commented by まるいチーズ at 2008-12-22 21:27 x
こんばんは
久しぶりに夜にお邪魔します(笑)
78年にこのような作品が世に出ていたことを思うと、いつもkaz-shin さんが仰っているように奇跡の時代だったんですねえ、、
ジャケットの女性は私も宮本さんかな?と思います(笑)
今年も残すところわずかにになりました、お風邪など召されませぬように、是非ご自愛ください。
Commented by kaz-shin at 2008-12-24 23:49
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみません。
70年代~80年代という時代の音楽に、一番多感な世代として触れられたことは本当にラッキーだったと思います。
私にはどう考えても時代という得体の知れない不思議なパワーが、当時の音楽に良い影響を与えていたとしか思えません(笑)

今年もあと1週間余り・・・。まるいチーズさんもお体ご自愛下さい。
良いクリスマス、そして良い新年が迎えられますよう祈っております。
Commented by バンドまん at 2009-01-21 10:08 x
今日偶然にも『秋山 一将 / DIG MY STYLE』を数年ぶりにひぱっりだし、聞いていたところでした。(30CmLP)
私は、ギターを弾いていたので(最近は聞く事専門)、
当時、月に10枚前後LPを買っていました。
そして、仲間が買ったものも貸し借りしてカセットテープに録音しています。
そのテープも回転ムラや巻き込みで切れてしまったりで、LPとカセットを少しずつPCでデジタル化しています。
最近はボーナストラックつきでCD化される事が多いので、
ちょっと、ネットで検索。
そんな時です。
kaz-shin さんのブログに出会ったのでした。
DIG MY STYLE
まったく、私も同意見です。
久々に聞いて感激しkaz-shin さんの見解に納得しました。
Commented by kaz-shin at 2009-01-22 16:23
バンドまんさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

私は初のCD化によって、『DIG MY STYLE』を聴けるようになった一人ですが、
「本当に30年も前に作られた作品なのか?」という驚きでした。
それと同時に、やはり生身の人間が楽器を奏でて出す音やアンサンブルは
どんなに時代が経過しても色褪せることがないんだなということでした。

私も学生時代、バイトの給料の大半がLPに変わっていました。
月に10枚~15枚のLPを買っていましたが、そのほとんどが今でも聴いている(CD化されたものを含め)
ものばかりです。
懐古主義っぽく捉えられるのも嫌なんですが、やはり70年代~80年代って
音楽が1番面白かった時代だと思いますね。
Commented by ima.145 at 2011-06-25 08:08 x
DIG MY STYLEのジャケットの人物は、秋山さんご本人だと思います。
当時、琵琶湖バレーのコンサートでは、まさにこんな感じのヴィジュアルでした。
Commented by kaz-shin at 2011-06-28 01:36
ima.145さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいましたね。すみませんでした。

この女性は秋山さんの女装ということなんですか!?
知りませんでした。
教えて頂き、ありがとうございました。
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