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カテゴリ:PRODUCER( 33 )
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山口 百恵_A FACE IN A VISION ◇ 2005年 10月 07日
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現在の㈱ソニー・ミュージックエンタテイメントが、CBSソニーという会社名だった1970年代。この会社には優秀なプロデューサーが多く存在していた。最近のアーティスト系プロデューサーとは違って、純粋な裏方の職人達である。今回紹介するのは、酒井政利である。彼の手掛けたアーティストは、南沙織、天地真理、郷ひろみ、浅田美代子、山口百恵、キャンディーズ、太田裕美、矢沢永吉、ジュディ・オング、岸田智史、SHOGUN、久保田早紀、松田聖子、原田知世等で、それこそ数え切れない程のアーティスト、そしてヒット曲を送り出してきた人である。

70年代後半からは、エグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされる事が多くなり、実質的なアルバム製作は若手に任せていたようだ。

酒井政利と言えば、やはり山口百恵であろう。酒井氏の凄いところは、アイドル系が中心であったのだが、シングルとアルバムとの色分けをキッチリさせていたところだろう。世間一般的には山口百恵のヒット・シングル曲しか聴いた事が無い場合が多い。シングルとは、世間一般に受け入れられなければ意味が無い訳で、その辺のコントロールの上手い人だったと思う。注目して欲しいのは、アルバムだ。山口百恵のアルバムは、良く出来たものが多い。様々な作家を起用して、様々なタイプの曲にチャレンジさせていた。歌手としての懐の広さを感じさせてくれるアルバムが多いのである。

この『A FACE IN A VISION』は、1979年のリリースでNHKの特番「山口百恵 激写・篠山紀信~映像と音のフュージョン」との連動企画で製作されたものだ。若干20歳とは思えぬ様な妖艶な声と歌。JAZZ、シャンソン、ロック、フォルクローネと様々なボーカル・スタイルを聴かせてくれる。ファンの間で根強い人気を持つ「おだやかな構図」やフォルクローネが新鮮な感じを与える「デイ・ドリーム」等が聴き所と言える。私が1番好きな百恵のアルバムである。

こんなアルバムも・・・
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アン・ルイス_PINK PUSSY CAT ◇ 2005年 10月 02日
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アーティスト系プロデューサーが一時期ブームとなった。今でもその風潮は少なからず残っている。
本来、プロデュース業なるものは完全に裏方の仕事で地味なものである。
それが小室哲哉やつんくの出現以来、花形職業となった(笑)それと同時にプロデュースされた作品は、プロデューサーの色が強く反映されるようになった。つまり出来上がった作品は、プロデュースされる側のアーティスト色よりプロデューサーの色が強いのである。セールス面で言えばそれも仕方が無いのかも知れない。

プロデューサー・ブームのずっと以前から、自身がアーティストでありながらプロデューサーとして活躍していた人達もいた。山下達郎や角松敏生、細野晴臣、高橋ユキヒロ等である。そんな中、裏方に徹したプロデュースをしていた山下達郎のプロデュース作品が、このアン・ルイスの『PINK PUSSY CAT』である。

1979年に作られたこのアルバムは、それからのアン・ルイスの歌手としての方向性を決めた作品と言えるかもしれない。それまでのアン・ルイスは、歌謡曲路線で曲も地味なものが多かった。どちらかと言えば静。そしてこのアルバムや同じ達郎のプロデュースしたシングル『恋のヴギ・ウギ・トレイン』以降、動へと変化していく。
後に『六本木心中』でブレイクして、独自のロック歌謡というジャンルを切り開く事になる。
その過渡期としてこのアルバムは、重要なものであると思うのだ。

達郎の曲提供は1曲のみ。あとはアレンジャーとして関わっているだけだ。当時流行っていたディスコ調なサウンドを基調として、様々なタイプの曲をアン・ルイスに歌わせている。非常にのびやかなボーカルで、歌の上手さに驚かされる。アン・ルイスのアルバムの中では、1番好きなアルバムであるし、達郎プロデュース作品の中でも特に好きなアルバムである。

CD化されたようだが、今では入手困難のようだ。
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IRUKA_Heart Land ◇ 2005年 09月 28日
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私が大好きな作曲家・林哲司のプロデュース作品。
イルカと言えば、『なごり雪』や『雨の物語』というヒット曲で有名なフォーク系シンガー・ソング・ライターである。男性でも女性でもない中性的なイメージがあり、やさしいお母さんと言った雰囲気を持ったシンガーだと思う。歌う曲もイルカ=フォークというイメージが強い。そんな彼女も林哲司の手にかかると、大人の女性POPシンガーに変身してしまうのである。

1985年に発表されたこのアルバムは、名盤と呼ぶにふさわしい上質なPOPアルバムである。
イルカという名前をIRUKAとし、シンガー・IRUKAの魅力を最大限に引き出している。全10曲中7曲を林哲司が、残り3曲をイルカが作曲している。全ての曲のアレンジを林哲司が手掛けている。とにかく素晴らしいボーカルを聞かせてくれる。こんなに上手い人だったのかと驚いたくらいである。詞もそれまでのイルカのイメージとは違って、女性らしさが全面に押し出されていて面白い。
昔からのファンの人には、とまどいがあったかも知れない(笑)

シングル・カットされた『もう海には帰れない』は、いかにも林哲司という名バラード曲でこのアルバムを代表する曲のひとつ。詞も切なくて、本当に良い曲である。
作詞はあの秋元康。うちの嫁さんは、あの風体でこんな詞を書く事が腹立たしいと言う(笑)
憎たらしいが、才能豊かなのは確かである。
他にも素晴らしい作品が多く、「IRUKA MEETS CITY POP」といった感じのアルバムの仕上がりになっている。
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