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カテゴリ:ベスト盤( 68 )
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OFF COURSE_TWIN BEST ◇ 2007年 05月 23日
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先日、スターダスト・レビューのライブで初めて生・小田 和正の歌声を拝聴し、60歳という年齢とは思えないその美声と声の存在感に圧倒されました(笑)
そして、ふと久しぶりにオフコースが聴きたくなって引っ張り出したきたのが、1997年に2枚組でリリースされた『TWIN BEST』です。

1970年にデビューのオフコースですが、私が初めて彼らの歌を聴いたのは、定かな記憶では無いのですが1976年頃ラジオで流れていた「眠れぬ夜」だったと思います。イントロから妙に耳に残る曲でメロディーも分かり易いものでした。しかし、特に興味を持った訳でも無かったですね。

高校時代、親友がオフコースが好きで彼の家へ行くとよく聴かされたのですが、"君"、"僕"の詞の世界と小田 和正の声が妙に女々しく思えて正直好きではありませんでした。
ところが、これもはっきりした時期は覚えていないのですがおそらく1978年頃だったと思います。例の親友宅へ遊びに行った際、彼がかけたレコードをBGMに会話を楽しんでいると、ある曲がまるで会話を遮るように私の耳をレコードに傾けさせたのです。
♪こんなことは今までなかった ぼくがあなたからはなれてゆく♪というフレーズが耳に残り、友人宅からの帰り道を歩いていてもこのメロディーとフレーズが頭から離れなかったのです。これが衝撃的な「秋の気配」との出会いでした。
翌日、友人に電話して昨日かけていたのは『JUNKTION』(1977年)というアルバムということを教えてもらい、そのままレコード屋へ買いに行ったのでした。
「秋の気配」という1曲が、それまで私の持っていたオフコースのイメージをガラリと変えたのは言うまでもありません。それからは何枚かアルバムを買って聴くようになりました。

80年代に入って世の中はCDの時代へ・・・。『JUNKTION』だけはCDで買い直しましたが、その他のアルバムはCDで持っていませんでした。ある時レコード店でこの2枚組のベスト盤を見つけ、これなら有名な曲は殆ど収録されているので買っておこうと思い購入したものです。

『OFF COURSE / TWIN BEST』
Disc One
01. 眠れぬ夜
02. I LOVE YOU
03. さよなら
04. 愛を止めないで
05. Yes-No
06. 秋の気配
07. YES-YES-YES
08. 僕の贈りもの
09. 言葉にできない
10. 生まれ来る子供たちのために
11. ワインの匂い
12. こころは気紛れ
13. 時に愛は
14. 潮の香り
15. やさしさにさよなら

Disc Two
01. 夏の終り
02. 僕等の時代
03. 愛の唄
04. 汐風のなかで
05. 風に吹かれて
06. 愛の中へ
07. あなたのすべて
08. めぐる季節
09. のがすなチャンスを
10. 一億の夜を越えて
11. 思い出を盗んで
12. 水曜日の午後
13. ランナウェイ
14. 思いのままに
15. 恋を抱きしめよう

2枚組というヴォリュームなので、曲毎のレビューは割愛させてもらいます(手抜きか?・・・笑)
2人組の時代から5人編成のバンド時代までの有名曲、人気の高い曲がほぼ網羅されているので聴き応えのあるベスト盤だと言えると思います。

このアルバムを聴いていて強く感じたのは、やはりオフコースというのは小田 和正と鈴木 康博という素晴らしい才能を持った二人が作った楽曲が、バランス良く配置されていたことでアルバムとして魅力溢れるものになっていたと思っています。
小田 和正の作る曲は、一度聴けば口ずさめてしまうようなキャッチーなメロディーとインパクトの強い歌詞が魅力で、シングル盤のA面曲として申し分無い曲でした。一方、鈴木 康博の作る曲というのは、凝ったコード進行やメロディーのものが多くて一度聴いただけではそれほど印象に残らないのですが、聴けば聴くほどに味が出てきて好きになってくるという不思議な魅力を持っていました。シングル盤ならやはりB面曲というイメージですね。

この二人の作品の均衡と言いますか、バランスが凄く良かったですね。アルバムを聴きながら一緒になって歌っているのが小田の曲、静かに聴き入ってしまうのが鈴木の曲という風なイメージが私の中にはあるのです。
つまり、小田と鈴木が揃ってはじめてオフコースな訳で、鈴木が脱退後のオフコースにはあまり魅力を感じなくなっていました。
ベスト盤なので当然シングル曲が多くなります。全30曲中、鈴木 康博の作品は6曲のみで残りは小田 和正の作品ですが、それでも二人の曲が収録されていることで私にとってはオフコースを感じる事が出来るベスト盤になっています。それにしても本当に良い曲が多いですね。
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STARDUST REVUE_SUPER DONUTS ◇ 2007年 05月 16日
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今回の記事は少し長くなるかも知れません。明日、出張の為におそらく新しい記事はアップ出来ないと思いますので、その分気合も入っています。どうかお付き合い下さいませ(笑)
そしてアルバムのレビューまでの前置きが長くなると思いますので、興味の無い方は遠慮無く飛ばし読みして下さいね。

今回紹介するのは、今年でデビュー25周年を飾るスターダスト・レビューが1987年にリリースしたベスト・アルバム『SUPER DONUTS』です。以前ここでも書いたことがありますが、私が日本で1番楽しいライブを観せてくれるバンドだと信じて疑わないのがスタレビです。
ライブを観終わって「良かった!」と思えたアーティストはそれこそ沢山居ましたが、心底「楽しかった!!」と思えたのはスタレビだけです。とにかく楽しいライブなんです。
お客さんをいかに楽しませるかを考えているのはどのアーティストも同じでしょうが、私がいつもスタレビを観て感心させられるのは、お客さんを楽しませる事=自分達が楽しむ事をよく理解していて、25年間も実践し続けていることなんですね。
私が初めてみたデパートの屋上の無料ライブで観客20人程度のライブと、2000人も入る大きなホールでのライブでも彼等のテンションは全く一緒なんですよね。根本 要の落語家のような口調の喋りの面白さは勿論のこと、メンバー全員が実に楽しそうに演奏する姿が、観ている側も楽しくさせてくれます。

そんなスタレビが、今週の土曜日(19日)に25周年を記念したライブをさいたまスーパーアリーナで開催します。題して「25年に一度の大感謝祭 6時間ライブ おやつ付き」。6時間の長時間ライブもおやつがあれば安心ですね(笑) きっとあれこれ趣向を凝らして楽しませてくれることでしょう。

デビュー25周年を記念した6時間ライブで思い出すのは、去年6月の角松 敏生のライブです。同じ6時間のライブですが、角松のライブは今まで味わったことのない腹立たしいライブでした。チケット発売時には何の案内もなく、当日会場のアナウンスで終了時間が遅くなることを知った始末・・・。しかも開演時間が18時30分。一部ネットで長くなるという話も出ていたらしいですが、私のように当日会場でその事実を沢山知った人も大勢いたはずです。終電時間を気にして、時計と睨めっこしながらのライブなど楽しめる訳も無く、結局最後まで観れずに会場を後にしました。これはもうイベント会社や所属事務所の主催者側の配慮が欠けているとしか言い様がないです。今まで観てきた中で最悪な印象しか残らなかったライブでした。
その点、スタレビは13時開演、多少延びても心置きなく楽しめそうです。演奏する側ばかりの都合ばかりでなく、来てくれるお客さんに思う存分に楽しんでもらおうという配慮が嬉しいですし、そうあるべきだと思います。今度の土曜日は思う存分楽しんできます。

さて、前置きが凄く長くなってしまいましたが(汗)、アルバム『SUPER DONUTS』の話。このアルバムは、1981年から1987年までの6年間でアルバムに収録されていなかったシングル(ドーナツ盤)を中心に選曲されており、リミックスやリ・レコーディングしたもので作られたベスト・アルバムです。

『STARDUST REVUE / SUPER DONUTS』
01. 今夜だけきっと (Symphonic Version)
02. BAD MOONに誘われて
03. 君のために・・・
04. 心の中のFollow Wind
05. Lonely≠Story
06. Single Night (Long Version)
07. メビウスの瞳
08. もう一度ハーバーライト
09. ダンスはいかが?(Re-Mix)
10. 紙飛行機の夢
11. 素敵なWink Cat (Re-Mix)
12. トワイライト・アヴェニュー (A Cappella)

1986年のシングル曲で名曲のひとつ01。三谷 泰弘のアレンジのオーケストラ風にアレンジされた重厚なシンセ・サウンドが印象的です。コンサートのオープニング用に作られたものを収録したようです。ロマンティックな曲に仕上がっています。

1986年のシングル曲「もう一度ハーバーライト」のB面曲だった02。軽快なギター・カッティングが格好良いPOPナンバーです。作曲が根本 要、三谷 泰弘の共作というのは珍しいです。ノリの良さが大好きです。

1987年のシングル曲「メビウスの瞳」のB面曲だったバラード曲03。オーソドックスなバラード曲ですね。

1987年にアニメ映画「バツ&テリー」の主題歌としてリリースされた04。初めてホーン・セクションを入れた曲でした。80年代初め頃のAORサウンドを意識しているかも知れません。

04のB面曲だった05。04よりもこちらの方が、スタレビらしい楽しい楽曲で好きですね。どことなくオールディーズ風な味わいがあって、コーラスも決まっています。

1985年のシングル曲06。三谷 泰弘特有のメロディーと雰囲気が特徴の曲です。シングル曲として地味な印象がありますが、繰り返して聴くと嵌る曲です。この辺りが三谷らしい曲なんですね。根本 要の素晴らしいギター・ソロがフィーチャーされたロング・ヴァージョンです。

1987年のシングル曲07。リミックスされ、オリジナルよりもメリハリが効いています。

1986年のシングル曲08。オールディーズ風な3連のナンバーです。コーラス・ワークが見事なナンバーです。

1983年のシングル曲「トワイライト・アヴェニュー」のB面曲だった09。JAZZYなナンバーで、h古き良き時代のアメリカを感じさせます。こういう曲はスタレビの最も得意とする曲です。最近はこの手の曲が少なくなって残念です。アルバム中でスタレビらしさを1番感じる曲です。

このアルバムの為に書き下ろされた唯一の曲10。三谷 泰弘の作詞・作曲・編曲によるナンバーで、ヴォーカルも三谷です。軽快なリズムとキャッチーなメロディーが印象的で、ビーチ・ボーイズ風のコーラスも楽しいです。

06のB面曲だった11。ラテン調のリズムに乗せた明るいポップ・ナンバーです。

1番最初にスタレビの曲で好きになったのが12でした。1983年のシングル曲ですが名曲ですね。竜 真知子の詞も素晴らしく、根本 要の作ったメロディーも切なくもどことなく暖かい感じが大好きです。ここではスタレビならではのアカペラを披露してくれます。三谷 泰弘のコーラス・アレンジは本当に素晴らしかったですね。抜けてしまったのが今でも惜しい気がします。

アルバム未収録のシングル曲というのは、どうしても聴く機会が少なくてどんな曲だったか忘れてしまいます。今週末のライブに向けて予習の意味もあって、今回このアルバムを選んでみました。三谷 泰弘が在籍したいた頃のスターダスト・レビューが1番好きだったので、この頃の楽曲に思い入れが強いです。出来ればライブにゲストで出演してくれたら嬉しいのですが・・・。
どんなライブが繰り広げられるか今から楽しみです。
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今回紹介するのは、1987年に発売されたクリエイションと竹田 和夫のソロの楽曲を集めたベスト盤『竹田 和夫&クリエイション / NEW BEST MOW』です。
私が高校生の頃は、『CREATION』(1975年)、『CREATION with Felix Pappalardi』(1976年)、『PURE ELECTRIC SOUL』(1977年)の3枚はよく聴きましたし、FUSIONに興味を持ち出した頃にはソロ・アルバム『MISTY MORNING FLIGHT』(1978年)もよく聴いた1枚でした。しかし、段々とクリエイションのサウンドから遠ざかってしまい、暫くはほとんど聴かない状態になってました。
CD化された時も買い直す事もしないままだったのですが、ある日レコード店でこのベスト盤を発見しました。
さすがベスト盤だけあって、いわゆるおいしい曲が詰まっていたので懐かしさもあり、ベスト盤位は買っておこうと思い購入したものです。

今聴くとサウンド的に古さを感じるものがありますが、逆にその古さが学生時代に夢中で聴いたいた頃を思い出させます。しっかりとした演奏と曲の良さは今でも十分通用するものですね。
何回かメンバー交代もあったので、収録曲毎に違った印象があり、新鮮な感じで聴けるのがこのベスト盤の良い所かも知れませんね。

『竹田 和夫&クリエイション / NEW BEST MOW』
01. LONELY HEART (日本語)
02. SPINNING TOE-HOLD
03. CARRY ON
04. WALKING THE DOG
05. 暗闇のレオ
06. TOBACCO ROAD
07. YOU BETTER FIND OUT
08. AMARILLO - misty morning flight
09. 夢の彼方に DREAMS I DREAM OF YOU
10. Hello アップルヒップ
11. SHE'S GOT ME
12. PRETTY SUE
13. DOWN ON MY KNEES
14. HELLO G.B. SHUFFLE

日本テレビ系のドラマ「プロハンター」主題歌だった01。どんなドラマだったかは忘れてしまいましたが、この主題歌だけはしっかり憶えてます。アイ高野のヴォーカルが印象的でした。アルバム『Lonely Heart』(1981年)に収録されており、同アルバムには英語ヴァージョンも収録されてましたね。

プロレス・ファンにはTHE FUNKSのテーマとしてお馴染みのインスト曲02。お笑い番組のコントでネプチューンが使っていたりしてたので、もしかしたらクリエイションで1番広く知られている曲かも知れませんね。『PURE ELECTRIC SOUL』に収録されていた曲で、聴いているとアドレナリンが出まくる1曲です(笑)

どちらかと言えばメロウ系のナンバー03。『Lonely Heart』に収録されていた曲です。

竹田 和夫のソロ・ナンバー04。ブルース色の強いギター・プレイが印象的な曲ですね。『SOMETIME-BLUES』(1982年)に収録されていました。

TBSのドラマ「ムー一族」のテーマ曲だったインスト・ナンバー05。ラテン・リズムの軽快なナンバーで、竹田のスリリングなギター・プレイが好きでした。この曲もソロのナンバーで『MISTY MORNING FLIGHT』に収録されていました。

サウンドに古さを感じますが、勢いを感じるロック・ナンバー06。『CREATION』に収録されていました。

『CREATION』に収録されていたナンバー07。高校時代、友人がバンドを組んでいて一生懸命にこの曲をコピーしていましたっけ・・・、懐かしい(笑)

軽快なギター・カッティングにホーン・セクションが絡んでくるスピーディーなインスト曲08。この曲もソロのナンバーで、『MISTY MORNING FLIGHT』に収録されていました。

ミディアム・バラードの名曲09。この曲は好きで本当によく聴きました。クリエイションで1番好きな曲かも知れません。『CREATION with Felix Pappalardi』に収録されていた曲です。

POP色の強い日本語曲10。こういう曲調は珍しいかも知れませんね。。『Lonely Heart』に収録されてました。

クリエイションらしいロック・ナンバー11。Felix Pappalardiの軽めのヴォーカルと竹田のギターのコンビネーションが良いですね。。『CREATION with Felix Pappalardi』に収録されてました。

ロックらしいロック・ナンバー(?・・・笑)の12もクリエイションを代表する名曲ですね。ギター・リフが耳に残りますし、ギター・ソロも素晴らしいナンバーです。『CREATION』に収録されてました。

13、14は竹田のソロ曲で『SOMETIME-BLUES』に収録されていた曲です。13はミディアム・テンポのブルース曲で、14は軽快でノリの良いインスト・ナンバーです。特に14は竹田のギターが、バックを務めたG.B.Blues Companyとのコンビネーションが素晴らしい曲で、聴いていると体が動き出しそうな楽しい曲ですね。

この『NEW BEST NOW』は、東芝EMIのベスト盤のシリーズでこのクリエイションの他にも、RCサクセション、稲垣 潤一、チューリップ、Hi-Fi SET、山本 達彦等沢山のアーティストのものがリリースされました。いかにも使い回しの写真をジャケットに使ったりして、お世辞にもセンスが良いとは思えないものばかりでした(笑)
ただ、選曲に関しては悪くはないので、昔好きだったアーティストを懐かしんで聴く分にはこれで十分と言えるでしょう。新品は当然廃盤なので売られていないと思いますが、中古店ではたまに見かけます。もし、好きなアーティストのベスト盤だったら買ってみるのも良いのではないでしょうか。紹介した『竹田 和夫&クリエイション / NEW BEST MOW』はお気に入りのベスト盤の1枚です。
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皆さんにも好きな歌声のシンガーやアーティストがいると思うのですが、私は香坂 みゆきの歌声が大好きです。ロック色の強いハードな曲からしっとりとしたバラード曲まで、どんな曲でも器用に歌いこなす技量と表現力の豊かさ、パンチ力を持った素晴らしいシンガーだと思っています。アイドル系の歌手でしたが、それだけで済ましてしまうにはあまりに惜しい・・・。
そんな訳で、今回紹介するのは彼女の魅力が詰まったベスト盤『SUPER VALUE 香坂 みゆき』(2001年リリース)を紹介します。

このベスト盤の魅力は、1980年代の作品(シングル曲、アルバム収録曲)を中心に構成されているところでしょう。1977年に「愛の芽ばえ」でデビューしていますが、70年代の彼女の曲はどちらかというとアイドル歌手路線といった印象があります。1980年に入り、それまでのアイドル歌手・香坂 みゆきから本格派シンガー・香坂 みゆきへ成長していった(と私は勝手に思っているのですが・・・)頃の楽曲が数多く取り上げられているので、彼女のシンガーとしての魅力が詰まったアルバムではないでしょうか。

『香坂 みゆき / SUPER VALUE 香坂 みゆき』
01. 1965
02. ニュアンスしましょ
03. Tokyo Magic Town
04. Tokyo Shadow
05. レイラ
06. KIRARI
07. Magic
08. Horizon
09. One Way Town
10. 東京が好き
11. Get Back Tokyo
12. 気分をかえて
13. サヨナラの鐘

1984年リリースのアルバム『JET LAG』に収録されていた01。山口 未央子作詞・作曲、佐藤 準編曲による軽快なポップ・ナンバーです。ポップなメロディーですが、ドライブ感溢れるアレンジが特徴です。

1984年のシングル曲02。作詞:大貫 妙子、作曲:EPO、編曲:清水 信之という申し分無い作家陣です。オリエンタル・ムード溢れるEPOらしいポップなメロディーです。EPOのメロディーとの相性が抜群の清水 信之のアレンジも良いですね。EPOのコーラスは流石ですね。難しい歌ですが実に上手く歌っていると思います。

作詞:伊藤 薫/香坂 みゆき、作・編曲:大村 雅朗のCITY POPなナンバー03。1982年リリースのアルバム『BACKSTAGE』に収録されています。何故か香坂 みゆきの曲には"東京(Tokyo)"がタイトルに付いているものが多いですね。この曲以外にも、このベスト盤だけでも4曲あります(笑)

1984年のシングル「サヨナラの鐘」のB面曲で、アルバム『SELFISH』(1983年)にも収録されていた04。作・編曲は後藤 次利です。次利らしいロック調歌謡といった感じで、工藤 静香が歌っても似合いそうなナンバーです。

1982年のシングル曲05。人気の高い曲ですね。水越 恵子等の楽曲提供で知られる伊藤 薫の作詞・作曲による作品。"歌謡曲"路線の曲ですが、歌の上手さが際立っています。

1980年のシングル曲06。この曲も伊藤 薫の作詞・作曲ですが、05とは雰囲気が変わりウエスト・コースト・サウンドを意識したようなポップ・ナンバーです。佐藤 準のアレンジの功績が大きいかも知れません。伸びやかな歌声が魅力です。

アルバム『SELFISH』(1983年)にも収録されていた07は、作詞:香坂 みゆき、作・編曲:後藤 次利です。夏向きのポップなナンバーですが、少々アイドル路線かも知れません(笑)

私の大好きな曲08。名曲です!1985年のシングル曲で、以前に紹介したアルバム『FAIRWAY』にも収録されていました。作詞:安藤 芳彦、作曲:村田 和人、編曲:センチメンタル・シティ・ロマンス/西本 明です。もろウエスト・コースト・ロック全開の、いかにも村田 和人らしい爽快なナンバーです。村田自身も歌詞を変えて「オーリアンズ~想い出のオーリアンズ」としてセルフ・カヴァーしています。

アルバム『SELFISH』(1983年)にも収録されていた09。パンチのある香坂 みゆきのヴォーカルな魅力で、アイドルの域は完全に越えてる歌唱力ですね。メロディーもキャッチーでお気に入りの1曲です。作曲:松本 典明、編曲:佐藤 準です。

水越 恵子のカヴァー曲10。私の大好きで以前紹介した水越 恵子のアルバム『AQUARIUS』(1979年)に収録されていた名曲です。彼女は結構水越 恵子の曲をカヴァーしていますね。J-POPの名曲カヴァー・アルバム『CANTOS2』(1991年)では、ボッサ風なアレンジで歌っており、こちらもお薦めです。作詞・作曲:水越 恵子、編曲:川村 栄一です。

1983年のシングル「ル・ジタン」のB面曲だった11。ロック色の強いナンバーです。とにかく迫力ある歌声にただ驚きます。作詞・作曲:伊藤 薫、編曲:後藤 次利です。

1981年のシングル曲12。山崎 ハコのカヴァー曲です。大村 雅朗のロック色の強いアレンジが曲によく似合っていて印象深い1曲になっています。山崎 ハコの1975年の1stアルバム『飛・び・ま・す』に収録されていた曲で、タイトルは「気分を変えて」でした。もちろん、作詞・作曲は山崎 ハコです。

アルバム『JET LAG』(1984年)に収録されていた13も、山崎 ハコのカヴァー曲です。スケールの大きな素晴らしいバラード曲ですね。この曲も山崎 ハコの『飛・び・ま・す』に収録されてました。佐藤 準のアレンジです。

香坂 みゆきは、このベスト盤を含めアルバムを聴く毎にその歌の上手さに驚かされる気がします。昔、アイドルで現在もタレントとして活躍している人は沢山いますが、また歌って欲しいと思えるのは香坂 みゆきだけですね。彼女が歌うR&B系のナンバーというのも興味あります。きちんと香坂 みゆきを聴いたことのない方は、ぜひ1度聴いてみて下さい。シンガーとしてもっと注目されても良かったのではないかと思うことでしょう。  
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今回紹介するのは、門 あさ美の2枚組ベスト盤『TWIN VERY BEST COLLECTION』です。
2002年にリリースされたのですが、初CD化となる曲が3曲と、このベストの為に録音された新曲1曲を含んでおり、門 あさ美自らスーパーヴァイザーとして参加しているということで興味深いベスト・アルバムです。

1979年に「Fascination」で衝撃のデビュー。初めてこの歌を聴いた時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。何とも官能的な詞の世界と、艶やかな歌声。メディアにはほとんど登場しないという謎めいた部分と、写真でだけ拝めることの出来た容姿・・・。当時、20歳そこそこの若者だった私には、大人びた妖艶な女性に見えて心トキメキましたね(笑)
ただ見た目に美しい女性アーティスト、シンガーは沢山いると思いますが、門 あさ美の場合は優れたソング・ライターでもありました。このベスト盤全33曲中、彼女の作詞の作品は31曲、作曲は32曲というのが凄いですね。彼女が作る作品は、官能的な詞と都会的で洒落たメロディーで、まさにCITY POPと呼ぶに相応しいものばかり・・・。本当に好きでよく聴いたアーティストでした。

Disc.1は、テイチク・レコード時代のシングル曲8曲のA/B面全曲収録されています。1979年から1984年までのシングル曲です。
Disc.2は、アルバムからの選曲が16曲と新曲1曲で構成されています。

『門 あさ美 / TWIN VERY BEST COLLECTION』
Disc.1 / SINGLE SIDE
01. ファッシネイション
02. ブルー
03. モーニング・キッス
04. NIGHT
05. LONELY LONELY
06. HONEY
07. SEASON
08. HOLD MY HEART
09. お好きにせめて
10. 自画像
11. 月下美人
12. プロミス
13. 感度は良好
14. Mrs. アバンチュール
15. 美姫伝説
16. 恋人から離陸

Disc.2 / ALBUM SIDE
17. Darling
18. セ・シボン
19. Do Do
20. やさしい声で殺して
21. すねて御機嫌
22. いちどだけ真似
23. Nice Middle
24. ルームナンバー202
25. とっておきMy Love
26. ミステイク・パートナー
27. ゆりかご
28. 東京タワー・シック
29. ニューウェイブ・アイドル
30. プリンスとジャンパーとプリンセス
31. 香港クルーズ
32. 月を抱いたヴィーナス
33. 春の日に君を想う

曲数が多いので、曲毎のレビューは今回省かせてもらいます(笑)
SINGLE SIDEでは、04、12、16が初CD化の音源です。如何ですか?例えば09、13、14のタイトルなどは意味深ですよね。何とも男心を擽るタイトルです。シングル曲のアレンジは、戸塚 修が4曲、松任谷 正隆が2曲、瀬尾 一三が3曲、井上 鑑が3曲、惣領 泰則が2曲が担当しており、当時のCITY POP風な作品であることが感じ取れると思います。個人的に好きなシングル曲は、01、03、05、09、11辺りです。

ALBUM SIDEは、1stアルバム『Fascination』(1979年)から17が、2ndアルバム『SACHET』(1980年)から18、19、20が、3rdアルバム『Seminude』(1981年)から21、22、23が、4thアルバム『Hot Lips』(1982年)から24、25が、5thアルバム『PRIVATE MALE』(1983年)から26が、6thアルバム『麗 (urara)』(1984年)から27、28、29、30が、7thアルバム『BELLADONNA』から31、32が選ばれています。33は新曲です。

1stアルバムから4thアルバムまでは、本当によく聴いた大好きなアルバムばかりなので、思い入れも強いですね。ですから17~25迄は特に好きな曲ですね。
希望を言うなら、門 あさ美自身による曲解説なんかがあるともっと良かったかなと思います。
あと2002年の新曲を録音しているということは、完全に一線から身を引いたということでもないようですね。出来れば新しいアルバム、あるいは寺尾 聰の『Re-Cool Reflections』みたいに新録による『Re-Cool Fascination』みたいなアルバムが聴ければ嬉しいのですが・・・。
現在でも比較的入手しやすいベスト盤だと思います。門 あさ美の魅力を知る入門編としても最適な1枚です。
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今回紹介するのは、1982年7月にリリースされた山下達郎自身の選曲によるRCA/AIRレーベル時代のベスト盤『Greatest Hits! Of Tatsuro Yamashita』です。1982年リリースというのは当然ながら、アナログLP盤のリリースです。ジャケット写真は、1997年にリリースされたデジタル・リマスタリング盤です。
何故こんな詳しくリリース時期について述べたかと言うと、実はこのアルバムは裁判沙汰に発展したアルバムだからです。

アナログ盤発売後、世の中はCDの時代へ突入しました。このアルバムも当然CD化されています。
裁判沙汰となった問題のCDは、1990年にBMG(RCA)がリマスタリングを施したとして発売された『Greatest Hits! Of Tatsuro Yamashita』でした。
達郎は、この『Greatest Hits! Of Tatsuro Yamashita』のアナログ盤リリース後、RCA/AIRレーベルからMOONレーベルへ移籍します。
そこで、BMG(RCA)側はオリジナル・マスターからマスタリングせずに、同じ曲目であっても音源が違うベスト盤を勝手に作ってしまったらしいのです。
ところが耳の肥えた達郎フリークからクレームが続出。これに怒った達郎サイドがレコード会社に対して販売差し止めと回収を求めた訴訟を起こしたようです。
実際の裁判では証言台に立った達郎のあまりの熱弁に、裁判官から「もう結構です。」と言われたとか(笑)
自分の作ってきた音楽(作品)に対して、新旧関わりなく責任と愛情を持っている達郎ならではの話ですね。結局1995年に和解し、1997年に達郎自身によるリマスターが施され、書き下ろしライナーノーツにボーナス・トラック3曲を加えて再発されました。

このベスト盤(当然CD盤の方ですが)は達郎フリークには欠かせないアルバムだと思っています。何故なら、このアルバムでしか聴けないテイクが収録されていますし、ボーナス・トラックには伝説の「9 Minutes Of Tatsuro Yamashita」が収録されているからです。

『山下 達郎 / GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』
01. LOVELAND, ISLAND
02. 愛を描いて - LET'S KISS THE SUN -
03. あまく危険な香り
04. RIDE ON TIME (SINGLE VERSION)
05. 夏への扉
06. FUNKY FLUSHIN'
07. WINDY LADY
08. BOMBER
09. SOLID SLIDER
10. LET'S DANCE BABY
11. 潮騒
12. YOUR EYES
- BONUS TRACKS -
13. LOVE SPACE
14. SPARKLE
15. 9 MINUTES OF TATSURO YAMASHITA

1981年のサントリー・ビールのCMソング用に書かれた01。1982年の『FOR YOU』に収録されました。それよりこの曲の凄いのは、『FOR YOU』リリースから20年後の2002年にシングル・カットされたことでしょうね。まさに夏全開の曲です。

1979年のシングル曲で、アルバム『MOONGLOW』に収録されていた02。今聴くと上原 裕、田中 章弘、難波 弘之、椎名 和夫というメンバーのサウンドもどこか懐かしく感じますね。スケールの大きさを感じる曲です。

TBSドラマ「あまく危険な香り」の主題歌03。1982年にシングル・リリースされ、当時はアルバム未収録曲のひとつでした。独特な都会的なサウンドは、カーティス・メイフィールド辺りのノーザン・ソウルを意識したのでしょうか。AIRレーベル最後のシングル曲です。

本人も出演したマクセル・カセット・テープのCMに使われた出世シングル04。何も言う必要の無い名曲ですね。1980年リリースで、青山 純、伊藤 広規というリズム隊との最初のレコーディング曲となります。オリジナル・シングル・バージョンが収録されています。

難波 弘之のアルバム『センス・オブ・ワンダー』の為に書き下ろした曲のセルフ・カヴァー05。私の友人・知人の中に、この曲を好きな人が結構多くいます。この歌詞は達郎には書けない、吉田 美奈子らしい歌詞だと思います。

ご機嫌な(古い言い回しですみません)ファンキー・チューン06。アルバム『MOONGLOW』に収録されてました。1979年当時、こんなファンキーなナンバーを書く日本人アーティストは他にいませんでしたね。このアナログ盤を買って聴いた時、『MOONGLOW』とは違ったテイクだったので驚いた記憶があります。パーカッション等を新たにレコーディングされたリメイク・ヴァージョンです。

1976年のソロ・デビュー・アルバム『CIRCUS TOWN』に収録されていた07。ニューヨーク録音で、アラン・シュワルツバーグ(ds)、ウィル・リー(b)、ジョン・トロペイ(g)、ジェフ・ミノロフ(g)、ジョージ・ヤング(sax)等のメンバーを達郎自身が選定・指名したとか・・・。当時、若干23歳とは思えぬ渋いミュージシャン選びですね(笑)

この曲を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れません!1978年リリースの名盤『GO AHEAD!』に収録されており、シングル「LET'S DANCE BABY」のB面曲だった08。この曲に出会ったお陰で達郎フリークになってしまいました。典型的なポリリズム・ファンクで、田中 章弘のベースには本当にびっくりした事を憶えています。工事現場のSEが入っていないエディット・バージョンが収録されています。

1977年リリースのアルバム『SPACY』に収録されていた09。上原 裕、田中 章弘のリズム隊に坂本 龍一、大村 憲司という凄腕が加わった曲。大村 憲司のギター・ソロの格好良さが際立ってますね。オリジナルは7分を越す大作ですが、3分半に編集したショート・バージョンが収録されています。

キング・トーンズに書き下ろした曲のセルフ・カヴァー10。アルバム『GO AHEAD!』に収録されていますが、この曲がソロになった達郎の初シングル曲でもありました。1979年リリースです。

名曲11は、『GO AHEAD!』の収録曲。ライナー・ノーツによるとトッド・ラングレンやホール&オーツといったイースト・コーストのテイストに憧れて作った曲だとか・・・。

元々は竹内 まりやの為に書いた曲だったが、ボツになり自分でレコーディングしたという12。スケールの大きい英語詞のバラード曲ですね。アルバム『FOR YOU』のラストを飾るにふさわしい名バラード。

ボーナス・トラックの1曲目13は、アルバム『SPACY』に収録されていた曲。村上 秀一(ds)、細野 晴臣(b)、松木 恒秀(g)、佐藤 博(key)という当時(1977年)では最高とも言えるメンバーでのレコーディングです。

『FOR YOU』のオープニング・ナンバー14。こんなにインパクトの強いオープニング・ナンバーは他にないでしょう。あのカッティングを練習した人も結構多いのでは?(笑) 知人から5万円で譲ってもらった茶色いテレキャスターとの運命的な出会いがもたらした1曲だそうです。

このアルバムのハイライトはやはり15ですね。この曲欲しさにこのCD買ったんですから・・・。アルバム『FOR YOU』の発売に際して、プロモーション用に作られたピクチャー・レコードのB面に収録されていた曲です。遊びで作ったという割りには本格的な編集が施されたノン・ストップ・ミックスといった趣きの曲ですね。13曲が取り上げられています。その曲とは、Loveland, Island ~ Funky Flushin' ~ Ride On Time ~ Sunshine ~ Silent Screamer ~ Let's Dance Baby ~ 永遠のFull Moon ~ Bomber ~ Daydream ~ Sparkle ~ Solid Slider ~ Paper Doll ~ いつかの13曲です。当時から欲しかったのですが、限定700枚のレア・アイテムなど手に入る訳も無く、エアチェックしたテープをダビングして聴いていたのが懐かしいですね。この曲がCD化されたのは本当に嬉しかったです。さすがサービス精神旺盛な達郎ですよね。

まさにベスト盤の鏡と言えるベスト盤だと思いませんか?(笑)
ところで12 MINUTES OF TATSURO YAMASHITAというのも存在するようなのですが、ご存知の方いらっしゃいますか?
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今回紹介するのは、私の大好きなシンガー・大橋 純子のベスト盤です。今までもベスト盤はリリースされていましたが、そんな中でも私が大好きなベスト盤が1977年リリースの『RAINBOW』から1980年リリースの『HOT LIFE』迄の7枚のアルバムから選曲された『大橋 純子&美乃家セントラル・ステイション』です。
大橋 純子のバック・バンドだった美乃家セントラル・ステイション。エネルギッシュでFUNKY、抜群のテクニックを持ったバンドでした。その美乃家セントラル・ステイションと作り上げた6枚のアルバムは、大橋 純子&美乃家セントラル・ステイションという1つのバンドが作り上げた極上のCITY POPアルバムです。

美乃家セントラル・ステイションは、第1期(1977年~1978年)と第2期(1979年~1980年)でメンバーが異なりましたが、そうそうたるメンバーが顔を揃えていました。
これまでに在籍していたメンバーは、
Drums : 見砂 和照、マーティン・K・ブレイシー
Keyboards : 佐藤 健、小田 健二郎、菊池 ひみこ
Guitar : 土屋 昌巳、滝本 大助、松本 正嗣、土屋 潔
Bass : 福田 郁次郎、杉本 和弥、六川 正彦
Percussion : 高杉 登
Sax / Flute : 後藤 輝夫
メンバーの入れ替わりはありましたが、佐藤 健を中心にメンバーの作った曲、アレンジを軸に素晴らしいバンド・サウンドを聴かせてくれました。

『大橋 純子 / 大橋 純子&美乃家セントラル・ステイション』
01. シンプル・ラブ
02. フィール・ソー・バッド
03. ナチュラル・フーズ
04. クリスタル・シティー
05. FUNKY LITTLE QIEENIE
06. アラビアン・ナイト
07. 私今日はとてもがんこです
08. フラワー・ブロッサム・ストリート
09. SOUL TRAIN まっしぐら
10. STAR-LIGHT TRAIN
11. サファリ・ナイト
12. 傷心旅行
13. たそがれマイ・ラブ
14. ビューティフル・ミー
15. SMILE AGAIN
16. WELCOME TO MUSIC LAND
17. カナディアン・ララバイ
18. シルエット・ロマンス

01~03迄は、1977年にリリースされたアルバム『RAINBOW』から・・・。
東京音楽祭参加曲で、大橋 純子の名前が全国区に押し上げた名曲01。グルーヴ感溢れるポップ・ナンバー。
後に一風堂を結成する土屋 昌巳が作詞・作曲・編曲の02。とてもFUNKYな仕上がりです。
同じく土屋 昌巳が作詞・作曲・編曲した03は、歌というよりもFUSION風のナンバー。

04~06迄は、1977年にリリースされたアルバム『CRYSTAL CITY』から・・・。
CITY POPの名曲と誉れの高いグルーヴィーな04。
この頃はとにかくFUNKYなナンバーを書いていた土屋 昌巳作品の05。コテコテのFUNKチューンです。
エキゾチックなイントロが印象的な06も土屋 昌巳の作品。トロピカルな雰囲気を持ったポップ・ナンバー。

資生堂のCMソングだった07は、サビしかなかった曲に手を加えて1978年リリースの『スペシャル・ブレンド・アルバム』に収録されました。作曲は樋口 康雄で、このベスト盤の中では異色な1曲です。
同じく『スペシャル・ブレンド・アルバム』に収録されていた08は、歌謡曲路線のキャッチーなメロディーを持ったナンバー。

09、10は、1978年リリースのアルバム『沙浪夢 SHALOM』から・・・。
またも土屋FUNKが炸裂する09。日本人離れした大橋のソウルフルなヴォーカルが印象的です。
ゆったりしたグルーヴが気持良い10。

11、12は、1978年リリースのアルバム『FLUSH』から・・・。
シングル・ヒット曲11。大橋 純子ならではのスケールの大きさを感じる曲ですね。
メロディアスなミディアム・チューン12。抑え気味に歌う大橋 純子のヴォーカルも実に魅力的です。

大橋 純子の名刺代わりとも言える大ヒット曲13。筒美 京平の作曲・編曲によるナンバーで、大橋 純子名義でリリースされたと記憶しています。それにしても筒美 京平という人は、シンガーの特徴を上手く引き出すメロディーを書く天才ですね。

14、15は、私の大好きなアルバム『FULL HOUSE』(1979年リリース)から・・・。
数々音楽祭にエントリーされたスケールの大きいバラード曲14。名曲ですね。大橋 純子らしいソウルフルなヴォーカルが素晴らしい1曲です。
大橋 純子の数あるバラード曲の中で私が1番好きな曲が15です。この曲聴きたさにこのベスト盤を買ったのでした。とにかく良い曲です。お薦めの1曲。

16、17は、美乃家セントラル・ステイション名義での最後のアルバム『HOT LIFE』(1980年リリース)から・・・。
車の走るSEで始まる16は、まさにドライビング・ミュージックに最適なナンバー。疾走感溢れる演奏が素晴らしい1曲。六川 正彦のベース・プレイが光ってます。
エア・コンのCMタイアップだった17ですが、1980年が冷夏だった為ヒットには至らなかったとか・・・(笑)

18は、大橋 純子のソロ活動開始してからの大ヒット曲。お馴染みの曲ですね。作詞:来生 えつこ/作曲:来生 たかお/編曲:鈴木 宏昌の名曲。

大橋 純子のソロ名義のアルバムも悪くはありませんが、個人的にはバンド名義の頃の音楽の方が好きですね。すごくFUNKYで、素晴らしいCITY POPなナンバーが一杯詰まったアルバムが多かったですから・・・。ただ、残念ながら当時のアルバム(CD)は入手困難な状態ですので、興味のある方はこのベスト盤がお薦めです。ちなみにこのアルバムは、DVDも付いてまして3曲(「シンプル・ラブ」、「ビューティフル・ミー」、「夏女ソニア」)の映像が見れます。
紙ジャケット辺りで、美乃家セントラル・ステイション時代のアルバムが再発されると嬉しいのですが・・・無理ですかね。
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今回紹介するのは、現在は関西を中心に活躍している増田 俊郎の1978年から1981年迄のワーナー時代の音源を集めたベスト盤『BEST COLLECTION ~ WARNER YEARS ~』(2002年リリース)です。
増田 俊郎をご存知無い方もいると思いますので、簡単にプロフィールを・・・。
1954年横浜生まれ。70年代よりサザン・ブリードやシェリフといったバンドで活躍し、1976年の第13回YAMAHA POPULAR SONG CONTEST(ポプコン)に出場して、「BROTHER ON A WATER」で最優秀曲賞を受賞した経歴を持っています。

私が増田 俊郎を知ったのは、1979年にリリースされた「YOKOHAMA」というシングル曲でした。当時は大学生時代だったのですが、横浜の大学に通っていた友人が「今、うちの大学で流行ってるんだ。」とこのシングル盤を聴かせてくれました。クリス・レアにインスパイアされたという、この曲の持つメロウな雰囲気とアーシーな歌声が気に入って、1stアルバム『GOOD BYE』(1979年)を購入。よく聴いていた1枚です。1981年リリースの2ndアルバム『CROSSBREED』も良いアルバムでした。この2枚のアルバムはCD化されていたんですが、その事を知らずにいて結局購入出来ませんでしたが、ベスト盤を見つけて懐かしさのあまり速攻で購入してしまいました(笑)

『増田 俊郎 / BEST COLLECTION ~ WARNER YEARS ~』
01. YOKOHAMA
02. 光る風
03. "SOUTHERN" DREAMIN'
04. BREAK AWAY
05. 昼も夜も
06. 渚へ(DEAR NAGISA)
07. END OF THE SUMMER
08. BROTHER ON A WATER
09. DANCIN IN THE HARBOR LIGHTS
10. GOOD BYE BROTHER
11. NO MORE LONELY NIGHTS
12. RAINY MORNING
13. TWILIGHT
14. TAKE ME TO THE NIGHT
15. SEE YOU AGAIN
Bonus Track
16. 夕陽は赤く

フェード・インしてくるパーカッション、ローズの音色・・・。横浜の港や夜景を思い浮かべながら聴くと最高の01。横浜近辺に住んでらっしゃる方にはお薦めの名曲です(笑)

ブレッド&バターをコーラスに招いた03は、乾いた風を感じさせる軽快な曲。

ウエスト・コーストの海と風のような爽やかなナンバー04。力みを全く感じない素朴な増田の歌声に和んでしまいます。

バラード曲06。初夏の海風を感じながら、海を眺めながら聴きたくなるような1曲。

16ビートが心地良いAOR色の強い09。間奏のアコースティク・ギターの繊細なソロと、ディスコ・サウンド風なシンセ・ソロの対比が面白いですね。

スライド・ギター全開のサザン・ロック風なナンバー10。増田 俊郎らしさ全開の1曲。

メロウなナイト・ミュージック11。アーシーな作品の多い中で、たまに01やこの曲のような極上なメロウ・ナンバーが登場します。

CITY POP色の強いナンバー13。いかにも80年代らしい都会的なサウンドが印象的です。

切々と歌うバラード・ナンバー15。増田の歌声にロマンティックな雰囲気が漂います。

ボーナス・トラック16は、加山 雄三のカヴァーです。これが思いの他素晴らしい仕上がりです。オリジナルを凌駕するほどのアレンジと増田の伸びやかなヴォーカルが気持良いですね。

今回は、私の好きな曲だけをピック・アップして簡単にレビューしました。と言うのも、私の中でも好きな曲とそうでない曲がはっきり別れるタイプのアーティストなのです。ですから、皆さんにお薦めするのはちょっと・・・と思う部分もあるのですが、アルバム中には極上のAORやメロウなナンバーがあるのも事実です。興味のある方は1度聴いてみて下さい。
実は3月にVIVID SOUNDから、1stアルバム『GOOD BYE』と2ndアルバム『CROSSBREED』が紙ジャケで再発されます。そんな情報が入ってきたので、今回増田 俊郎を紹介してみました。
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1977年11月に「迷い道」でデビューを飾った渡辺 真知子。今年でデビュー30周年を迎え、17年ぶりに全曲新録音のオリジナル・アルバム『鴎30~海からのメッセージ~』を2月14日にリリースするようです。今回紹介するのは、1986年にリリースされたベスト・アルバム『MACHIKO WATANABE BEST COLLECTION』です。

1970年代半ばにユーミンが登場以来、八神 純子や渡辺 真知子のような女性シンガー・ソング・ライターが続々登場し、音楽シーンを賑わせました。ユーミンとは異なり、メディアにも積極的に登場して人気を集めましたね。メディアに数多く登場したと言っても、八神 純子や渡辺 真知子の場合は当然の事ながら容姿で勝負するのではなく、彼女達の作った曲を自分で歌って人気を集めました。当時の女性シンガー・ソング・ライター達の多くは、ソング・ライティングの才能だけでなく、シンガーとしても素晴らしい表現力を持った歌の上手い人達でしたね。昨今のR&B系の女性シンガーは、技巧的な上手さは素晴らしいものを持っていますが、表現力に関しては乏しいような気がします。
このベスト盤は、シングル曲が中心の為に時代を感じさせるアレンジやメロディーの曲が多いのは否めませんが、親しみやすいメロディーで人を惹き付ける魅力は十分に持っていますね。

『渡辺 真知子 / MACHIKO WATANABE BEST COLLECTION』
01. 気になるあいつ
02. かもめが翔んだ日
03. ANTA
04. 泣いてララバイ
05. 好きと言って
06. なのにあいつ
07. ホールド・ミー・タイト
08. 迷い道
09. たかが恋
10. 唇よ、熱く君を語れ
11. ブルー
12. Off Shoreの風
13. Espressoでお別れ
14. 真夜中のハイウェイ
15. Sailing Night

1985年シングル曲01。軽快なシャッフルなリズムのポップ・ナンバーで、80年代半ばという時代の打ち込みによるサウンドが微笑ましいですね。
1978年の2ndシングル曲で大ヒットした02。♪ハーバーライトが 朝日に変わる♪という歌い出しのインパクトの強さと船山 基紀の歌謡曲チックなアレンジが秀逸な曲です。確かに歌謡曲というイメージは強いですが、自作曲でヒット・チャートに入ったという才能は凄いですね。
1983年リリースのアルバム『メリーさんは知らない』に収録されていた03。ストリングスをバックにしっとりと歌うバラード曲です。
1983年のシングル曲04。リズミカルなミディアム・ナンバーで、渡辺 真知子らしいメロディーを持ったナンバーです。典型的なララバイ・ソングですね(笑)
1982年のシングル曲05。ラテン調のナンバーで、伸び伸びとした彼女の歌声が印象的な好ナンバー。船山 基紀のアレンジは、渡辺 真知子の書くメロディーを上手く活かした見事なものです。
02の「かもめが翔んだ日」のカップリング曲で、1stアルバム『海につれていって』にも収録されていた06。ボッサ調のナンバーで人気の高い曲で、私も好きなナンバーです。
1980年のシングル曲07。コーラスをフィーチャーして、ウェスト・コースト風なサウンドを意識したようなミディアム・ナンバーです。
冒頭の♪現在・過去・未来~♪というワンフレーズだけで聴く者を魅了してしまった1977年のデビュー区億08。ヒットしても当然と思えるキャッチーなメロディーとインパクトのある曲ですね。
1981年のシングル曲09。波の音のSEの入ったバラード曲ですが、独特な暗さを持った曲と言えますね。
1980年のシングル曲で、カネボウ春のキャンペーン・ソングとして大ヒットした10。軽快なリズムとメロディーが特徴で、渡辺 真知子の才能の高さを感じた曲でした。ちなみ同年資生堂の春のキャンペーン・ソングは、竹内 まりやの「不思議なピーチパイ」でした。松原 正樹のギターに注目です。
渡辺 真知子のシングル曲の中で1番好きな曲11。1978年リリースの3枚目のシングルでした。1st、2ndシングルとは異なり、インパクトよりもメロディー重視で作られたのかも知れませんね。メロディー、アレンジ、歌唱の3拍子が嵌った曲だと思います。
1984年リリースのシングル「真夜中のハイウェイ」のカップリング曲で、アルバム『B♭m』に収録されていたメロウ・ナンバー12。鈴木 茂のアレンジでAORな1曲です。朝焼けに光る海を眺めながら聴きたい名曲です。
1984年のシングル曲13。夏向きなボッサ調のアレンジが秀逸です。この頃になると、渡辺 真知子の書くメロディーはかなりAOR風になってきます。
1984年のシングル曲14。時代を感じる打ち込みサウンドが残念ですが、メロディーはかなりAORな雰囲気です。アレンジを変えれば結構良くなる曲です。
1983年リリースのアルバム『Welcome To Yokosuka』に収録されていた15。夜の東京湾クルーズがテーマのバラード曲です。船に乗っているような心地良さを感じるJAZZYな大谷 和夫のアレンジが見事です。大好きな曲のひとつになっています。

1980年代半ば以降の彼女の作品には、CITY POPやAOR風な作品が多くなってきます。デビュー曲でヒットを出してしまった影響で、デビューから暫くの間はヒットさせることを余儀なくされて本来自分の歌いたい曲を書けなかったのかも知れませんね。以前紹介したアルバム『FEEL FREE』等はかなりAOR色の強い作品で、お薦めの1枚です。
残念ながら現在では、1stアルバム以外のアルバムは入手困難です。私も1991年にCD選書でCD化された時に買いそびれて、オリジナル・アルバムはLPのみの状態です。デビュー30周年を記念して、ぜひリマスタリングを施して再発して欲しいものです。
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TULIP_SINCERELY YOURS ◇ 2007年 01月 07日
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古い話で恐縮ですが、今から33年程前の話です。中学3年生の時、初めてコンサートというものを体験しました。それはチューリップのコンサートでした。中学に入学して直ぐに、ビートルズに嵌り、明けても暮れてもビートルズ漬けだったのですが、チューリップはビートルズを意識していたバンドとして興味があったので聴いていました。友人に誘われコンサートへ出かけたんですが、やはり生のバンド・サウンドは中学生だった私には新鮮でした。それから結構アルバムを購入して聴いていましたね。特に『TAKE OFF』(↑のジャケット写真:右)、『ぼくがつくった愛のうた』、『無限軌道』、『日本』というアルバムは、本当に好きでよく聴きました。

そんなチューリップですが、アナログ盤は結構持っているのですがCDを1枚も持っていませんでした。好きなアルバム、特に上記の4枚は欲しいとは思っていたのですが、予算の都合上購入したのが今回紹介するベスト盤『SINCERELY YOURS』です。2002年にビクターからリリースされた2枚組で、シングル曲セレクション+アマチュア時代のライブ音源を収録した表ベストと、アルバム収録曲をセレクトした裏ベストの計39曲で構成されています。

『TULIP / SINCERELY YOURS』
disk.1 表ベスト
01. 魔法の黄色い靴
02. 一人の部屋
03. 心の旅
04. 銀の指輪
05. 青春の影
06. ぼくがつくった愛のうた (いとしのEmily)
07. サボテンの花
08. 娘が嫁ぐ朝
09. 風のメロディ
10. 夕陽を追いかけて
11. 虹とスニーカーの頃
12. 星空の伝言
13. 涙のパーティー
14. We believe in Magic
15. あなたのいる世界
★Bonus track : 1971年11月30日小倉市民会館にて
16. おいらの気楽な商売
17. 白い雪そんな雪が私は好き
18. 魔法の黄色い靴
19. 私の小さな人生

disk.2 裏ベスト
20. 千鳥橋渋滞
21. もう笑わなくっちゃ
22. 君のために生まれかわろう
23. あの、ゆるやかな日々
24. なくした言葉
25. 心を開いて
26. 愛のかたみ
27. 生きるといふこと
28. あのバスを停めて!
29. 都会
30. あの娘は魔法使い
31. 博多っ子純情
32. 人生の始まり
33. 逆回転
34. 神様に感謝をしなければ
35. Someday Somewhere
36. Shooting Star
37. 2222年ピクニック
38. I dream
39. Well (Mr.Good-bye)

今回は39曲も曲数があるので、曲毎のレヴューはしません(笑)
1976年リリースのアルバム『MELODY』以降は、ほとんど聴いていません。なので個人的に思い入れの強いのは、01~07、20~29辺りの曲になります。興味深いのは、01~15のシングル曲全てが財津 和夫の作詞・作曲による作品だという事。これは財津 和夫のソング・ライターとしての優れた才能の証でしょう。加えて凄いのが、デビュー曲01からチューリップの名前を全国に広めた大ヒット曲03まで、僅か10ヶ月しか要していないところですね。曲を作っているのは財津 和夫ですが、曲調によってメイン・ヴォーカルを財津 和夫と姫野 達也を上手く使い分けているのが、成功の大きな要因だったのではないかと思います。
表ベストで3曲を選ぶとすると、05、06、07ですね。05は、どう考えてもビートルズの「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の影響を受けて作られたであろう名曲で、後世に残っていく曲のひとつではないかと思います。06は、それまでのチューリップにはあまり聴かれなかったPOPなメロディーが魅力でした。07は、若い世代の人にはTVドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌として馴染みがあると思いますし、この曲=チューリップという感じの曲かも知れませんね。

裏ベストで好きな曲は、姫野 達也の作曲した作品が不思議に多いです。好きなのは、23、24、25、28辺りですね。安部 俊之作詞、姫野 達也作曲の23は、イントロのピアノのフレーズがまんまビートルズの「マーサ・マイ・ディア」なのが笑えます。メイン・ヴォーカルは財津です。
24は、財津 和夫作詞、姫野 達也作曲で、しっとりとしたバラード曲です。姫野のメイン・ヴォーカルで、コーラス・ワークの美しい曲です。
財津 和夫作詞・作曲の25。ヴォーカルも財津自身でキャッチーなメロディーと、どこかフォーク・ソングっぽい歌詞が印象的です。
安部・姫野コンビの作品28は、珍しく財津・姫野のユニゾンによるヴォーカル曲です。姫野の作曲した曲は、財津の曲に比べると独創的でインパクトの強い曲が多いですね。

チューリップというバンドは、ビートルズの影響を強く受けているのは曲を聴けば一目瞭然なのですが、歌詞や曲のタイトルがフォーク・ソングの流れの延長線上にあるようで、そのアンバランスが今聴き直すと面白く感じますね。しかし、私にとってチューリップは青春の1ページを彩ったバンドであることは事実で、忘れられないバンドのひとつです。このアルバムを聴いていると、中学生時代、高校生時代の友人達の顔が不思議と浮かんできます(笑)
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