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彩 恵津子_Unknown Things ◇ 2009年 01月 11日
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今回紹介するのは、独特な歌声が魅力的な彩 恵津子が1987年にリリースしたオリジナル・アルバムとしては5作目となる『Unknown Things』です。
前作は以前紹介しましたが、個人的には彼女の最高傑作だと思っている1986年のアルバム『PASSIŌ』で、丁度この頃がアーティストとして1番脂がのっていた時期だったのではないかと思っています。

本作『Unknown Things』のサウンド・プロデュースとアレンジを手掛けているのは、キーボード奏者の難波 正司です。前作ほどインパクトは強くはありませんが、よく纏まっているアルバムだと思います。参加しているミュージシャンもまさに腕利きばかりで、島村 英二(ds)、山木 秀夫(ds)、岡本 敦男(ds)、長谷部 徹(ds)、長岡 道夫(b)、松原 正樹(g)、土方 隆行(g)、角田 順(g)、斉藤 ノブ(per)、マック清水(per)、木戸 やすひろ(cho)、比山 貴詠史(cho)、新倉 芳美(cho)等という顔触れです。
内容は悪くないのですが、ジャケットがどうも好きになれません。というかジャケットで損をしていると思うのは私だけでしょうか・・・(笑)

『彩 恵津子 / Unknown Things』
01. Caution ~ Overture
02. オレンジの月
03. 最後の恋人
04. 思い出のグリフィスパーク
05. Nothin' But Love Song
06. ヒールの騎士
07. Angelic
08. Jumpin' In The Rain
09. やわらかい約束
10. Unknown Things

難波 正司の作曲による01。男性の声による英語のナレーションによるイントロダクション的小曲です。

作詞:彩 恵津子、作曲:杉山 卓夫によるキャッチーなPOPチューン02。シンセ・ベースと軽快なギター・カッティングの絡みが実に気持ちの良いナンバーです。おそらくギターは松原 正樹だと思いますが、カッティングやソロで良いプレイを披露しています。私は彩 恵津子らしい曲だと思っている1曲。

彩 恵津子の作詞・作曲による03。サビのメロディーはいわゆる"ありがち"な感じですが、聴き易いのも事実です。この曲も彩 恵津子の王道とも言える曲だと思います。

作詞:彩 恵津子、作曲:松本 典明によるバラード・ナンバー04。松本 典明自身のプレイによるエレピとシンセだけというリズム楽器を使っていないシンプルな演奏の1曲です。彩 恵津子の声の存在感で聴かせる曲という感じでしょうか。

英語詞のミディアム・バラード・ナンバー05。洋楽に疎いので詳しい事は分かりませんが、洋楽のカヴァーなのかも知れません。彩 恵津子の英語の発音が果たして良いのかどうかは不明ですが、とても聴きやすくて耳に馴染んでくるのは確かです。どこかカーペンターズの曲を彷彿させるナンバーですね。

作詞:彩 恵津子、作曲:松根 あやによるPOPなナンバー06。ビートを効かせたダンサブルなアレンジと淡々とした彩 恵津子のヴォーカルのコントラストが面白い曲で、可愛らしいという印象を受けた曲です。

CITY POP色全開の07は、作詞:彩 恵津子、作曲:松本 典明によるナンバー。私がアルバムの中でも1番好きなナンバーです。松原 正樹であろうギターのカッティング・プレイがまさにCITY POP色を一層強めています。長岡 道夫のベースにも注目して欲しい1曲。

彩 恵津子の作詞・作曲による08。タイトルはアップ・テンポの曲っぽい感じですが、しっとりとしたバラード・ナンバーです。インパクトは然程強くないのに、聴く回数が増えるごとに魅力的に思えてくる不思議な曲ですね。

作詞:来生 えつこ、作曲:南 佳孝にゆるやかなミディアム・ナンバー09。来生 えつこはこういうゆったりというか優しい感じの詞を書くのが上手い人ですね。この詞にピッタリなメロディーを書いた南 佳孝も流石です。

アルバム・タイトル曲10は、作詞:河合 敏彦、作曲:難波 正司によるスケールの大きなバラード曲に仕上がっています。彩 恵津子の歌声に似合っているナンバーで、アルバム・タイトルになったのも頷ける曲です。

彩 恵津子の場合、歌の上手い下手という以前にその独特な歌声に魅了された人もきっと多いはず。
彼女のように歌の技巧的な部分を凌駕してしまうほどの個性的な歌声の持っているというのは、アーティスト(シンガー)にとって強い武器になると思います。もちろん、その独特な歌声が苦手な人もいるでしょうが、でも強烈な印象を残していることは間違い無いでしょう。嵌る人は嵌る、彩 恵津子はそんなアーティストなんでしょうね。
最近のアーティストについては詳しくはありませんが、最近は彩 恵津子のように歌声で魅了するという人が少ないような気がします。この辺りが80'sの面白さだったり、奥深さだったりするのかも知れませんね。
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by kaz-shin | 2009-01-11 00:55 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(18) | |
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Commented by たにぴ@早起き at 2009-01-11 05:06 x
ジャケットねぇ…。kaz-shinさんNGですか、この絵。
まあ確かに、買わせるジャケットじゃないかも知れないけど、
印象派と浮世絵をミックスさせたような、
且つ彩さんの人物も描写された、含蓄のある絵だと感じるのは、
私だけでしょうか…(^^;)

すいません、妙な突っ込み入れちゃって。
Commented by ももんが at 2009-01-11 19:29 x
kaz-shinさん、彩さんのアルバムを採り上げていただきありがとうございます。
このアルバムの中で私が一番好きな曲もAngelicです。
何故か私の嫁さんも彩さんの曲ではこの曲が一番好きなのだそうです。
若い頃?の彩さんの弾けるような個性的な歌声が何度聴いても飽きさせませんね。

タイトル曲のUnknown Thingsは大手住販会社のTVCMに使われていました。
そのCMは"夢と希望がいっぱい!"という感じで曲がとてもマッチしていましたよ^^
Commented by アンクル・トム at 2009-01-11 21:25 x
ジャケットは置いといて・・・(笑)。
『思い出のグリフィスパーク』が良いですね
彼女のクリアな声が一層引き立って聴こえます。
買った当時は聴かずに飛ばしていた『やわらかな約束』。
歳を重ねる度、好きになって来ます
このジャケットの絵も味があって その内にKaz-shinさんも
好きになってきますよ・・・・・多分。

遅れましたが 今年も楽しませて下さいね。

Commented by まつのすけ at 2009-01-11 22:50 x
kazさん、こんばんは♪

実は、彩さんのアルバム二枚持っています。このアルバムは、正直あまり印象に残らないせいか、ほとんど聴きません。何か物足りない気がします。
逆に『PASSIO』は好きですね。多分、鳥山雄司のセンスの良いアレンジが効いているのだと思いますが。

このアルバムで注目できるのは、現在は角松さん専属マニピュレーターの山田洋さんが参加されていること位ですね。
Commented by Tom.C at 2009-01-12 00:38 x
私にとっては『永遠のポップスシンガー』です。彩さんの声と歌い方に魅了された一人です。
アルバム全体としてまとまりがあり、聞きやすい作品だと思います。今でもあっという間に聞き終わってしまう大好きな1枚です。
私にとっては『PASSIO』より、この作品が一番本人らしさが出ていて、シンガーとしての魅力が出せているようにも感じますが。(もちろん初期の作品も後期のも大好きですが)

復活して欲しいとも思いますが、このまま、ファンの人の心の中で輝き続けるのも良いのかな、と、複雑な気持ちもあります。
Commented by kaz-shin at 2009-01-12 00:52
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
えらく早起きですね~(笑)
もしかして徹夜ですか?

この絵が嫌いという訳ではないのですが、アルバムの内容とどうもチグハグな感じがしたのと、
やはり購買意欲をそそるジャケットとは思えなかったということですね(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-01-12 00:57
ももんがさん、はじめまして。ですよね?
とは言っても私は彩さんの事で、ももんがさんのHPを以前から覗かせて頂いてました。
コメント頂いて嬉しいです。ありがとうございます。
どの曲も彩さんらしさが出ていて好きなんですが、やはり私も「Angelic」が1番好きです。
これからもよろしくお願い致します。
Commented by kaz-shin at 2009-01-12 01:02
アンクル・トムさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。

彩さんの歌声は、「思い出のグリフィスパーク」みたいなシンプルな演奏でも物足りなさを感じさせないですね。
当然ですが、声質っていうのは重要だと改めて感じました。

ジャケットの絵のタッチは決して嫌いではありません(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-01-12 01:05
まつのすけさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も1番好きなアルバムは『PASSIŌ』なんですが、このアルバムも聴けば聴くほど味の出てくるアルバムだと思います。
まあ、好みもありますから強制は出来ませんが、繰り返し聴けば印象が変わるかも知れませんよ。
実は私も最初は地味だと思っていた方です・・・(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-01-12 01:09
Tom.Cさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ご無沙汰しておりました。今年もよろしくお願いします。

彩さんの声と歌い方は本当にポップスに似合うと思います。
どんな曲でも彩さんが歌うと、彼女のポップスの世界になっているような気がします。

ある程度年齢を重ねた現在の彩さんの歌声もぜひ聴いてみたい気がします。
Commented by Sugar Time at 2009-01-13 00:10 x
すごいペースでアップしてますね。

彩さんは、「彩」と「Pleasure」の音源を持っていますが、声が必ずしも好みでないせいか、聞き込んでいないアーティストの一人です。「Unknown Things」も中古ショップで見かけたことはありますが、スルーしてきました。やはりジャケの影響も否定できません(^ ^:

けど、最近少し守備範囲が広がってきたのか、以前あまり印象のよくなかったアーティストが、聴き返してみると意外とよかったりします。

彩さんについても、あらためて所有している音源を、そして皆さんオススメのアルバムについても機会があれば聴いてみたいと思います。
Commented by kaz-shin at 2009-01-13 23:32
Sugar Timeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
書ける時には書いておこうと思いまして・・・(笑)
でも昔みたいに毎日記事を書く元気も気力も無くなっていますね。
単に年齢的にきつくなってきているのでしょうね。

私も最初の印象と何年か経過してから聴いた時の印象が全く違うというのは結構あります。
ジャケットって凄く重要だと思うんですよね。
私の世代ですと、いわゆるジャケ買いというのも当たり前だったので、
やはり洒落たジャケットには興味をそそられますよね。
このアルバムの場合、彩さんをあまり知らない人が買いたいと思えるジャケットではないかななんて思ったりもします。
でも内容は良いですから、機会があったら聴いてみて下さい。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2009-01-15 23:22 x
残念ながらこの盤は未聴なんですが、彩さんは好きですねぇ。「Reach Out」「リアウインドゥのパームツリー」等私は初期が好きみたいです。キラキラ輝くクリスタルボイスの魅力がなんともいえませんよね。キャンディ、カナリー、ミルキー、ビスケット…etcボイス、書きながら思いつくだけでもこういう名称で言われた歌い手を想い、80年代はその人の声質を大事に武器に製作者側も作品を作り、そして刀根さんなんかもそうですけど、ある程度のファンがいて複数枚のアルバムが製作できる知名度は高くないかもしれないけどいい女性歌手がいて我々を楽しませてくれましたよね。彩さんは時々不思議な仕事を残している人で有名所では朝ドラ「澪つくし」の主題歌ですし、また90年代には某アニメの第一期ED曲を歌っていました(これが私がリアルで聴いた最後の曲です)一部の情報では今は育児に専念中とか。また声が聞ける日が来ると良いですよね。ところで上記のアニソン、実は作詞をしているのが70年代後期歌唱力に定評のあったアイドルで今はエド山口夫人であり、作詞・作曲家活動もしている井上望さんなんでうねぇ…いや~Kazさん達音楽通が知らない世界にはこんな動きが展開されたりするんですよね(笑)
Commented by sihuku at 2009-01-16 01:10 x
こんばんわ。
こういうコメントは失礼かと思いますが・・・(すみません^^;)
彩恵津子さんの楽曲の歌詞の(いわゆる盛り上がる)サビの部分で、
♪○○○・・・トーキョ~ウ・・・○○・・・
という歌をkaz-shinさんはご存知ありませんでしょうか?
多分!なんですが・・・確か!なんですが彩恵津子さんの80年代の歌と思うのですが・・。当時、”東京”の何かの催しものか何かのテーマ曲?広告用の曲に採用されていた記憶がありまして・・・
私事なのですが以前、職場で15年ほど前に久々にその曲を聴いたのですが、どうしてもタイトルが(今までずっと)分からず・・・でして~
ポップでロック調な雰囲気なのですが・・・

もしご存知でしたらご教授を頂きたく思いました。。
本当に失礼(お邪魔・・)しました。
Commented by kaz-shin at 2009-01-17 00:49
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに70年代~80年代って、ヒットとまでは言えない程度の売り上げでも
次々とアルバムをリリース出来たという良い時代だったと思います。
だからこそ個性溢れる沢山のアーティストが生まれてきたんでしょうね。
アニソンには全く疎くてすみません。結構アニソンって色んな人が歌ってますから、
真剣にあれこれ探してみるのも面白いかも知れません。
それともアニメの主題歌だってことを知らないだけで、曲は聴いているのかも知れません。
奥が深いですね、音楽って(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-01-17 00:57
sihukuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
早速探してみました。でも私もアルバムを全部持っている訳ではないので、違っていたらすみません。
所有している音源で歌詞に"東京"が入っている曲が1曲ありました。
ただ正確にはサビの部分ではなくて、サビの直前の盛り上がる部分なのですが・・・。
アルバム『PASSIŌ』の2曲目に収録されている「ピグマリオン」という曲です。
作詞:森田記、作曲:辻畑鉄也、編曲:鳥山雄司です。

ちなみに前後の歌詞は
♪ふみはずしそうであぶないね Tokyo Feelin' ~(サビへ)~
Do Dance, Get Dance, On Dance とてもリアル~♪
といった感じです。
多分違うかも知れませんね。お力になれずすみません。
Commented by sihuku at 2009-01-17 01:43 x
大変、ご面倒をお掛けしまして・・・失礼しました(大汗”)
kaz-shinさん、返信ありがとうございます!
”ピグマリオン”ですが、数少ないユーチューブの映像で確認しましたが・・・違うようで・・(本当!!にお手数をお掛けしてしまいスミマセン。)
あの時代彩恵津子さんを始め、歌唱力・表現力の高い女性Voの方々は少なくなかったと思います。(ただ、その殆どの方々の名前や活躍を今、聞かなくなりましたね・・・。)
・・・・(またこの記事をきっけに、色々と確認してみたのですが~)自分でも探している曲が彩さんの楽曲なのかも・・・自信無くなってきました。。
また気長に探しま~す。。

ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2009-01-18 00:06
sihukuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
決して面倒ということはありませんから、お気遣い無く。
逆にお力になれずすみませんでした。
実は私にもずっと曲名が分からずに探し続けている曲がありまして・・・。
歌詞もメロディーも思い浮かばないのですが、聴けば絶対に分かる曲なんですけどね。
こういう状態ですから、探しようがありません(笑)
ただ、玉置浩二さんが歌っているのだけは確かなんです。
ソロなのか安全地帯の曲かも不明です。いつか探し当てたいです。
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