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小柳 ゆき_KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2 ◇ 2009年 03月 01日
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普段音楽を楽しんでいる時は、聴いている音楽が心地良ければそれで良いと思っているので、アーティストの歌の上手い下手というのは然程気になりません。あまり酷い歌は困りますが・・・(笑)
それでも中には聴いていて、「この人は上手いなぁ~!」と思う人も当然いるわけです。もちろん歌の上手い下手の基準というのは人それぞれ、千差万別だと思いまので一概には言えないと思うのですが、最近私が鳥肌が立つほどに上手いなと思っているのが小柳 ゆきです。
今回紹介するのは、小柳 ゆきが2003年にリリースした邦楽(一部洋楽を含む)カヴァー・アルバム『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』です。

お恥かしい話、小柳 ゆきが抜群に歌が上手いと思っていながら彼女のオリジナル・アルバムは聴いたことがありません。実は彼女の歌の上手さを実感したきっかけになったのが、2000年にリリースされた洋楽カヴァー集『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 1』なんです。もちろんオリジナルにも良い曲が沢山あるのは分かっていますが、やはり馴染みのナンバーを聴くとそのシンガーの技量が分かるので、聴いてみたくなってしまうんですよね。
今回『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 1』では無く、『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』を紹介したのは、選曲の良さと歌の上手さに磨きがかかっているからなんです。1982年生まれの彼女が生まれる以前の曲も取り上げており、その曲が彼女の歌声とよくマッチしていて、彼女自身の選曲なのかスタッフによるものなのかは不明ですが、とにかく素晴らしい選曲だと思います。

『小柳 ゆき / KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』
01. 恋のフーガ
02. 異邦人
03. 愛が止まらない ~Turn It Into Love~
04. PIECE OF MY WISH
05. キャンディ
06. MISS BRAND-NEW DAY
07. 会いたい
08. J
09. マイ・ウェイ
Bonus Track
10. 恋のフーガ (Neo Classic Remix)
11. 愛が止まらない ~Turn It Into Love~ (Crazy Love Remix)
12. 会いたい (Earth Beat Version)

ザ・ピーナッツの1967年の大ヒット曲01。作詞:なかにし礼、作曲:すぎやまこういちによる名曲ですね。私はもちろんリアル・タイムで聴いてました。オリジナルのイメージを崩していないアレンジ、ヴォーカル共に素晴らしい仕上がりです。この1曲目を聴いた時に、このアルバムの出来の良さが予感出来ました。

久保田 早紀の1979年のデビュー・シングルで、ミリオン・セラーとなった02。正直なところ、個人的には久保田 早紀バージョンより、小柳 ゆきバージョンの方が好きですね。実に彼女の声に合っている曲だと思います。この曲を聴いた時、「上手いなぁ~」と思い鳥肌が立ちました(笑)

Winkの1988年の大ヒット曲03。オリジナルはヘイゼル・ディーンですが、Winkはカイリー・ミノーグのカヴァーという形だったと思います。オリジナルに比べると地味なアレンジですが、その分小柳 ゆきのヴォーカルが際立っていると思います。洋楽なんですが、日本人好みのメロディーですし、Winkの曲ということでもはやJ-POPとして成立しちゃっている気がします。

1991年の今井 美樹のヒット曲04。作詞:岩里 祐穂、作曲: 上田 知華によるナンバー。この曲も名曲ですよね。この曲でも素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。良い曲を上手いシンガーが歌うと、もはや敵無しって感じです。

選曲の渋さに唸った05は、1977年の10月~12月迄3ヶ月連続シングル・レコードをリリースして、華々しくデビューした原田 真二の2ndシングル曲です。この曲を選択したセンスに脱帽です。元々この曲を女性シンガーがカヴァーすることが意外な感じもしますが、実に良い感じで歌っています。小柳 ゆきの歌声とよくマッチしています。

サザンの20枚目のシングルとして1984年にリリースされた06。このアルバムの中では唯一「どうかな?」と思った曲でした。曲もヴォーカルも決して悪くは無いのですが、個人的にはサザンはベタ過ぎる気がして、ちょっと残念でした(笑)

沢田 知可子の1990年にリリースしたシングル曲で、ミリオン・セラーを記録した代表曲07。作詞:沢 ちひろ、作曲:財津 和夫によるナンバーで、やはり切ない歌詞が胸に沁みる名曲ですね。小柳 ゆきはしっとりと情感のこもった歌を聴かせてくれます。この曲も歌唱のしっかりした人が歌ってくれないと駄目な曲だと思います。

この08だけ、私は知りませんでした。調べてみたところ、閔 海景(ミン・ヘイギョン)というシンガーの曲のようです。1980年代終盤頃の曲みたいですね。オリジナルを知らないので何とも言えないのですが、素晴らしい歌声に変わりはありません。

最近の若い世代のシンガーが、この曲を取り上げたこと自体が驚きだった09。1944年にフランスのジャック・ルヴォーとクロード・フランソワが作曲したシャンソン「Comme D'habitudo」に、ポール・アンカが1969年に歌詞を付け、フランク・シナトラが歌ってヒットした、いまやスタンダードとも言える名曲です。1975年に公開された映画「MY WAY」もヒットしましたね。スケールの大きい曲ですが、小柳 ゆきは抑え目に歌っています。誰が何と言おうと名曲ですね。訳詞は片桐 和子ですが、この曲には色々な訳詞があり、布施 明も詞を書いてました。

10~12はリミックス・バージョンですのでレビューは割愛します。

名曲と素晴らしい歌が詰まった素晴らしいカヴァー・アルバムだと思います。あまりカヴァー・アルバムは好きでは無いという人も、ぜひ聴いて欲しいと思う1枚です。最近のカヴァー作品には、アーティストの色を前面に出して、オリジナルとは違った新しい解釈、アレンジのものも多いですが、このアルバムはオリジナルのイメージを大切にして、曲が本来持っている魅力を引き出していると思います。
小柳 ゆきの素晴らしい歌をぜひ味わってみて下さい。自信を持ってお薦め出来る1枚です。
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by kaz-shin | 2009-03-01 14:12 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by macky023 at 2009-03-01 19:07
持ち歌以外もそつなく歌いこなせる歌手って、やっぱり上手いんでしょうね。ゆき姐はそんな一人ですかね?
Commented by kaz-shin at 2009-03-02 23:49
mackyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
あくまで私個人の見解ですが、本当に小柳さんは上手いと思います。
洋楽、邦楽を問わず、カヴァー・アルバムをリリースしているというのも
歌に自信があるからこそなんだと思います。
今度オリジナル・アルバムもじっくり聴いてみたいと思ってます。
Commented by kotaro at 2009-03-04 09:53 x
意外とコメントが少ないですね(笑) 選曲の妙は本人なのか
プロデューサーなのか、すこし気になります。

今井美樹は「ほう」という選曲ですね。
僕はいろいろ聴きましたが、春先になると一番最初のアルバム「Femme」の出だしの「頬に風」という曲が聞きたくなります。

近年面白い存在の人が原田真二。ここでも原田知世の「Next Door」を推薦しましたが、一番の名曲は「タイムトラベル」かな。
ところで松本隆つながりなのか、この歌を草野マサムネが歌っているのですね。これは参りました。好みが上手くマッチしてこれは本物を聞きたかった。

「My Way」はKaz-shinさんと僕の世代では、ああ懐かしのあの名曲、
でしょう。
歌というのは歌うことに恥ずかしさが無ければ、またリバイブする言霊で
「蘇州夜曲」や近年、越路吹雪の名曲がとてもいい味わいになってきました。
若い人にもマイウエイは、どんどん歌ってもらいたい一つですが、マイウエイな生き方をする人の少ない昨今には、どれだけ共感を得られるのかな?
Commented by Kenny U at 2011-03-01 16:04 x
「愛が止まらない ~Turn It Into Love~」
Winkがヒットさせた時以来、曲は良いのに、
このユーロビートアレンジは何とかならないものかしら??
っと、大変、残念に思っていました。

ところが、先日、カイリー・ミノーグのVERSIONに合わせて踊っている
ダンサー達の映像が、NHK-BSで、放送されたんですよ!

懐かしーー、それでも、やっぱり同じ感想をいだいたのです。
20年経っても、ユーロビートはどうも苦手です!(笑)

でも、メロは、やっぱり良い!
そこで、カイリーが来日する記念に、カイリーのCDを買いました!
(勿論、ライブには行きませんが・・・)

(オリジナルのヘイゼル・ディーンのは、たぶん聴いた事、無いです)

私は、どうしてもこの曲の、オクターブユニゾンのベースラインが、嫌なんですよね!
続く・・・
Commented by Kenny U at 2011-03-01 16:09 x
それで、他のカヴァー物を、IT検索してみました!

小柳ゆきの、このCD、すでに入手していたのですが、ここに収録されているのを見落としていたので、
再チェックしてみましたー!

おおー、良いですねーー、このアレンジは!
かなりトランス(drum'n bass)っぽいですけど、私の嫌いなオクターブユニゾンが出てこなーい!!
(ボートラは、やっぱり駄目ですけど・・・)

さらに、発見!
http://www.youtube.com/watch?v=WUVOsbd5Ah4
稲垣潤一&相川七瀬の「愛が止まらない」
これも、結構、この曲を斬新な感じでアレンジしています!!
Commented by kaz-shin at 2011-03-05 02:11
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
2月ほどの忙しさではないのですが、まだ忙しい日々が続いており、レスが遅くなってしまいました。すみません。

私もユーロビートは苦手でした(笑)
どうも単調なリズムが駄目なようで・・・。
メロは良いのにアレンジで損をしている曲って、結構多いのかも知れませんね。
ただ、それは私個人の意見であって、一般の方の多くはアレンジ云々関係なく楽しんでいるのでしょう。
なまじっか色んな音楽に興味を持ち、あれこれと聴き過ぎている弊害かも知れませんね(笑)
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