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カテゴリ:CITY POP / J-AOR系( 269 )
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山下 達郎_JOY ◇ 2009年 01月 30日
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今回紹介するのは、御大・山下 達郎が1989年11月にリリースしたライブ・アルバム『JOY』です。
今回達郎を取り上げたのには理由があります。勘の良い方はお気付きかも知れませんが、実は明日の31日に念願叶って初の山下 達郎のライブに行きます。昔からぜひとも観たいと思い続けながらも、ライブの本数の少なさゆえのチケット争奪戦にことごとく敗れ続けてきました(笑)
それだけに今回のライブは非常に楽しみにしておりました。正直どんな曲を演るのかなんてどうでも良いです。生で達郎の歌が聴け、素晴らしいミュージシャン達の演奏が聴けるのならそれだけで十分といった感じです。腰痛が酷く、不安もありますが這ってでも出かける覚悟は出来ています・・・(笑)
後日ライブの感想なんぞも紹介出来ればと思っています。(とは言え、達郎のライブが悪い訳が無いので、たいした感想にはならないでしょうけど)

さて紹介するアルバムの話になりますが、私はライブ・アルバムって本当に数える程度しか所有していません。ライブ・アルバムには特定の日のライブの模様を収録した形のもの、例えば記念というような意味合いを持つライブを収録したジョージ・ハリソンの『Concert for Bangladesh 』や竹内 まりやの『Souvenir』なんかはその代表でしょう。
この『JOY』は少し趣が違って、1981~1989年にかけて行われたライブ音源の中から厳選された曲が収録されたという、ベスト・パフォーマンス集といった感のあるライブ・アルバムです。こういう2つのタイプのライブ・アルバムのどちらが好みかというのは人によって異なると思います。

私の個人的な意見を書かせてもらうと、確かにメモリアルなライブ音源というのは魅力なんですが、正直音だけではライブにおける一期一会ならではの緊張感、緊迫感まではなかなか伝わってこないような気がします。
これが映像だと会場の雰囲気も掴み易くなるとは思いますが、自分が参加していないライブの場合、聴きたいと思って購入するものの2~3度聴くとあまり聴かなくなってしまうケースが多いのです。

その点達郎の『JOY』の場合は、私の勝手な想像ですがアルバムとしてリリースする以上は何度も聴いて欲しいというのが達郎の中にはあるのではないかと思いますし、だったら最高の歌を届ける、これこそが達郎なんだろうと思います。事実、このアルバムは何回も何回も聴いてますし、飽きることも無い、そんなアルバムになっているのです。

『山下 達郎 / JOY』
Disc.1
01. ラスト・ステップ
02. Sparkle
03. あまく危険な香り
04. Rainy Day
05. プラスティック・ラブ
06. The War Song
07. 蒼氓
08. La La Means I Love You
09. Dancer
10. Love Space
Disc.2
11. Introduction to "FUTARI"
12. ふたり
13. ドリーミング・デイ
14. God Only Knows
15. メリー・ゴー・ラウンド
16. Let's Dance Baby
17. Loveland,Island
18. ゲット・バック・イン・ラブ
19. 恋のブギ・ウギ・トレイン
20. Down Town
21. Ride On Time
22. おやすみロージー

今回は曲数が多いので曲毎のレビューは割愛(手抜き)しますが、いずれの曲もライブ音源だとは思えない程の完成度で驚かされますね。
このアルバムの中で特に好きな曲はと言うと、まず竹内 まりやの名曲「プラスティック・ラブ」、アン・ルイスに提供した「恋のブギ・ウギ・トレイン」の2曲ですね。この2曲は、まさにライブならではの選曲だと言えると思いますし、個人的にも大好きな曲です。大袈裟かも知れませんが、この2曲聴きたさにこのアルバムを購入したようなものです(笑)
どちらの曲もオリジナルに忠実なアレンジなのが嬉しいですし、達郎ならではのヴォーカルの迫力もありますね。
他にもライブならではの迫力のある曲と言えば、「メリー・ゴー・ラウンド」もその代表的な曲でしょう。オリジナル以上とさえ思える青山 純&伊藤 広規のリズム隊によるグルーヴ感など、まさに鳥肌モノです。

今夜は明日のライブに向けて、このアルバムを聴いてテンションを高めていきたいと思っています(笑)
具島 直子_Quiet Emotion ◇ 2009年 01月 18日
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今回紹介するのは、1990年代に古内 東子と並んで上質なJ-AORサウンドを聴かせてくれた具島 直子が、1997年にリリースした2ndアルバム『Quiet Emotion』です。古内 東子とは違ってテンポのある曲は少ないのですが、アーバン・メロウという言葉がぴったりくるような洒落た歌を聴かせてくれるシンガー・ソング・ライターです。
私にとって1990年代は音楽にどこか冷めていた時代で、今のように貪欲に良い音楽を探すことはしていませんでしたが、古内 東子と具島 直子には衝撃を受けました。それまでAORというと男性アーティストというイメージがありましたが、そんなイメージを払拭してくれたのが古内 東子であり、具島 直子でしたね。以前1stアルバム『miss.G』を紹介しましたが、そこから3年以上も経過しての2ndアルバムの紹介です(笑)

プロデュースは桐ヶ谷"bobby"俊博。桐ヶ谷 俊博も1970年代終盤にアーティスト・デビューしていますから、アーティスト系プロデューサーと言えるかも知れません。しかし、アーティストとしての活動は短かったようで、80年代以降は裏方としての活動が主だったので他のアーティスト系プロデューサーと違って、アーティストの個性を活かしたプロデュース、アレンジで聴く者を魅了します。
バックを支えるミュージシャンは、沼澤 尚(ds)、岡沢 章(b)、Jimmy Earl(b)、中西 康晴(key)、伊丹 雅博(g)、Paul Jackson,Jr.(g)、古川 昌義(a-g)、菅原 裕紀(per)、Rafael Padilla(per)が参加しています。ちなみにコーラスは具島 直子と桐ヶ谷"bobby"俊博です。

『具島 直子 / Quiet Emotion』
01. Tell me oh mama
02. 予感
03. Sunday
04. no.no.no.
05. まどろみ
06. 愛はどうして
07. My flame
08. So high So high
09. かげろう
10. Tell me oh mama -Remix-

のっけから具島 直子ワールド全開な01。あまり起伏のあるメロディーではありませんが、この辺りが具島 直子らしいところであって、シンプルなメロディーが繰り返しが非常に心地良いですね。沼澤&岡沢によるリズムはまさにアーバン・グルーヴィーとでも呼びたくなります(笑)

01と雰囲気が似ているメロウ・ナンバー02。具島 直子の曲には一貫して特有の雰囲気があります。これはもう"具島 直子ワールド"としか表現のしようがないのですが・・・。心地良さの中でいつの間にか曲が終わっているといった感じです。

休日の午後のまどろんだ雰囲気が伝わってくる03。アコースティック・ギターをフィーチャーしたボッサ・テイストのアレンジが良いですね。具島 直子のヴォーカルは上手い下手という尺度に当てはまらない気がします。自然と耳に溶け込んでくるような心地良いヴォーカルです。

黄昏時の都会の情景が目に浮かんでくるような03。派手さはありませんが、よく練られたアレンジが素晴らしく、まさにAORなナンバーと言える1曲ですし、お洒落という言葉がぴったりくる1曲です。

具島 直子の書くメロディーと桐ヶ谷"bobby"俊博のアレンジの相性の良さは抜群で、曲のタイトルとサウンドとが見事にマッチングしています。「まどろみ」という雰囲気がサウンドで表現されている05はその代表的な曲かも知れません。

シンセ・ベースを使用してゆったりしたグルーヴ感を出している06。ある意味単調な曲ですが、不思議と耳に残ります。本当に似たようなタイプの曲が多いのに、それでいて決してつまらないとは感じさせないメロディー・センスとアレンジ・センスには脱帽です。

アコースティック・ギターをフィーチャーした8ビート・ナンバーの07は、音的にはウエスト・コースト・ロックっぽさがあるのですが、具島 直子のヴォーカルが入ると都会的な雰囲気に変わります。他の曲と若干雰囲気が違うので良いアクセントになっています。

私の大好きなナンバー08。心地良いメロディーと優しく包み込むようなサウンドが何とも言えません。桐ヶ谷"bobby"俊博のアレンジは、メロディーを活かすことをよく考えられていて、この曲などは他とは違って非常にシンプルな演奏なんですが、これが絶妙な心地良さを生んでいますね。

しっとりとしたバラード・ナンバー09。単調な打ち込みのドラムのリズムを軸にしたアレンジは淡々とした感じなのですが、これがかえって曲の持つ淋しい雰囲気を上手く表現しているような気がします。

具島 直子の曲を初めて聴く人は、どれもこれも同じように聴こえてしまうかも知れません。ファースト・インプレッションで凄く良いとは感じにくいタイプだと思います。それでいて聴く者に決して不快感は与えません。2度~3度と繰り返し聴くうちに、具島 直子ワールドの心地良さに浸っていくようになる、そんな独自で不思議な世界観を持っているアーティストだと思います。
AORやCITY POPが好きな人にはぜひとも聴いて欲しいアーティストの一人です。1度聴いてもらえれば、私の言うところの"具島 直子ワールド"を実感してもらえると思います。お薦めですよ。
彩 恵津子_Unknown Things ◇ 2009年 01月 11日
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今回紹介するのは、独特な歌声が魅力的な彩 恵津子が1987年にリリースしたオリジナル・アルバムとしては5作目となる『Unknown Things』です。
前作は以前紹介しましたが、個人的には彼女の最高傑作だと思っている1986年のアルバム『PASSIŌ』で、丁度この頃がアーティストとして1番脂がのっていた時期だったのではないかと思っています。

本作『Unknown Things』のサウンド・プロデュースとアレンジを手掛けているのは、キーボード奏者の難波 正司です。前作ほどインパクトは強くはありませんが、よく纏まっているアルバムだと思います。参加しているミュージシャンもまさに腕利きばかりで、島村 英二(ds)、山木 秀夫(ds)、岡本 敦男(ds)、長谷部 徹(ds)、長岡 道夫(b)、松原 正樹(g)、土方 隆行(g)、角田 順(g)、斉藤 ノブ(per)、マック清水(per)、木戸 やすひろ(cho)、比山 貴詠史(cho)、新倉 芳美(cho)等という顔触れです。
内容は悪くないのですが、ジャケットがどうも好きになれません。というかジャケットで損をしていると思うのは私だけでしょうか・・・(笑)

『彩 恵津子 / Unknown Things』
01. Caution ~ Overture
02. オレンジの月
03. 最後の恋人
04. 思い出のグリフィスパーク
05. Nothin' But Love Song
06. ヒールの騎士
07. Angelic
08. Jumpin' In The Rain
09. やわらかい約束
10. Unknown Things

難波 正司の作曲による01。男性の声による英語のナレーションによるイントロダクション的小曲です。

作詞:彩 恵津子、作曲:杉山 卓夫によるキャッチーなPOPチューン02。シンセ・ベースと軽快なギター・カッティングの絡みが実に気持ちの良いナンバーです。おそらくギターは松原 正樹だと思いますが、カッティングやソロで良いプレイを披露しています。私は彩 恵津子らしい曲だと思っている1曲。

彩 恵津子の作詞・作曲による03。サビのメロディーはいわゆる"ありがち"な感じですが、聴き易いのも事実です。この曲も彩 恵津子の王道とも言える曲だと思います。

作詞:彩 恵津子、作曲:松本 典明によるバラード・ナンバー04。松本 典明自身のプレイによるエレピとシンセだけというリズム楽器を使っていないシンプルな演奏の1曲です。彩 恵津子の声の存在感で聴かせる曲という感じでしょうか。

英語詞のミディアム・バラード・ナンバー05。洋楽に疎いので詳しい事は分かりませんが、洋楽のカヴァーなのかも知れません。彩 恵津子の英語の発音が果たして良いのかどうかは不明ですが、とても聴きやすくて耳に馴染んでくるのは確かです。どこかカーペンターズの曲を彷彿させるナンバーですね。

作詞:彩 恵津子、作曲:松根 あやによるPOPなナンバー06。ビートを効かせたダンサブルなアレンジと淡々とした彩 恵津子のヴォーカルのコントラストが面白い曲で、可愛らしいという印象を受けた曲です。

CITY POP色全開の07は、作詞:彩 恵津子、作曲:松本 典明によるナンバー。私がアルバムの中でも1番好きなナンバーです。松原 正樹であろうギターのカッティング・プレイがまさにCITY POP色を一層強めています。長岡 道夫のベースにも注目して欲しい1曲。

彩 恵津子の作詞・作曲による08。タイトルはアップ・テンポの曲っぽい感じですが、しっとりとしたバラード・ナンバーです。インパクトは然程強くないのに、聴く回数が増えるごとに魅力的に思えてくる不思議な曲ですね。

作詞:来生 えつこ、作曲:南 佳孝にゆるやかなミディアム・ナンバー09。来生 えつこはこういうゆったりというか優しい感じの詞を書くのが上手い人ですね。この詞にピッタリなメロディーを書いた南 佳孝も流石です。

アルバム・タイトル曲10は、作詞:河合 敏彦、作曲:難波 正司によるスケールの大きなバラード曲に仕上がっています。彩 恵津子の歌声に似合っているナンバーで、アルバム・タイトルになったのも頷ける曲です。

彩 恵津子の場合、歌の上手い下手という以前にその独特な歌声に魅了された人もきっと多いはず。
彼女のように歌の技巧的な部分を凌駕してしまうほどの個性的な歌声の持っているというのは、アーティスト(シンガー)にとって強い武器になると思います。もちろん、その独特な歌声が苦手な人もいるでしょうが、でも強烈な印象を残していることは間違い無いでしょう。嵌る人は嵌る、彩 恵津子はそんなアーティストなんでしょうね。
最近のアーティストについては詳しくはありませんが、最近は彩 恵津子のように歌声で魅了するという人が少ないような気がします。この辺りが80'sの面白さだったり、奥深さだったりするのかも知れませんね。
古内 東子_Hourglass ◇ 2009年 01月 06日
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今回紹介するのは、古内 東子が1996年にリリースした通算5枚目となるアルバム『Hourglass』です。
私にとって1990年代は、一番音楽を聴いていない時代、音楽に触れ合っていなかった時代でもありました。ですからどうしても1990年代の音楽は、CITY POPやJ-AOR好きの私にはつまらなかった時代という印象(イメージ)があるのですが、そんな中において具島 直子やこの古内 東子は、とてもメロウで立派なJ-AORであると感じていました。特に古内 東子のアルバムは、生のリズムに拘ったバンド・サウンドによる素晴らしい演奏に支えられていて、時代を超えた完成度の高さがあると思っています。

アルバム収録曲10曲の内、5曲がL.A.録音で残り5曲が国内録音。L.A.録音はプロデュースをJames Gadsonが手掛け、国内録音は古内 東子のブレーンとも言えるベーシスト・小松 秀行が手掛けています。参加ミュージシャンも豪華で、国内録音には佐野 康夫(ds)、小松 秀行(b)、斎藤 誠(g)、石成 正人(g)、中西 康晴(key)、倉田 信雄(key)、浜口 茂外也(per)等が参加、L.A.録音にはJames Gadson(ds)、Freddie Washington(b)、David T.Walker(g)、Gregg Moore(g)、David Willams(g)、Herman Jackson(key)、Paulinho Da Costa(per)、Jerry Hey(tp)、Brandon Fields(sax)等が参加しています。
古内 東子の洒落たメロディー・センスと独特な歌声に、これだけのメンバーによる素晴らしい演奏の融合は、まさにJ-AORそのものという気がしますね。

『古内 東子 / Hourglass』
01. いつかきっと
02. 誰よりも好きなのに (Album Remix)
03. ルール
04. 心を全部くれるまで
05. かわいくなりたい
06. おしえてよ
07. ユラユラ
08. 置き去りの約束
09. あの日のふたり (Album Remix)
10. 星空

グルーヴ感溢れるアレンジが素晴らしい01。佐野&小松のリズム隊によるタイトなリズムに軽快な斎藤 誠のギター・カッティングと中西 康晴のピアノが絡むという、まさにAORチックな演奏が心地良いですね。感情表現を抑えたような古内 東子のヴォーカルもリズミカルで凄く心地良く響きます。

ラヴ・ソングの名曲02。この曲で古内 東子を注目するようになりました。アコースティックな響きを大切にした小松 秀行のアレンジが秀逸です。目立ちませんが、ホーン・セクションやストリングスの使い方が絶妙だと思いますね。古内 東子自身によるコーラス・ワークも派手さはありませんが、味わい深くて好きです。

メロウでゆったりしたグルーヴ感がたまらないミディアム・ナンバー03。ドラム、ベース、ローズ、ギターという4ピースながらも物足りなさを感じさせない演奏を聴かせてくれます。小松 秀行のアレンジ・センスの良さを感じさせるナンバーですね。佐野 康夫のドラミングと倉田 信雄のローズのプレイは素晴らしいの一言です。

L.A.録音によるメロウ・ナンバー04。JAZZYで洒落たアレンジが特徴で、特にDavid T.Walkerによるワン・アンド・オンリーのギター・プレイは輝きを放っていますね。アレンジ、演奏、楽曲、歌唱の全てがまさにメロウな1曲だと思います。

L.A.録音の05。Jerry Heyのアレンジによるホーン・セクションを加えて、リズミカルに仕上がっています。Gregg Mooreのギター・カッティングやリフでのプレイとHerman Jacksonのシンセが印象的です。

美しいバラード・ナンバー06もL.A.録音のナンバーです。聴く回数が増える毎に曲の良さが分かってくる、そんなナンバーですね。Herman JacksonのピアノとオルガンのプレイやDavid T.WalkerとGregg Mooreのツイン・ギターは、燻し銀という言葉がぴったりです。

ダンサブルなナンバー07。L.A.録音です。シンプルなバンド構成ですが、軽快で渇いたリズムが心地良いです。昼に聴いても夜に聴いても違和感の無いアレンジで、ドライブのBGMには格好の1曲と言えるかも知れません。

しっとりと聴かせるJAZZYなバラード・ナンバー08。L.A.録音です。David T.Walkerの本領発揮といった感のある1曲で、くどさの無いメロディー・ラインがライト・メロウという雰囲気を醸し出しています。Brandon Fieldsのサックス・ソロが渋いです。

グルーヴ感たっぷりの国内録音09。やはり生のリズムというのは心地良いですね。軽やかなPOPナンバーで、古内 東子独特の歌唱法が活きている曲ではないかと思います。シングルのカップリング曲らしいですが、良い曲ですね。

満天の星空を連想させるアレンジが秀逸なバラード・ナンバー10。アコースティック・ギターの名手・吉川 忠英のギターがフィーチャーされています。アルバムの中では地味な印象ですが、歌詞・メロディー共によく出来た曲だと思います。良い曲です。

古内 東子も紹介しようと思いながらも今まで紹介しなかった一人ですね。久しぶりに聴きましたが、やはり90年代のJ-AORだと思います。楽曲・アレンジ・歌の三拍子揃った非常によく出来たアルバムです。実は彼女の大ヒットした6thアルバム『恋』(1997年)も大好きなアルバムでして、どちらを先に紹介しようか悩みましたが、やはり彼女との出会いのアルバムということで『Hourglass』を選びました。
彼女のアルバムも今ではBOOK OFF等では安棚の常連になってしまい、少々淋しい気もします。しかし、もしまだ古内 東子を聴いたことが無い人は、安く入手出来ますのでぜひとも聴いてみて下さい。
ファースト・インプレッションで"凄く良い!"とは思えないかも知れませんが、2~3度聴いていくうちにこのアルバムの良さ、渋さが分かって頂けると思います。また別の機会に『恋』も取り上げてみようと思っています。
刀根 麻理子_Vois de L'âme ◇ 2008年 12月 30日
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おそらく今回の紹介記事が、2008年最後の記事になると思います。今年は5月頃より更新ペースを落として、週に2~3件の更新になっています。
もっと頻繁に更新出来れば良いのですが、年齢からくる肉体的な衰えや集中力の欠如の為に今のペースに落ち着いています。
それでも本当に沢山の皆さんに訪れて頂き、またコメントも沢山頂戴しました。拙い文章の記事にも関わらず沢山の方が訪れて下さっている事実は、やはり大きな喜びであり、励みでもありました。
この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。また来年も出来る範疇で頑張っていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。

さて今年最後に紹介するのは、ごく最近聴くようになり、今1番嵌っているアーティストである刀根 麻理子が1990年にリリースした通算7枚目となるアルバム『Vois de L'âme』です。
12月12日の記事で、私と刀根 麻理子との出会いのアルバム『FOR YOU・・・』(1987年)を紹介しましたが、その素晴らしい歌声に驚き、たちまち惚れ込んでしまいました(笑)
そして、皆さんに色々アルバムをお薦め頂いて、早速ですが『NATURALLY』、『JUST MY TONE』、そして『Vois de L'âme』の3枚をBOOK OFFをあちこち巡って入手いたしました。この執念が私の長所でもありまして・・・(汗)
今は毎日のようにとっかえひっかえしながら聴いております。それにしても良い声ですね。
大人の女の色気を感じさせるというのか、実に艶っぽい声がたまりません。色気という意味では、門 あさ美を初めて聴いた時以来の衝撃でした。
門 あさ美はストレートなエロっぽさがたまりませんが、刀根 麻理子はごく普通の大人の女性に潜む小悪魔を感じさせるんですね。

『刀根 麻理子 / Vois de L'âme』
01. ソワレの夜 突然に
02. やさしく愛して
03. 写真 ~Un jour d'hiven~
04. La nuit
05. 瞬間のいたずら
06. 夢一途 ~Vois de L'âme~
07. ミストラル
08. Mefie Toi
09. 美しい友だち
10. サヨナラの始まり

You TubeにUpされている音源を紹介して頂いて、聴いた途端にノックアウト状態になった01。とにかくお洒落な曲です。この曲を聴いた時、例え他の収録曲が全てつまらなくてもこの曲の入ったアルバムを買おうと決めました。大好きな曲です。有川 正沙子の不倫をテーマにした歌詞も良いですし、私の好きなアーティストの一人で、今でもCD化を切に願っている山口 未央子のセンスの良いメロディー、打ち込みですが嫌味が無くてセンスの良さを感じさせるRaymond Donnezのアレンジ、何よりも色香漂う刀根 麻理子のヴォーカル、全てが上手く調和した曲だと思います。名曲ですね。

作詞:刀根 麻理子、作・編曲:上田 知華によるリズミカルなミディアム・ナンバー02。上田 知華らしいキャッチーなメロディーと、ラテン風の隠し味を入れた打ち込みのアレンジのバランスが絶妙です。彼との初めてのバカンスに少し浮かれてるという感じを刀根 麻理子が上手く表現しています。

作詞・作曲・編曲:上田 知華による大人の雰囲気が詰まったJAZZYなバラード・ナンバー03。この曲も上田 知華らしい曲で、02よりも上田 知華を感じさせてくれます。しっとりと歌う刀根 麻理子の歌声にうっとりしてしまいます(笑)

作詞・作曲:山口 未央子、編曲:Herve Royによるバラード・ナンバー04。ヨーロピアンな雰囲気が詰まったナンバーで、火曜サスペンス劇場のエンドテーマなんかにぴったりな曲です。若干暗い感じがしますが、メロディーは美しく個人的にはお気に入りの1曲です。

作詞:刀根 麻理子、作曲:山口 未央子、編曲:Raymond Donnezによるキャッチーなミディアム・ナンバー05。竹内 まりやが書いた曲と言われても頷いてしまいそうなナンバーで、とてもキャッチーなメロディーが印象的です。これもTVドラマの主題歌として使ってもおかしくないような良い曲です。

作詞:刀根 麻理子、作曲:松本 俊明、編曲:Raymond Donnezによるアルバム・タイトル曲06。サビのメロディーがとてもキャッチーなのと、美しい刀根 麻理子の歌声に釘付けになってしまいます。今では聴けなくなったタイプの曲ですが、こういう曲を聴くと本当に嬉しくなってしまいます。この曲は正真正銘、ドラマの主題歌だったようです。

作詞・有川 正沙子、作曲:松本 俊明、編曲:Herve Royによる明るい曲調のミディアム・ナンバー07。夏向けでドライヴのお供にピッタリな感じの曲に仕上がっています。

作詞・松本 一起、作曲:松本 俊明、編曲:Raymond Donnezによる08。この手の曲というのは、やはり大人のシンガーが歌ってこそ似合う曲だという気がします。その点、流石に刀根 麻理子にはもってこいの曲ですね。松本 俊明という作曲家は良い曲書きますね。私好みのメロディーを書きます。

作詞・作曲・編曲:上田 知華による重たい感じのバラード・ナンバー09。刀根 麻理子は上手く歌っていますが、如何せん曲が重たい感じがして今ひとつ好きになれません(汗)

作詞・刀根 麻理子、作曲:鈴木キサブロー、編曲:Raymond Donnezによる10。悪い曲ではありませんが、インパクトに欠ける感じです。ただ、刀根 麻理子の高音域の美しい歌声が印象的です。

私個人的には傑作アルバムだと思っています。勿論贔屓目もありますが・・・(笑)
本当に久しぶりに歌声に惚れたアーティストなので、曲の良し悪しに関わらず歌声を聴いていたいので色々とアルバムを揃えようと思っています。調べてみると9枚のアルバムをリリースしているようなので、あと5枚ですから根性入れて探してみようと思います。
このアルバムに関しては、個人的には01を聴くだけでも価値があると思っています。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。綺麗な歌声は一聴の価値ありますよ。

最後になりますが、今年1年"Music Avenue"をご贔屓にして下さった皆さん、本当にありがとうございました。来年50歳を迎える単なる音楽好きのオヤジの駄文にお付き合い下さったこと、本当に感謝の気持ちで一杯です。来年もまた色んな音楽を紹介出来ればと思っております。来年も何卒"Music Avenue"をよろしくお願い致します。

どうか皆さん、ご自愛頂き、良いお年をお迎え下さい。
大貫 妙子_MIGNONNE (Part 2) ◇ 2008年 12月 08日
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今回は、ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。
取り上げるのは、大貫 妙子が1978年にリリースした3rdアルバム『MIGNONNE』です。数多い大貫 妙子のアルバムの中でも1番数多く聴いたアルバムであり、私にとっては最も好きなアルバムになっています。
私がこのアルバムが好きな理由は、とにかくバランスの良いアルバムだと思っているからで、楽曲の良さ、アレンジの良さ、演奏の良さ、録音の良さ、それら全てが大貫 妙子のヴォーカルと絶妙にマッチしていて、聴いていてこれ程気持ち良いアルバムは他にありません。

『MIGNONNE』は、1stアルバム『Grey Skies』、2ndアルバム『SUNSHOWER』共に内容は良かったもののセールス的には振るわず、もっと大衆受けする、つまり売れるアルバムを作るというのが前提にあったというのを何かで読んだことがあります。
そこで白羽の矢が立ったのが音楽評論家・小倉エージでした。彼をプロデューサーに招き、ディレクションを竹内 まりや、EPOを手掛けたことでも知られる宮田 茂樹が手掛けるという気合の入った布陣です。そして録音は、内沼 映二に吉田 保という今では考えられない顔合わせの二人が手掛けているのです。

収録曲10曲は、全て大貫 妙子の作詞・作曲。アレンジは坂本 龍一が5曲、瀬尾 一三が5曲手掛けています。この坂本&瀬尾のアレンジの良さが、そのままこのアルバムの良さに繋がっていると言えると思います。特に70年代終盤の坂本 龍一のアレンジが私は大好きで、そんな中でもこのアルバムでのアレンジは素晴らしいと思っています。
その素晴らしいアレンジを実際に音にしているミュージシャンも、当時としては豪華過ぎるくらいの顔触れで、林 立夫(ds)、田中 清(ds)、高橋ユキヒロ(ds)、村上 秀一(ds)、渡嘉敷 祐一(ds)、後藤 次利(b)、高水 健司(b)、細野 晴臣(b)、鈴木 茂(g)、水谷 公生(g)、松木 恒秀(g)、杉本 喜代志(g)、松原 正樹(g)、高中 正義(g)、吉川 忠英(a-g)、渋井 博(key)、市川 秀男(key)、坂本 龍一(key)、ペッカー橋田(per)、浜口 茂外也(per)等が参加しています。リズム・セクションだけでこれだけのメンバーが揃っているのですから、悪い訳が無い(笑)

『大貫 妙子 / MIGNONNE』
01. じゃじゃ馬娘
02. 横顔
03. 黄昏れ
04. 空をとべたら
05. 風のオルガン
06. 言いだせなくて
07. 4:00A.M.
08. 突然の贈りもの
09. 海と少年
10. あこがれ

CITY POP色全開の瀬尾 一三のアレンジが心地良いミディアム・ナンバー01。林 立夫&後藤 次利のリズム隊に、鈴木 茂(L)、松木 恒秀(R)、水谷 公生(solo)という3本のギターが絡んできます。尾形 道子、槇 みちる、梅垣 達志というベテランのコーラス・ワークも見事で、構成はシンプルながら聴き応えのある1曲になっています。

EPOもカヴァーしている02は、何とも晴れやかな気分にさせてくれるような瀬尾 一三のアレンジが見事です。インパクトは強くないのですが、聴き込むほどに味わい深くなるそんな1曲です。杉本 喜代志のアコースティック・ギターのソロに、鈴木 茂のバッキングが絶妙です。演奏メンバーが総勢6人だけですが、これが生の演奏の良さだと再認識させてくれます。

美しいオーケストラが印象的な哀愁のあるスロー・ナンバー03。坂本 龍一のアレンジです。YMOの3人に鈴木 茂、吉川 忠英、浜口 茂外也が加わっていますが、後のYMOのサウンドの微塵も感じさせないアコースティックなサウンドです。向井 滋春のトロンボーン・ソロがフィーチャーされています。

タイトル通り浮遊感のある心地良い瀬尾 一三のアレンジが秀逸な04。林&後藤のリズム隊、鈴木 茂、吉川 忠英がバッキング、杉本 喜代志のアコースティック・ギターのソロにフルートが絡んできます。地味な曲なんですが、これも聴くほどに味が出てきますね。

優れたアレンジャーというのは、歌詞の内容をそのまま音で表現出来ると思っているのですが、この05まさにそんな1曲です。山川 恵子のハープを巧みに使った瀬尾 一三のアレンジが見事と言う他ないナンバーです。

どこか都会的で、重厚なサウンドが印象的なCITY POPナンバー06。坂本 龍一のアレンジです。ホーン・セクションやオーケストラも絡んだスケールの大きい演奏が魅力です。松原 正樹ならではのギター・カッティング、燻し銀な村上 秀一のドラミング、エモーショナルな清水 靖晃のサックス・ソロが印象的です。

初めて聴いた時、そのアレンジの見事さに鳥肌の立った07。夜明け前の何とも言えない闇の世界をイントロで表現しています。渡嘉敷&細野のリズム隊、いかにも松木 恒秀らしい素晴らしいギター・プレイ、坂本 龍一のシンセ・ソロ、ぶ厚いコーラス、そして終盤の演奏の盛り上げ等聴き所がたっぷりつまった1曲です。私の特にお気に入りの1曲です。

竹内 まりやが1stアルバムで取り上げていたので、知っている人も多いであろう名曲08。まりやバージョンとは一味違うJAZZYなアレンジが心地良いです。アレンジは坂本 龍一。捻りの無い素直なアレンジで、松木 恒秀のギターと美しいオーケストレーションが主役とも言えます。特に松木 恒秀のギターが素晴らしいです。

軽快で涼しげな坂本 龍一のアレンジが心地良い09。細野 晴臣のベース・プレイと鈴木 茂、松原 正樹のギター・プレイが渋い1曲です。明るい曲調で夏の終わりの雰囲気がよく出ていると思います。

スケールの大きいハチロクのバラード・ナンバー10。ラストに相応しい私の大好きな曲にひとつです。瀬尾 一三のアレンジもオーソドックスですが、この飾り気の無さがこの曲には似合っていると思います。曲の終盤でエキサイティングなギター・ソロを聴かせてくれるのは、高中 正義です。

このアルバムを聴いていつも感じるのは、やはり一流のミュージシャンの演奏というのはそこに情景や風景が浮かんでくるという事です。プロが歌詞やメロディーの抑揚を理解しているからこそ可能な事であって、打ち込みには難しいところなんだろうと思います。今更ながら、この時代の音楽にリアルタイムで触れることが出来たことは、本当に私の財産だと思いますね。
素晴らしいアルバムなので、機会があったらぜひ聴いてみて下さい。お薦めです。
吉田 美奈子_MONOCHROME ◇ 2008年 11月 15日
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ついこの間迄は「暑い、暑い!」と思っていたのに、最近は朝晩冷え込むようになり、街のあちらこちらにクリスマス・イルミネーションが・・・。日が経つのは本当に早いですね。特に今月は仕事の忙しさのせいもあり、余計時が早く過ぎているような気がしてます(笑)

今回紹介するのは、私が冬が近づいてくると必ず聴きたくなるアーティストの一人、吉田 美奈子が1980年にリリースしたアルファ・レーベルへ移籍後第二弾となる『MONOCHROME』です。アルファ時代の吉田 美奈子は、1981年の『MONSTERS IN TOWN』以降の作品群の音楽性から"ファンクの女王"と呼ばれたりしてました。私も『MONSTERS IN TOWN』や『LIGHT'N UP』は大好きなんですが、一見地味とも思える本作も何とも言えず好きなんですよね。

この『MONOCHROME』は、意外にも思えますが初の単独セルフ・プロデュース作品です。今までは共同プロデューサーとしてのクレジットはありましたが、単独でのプロデュースは初めてで、随所に吉田 美奈子の拘りを感じさせるアルバムになっています。
まず、以降の彼女のサウンド・メイキングにおいて欠かせない重要なミュージシャンの起用です。松木 恒秀(g)、岡沢 章(b)、渡嘉敷 祐一(ds)、清水 靖晃(sax)にマイク・マイニエリ(mallets)という、まさに少数精鋭といった感がありますし、現在に至る吉田 美奈子のサウンドの原点がこのアルバムだという気がします。
そして、ヴォーカル以上に存在感のある多重コーラスは圧巻です。一人多重コーラスと言えば山下 達郎の十八番ですが、存在感は達郎よりも上かも知れません。このコーラス・ワークがこのアルバムの聴き所と言っても過言ではありません。

『吉田 美奈子 / MONOCHROME』
01. TORNADO
02. RAINY DAY
03. BLACK MOON
04. SUNSET
05. AIRPORT
06. MIRAGE
07. MIDNIGHT DRIVER
08. 午後

まるでマシンのように正確無比な渡嘉敷のドラミングと重厚な岡沢のベース・プレイのもと、まさに竜巻の如く空間を踊りまくる多重コーラスとマイク・マイニエリの素晴らしいヴィブラフォンのプレイが印象的な01。緻密なコーラス・アレンジが凄いです。

山下達郎の名盤『RIDE ON TIME』にも収録されている02。達郎の『RIDE ON TIME』も同じ1980年のリリースでした。雰囲気的には達郎ヴァージョンに似ていますが、美奈子ヴァージョンの方が憂鬱感が漂っていますね。松木 恒秀のギターと地味なプレイですがマイク・マイニエリのヴァイブが光ってます。

テンポのある03は、松木 恒秀のギター・カッティングが渋い1曲です。ここでも多重コーラスが炸裂してます。注目は渡嘉敷 祐一のドラミングですね。この人のドラミングが大好きなんですが、FUNKYなビートやディスコ・ビートを叩かせたら日本一でしょう。

ハチロクのバラード・ナンバー04。オレンジ色の夕陽の輝きを感じさせるアレンジが秀逸です。この手のハチロク・バラードにおける松木 恒秀のギターは天下一品です。エリック・ゲイルを彷彿させるプレイは、いつ聴いても渋いです(笑)

空港の美しい夜景を感じさせる洒落たアレンジが素晴らしい05。少人数の編成であってもアレミュージシャンの感性とアレンジ次第で、音の広がり、深さを感じさせてくれます。打ち込みには絶対に不可能なサウンドがここにあります。

今までの曲がどちらかと言えば"夜"だったのに対し、快晴の昼下がりを感じさせてくれる06。夜の曲は重く、昼の曲は軽やかに聴こえる美奈子の声や歌い方の使い分けが見事と言うほかありません。軽やかなナンバーです。

アルバム中で最もFUNKYな07。渡嘉敷&岡沢の本領発揮です。ドラムをオーヴァーダブさせており、ツイン・ドラムの形になっています。本当に器用なミュージシャンが集まっており、松木 恒秀のドライヴ感溢れるギターも聴き所です。渡嘉敷 祐一のドラミングに聴き惚れてしまう1曲です。

しっとりと聴かせるバラード・ナンバー08。曲の前半はピアノの弾き語りに近い感じなんですが、説得力のあるヴォーカルで物足りなさを微塵も感じさせません。間奏のエモーショナルな清水 靖晃のサックスが格好良いです。

アルバムを通して聴くと、このアルバムのタイトルが何故"モノクローム"なのかが解るような気がします。カラーのような艶やかさや派手さは無いものの、モノクロならではのシックさと陰影で見せる(聴かせる)ようなサウンド作りがされていると思います。アルバムや曲のタイトル、歌詞、メロディー、アレンジのトータル的なバランスが凄く良いアルバムです。
インパクトは強くないですが、聴き込めば聴き込むほどに惚れ込んでしまうようなアルバムです。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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今回は、ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。取り上げるのは、私にとってはCITY POPの代名詞とも言えるアーティストの一人、濱田 金吾が1985年にリリースした通算6枚目となるアルバム『HEART COCKTAIL』です。

前回このアルバムを取り上げたのが、2005年10月10日(過去記事はコチラですが、あまり読んで欲しくないです・・・汗)。ブログを初めて1ヶ月も経っていない時の記事で、その文章たるや酷いもので、恥ずかしくて仕方がありません。今が決して上手い文章だという意味ではありませんよ(笑)
大好きなアルバムであるのに、あんな記事では申し訳無いのでPart.2という形でレビュー記事を書くことにしました。

濱田 金吾のアルバムはどれもキャッチーで洒落たメロディーと、しっとりとした甘い歌声という魅力に溢れたものばかりなんですが、そんな中でも私はこの『HEART COCKTAIL』が大のお気に入りなんです。
CITY POPと言うと、都会でお洒落に暮らす人達の生活を綴った音楽っていうイメージがありますが、このアルバムにはそんなお洒落な部分だけでなく、兄が失恋した妹を想う歌や、東京で暮らし恋をし、そして恋に破れて故郷へ帰ることになった女性の歌があったりして、東京を舞台に様々な人間模様が歌われているところが、単にお洒落という言葉だけのCITY POPではないところが大好きなんです。

作詞には大津 あきら、小林 和子、山川 啓介、吉元 由美といったキャリア豊かな作家陣を集め、作曲はもちろん全曲、濱田 金吾。アレンジは全曲、松下 誠です。松下 誠のアレンジの仕事の中でも、特に濱田 金吾のアルバムでのアレンジは特に良いなと感じています。
ミュージシャンは、松下 誠の仕事ではお馴染みの顔触れで、宮崎 全弘(ds)、富倉 安生(b)、松下 誠(g)、山田 秀俊(key)、松田 真人(key)、松風 鉱一(sax)、木戸 やすひろ(cho)等が参加しています。

『濱田 金吾 / HEART COCKTAIL』
01. クールハート
02. 夜風のインフォメーション
03. エイプリル・フール
04. 夕映えのDown Town Kid
05. Silent Rouge
06. SISTER MY LOVE
07. GOOD-BYE, AGAIN
08. 昼下がりのセレクション
09. 東京Come & Gone

大都会・東京の真夜中を疾走する車・・・。そんなスリリングで疾走感溢れるアレンジが心地良い01。CITY POPのアルバムの冒頭を飾るに相応しく、このアルバムに対する期待が膨らんでくる、そんな1曲です。スリリングなのにメロディーはあくまでもキャッチー、それが濱田 金吾です。

01とは雰囲気がガラリと変わり、夜風の心地良さがそのまま歌になったようなミディアム・ナンバー02。はっきり言って名曲です!こういう曲こそがCITY POPであると感じさせてくれる曲です。何回聴いても厭きのこない素晴らしい曲です。

富倉 安生のベース・プレイが光るシックなナンバー03。お洒落な中にも憂いを感じるメロディーと、闇に溶け込みそうな濱田 金吾のヴォーカルがこの曲の魅力になっています。

曲のタイトル通り、ビル群の間からのぞくオレンジ色の夕陽を感じさせる松下 誠のアレンジが秀逸な04。濱田 金吾の歌声と同じように優しく、夕陽のように柔らかい曲と言えば感じが伝わるでしょうか。

シンセと打ち込みを駆使して、どこかテクノ・ポップ風なアレンジが印象的なCITY POPナンバー05。決して安っぽい感じになっておらず、都会的でクールな感じがメロディーにマッチしています。サビのメロディーなんてインパクトが強くCM向きの曲かも知れません。

切々と妹への想いを歌うバラード・ナンバー06。エレピと濱田 金吾のヴォーカルだけで構成されており、とてもシンプルな曲です。そんなシンプルさの中にも洒落たメロディー・センスを感じさせます。

軽快なポップ・チューン07。松下 誠のギターが冴えている1曲です。AORチックなリズム・リフと親しみやすいメロディー・ラインが、まさにCITY POPなナンバーですね。それにしても濱田 金吾の書く曲は、どうしてこんなにもキャッチーなんでしょうか?(笑)

真夏の昼下がりを歌った08。真夏のオフィス街の昼下がりが、こんなに気持ち良ければどんなに良いかと思うほど心地良い風を感じるアレンジと、涼しげな歌声が印象的な1曲です。

濱田 金吾の作ったバラード曲の中でも断トツで好きなバラード曲が、この09です。失恋の挙句、故郷へ帰る女友達を見送るという内容のどこか切ない歌なんですが、サビのメロディーでは"頑張れよ"というエールを感じてしまうような曲なんですね。このサビのメロディーがたまらなく好きなんです(笑)

自信を持ってお薦め出来るアルバムなんですが、残念ながら今は入手困難です。このアルバムから東芝EMIに移籍しました。それまで在籍していたAirレーベル、Moonレーベル時代の音源は再発されたり、ベスト盤がリリースされているのですが、東芝EMI時代の音源はCD化されたものの再発されていないようです。
実は私もこの『HEART COCKTAIL』は、長い間CDを探していたんですが見つけることが出来ませんでした。ずっとアナログ盤をデジタル化したものを愛聴してました。このアルバムの後にリリースされた7作目のアルバム『Fall In Love』は運良くCDを入手出来たのですが・・・。
ところが少し前になるのですが、ブログを通じて知り合い、色々と音楽の情報交換をさせて頂いていた"K"さんが、私の為にとこのアルバムを譲って下さいました。申し訳無いという思いがありながらも、やはり本音は嬉しい気持ちは隠しきれませんでした。
"K"さん、その節はありがとうございました。これからも大切に聴いていきます。

このMusic Avenueというブログは、本当に沢山の皆さんに支えられているブログなんだと痛感しています。こんな拙いブログにどれだけの影響力があるのか(全く無いに近いと思いますが・・・)分かりませんが、こういう埋もれた良いアルバムを紹介し続けることで、再発やCD化のきっかけが作れたら良いなと心から願っています。これからも頑張って記事を書かないといけませんね!(笑)
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今回紹介するのは、山下 達郎の1998年~99年のツアー・サポート・メンバーで結成されたスーパー・バンド、ネルソン・スーパー・プロジェクトが2002年にリリースした初のオリジナル・アルバム『Nelson Magic』が、今月8日にボーナス・トラックとDVDが付いて再発された『Nelson Magic DELUXE Edition』です。

達郎のツアー・メンバーというだけでも期待は膨らむのは当然ですよね。メンバーは、青山 純(ds)、伊藤 広規(b)、佐橋 佳幸(g)、重実 徹(key)、難波 弘之(key)、土岐 英史(sax)、三谷 泰弘(vo、cho)、国分 友里恵(vo、cho)、佐々木 久美(vo、cho)の9人。このプロジェクトをプロデュースしているのは三谷 泰弘です。顔触れだけで、良い演奏や歌を聴かせてくれるのは当たり前とさえ思えてしまうほどです(笑)
曲はメンバーの書いたオリジナルがメインですが、ボーナス・トラックやDVDには何とも嬉しい曲も含まれています。このデラックス・エディションはお買い得な1枚ですよ。

『NELSON SUPER PROJECT / Nelson Magic DELUXE Edition』
CD
01. We Are Nelson (A Cappella)
02. Our Music
03. 浮気なルナ
04. Oasis
05. "T"
06. Love Glows
07. We Are Nelson
08. Lesson #1
09. I Can Say I Love You
10. さよならが言えない
11. Dadly
Bonus Tracks
12. On Matrix (Live)
13. Work To Do (Live)
14. Let's Dance Baby (Live)

DVD
01. レコーディング・オフ・ショット#1
02. Lesson #1 (Live at 京都ラグ)
03. レコーディング・オフ・ショット#2
04. Dadly (レコーディング風景)
05. MC (Live at 京都ラグ)
06. THANK YOU (Live at 京都ラグ)

プロローグ的な意味合いのメンバー全員による短いアカペラ・ナンバー01。

作詞・作曲:三谷 泰弘による格好良いファンク・ナンバー02。青山&伊藤コンビの重厚なグルーヴと軽快な佐橋 佳幸のギター・カッティングが絶妙です。メイン・ヴォーカルは三谷 泰弘ですが、国分 友里恵や佐々木 久美のヴォーカルもフィーチャーされています。このバンドのポテンシャルの高さを示した見事な1曲ではないでしょうか。

作詞:竹内 まりや、作曲:難波 弘之によるポップ・チューン03。解説にも書かれていますが、60年代のフレンチ・ポップスを彷彿させるメロディーが印象的です。リード・ヴォーカルは佐々木 久美です。申し訳無いのですが、容姿からは想像できない美声が魅力ですね(笑)

伊藤 広規の作曲によるロック色の強いスロー・ナンバー04。青山 純と伊藤 広規のコンビネーションは本当に素晴らしいの一言ですね。息の合ったという言葉以外適当な言葉が見つかりません。リード・ヴォーカルは国分 友里恵。ロック色の強い佐橋 佳幸のギター・ソロ、エモーショナルな土岐 英史のサックス・ソロも圧巻です。

佐橋 佳幸の作曲によるインスト・ナンバー05。佐橋 佳幸が敬愛するジェームス・テイラーとリチャード・ティーをイメージして作ったそうです。佐橋のアコースティック・ギターをフィーチャーした爽やかなインストですね。秋晴れの休日の昼下がりに聴きたい、そんなナンバーです。リチャード・ティーを彷彿させる難波 弘之のローズのプレイに注目です。

作詞:国分 友里恵、作曲:土岐 英史、三谷 泰弘によるソウルフルなグルーヴがたまらない06。これもお洒落で格好良いの一言です。リード・ヴォーカルは国分 友里恵と三谷 泰弘。80年代のCITY POP全盛期を思い出させてくれるようで、私にはたまらない1曲になっています(笑)

作詞:青山 純、作曲:佐々木 久美によるロックンロール・ナンバー07。コミカルな歌詞が楽しいバンド紹介の曲といった感じです。コミカルな曲調ですが、ドライヴ感溢れる演奏の凄さは流石です。

土岐 英史の作曲によるインスト・ナンバー08。元々はサックスの生徒のアドリブ練習用に作った曲だとか。何とも格好良いFUSIONナンバーで、土岐のサックス、佐橋のギター・ソロも素晴らしいのですが、佐々木 久美のオルガン・ソロがこれまた素晴らしいのです。三谷もキーボードですから、4人が鍵盤楽器をこなせるというのもこのバンドの凄いところですね。

作詞:国分 友里恵、作曲:岩本 正樹によるバラード・ナンバー09。長年パートナーを組んでいる国分と岩本の作品だけあって、リード・ヴォーカルの国分 友里恵の良い所を上手く前面に出していると思います。控え目ですが美しいコーラス・ワークが印象的です。良い曲ですよ。

作詞・作曲、そしてリード・ヴォーカルを佐橋 佳幸が担当したバラード・ナンバー10。決して上手くは無いのですが、ハートウォーミングな歌声がメロディーとよくマッチしています。佐橋の人柄そのものといった感じの曲で、大好きな曲のひとつです。

重実 徹の作曲によるプログレッシブ・ロック風インスト・ナンバー11。難波 弘之のシンセをフィーチャーするために書かれた曲のようです。スケールの大きさや重厚なシンセ・サウンドは、まさしくプログレですね。プレグレっぽいので最初はてっきり難波 弘之が書いた曲だと思っていたんですが、重実 徹が書いた曲ということで少し驚きました。最後にメンバーのお喋りが聴けます。

ボーナス・トラックの1曲目の12は、2000年にリリースされた重実 徹の初のリーダー・アルバム『Organ J』からの1曲。2000年6月のネルソン・スーパー・プロジェクトとしてのライブの時の音源です。オルガンの名手である重実 徹のプレイを堪能出来るインスト・ナンバーです。ライブならではのスリリングな演奏が良いですね。

アイズレー・ブラザーズのカヴァー13。リード・ヴォーカルは三谷 泰弘です。リズムのコンビーネーションと力強い三谷のヴォーカルが印象的です。

あの達郎の名曲のカヴァー14。リード・ヴォーカルは三谷 泰弘。本物の演奏をバックに歌うという何とも贅沢な1曲です。ヴォーカルが達郎なら、まんま達郎のライブ・ヴァージョンですからね・・・(笑) 達郎のJOYに収録されている曲と演奏を聴き比べても面白いと思いますよ。会場の客が盛り上がっているのが伝わってきます。

そしてDVDの方も非常に興味深いです。貴重なレコーディング風景はもちろんですが、私個人としては三谷が在籍していた頃のスターダスト・レビューの名曲「THANK YOU」をこのバンドの演奏で聴けたことでしょうね。これはもう達郎、スタレビの両方が好きな私には宝物の映像です。
バラエティに富んでいるこのアルバム、特に今回の再発盤は、達郎ファンだけでなく、J-POP(CITY POP)好きな人やFUSION好きな人にも楽しめる内容になっています。自身を持ってお薦めできる1枚です。ぜひ聴いてみて下さい。
このアルバムと同時発売で、ネルソン・スーパー・プロジェクトの2作目がリリースされる予定でしたが、発売が少し延期されました。何でもモータウンのカヴァー曲11曲と新曲2曲で構成されているようです。これもまた楽しみですね。
村上 圭寿_K・ju FIRST TAKE ◇ 2008年 09月 25日
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今回紹介するのは、少々マニアック路線です。ソウルフルな歌声が印象的なシンガー・ソング・ライター、村上 圭寿が1994年にリリースした1stアルバム『K・ju FIRST TAKE』です。
実は私が彼の存在を知ったのは、このアルバムがリリースされてから3年後の1997年の事です。角松 敏生プロデュースによるヴォーカル・コンピレーション・アルバム『VOCALAND 2 ~Male, Female & Mellow~』(1997年)に村上 圭寿と吉井 弘美によるデュエット曲が収録されており、その曲が凄く気に入りました。そこで村上 圭寿を知り、いつか聴いてみたいと思っていまして、運良く中古店で見つける事が出来たのが本作でした。

このアルバムは、FUNK系CITY POPといった感じで、パワフルでソウルフルな歌声となかなか洒落たメロディー・センスを持っているなと思わせます。
曲は聴き易いですし、歌も上手いです。でも残念ながら聴いている最中は良いと思うのですが、聴き終わった時にあまり印象に残らないという、いわゆるインパクトに欠ける感があります。事実そういうアルバムは結構多いですし、だからと言ってこのアルバムが悪い訳ではありません。
80年代のCITY POPの香りを感じさせるファンキー・ミュージックですので、私は結構好きなんですよ。
作詞・作曲は全て村上 圭寿で、アレンジは7曲を西平 彰、2曲を小林 信吾が手掛けています。

『村上 圭寿 / K・ju FIRST TAKE』
01. SPEED ZONE
02. KING OF LOVER
03. TONIGHT
04. SO MANY NIGHTS (Album Mix)
05. 静かに君が背を向ける
06. DESTINY
07. 偶然を待ちつづけて
08. DISCOVER
09. SO MANY NIGHTS (Extended Dub Mix)

小林 信吾のアレンジによるFUNKYでダンサブルなナンバー01。アルバム中で最も豪華なメンバーによるスリリングな演奏が印象的な曲で、小林 信吾(key)、今 剛(g)、梶原 順(g)、松原 秀樹(b)、沼澤 尚(ds)、斉藤 ノブ(per)、数原 晋(tp)、小林 正弘(tp)、村田 陽一(tb)等が参加しています。林田 健司が好きな方は気に入るであろう、そんな1曲です。

今の時代となってはちょっと古臭く感じる打ち込みのビートながらも、迫力のあるヴォーカルが心地良いグルーヴィーなナンバー02。ハードなギター・サウンドと馴染み易いメロディー、そしてパワフルなヴォーカルの取り合わせが良いんです。

CITY POP色の強いリズミカルなナンバー03。軽やかな打ち込みのリズムと鈴川 真樹の軽快なギター・カッティングが何とも心地良い曲です。村上 圭寿の音楽には、AORが好きだったんだろうなというのを感じ取れます。この曲もそんな曲です。

03からメドレーで続いているような感じで始まる04。03同様CITY POP色の強いミディアム・グルーヴ・ナンバーです。この曲がデビュー・シングルのようですね。なかなかツボを押さえた曲作りで出来る人だと思います。このアルバムの大半の曲でギターを弾いている鈴川 真樹のプレイがかなり光っています。

しっとりと聴かせるスロー・バラード曲05。渋い演奏なんですが、曲自体はありがちなバラードという感じがします。でも決して悪い曲ではないです。ヴォーカルの力強さは相当なものですね。

歌い上げるヴォーカルが印象的なミディアム・バラード曲06。グルーヴィーな曲やダンサブルな曲は良いのですが、少しバラード曲がつまらないのが残念です。聴き易い曲なんですけどね。

村上 圭寿の良さが出ているグルーヴィーなナンバー07。彼にはバラードよりもFUNKYなナンバーの方が、よりヴォーカルが冴えているような気がします。ヴォーカリストとしての力量は相当なものだと感じさせる曲です。

バラード曲08。このバラードは結構良いです。05や06がつまらなく感じたのはアレンジのせいだったとこの08で気付かされます。この曲のアレンジは小林 信吾で、演奏も01とほぼ同じメンバーで打ち込みを使っていません。曲自体の魅力はもちろんですが、やはりアレンジによって曲の印象はガラリと変わりますね。経験豊かな小林 信吾ならではの渋いアレンジです。

04のDub Mixヴァージョン09。Dub Mixと言うとかなり色々弄くってうるさい感じがするものが多いですが、このMixは結構楽しめます。04よりも個人的には気に入ってます。往年の角松 敏生がよくDub Mixを出してましたが、角松に比べると大人しいものです(笑)

常々思うことがあります。これは完全に私個人の意見ですが、売れる曲と売れない曲の差っていうのは、耳に残る曲と聴き易い曲の違いなのかなと・・・。
どちらも良い曲なんですよね。でも聴き終わって耳に残っているか、残らないかのほんのちょっとした違いがセールスに結び付いているんではないかという気がします。
勿論これが全てでは無いのは承知しているんですが、このアルバムを聴いていると何故かそんな事を感じさせます。
こんな事を書くと、このアルバムがつまらないという印象を与えてしまうかも知れませんが、良く出来ているアルバムだと思います。曲も良いですよ。
聴く回数が増える程に沁みてくる、そんなアルバムです。BOOK OFFでもたまに見かけますので、興味のある方は聴いてみて下さい。
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