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カテゴリ:FUSION系( 157 )
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TOM SCOTT_BLOW IT OUT ◇ 2005年 11月 06日
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1977年のアルバム。1970年代の半ば頃まで、西海岸を活動の中心にしていたトム・スコット。L.A.Expressを組んでアルバムも2枚リリースしていた。そのトム・スコットが『ニューヨーク・コネクション』というアルバムで、東海岸へ乗り込んだ(笑)
またもニューヨークのミュージシャンと作り上げたのが、この『BLOW IT OUT』である。CD化されたはずだが、店頭でこのCDを見た事がない(笑) 再販してくれないかなぁ。

参加しているミュージシャンは、

Drums : STEVE GADD / RICK MAROTTA / CHRIS PARKER
Bass : CHUCK RAINEY / WILL LEE / GARY KING
Guitar : ERIC GALE / JOHN TROPEA / RAY PARKER Jr / HUGH McCRACKEN
Keyboards : RICHARD TEE
Percussion : RALPH MACDNALD

冒頭を飾る「GOTCHA」は、私も好きでよく観ていたTVドラマ『スタスキー & ハッチ』のテーマ曲。唯一リリコーンを吹いている曲だ。「SHADOWS」は、このアルバムの中で1番好きな曲。このバラード曲は、まさしく泣きのSAX。泣きはデヴィッド・サンボーンの十八番だが、トム・スコットもなかなかである。
アルバム全体の印象は、TOM SCOTT meets STUFFといった感じ。スタッフのサウンドがリチャード・ティーとスティーヴ・ガッドによって支えられていたというのが、このアルバムを聴くとよく理解できる。
特にリチャード・ティーの存在感は凄いものがある。彼がピアノやローズを弾いただけで、そこのスタッフのサウンド、ニューヨークの音が生まれるのだ。
まさしくワン・アンド・オンリー、こういうミュージシャンは稀だと思う。

トム・スコットのファンには、翌1978年に発表された『INTIMATE STRANGERS』が人気が高いようだが、このアルバムも地味ではあるが良い作品だと思う。
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アレンジャー/作曲家として活躍していた松岡 直也が1979年にプレイヤーとして、当時の若手ミュージシャンと組んだバンド"WESING"のデビュー作。集められたメンバーは、村上 秀一(Drums)、大村 憲司・高中 正義(Guitar)、伊東たけし・土岐英史(Sax)等。ラテン・サウンドを中心にしたFUSIONというのが新鮮だった。高中が参加しているという事で買ってみたというのが事実(笑)

アルバム冒頭を飾る「A SEASON OF LOVE」を聴いてぶっ飛んだ。この曲は、初期の作品の中でも名曲の一つ。サンバ・カンソンぽいバラードから一転してバリバリのラテンに発展していくスケールの大きいナンバー。ポンタの躍動感に溢れるドラミングと大村、高中のギター・ソロ合戦等聴き所満載の名曲である。この1曲だけでノック・アウトされた。
後になって知ったのだが、この曲のバラードからアップ・テンポへの移行するという構成は、プロデューサーの瀬戸 由紀男のアイディアだったらしい。松岡自身は、この構成が不自然に思えて仕方がなかったらしい(笑) 名曲と呼ばれていても、実際はこんなものなのかも・・・。

このアルバムから、松岡 直也の快進撃が始まる。『FIESTA FIESTA』、『MAJORCA』、『THE SEPTEMBER WIND』、『LONG FOR THE EAST』等の名盤の数々をリリースしていく。どちらかと言えば夏向きの音楽が多いが、今の季節に聴いてもまた一興である。夜の肌寒さの中で熱いラテンのリズムを体感するのも味なものである(笑)

お薦めのBEST盤・・・
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MIKE MAINIERI_LOVE PLAY ◇ 2005年 10月 18日
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数多くあるFUSION系アルバムの中でも名作と誉れの高い作品。それまでギターや管楽器、キーボード等がFUSION関連では花形楽器だったが、それ以外の楽器でも花形になれるという証明かもしれない。素晴らしいテクニックを披露してくれるヴァイブ奏者のマイク・マイニエリだが、作曲・編曲の才能も半端なものではない。「I'm Sorry」というバラード曲は、まるでマイケル・ブレッカーのテナー・サックスの為に書いた曲のようにしか思えない程だ。

ホール&オーツの人気曲「Sara Smile」では、今度はデヴィッド・サンボーンのアルトが切なく泣いているし、適材適所という言葉がピタリとくる感じである。このアルバムの目玉は、何と言ってもアルバム・タイトル曲「Love Play」だろう。組曲のような構成になっているこの曲でのスティーヴ・ガッドのドラミングは圧巻である。手足が2本ずつしかないとは到底思えない程だ(笑) ぜひFUSIONファンならば絶対に聴いて欲しいアルバムである。

いずれ紹介するつもりだが、『深町 純 & ニューヨーク・オールスターズ / ライブ』というアルバムで紹介した3曲がオリジナルのレコーディングのメンバーより豪華な面子で演奏されているというライブ・アルバム。オリジナルとライブ盤を聴き比べてみるのも面白いと思う。FUSION好きならば、どちらのアルバムも買って損はしないと思う。
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CHICK COREA_FRIENDS ◇ 2005年 10月 12日
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休日前夜、ついつい夜更かしをして気が付けば真夜中。早起きの心配も無い。そんなリラックス・ムードで聴きたいアルバム。1978年に録音されたものだが、チック・コリアがReturn To Foreverとは違った顔を見せてくれるアルバムである。アルバム・タイトルからもわかるように、気の合った仲間とのセッション。クァルテットという編成も珍しかった。

このアルバムの良さは、チック・コリア自身がセッションを楽しんでいるようなリラックス・ムードの演奏である。決して手抜きでは無い(笑) アルバム全体を包み込むムードが良いのだ。JAZZが苦手な人でも結構聴けてしまうと思う。曲の良いし、ミュージシャン各々の技術も言うこと無し。真剣に聴かずともBGMとして流しても良い感じだと思う。

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Chick Corea : Fender Rhodes / Acoustic Piano
Joe Farrell : Reeds & Flute
Steve Gadd : Drums
Eddie Gomez : Acoustic Bass

上のアルバム・ジャケット写真が、私の持っている輸入盤CD。下の写真が国内盤。こんなに良いアルバムが、輸入盤なら1,500円位で購入できるはず。秋の夜長にお薦めの1枚。
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LEE RITENOUR_Friendship ◇ 2005年 10月 06日
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当時CROSSOVERと呼ばれていた音楽に最初に触れたのが、リー・リトナーだった。
最初の出会いは、『Lee Ritenour & His Gentle Thoughts』で歌の入っていない音楽で初めて良いと思ったアルバムだった。まず、驚いたのはこのレコードの音の良さ。
それもそのはず、ダイレクト・カッティングという技術を使ったレコードだったのだ。今では、デジタル・レコーディングが当たり前でノイズ等とは無縁の世界になりつつある。

しかし、70年代後半のレコーディング事情と言えば磁気テープを使って録音し、ミキシングを施した後にレコードの原盤であるラッカー盤に溝を刻んでいく方法であった。
テープに録音したものを音源に使う場合、原音に比べて音質が劣るしノイズも発生しやすくなる。そこで各レコード会社は競って原音に近い音を求めていた。その究極とも言えたのが、ダイレクト・カッティングであった。

マイク等で拾った音をテープに録音するのではなく、ミキサーを通し調整された音をラッカー盤にその場で溝を刻んでいく手法だ。
そうなれば、録音はレコード片面分をアーティストは続けて演奏しなければならない。曲間の無音部分の数秒で楽器を持ち替えたりしなければならなかったし、当然ミスは絶対に許されない訳だ。録り直しがきかない一発録りなのである。演奏する側だけでなく、エンジニアにも相当のプレッシャ-があった事だろう。

そんな過酷なダイレクト・カッティングのアルバムを4枚もリリースしたのが、リトナーだった。この『Friendship』は、3枚目のダイレクト・カッティングである。どのアルバムも素晴らしいアルバムだが、このアルバムが1番のお気に入りである。その理由は、スティーヴ・ガットのドラミングにある。それまでリトナーのバックでドラムを叩いていたのはハーヴィー・メイソンが多かった。個人的な好みだが、やはりガッドのドラムが格好良いのである。

メンバーは
Guitar : Lee Ritenour
Bass : Abraham Laboriel
Keyboard : Dave Grusin / Don Grusin
Drums : Steve Gadd
Sax : Ernie Watts
Percussion : Steve Forman

アルバム1曲目の「Sea Dance」は特に圧巻で、8分の7拍子という変則リズムでありながらギター、エレピ、サックスの高速ユニゾン。少しのずれも無い演奏は、さすが一流と感心させられたものだ(笑)しかも一発録音でなのだ。
今でもリトナーの曲で5本の指に入るくらい好きな曲である。最近、このアルバム(CD)を店頭で売られているのを見た事が無い。今では入手が難しいのだろうか?
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横倉 裕_LOVE LIGHT ◇ 2005年 09月 30日
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狂喜乱舞するという言葉があるが、中古CD店でこのアルバムを見つけた時にまさに狂喜乱舞したい位に嬉しかった。CD化されている事さえ知らなかったので本当に驚いたと同時に嬉しかった。

FUSION関連の名門レーベルの一つであるGRPレーベルに日本人として初めて契約したYUTAKA(横倉裕)が、1978年に発表したアルバムである。
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プロデュースはデイヴ・グルーシン、録音・ミキシングがラリー・ローゼン。この二人はGRPレーベルの創設者なのである。レーベル発足以前に既にアルバムを作り上げていたというのが驚きである。

このアルバムは、幻の名盤とも言われたアルバムで東洋音楽と西洋音楽の融合、まさにFUSIONなアルバムなのだ。横倉自身もキーボード奏者ではあるが、プレイヤーと言うよりソング・ライティングやアレンジのセンスを認められたのであろう。

とにかく、素晴らしい曲が多いうえに日本の伝統楽器が世界に誇れる楽器である事を認識させられたアルバムだった。使用されている和楽器は、琴、尺八、琵琶。演奏しているのは、喜多嶋修と松居和。
松居和は尺八奏者としてFUSIONの世界でも有名だし、喜多嶋氏も琴・琵琶を駆使したリーダー・アルバムをリリースしている程の和楽器の名手である。

スティーヴ・ガッド、エイブラハム・ラボリエルがバックを担当しているし、そのアンサンブルの素晴らしさは実際に聴いて欲しいと思う。そんな中でも、パティ・オースチンとのデュエット曲『LOVE LIGHT』は、AORファンにも絶対に受け入れられるであろう名バラード曲。FUSIONが好きな方は、もし中古CD店でこのアルバムを見かけたら迷わず購入する事を強くお薦めしたい(笑)

写真上はアナログ盤ジャケットで下がCD盤ジャケット。CDではクレジットが横倉裕からYUTAKA表記になっている。
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NEW YORK ◇ 2005年 09月 27日
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1978年に面白い企画盤が発売された。1970年代後半にクロスオーバー(今で言うところのFUSION)がブームだった。そして数々の名プレイヤーによる多くの名盤が発表された。リーダー・アルバムばかりでなく、沢山の企画もの(決してコンピレーションみたいな安易なものではない)が発表された。このアルバムもそんな中の1枚なのだが、私の中では今でも秋~冬にかけて必ず聴く愛聴盤となっている名盤である。

タイトル『NEW YORK』の示す通り、8人のトップ・ギタリストが集まって各々がNEW YORKをイメージして作った曲・カバー曲を演奏したアルバムである。つまり、NEW YORKのイメージを東京の音で表現したものだ。

参加しているギタリストは、秋山一将・大村憲司・鈴木茂・竹田和夫・松木恒秀・松原正樹・水谷公生・矢島賢といった豪華な顔ぶれである。70年代後半の音楽、ニュー・ミュージック、フォーク、歌謡曲を聴いた事がある人は、彼等の名前を知らなくてもそのギター・プレイは必ず聴いていると言っても過言ではない位のプレイヤー達である。今でも現役バリバリで活躍している人達ばかりである。

私自身がNEW YORKというと『寒さ・曇天』をイメージしてしまうので(実際に行った事が無いので・・・)、どうしても秋から冬に聴きたくなるのである(笑)
CD化されているが、現在では入手しにくいのだろうか?ギター・サウンドが好きな人にはぜひお薦めしたい1枚である。

特にお薦めは、松原正樹の「ハード・タイムス」(ボズ・スキャッグスのカバー)、松木恒秀の「ヒム・トゥ・スタッフ」、秋山一将の「セントラル・パーク」の3曲。
松原のフレーズの格好良さ、松木のエリック・ゲイルばりのブルージーなプレイ、秋山の確かなテクニックは圧巻である。

このアルバムの解説には、各ミュージシャンの使用楽器・使用しているアタッチメント・ドラムのセッティングまで詳しく書かれていた。きっと楽器を演奏する人には参考になるだろう。ただ27年前のものだから今でも通用するかどうかはわからないが・・・。
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