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中原 めいこ_鏡の中のアクトレス ◇ 2009年 03月 14日
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今回紹介するのは、女性シンガー・ソングライターの中でも群を抜いてストレートでキャッチーなPOPメロディーを書けると思っている、中原 めいこの通算8枚目となる『鏡の中のアクトレス』(1988年)です。私の大好きな女性シンガー・ソングライターの一人で、今までにも当ブログで1stアルバム『COCONUTS HOUSE』(1982年)に2ndアルバム『FRIDAY MAGIC(2時までのシンデレラ )』(1982年)や2枚のベスト盤『Meiko's BEST SELECTION 10+1』と『Happy birthday, Love for you』を紹介してきました。

デビュー当時の中原 めいこの楽曲は、CITY POP系の中でもリゾート・ミュージックという趣きが強く、いかにも夏向けという印象が強かったのですが、本作は勿論夏っぽい曲も含まれていますが、ダンサブルでFUNKYなナンバーが増え、よりCITY POP色が強くなったと言えるでしょう。元々FUNKYな曲も得意としていたようですが、より一層磨きがかかったという感じがします。このアルバムの良さはアレンジの良さであり、打ち込みと生のリズムを上手く使い分けたり、融合させたりした演奏の面白さだと思っています。アレンジャーとしてクレジットされているのは、西平 彰、E.C. JONES(富田 素弘&小路 隆)、小林 信吾、中村 哲。中原 めいこ自身もアレンジとコーラス・アレンジで名前が載っています。
参加しているミュージシャンは、西平 彰(key)、E.C. JONES(key)、小林 信吾(key)、中村 哲(key & sax)、北村 健太(ds)、長谷部 徹(ds)、村上 秀一(ds)、松原 秀樹(b)、美久月 千晴(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、角田 順(g)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、斉藤 ノブ(per)、浜口 茂外也(per)、坪倉 唯子(cho)、杉本 和世(cho)、広谷 順子(cho)、比山 貴詠史(cho)、木戸 やすひろ(cho)等です。

『中原 めいこ / 鏡の中のアクトレス』
01. Dance in the memories
02. What's going on
03. Don't be silly (冗談じゃないわ)
04. Infinite Love (無限の愛)
05. 鏡の中のアクトレス
06. Paradise Island
07. Caribbean Night
08. ビーチ・バーからの手紙
09. CASANOVA
10. In your eyes

いかにも80年代らしい打ち込みのダンス・ビートに中原 めいこらしいキャッチーなメロディーの01。この曲で耳に残るのは、坪倉 唯子と杉本 和世のコーラス・ワークです。アルバムのTOPに相応しい聴き易いナンバーに仕上がっています。

ダンサブルでFUNKYな02。文句無く格好良いナンバーです。北村 健太のタイトなドラミング、シンセ・ベースに被ってくる松原 秀樹のベース(特に間奏時のベース・ソロに注目です)、今 剛ならではの絶妙なギター・カッティング、坪倉&杉本のコーラス・ワーク等、アレンジが絶妙です。それにしても中原 めいこのメロディー・センスは素晴らしいですね。

中原 めいこらしさ全開のポップ・ナンバー03。土方 隆行のギター・カッティングと中原 めいこのコーラス・アレンジによるコーラス・ワークが、どちらかと言えば地味な印象のアレンジの中でも光っています。

80'sのCity Pop色の強いアレンジ(小林 信吾のアレンジ)が今聴いても心地良い04。メロディーも洒落ており、中原 めいこの非凡な才能を感じさせる1曲ですね。特にカッティングの名手・土方 隆行のギター・プレイが文句無しで格好良いですよ。

私は知りませんでしたが、アニメの主題歌でシングル曲だった05。ロック色の強いアレンジとノリの良さとキャッチーなサビのメロディーは、確かにアニメの主題歌にぴったりな感じですし、シングル向きに書かれた曲という気がします。ディストーションの効いたハードなギターを弾いているのは角田 順です。

彼女の十八番とも言えるリゾート系なナンバー06。生のリズムとシンセ・ベース、ホーン・セクションを上手く組み合わせいます。夏向きの爽やかなナンバーで、ドライブのBGMの最適でしょう。間奏の今 剛のギター・ソロは流石の一言!

曲のタイトルから中原 めいこらしい07(笑)。メロディーも初期の楽曲を彷彿させる楽しい曲ですが、この曲は早見 優に提供した曲のセルフ・カヴァーとのこと。言われてみると早見 優が歌っても似合いそうな気がしますね。この曲では土方 隆行がカッティングにソロに大活躍で、素晴らしいギター・プレイを披露してくれます。

ボッサ調のアレンジが心地良い08。本当に幅広いジャンルの曲を書ける人です、中原 めいこは。ノリの良い曲では坪倉&杉本のソウルフルなコーラスで、このような柔らかい曲では広谷、比山、木戸の3人をコーラスで起用しているところなど心憎いです。

アルバムの中で、1番中原 めいこらしい曲だと思ったのがこの09でした。この手の曲は、まさに彼女の真骨頂とも言えますね。打ち込みを極力控え、生のリズムとホーン・セクションを使った中村 哲のアレンジが良いです。今 剛のギター・ソロに注目して欲しい1曲。

甘いバラード・ナンバー10。中村 哲のアレンジが秀逸で、JAZZYな演奏と美しいストリングスが印象的です。村上 秀一のドラム、高水 健司のウッド・ベース、今 剛のギターの全てがこれぞプロという演奏を聴かせてくれます。今 剛のここまでJAZZYなギター・プレイは珍しいと思いますね。

中原 めいこのアルバムはどれを聴いても本当にハズレがありません。どの作品も安心して聴けるんですよね。
1992年以降、自身のアルバムはリリースされていませんが、ぜひとも復活して欲しい一人ですね。
まだ聴いたことがなければ、ぜひ1度聴いてみて下さい。初期の作品は、BOOK OFF等の中古店ではなかなか見つけることが出来ませんが、このアルバムは結構見つけやすいと思いますし、値段も安いことが多いです。中原 めいこのアルバムの中でもバランスの良さではトップ・クラスだと思っていますので、自信を持ってお薦め出来ます。興味があれば聴いてみて下さい。これから夏のドライブ・ミュージックに最適ですよ。
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by kaz-shin | 2009-03-14 00:12 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(15) | |
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Commented by Thunderer at 2009-03-14 03:19 x
おぉ、これがいきなりでてくるとは・・・。
私も大好きなAlbumです。
この中では「鏡の中のアクトレス」が特に気に入っていました。
中原めいこさんは、
「ロ・ロ・ロ・ロシアンルーレット」
がアニメ(ダーティペアの大冒険 でよかったかな。原作は
このタイトルですけど。)でかかっていて、知ったんですけど。
他には、「スコーピオン」「エモーション」
(Album『Lotus』にも入ってますがSingleだったと思います。
なにぶん昔の記憶なので、違うかも。
・・・すいません、よそでチェックしてません。)
Album『Lotus』の「ロートスの果実」
Album『MOODS』の「Gimme,Gimme Motions」
「極楽鳥のテーマ」
なんかが好きでした。
(album5枚くらいは聞いていたんですけど
全部は聞いていません。私が知らないのでいいのがきっと
あるんでしょうね。)
このAlbumがお勧めは同感。
ほかでは、Album『Lotus』は有名な曲が多い点ではお勧めかな
と思います。(「君たちキーウィ パパイア マンゴーだね」も
入ってます。)

Commented by Thunderer at 2009-03-14 03:30 x
追伸。
## 意味不明になってるかもしれないので。
>おぉ、これがいきなりでてくるとは・・・
『COCONUTS HOUSE』『FRIDAY MAGIC』ベスト盤×2
の次が、いきなり大好きなこのAlbumだったということなので、
ちょっと興奮してたってところです。
(でも、記事があったことに気づいてませんでした。すいません。)
なお、『COCONUTS HOUSE』は聞いていたんですけど、
それほどでもなかったので。

・・・こちらのBookoffでは、中原めいこさんはレア。
250円どころか、通常価格帯のところでもみたことなかったり
します。
Commented by こういち at 2009-03-15 12:01 x
こんにちは。実はこのアルバム持ってます。通して聴くと、捨て曲がないんですよ。中でも気に入っているのをピックアップしました。1.は、シンセ・ベースに美久月千晴さんのベースが混ざっているんですね。あとは角田 順さんによるギターソロ。角田さんは、今でも活躍されているんですかね? 2.はシンセ・ベースに被ってくる松原秀樹のベースは、最高です。松原さんはこの頃から活躍されていたんですね。3.この曲でサックスを吹いているJake.H.Conceptionが味を出してます。Jakeさん活躍されてないのかな? 4.ドラム:長谷部 徹さん、ベース:松原秀樹さんって元はジャニーズなんですよね? 長谷部さんのドラムも良いんです。5は1と同じシンセベースに美久月さんのベースがオブラートに包んでます。角田さんのソロもGOOD。中原めいこさんは、もう1枚アルバムを持ってまして、それは'91年に発売された「ON THE PLANET」というアルバム。全曲アレンジが中村哲さん。バラエティーに富んでます。中村さんとオペレーターを担当した迫田 到さんの2人3脚によるサウンドもいいです。他のミュージシャンに、今 剛さん、大村憲司さん、高水健司さん、山木秀夫さん、小林靖宏さん(cobaさん)などが参加してます。
Commented by kaz-shin at 2009-03-15 23:29
Thundererさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
中原さんのCDを集めたいのですが、なかなか見つかりませんね。
ぜひとも再発して欲しいと思っている今日この頃です(笑)
アルバムの完成度は中原さんのアルバムの中でもかなり高い作品だと思います。
これから夏に向けて聴く回数が増えてくるアーティストの一人です。
Commented by kaz-shin at 2009-03-15 23:53
こういちさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
角田さんは今でも活躍されてると思います。
長谷部さんは引退状態でしたが、去年表舞台に戻ってきましたね。
ジェイクさんの名前を最近見なくなりましたが、地道に音楽活動はされているみたいですね。
ジェイクさんの1981年のソロ・アルバムをCD化して欲しいのですが・・・。

残念ながら90年代の中原さんの音源は聴いたことがありません。
でも素晴らしい作曲センスの持ち主なので、きっと良いでしょうね。
Commented by こういち at 2009-03-16 00:09 x
>残念ながら90年代の中原さんの音源は聴いたことがありません。
でも素晴らしい作曲センスの持ち主なので、きっと良いでしょうね。

結構良いですよ。ただ、ゲットするのは難しい・・・かもしれません。「ON THE PLANET」('91年リリースで事実上の引退アルバム)の前に出した「303 EAST 60 THE STREET」('90年)というアルバムは、手に入ると思います。アレンジは、「ON THE~」と同じ中村 哲さんです。

Jakeさんで思い出しましたが、いかりや長介さんとビールのCM共演していたんですよ。いかりやさんが亡くなる前ですから、2002,3年位ですかね。いかりやさんが亡くなって5年になるんですね。CMの方は、見た記憶があると思いますよ。
Commented by kaz-shin at 2009-03-16 01:06
こういちさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに『ON THE PLANET』はなかなか見かけませんね。
『303 EAST 60 THE STREET』はよく見かけますので、聴いてみます。

ジェイクさんのCMは憶えてますよ。
結構なお年でしょうから、マイペースに自分の音楽を楽しんでおられるのでしょうね。
80年代のJ-POPが好きな人でジェイクさんのサックスを聴いたことの無い人は皆無でしょう。
私も大好きなサックス奏者の一人です。リーダー作が少ないのが残念ですが、それだけにぜひともCD化して欲しいものです。
Commented by kotaro at 2009-03-16 01:53 x
あれ、Jake H. ConceptionのPieces of LoveはCDになってると
思います。
というか、私はLPを買いそびれてCDを後年見つけて喜んで
購入したくちです。
いっつも聴き倒しているけど、そんな貴重な音源なんて(笑)
1曲目のHow sweetは名曲ですよー。
これが聴きたくて探しまわったんだからぁ。
Commented by Thunderer at 2009-03-16 02:09 x
kaz-shinさん、こんばんは。
>中原さんのCDを集めたいのですが、なかなか見つかりませんね。
>ぜひとも再発して欲しいと思っている今日この頃です(笑)
私も同感。
ぜひとも再発して欲しい・・・。(笑)
といいつつ、250円Bookoffで見つけたら飛びついて、
もういいやって言ってたりして。(笑笑。)
Commented by kaz-shin at 2009-03-17 23:21
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『Pieces of Love』はCD化されていたんですか!?
全く知りませんでした。迂闊でした・・・(悲)
ヤフオクに期待したんですが出品されてませんでした。
相当入手は難しそうですが、CD化されているんなら希望を捨てずに
探し続けたいと思います。
情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2009-03-17 23:29
Thundererさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
BOOK OFFでも初期の作品は本当に見かけません。
こうなると再発を願うばかりです。
中原さんくらいの知名度なら再発されてもおかしくないと思うんですがね。(ダウンロードの販売はあるみたいですが)
EMI(東芝EMI)というところは今ひとつ訳が分からん会社です。
TINNAみたいな素晴らしいアーティストはCD化しませんし、再発のアーティストもいつも同じ顔触ればかりで・・・。
リクエストしてみましょうか!
Commented by こういち at 2009-03-28 23:26 x
西平 彰さんで思い出したので、このアルバムを思い出してしまいました。

今から10年前の1999年に出した宇多田ヒカルのアルバム「First Love」。デビュー曲「Automatic」を聴いて衝撃を受け10年。サウンドが凄かった。スクラッチではじまる、打ち込み主体のナンバー。なお、このアレンジが西平 彰さんだと知ったのは、随分後でした。
この曲には、西平さんがキーボードとプログラミング。シンセサイザー・プログラミングが中山信彦さん、なんとギターには今 剛さん。ちなみに、中山さんという方は、かつてCHAGE&ASKA、椎名林檎、辛島美登里、中島みゆきなどの作品を手がけました。
なお、このアルバムのミュージシャンには、アレンジャー陣に西平 彰さん・河野 圭さん・森 俊之さん・村山晋一郎さん、ギターに鳥山雄司さん、古川昌義さん、ハーモニカに八木のぶおさんが参加してました。
Commented by kaz-shin at 2009-03-29 02:51
こういちさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私はどちらかと言うと70年代~80年代中心に(もちろん現在でも活躍されている方がほとんどですが)活躍していたミュージシャンに関してはそれなりに詳しいと自負しておりますが、
正直なところ西平さんには注目していませんでした。もちろん名前は存じていましたが・・・。
多分打ち込み主体のアレンジャーに興味が無かったんだと思います。
どちらかと言うとミュージシャン志向型なので・・・(笑)
恥ずかしい話なんですが、宇多田さんはベスト・アルバムをレンタルで聴いた位で、
オリジナルのアルバムは聴いたことがありません。
聴けばきっと面白いのかも知れませんね。今度中古店で探してみます。
Commented by DNA at 2011-07-20 00:53 x
中原めいこは大大大好きなシンガーの1人です。
もう新作も聴けず、行方も知れないのが悲しいです。

「Dance in the memories」は、シングルとはイントロが違うアルバムバージョンで、
アニメ「きまぐれオレンジロード」のバージョンとも曲の終わりが違います。
「Caribbean Night」は早見優のセルフカバーです。

ネットが無い時代から彼女の初期アルバムは入手困難でしたね。
あちこちの中古レコード店に電話したり、中古を探したり、
曲のダブったCDは除いて、全て集めるのに4年かかりました。

ヒトコトで語れないくらい好きですね!中原めいこは。

あと、手持ちの資料によると、Jakeの古いCDは

「PIECES OF LOVE」 ’85年 ラジオシティ
「Misty Jake Plays Standards」 ’85 ソニー
「EMOTION」 ’87年 クラウン

が出ています。入手は相当キツそうですが。
私は3枚とも見た事ありません。
曲目とか知りたい場合はおっしゃって下さい。
Commented by kaz-shin at 2011-07-20 22:54
DNAさん、コメントありがとうございます。
中原さんのアルバムを全て集めたというのも凄いですね!
初期のアルバムを探してますが、本当に出回っていません。
いつの日か復刻してくれると嬉しいのですが・・・。
気長に待つことにします(笑)
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