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彩 恵津子_REACH OUT ◇ 2006年 03月 11日
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1984年のリリースされた彩 恵津子のデビュー・アルバムです。アルバム・タイトル曲「Reach Out」は今でも好きな曲で、年に数回無性に聴きたくなります(笑)
歌が上手い下手と言うよりも、その伸びやかで透明感のあるボーカルが彼女の持ち味となっています。作曲陣も織田 哲郎、木戸 やすひろ、つのだ☆ひろ、古本 鉄也、磯 広行という面々。
編曲は全て大谷 和夫によるものです。
ミュージシャンも青山 純、島村 英一、渡嘉敷 祐一、富倉 安生、松原 正樹、和田 アキラ、吉川 忠英、斉藤 ノブ、EVEという顔ぶれです。この頃の音楽に限って言えば、演奏に関する不安というのが全くありませんね。

01. Reach Out
02. Surrender
03. Down Town Girl
04. 悲しみにGood-by
05. 無邪気なひと
06. 瞳をとじて
07. サイドシートの夏
08. ハートをノックして
09. We Are Friends
10. Apologize

01は名曲ですね。数々のヒット曲を作曲している織田 哲郎の書いた曲の中でも特に好きな曲です。実に聴いていて気持ち良い曲だなと思います。
少しロック調なアレンジの02。どんなアレンジでも彼女の歌声のおかげで重くはなりません。松原 正樹らしいギターが良いです。
イントロのオリエンタルな感じが、曲のイメージと違うなと違和感を感じる03。織田 哲郎の作曲のナンバーなので決して悪くないのですが・・・。
富倉 安生のベースが活躍する04は、木戸 やすひろの作曲。どこか杏里っぽい感じのポップ・ソングです。
05はしっとりと大人のムード漂うバラード曲。ファンキーなものからバラードまでどんなタイプの曲でもこなしてしまうEVEのコーラスが美しいです。
またもロック色の濃い06は、つのだ☆ひろの作詞・作曲です。
タイトルから想像するイメージとは若干違う雰囲気の曲ですね。どことなく古いタイプのニュー・ミュージック風という感じです。
08もつのだ☆ひろの作曲です。アレンジがオールディーズ風のミディアム・バラードです。
スウィンギーなポップ・ソングの09。
大谷 和夫は、ストリングス・アレンジを得意とする人ですが、この10でもその手腕を発揮しています。美しいメロディーを持ったバラード曲で、サビのメロディーのリフレインが印象的です。

「Reach Out」が飛び抜けて良い曲のせいか、他の曲が地味に感じてしまうかも知れません。
しかし、全曲とまではいかないまでもキャッチーな曲が多いので、聴きこむ程に味が出てくるというアルバムですね。
夏のドライブのBGMとして聴くには良いと思います。
彼女の声を聴くだけでも涼しげな気分になれますから・・・。
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稲垣 潤一_NEW BEST NOW ◇ 2006年 03月 10日
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1987年にリリースされた稲垣 潤一のベスト盤です。好きなシングル盤を何枚か所有している位で、アルバムはほとんど聴いたことがありませんでした。こういうアーティストの場合、ベスト盤というのはありがたいものです。所有していたシングル・レコードがCDで聴けますし、知らない曲で好きなタイプの曲が見つかって興味を持った場合にアルバムを選ぶ基準にもなります。
このベスト盤は、BOOK OFFで750円位で入手しました。稲垣 潤一のアルバムは、BOOK OFFでも比較的安く入手できるので遡って聴いてみようかなと思っています。
結構ポップで親しみやすいメロディーの曲が多いので、このベスト盤は結構気に入ってます。

01. オーシャン・ブルー
02. ドラマティック・レイン
03. エスケイプ
04. シーサイド・ショット
05. SHYLIGHTS
06. ロング・バージョン
07. 月曜日にはバラを
08. UP TO YOU
09. バチュラー・ガール
10. 楽園伝説
11. 夏の行方
12. 夏のクラクション
13. 雨のリグレット
14. 言い出せなくて

全14曲中、稲垣 潤一の自作曲は2曲のみです。その他の曲は、筒美 京平をはじめとした有名な作曲家やアーティストによる提供曲で占められています。おそらこんな所が私の中で、稲垣 潤一をアーティストというよりもボーカリストというイメージが強いのかもしれません。
今回はお気に入りの曲のみレビューしたいと思います。

作詞・作曲:松任谷 由実、編曲:松任谷 正隆の01。サビのメロディーがいかにもユーミンらしいポップな曲です。稲垣 潤一の声によく似合っている曲ではないでしょうか。波のSEやユーミンの声も少し聴くことができます。
06は、私の好きなアーティスト、安部 恭弘作曲です。編曲は井上 鑑。ボサノバのリズムと哀愁のあるメロディーがよくマッチしている曲です。
作詞:秋元 康、作曲:稲垣 潤一、編曲:TOPICSの08は、ミュージシャン・クレジットが記載されていなので何とも言えませんがパラシュート・サウンドっぽいですね。ポップな曲で、どことなくユーミンが書きそうなメロディーです。
作詞:松本 隆、作曲:大瀧 詠一、編曲:井上 鑑の09は、当然ですがナイアガラ・サウンド風です。クレジットを確認しなくても大瀧 詠一の曲だとわかります(笑)
10も稲垣 潤一の自作曲ですが、なかなか雰囲気のあるサマー・ソングです。最初に聴いた時は、てっきりブレッド&バターの提供曲かと思いました。ブレバタ風味たっぷりの曲で、間奏のアコースティック・ギター・ソロが良いですね。
さすが筒美 京平は良い曲書くなと感心させられた12。
デビュー曲である13は、好きでシングル・レコードを買ったほどでした。元オフ・コースの松尾 一彦の作曲です。サビの部分のアレンジ(井上 鑑です)が、もろドゥービー・ブラザーズの「What A FOOL Believes」なのが微笑ましいですが好きな曲です。

好きな曲だけをピック・アップしましたが、その他の曲が決して悪い訳ではありません。むしろどの曲も聴きやすく、親しみやすい曲ばかりです。独特な声も慣れると良い意味で持ち味として感じることができました。
オリジナル・アルバムを聴いてみたくなりました。もしお薦めのアルバムがあれば、教えて下さると助かります。よろしくお願いします。
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NATIVE SON_NATIVE SON ◇ 2006年 03月 09日
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今年(2006年)の1月12日に心不全で亡くなったジャズ・ピアニストの本田 竹曠が中心となって結成されたフュージョン・バンド、ネイティブ・サンの1stアルバム。1979年に発表されました。
当時私はフュージョンは好きでよく聴いていましたが、ジャズはあまり聴いていませんでした。ですから本田 竹曠の名前は知っていましたが、彼のプレイは聴いたことがなかったのです。
ネイティブ・サンとの出会いは、当時マクセルのカセット・テープのTV-CMにネイティブ・サンの音楽が起用され、彼等も出演していました。その時に使われた曲が、このアルバムにも収録されている「SUPER SAFARI」でした。この曲が聴きたくてアルバムを買ったのが最初です。
1987年頃まではメンバー変更はあったものの、アルバムはリリースされていたようです。私はこのアルバムと2ndアルバム『SAVANNA HOT-LINE』の2枚しか所有していませんが、今でもよく聴く大好きな1枚です。

当時のメンバーは、
本田 竹曠 : キーボード
峰 厚介 : テナー、ソプラノ・サックス
大出 元信 : ギター
川端 民生 : ベース
村上 寛 : ドラムス
の5人でした。

01. BUMP CRUSING
02. HEAT ZONE
03. BREEZIN' & DREAMIN'
04. WIND SURFING
05. WHISPERING EYES
06. TWILIGHT MIST
07. SUPER SAFARI
08. WHISPERING EYE (reprise)

軽快でキレのいい電子ピアノ(古い言い方ですね・・・汗)のリズムに、峰 厚介の熱いサックス・プレイが印象的な01。スピード感がたまらなく良いです。
抑え目のテンポから徐々にヒート・アップしてゆく感じの02も、サックス・ソロが熱い1曲。
南国の島の昼下がり、爽やかな海風の中で昼寝がしたくなるような03。気持ち良く寝れそうです(笑)
ギターのカッティングが心地良い04は、タイトル通りウィンド・サーフィンをしているかのような爽快感溢れる1曲。風を感じます。
遊びつかれた体をクール・ダウンしてくれるようなボッサ風なナンバー05。本田のローズが印象に残る1曲。
満天の星でも眺めながら、お酒でも飲みたくなるような06。深夜に聴いてると気持ち良くて眠くなってしまいます(笑)
私にとっては、ネイティブ・サンの代名詞のような曲07。一度聴いたら忘れられないフレーズ、そしてインパクトの強さがある曲です。本田 竹曠の作曲のセンスの良さが光る曲だと思います。

このアルバムを聴いて感じるのは、タイトル(曲名)の付け方が実に上手いですね。曲調とタイトルのイメージがよくマッチしています。
そして、本田の拘りを強く感じます。このアルバムで本田はアコースティック・ピアノを1曲も弾いていません。
私の憶測ですが、これはジャズ・ピアニストとしての拘りがあるのではないかと思っています。
フュージョンを演奏するにあたり、アコースティック・ピアノ以外の楽器でどこまで明るく、楽しい音楽が演奏できるのかを試しているように思えてなりません。あくまで憶測ですが・・・。
なんにせよ、28年前の音楽でありながら古臭さはまったく感じないですし、今も当時と同じ気持ち良さを感じることのできるアルバムです。
こういうアルバムって、ありそうで意外と無いものです。
今年の夏に如何ですか?気持ち良さは保証します(笑)
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QUINCY JONES_THE DUDE ◇ 2006年 03月 08日
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1980年代に、”大統領の次に忙しい男”とまで言われていたらしい大御所プロデューサー、クインシー・ジョーンズが1981年に発表した『THE DUDE (愛のコリーダ)』です。70年代終わりから80年代初めにかけて、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで数々の名作を世に送り出した名プロデューサーですね。
私の大好きなマイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』やジョージ・ベンソンの『ギヴ・ミー・ザ・ナイト』等を手掛けていますし、有能なソング・ライターの曲を見事なアレンジで、ポップ感溢れる素晴らしい作品に仕上げていくその手腕はまさに魔法のようです。
特にポップな仕上がりのこのアルバムには、贅沢すぎるほどのミュージシャン達と才能豊かなソング・ライター陣が参加しています。完璧主義者とも言われるクインシーにとっては、自分の音楽を追及していく上においては決して贅沢なものではなくて必要不可欠なんでしょうね。
私にとっては大切な1枚になっています。

01. AI NO CORRIDA (愛のコリーダ)
02. THE DUDE
03. JUST ONCE
04. BETCHA' WOULDN'T HURT ME (心の傷跡)
05. SOMETHIN' SPECIAL
06. RAZZAMATAZZ
07. ONE HUNDRED WAYS
08. VELAS
09. TURN ON THE ACTION

大ヒット曲01は、もはやダンス・クラシックと呼ばれるダンサブルなナンバーです。ホーン・セクションが迫力あります。
クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子とも言われ、私が敬愛するソング・ライター、ロッド・テンパートン(元ヒート・ウェイヴ)とパティ・オースティン、クインシーの共作ナンバー02。黒っぽいグルーヴィーなナンバーで、ボーカルはジェームス・イングラムです。アーニー・ワッツのサックスによるリフやソロが聴き所でしょう。
バラードの名曲03。美しい曲ですね。この曲を書いたのは、バリー・マンとシンシア・ウェイルの名コンビです。この手のバラードを書かせたら天下一品で、以前紹介したセルジオ・メンデスの名曲『愛をもう一度』もこのコンビの作品。ジェームス・イングラムのハートフルなボーカルが素晴らしいです。
スティーヴィー・ワンダーの提供曲04は、哀愁のあるメロディー、シンセのリフ、パティ・オースティンのボーカルの組み合わせが絶妙です。
05は、ロッド・テンパートンの曲です。メロウなミディアム・ナンバーでサビのメロディーが印象的ですね。パティ・オースティンのボーカル曲。
06もロッド・テンパートンの曲。本当に良い曲を書きますね。スティーブ・ルカサーのギター・リフとソロがカッコ良いナンバーです。ロッド・テンパートンの最も得意とするダンサブル・ナンバーと言えます。パティー・オースティンのボーカル曲です。
軽い感じのメロウ・ナンバー07。ジェームス・イングラムの甘い歌声によく似合った曲です。
ブラジル出身のシンガー・ソング・ライター、イヴァン・リンスの曲です。クインシーはイヴァンの曲は気に入ってるようで、結構取り上げてますね。美しいインスト・ナンバーで、ハーモニカの名手・トゥーツ・シールマンスがフィーチャーされています。
最後もロッド・テンパートンの曲です。ノリの良いナンバーで、ホーン・セクションの使い方が実に上手いと思います。

良いアルバムというのは、何回聴いても厭きないものです。私にとっては、まさにこのアルバムがそうです。
捨て曲がないと言うか、好きな曲ばかりで約41分という時間があっという間に過ぎてしまいます(笑)
特にロッド・テンパートンの書く曲が好きな私にはたまらない1枚です。そして、脂の乗った時期のクインシーの才能を強く感じることのできるアルバムとしてお薦めです。
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佐藤 博_awakening ◇ 2006年 03月 07日
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ハックルバックやティン・パン・アレーのメンバーとして、1970年代から活躍してきたキーボード奏者・佐藤 博の1982年に発表された4枚目のアルバムです。名盤として語り継がれてきたアルバムで、私も長い間CDを探し続けていましたが昨年めでたくリマスターされて再発されました。
佐藤 博と言えば、その独特なタッチのピアノ・プレイでしょう。まさにワン・アンド・オンリーといった感じのプレーは、沢山のアーティストの信頼を集めていました。
中学生時代にギター、ドラム、ベースを始めて、既にこの頃から多重録音(宅録)をおこなっていたという事にも驚きですが、ピアノは何と20歳になってからの独学というところが凄いですね。
天才というのは、存在するのです(笑)
このアルバムは、佐藤 博がLinn Electronics社のリズムマシン「LM-1」に出会ったことで作られたアルバムらしいです。このリズムマシンの出現により、彼の音楽の礎とも言える多重録音によるアルバム制作が可能になったのでしょう。ボーカルのウェンディ・マシューズ、ギターの松木 恒秀、山下 達郎、鳥山 雄司以外は、全て佐藤 博のプレイによるものです。

01. AWAKENING (覚醒)
02. YOU'RE MY BABY
03. BLUE AND MOODY MUSIC
04. ONLY A LOVE AFFAIR
05. LOVE AND PEACE
06. FROM ME TO YOU
07. I CAN'T WAIT
08. IT ISN'T EASY
09. AWAKENING
10. SAY GOODBYE
11. BLUE AND MOODY MUSIC (WENDY'S VERSION)

スタジオに波の音を流し、その音を聴きながらイメージしたものを即興で演奏したという01は、その美しいピアノの音色が、爽やかな目覚めの一時を連想させます。
目覚めたあとのまどろみに中で、まったりと聴きたいような02。気持ちの良い朝を迎えられそうです。
佐藤 博のピアノと松木 恒秀のギターは、本当にワン・アンド・オンリーなプレイ・スタイルですね。極上のメロウ・ナンバーです。
軽快なポップ・ナンバー04。
ブルース・インスト・ナンバー05は、カバー曲のようですが詳しい事はわかりません。そのブルースっぽいピアノ・プレイが素晴らしい1曲。
ビートルズのカバー曲06は、オリジナルよりも数段明るくポップな仕上がりになっています。どんなアレンジにも映えるメロディーだと思います。ビートルズって偉大ですね。
アルバム中で1番好きな07。デュエット・スタイルの理想形なのでは?と思ってしまうほど。何とも言えない緩やかな時間に包まれる曲ですね。名曲です。
オリエンタル・ムード漂う08。
09は、01と同タイトルですが全く別もので、途中のロックっぽいギター・リフが印象的なインスト・ナンバーです。
山下 達郎のギター・カッティングがフィーチャーされている10。ボコーダーやシンセが大活躍な軽快なナンバーです。
最後は、03の別バージョンです。03ではバラードに仕上げてありましたが、こちらはテンポのあるバージョンで、ウェンディがメイン・ボーカルです。どちらの仕上がりも良いですが、私は03のバージョンが好きです(笑)

いわゆる打ち込み系のサウンドだし、今聴くとリズム・マシンの音も古臭い感じはあるものの実に曲の雰囲気に違和感なく、すんなりと気持ち良く聴けるアルバムです。打ち込みの音って、時々うざったく感じる事もありますが、このアルバムには一切ありませんね。アレンジが素晴らしい証拠でしょう。
目覚まし時計のベルの音で起きる必要の無い、休日の朝にベッドに横たわったまま聴きたい1枚です。
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GODIEGO_MAGIC MONKEY (西遊記) ◇ 2006年 03月 06日
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月曜夜9時、いわゆる月9のドラマ枠で、香取 慎吾主演の「西遊記」が放送されています。私も好きで毎週観ているのですが、私位の年代にとって「西遊記」というと1978年に放映されたものが印象に強いですね。ドラマ史上最高のキャスティングと言っても過言ではないでしょう。孫悟空=堺 正章、三蔵法師=夏目 雅子、猪八戒=西田 敏行、沙悟浄=岸部 シローという配役でした。まさにこれ以上考えられない見事なキャスティングに、夏目 雅子の美しさは忘れることができません。
今思えば、特撮もお粗末なものですが、本当に楽しいドラマでしたね。
今日紹介するアルバムは、そのドラマのサントラ盤として制作されたゴダイゴの『MAGIC MONKEY』です。ドラマ放映と同じ1978年に発表されました。
ドラマを観ていなくてもバラエティに富んだ曲や全曲英語詞で作られたアルバムは、1枚のアーティストのオリジナル・アルバムとしての魅力が十分にある作品です。

01. The Birth Of The Odyssey ~ Monkey Magic
02. Gandhara
03. Asiatic Fever
04. We're Heading Out West To India
05. Thank You、Baby
06. Steppin' Into Your World
07. Havoc In Heaven
08. Dragons And Demons
09. A Fool!
10. Flying
11. Celebration

シンセによるイントロダクションに続き、「あちょ~!」の掛け声とともに始まるファンキーなナンバー01は、まさに閉じ込められた岩山を蹴散らして登場する孫悟空のイメージそのままですね。それにしても今から28年前のドラマの主題歌がこの曲だったのです。しかも英詞だったのですから驚きです。
02も大ヒットした曲ですが、このアルバムに収録されているのは英語詞バージョンです。ゴダイゴの曲作りは、明らかに英語にメロディーを乗せることを前提に作られている気がします。この曲も日本語バージョンよりも、英語詞の方が似合ってるように思えます。
シャッフル・リズムにジェイク H コンセプションのファンキーなサックスが絡む03は、トミー・シュナイダーのボーカル曲です。最後の方のドラミングはかなり迫力あります。
東洋風なメロディーの04。不思議な雰囲気ですが、何故か耳に残るそんなメロディーです。
3拍子のバラード曲05。綺麗なメロディー・ラインの曲で、タケカワユキヒデのボーカルによくマッチしています。
06は、明るいポップなナンバー。ミッキー吉野のピアノ・プレイがファンキーで印象的です。
何と表現したら良いか難しいナンバー07。基本はロック調ですが、ブルースっぽくもあるしとにかく不思議な曲です。
08は、ベースのスティーヴ・フォックスの低音ボーカルをフィーチャーしたコミカルなナンバーです。この曲もミッキー吉野のピアノ・プレイに注目ですね。
「ビューティフル・ネーム」を彷彿させる09。ゴダイゴらしい曲とも言えるのではないでしょうか。
チャンキーなムード漂う10。イントロを聴いて、細野 晴臣の作った曲を思い浮かべてしまいました。
タケカワユキヒデの曲らしく、スケールが大きく親しみやすいメロディーを持ったポップ・ナンバー11。

タケカワの書く曲はシングル向けという感じがしますが、ミッキー吉野の書く曲は通好みという感じがします。この二人の曲がバランス良く収録されているところが最大の魅力なんでしょうね。
あとこのバンドの最も魅力的な部分は、ミッキー吉野のアレンジのセンスの良さと、演奏力の高さなんだと思っています。派手なソロというのはありませんが、バッキングに徹している演奏をよく聴けばその高度な演奏力に驚かされます。素晴らしいバンドだったと思います。
でも、私がこのバンドの好きな本当の理由は、英語詞で歌っていながらも洋楽という感じがせず、むしろ日本のバンドだというのを強く感じる部分があるからです。何処が?と聞かれても困るのですけどね(笑)
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1986年にリリースされたアルバムです。『GOLD DIGGER』からニュー・ヨークのソリッドなサウンド志向になった角松だが、このアルバムでその傾倒ぶりをより深めた感じがします。今回のアルバムでは、自分の仲間的なミュージシャンと共に渡米し、現地の腕利きミュージシャンとの共演を果たしています。
参加しているミュージシャンは、ヨギ・ホートン、フィリップ・セス、ドック・パウエル、リチャード・ティー、バシリ・ジョンソン、ボブ・ミンツァー、バディ・ウィリアムス、ドン・グロルニック、アンソニー・ジャクソン、デヴィッド T.ウォーカー等の豪華メンバーです。
当時の角松のサウンドは、自分の好きなアーティストや曲に、いかに近づけるのかという部分に心血を注いでいた気がします。それは作品の中のあちこちにそういう色とか匂いがちりばめれていて、聴いていてニヤリとすることもしばしばです(笑)
オリジナリティーよりも、カッコ良いサウンドやスタイルを追い求めていた頃のエネルギッシュさを感じます。

01. Overture ~ Take Off Melody
02. Lucky Lady Feel So Good
03. Take It Away
04. August Rain ~It's Our Pure Hearts~
05. Pile Driver
06. 1975
07. Good-Bye Love
08. The Best Of Love

シンセのオーケストレーションで始まる01は、国内録音のナンバーで打ち込みとシンセで構成されたナンバー。飛行機の離陸時を思わせる爽快感溢れる曲です。
これぞ角松流ジャパニーズ・ファンクである02。当時、日本でここまでファンキーなナンバーを演っていたアーティストは少なかったですね。曲、アレンジともに素晴らしい作品で、このアルバムのハイライト曲だと思います。
夕暮れ時の高速道路を飛ばしながら聴いたら鳥肌モノの03。バディ・ウィリアムスと青木 智仁のリズム・コンビが素晴らしいナンバーです。この曲に至っては、詞は日本語ですがはっきり言って洋楽、極上のAORですね。名曲だと思います。
04は、アイラ・シーガルのギター・リフが印象的なミディアム・ナンバー。
工事現場のSEで始まる05。ヒップ・ホップ・ファンクなナンバーです。
06は、1975年当時に自分が聴いてきた音楽へのリスペクト・ソングといった感のある曲です。間奏で数々の日本人アーティストの名前が出てきます。
これまた角松お得意のハチロク・バラード曲07。ヨギ・ホートン、アンソニー・ジャクソン、リチャード・ティー、デヴッド T.ウォーカー、ボブ・ミンツァーの名演を楽しんで欲しい1曲。
いかにもリチャード・ティーらしいピアノ・プレイが聴ける08は、ダンサブルなナンバーでシングル・カットされた曲です。

全曲角松自身によるアレンジですが、憧れのミュージシャン達との共演なので頑張ったのでしょうね。ミュージシャンの個性を活かした素晴らしいアレンジを施しています。ボーカルもだいぶ上手くなってきていますね。かなり完成度の高いアルバムだと思います。
この年のレコード大賞優秀アルバム賞を受賞したアルバムです。

Single Vol.8~Vol.9
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浜田 省吾_ILLUMINATION ◇ 2006年 03月 04日
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1975年に愛奴でデビューして、1976年にソロ・デビュー・アルバム『生まれたところを遠く離れて』をリリース。今日まで常に一線で活躍している浜田 省吾の3rdアルバム(1978年)を紹介します。
愛奴の時代からリアル・タイムで聴いてきたんですが、このアルバムと4枚目の『マインド・スクリーン』の2枚は特に思い入れの強いアルバムなんです。当時は、まだ今ほどの知名度は無かったんですが、私の友人達の間では何故か評判が高く、仲間は皆聴いてましたね。その頃は、まだ大学生で何処かへドライブに出かけるときには、必ずカセットを車に持ち込んでましたね。そしてお決まりのように「♪グ~ナイ ト~キョオ~♪」と大合唱しておりました(笑)
何故、このアルバムがそんなに好きなのか・・・、おそらく今よりもポップ色が強いところなのかもしれません。

01. 涙あふれて
02. グッドナイト・トーキョー
03. 片想い
04. 恋人達の舗道
05. 汐風の日々
06. 25番目の夢
07. ガラスの恋
08. 散歩道
09. からっ風のララバイ
10. ミッドナイト・ブルートレイン

サウンド的には、アレンジを水谷 公生が担当、ミュージシャンもロバート・ブリル、岡沢 茂、佐藤 準、斉藤 ノブというスタジオ・ミュージシャンによる、いわゆるプロのサウンドですね。
ロックっぽいギター・リフが印象的な01。まだ若々しいボーカルですが、浜省らしい曲だと思います。
軽快なポップ・ナンバーの02。サビのメロディー、コーラス・ワークが魅力的なナンバーで、大好きな曲です。
03は、何も言いません、名曲です。
どことなくボッサ風なアレンジの04。メロディーが歌謡曲っぽいところが何とも言えず、この曲の魅力の一つになっている気がします。
05も浜省らしい1曲でしょう。メロウなサマー・チューンで、浜田 省吾&町支 寛二のコーラスはいつ聴いても美しいです。
今、この曲を聴くと何故かチェッカーズを連想してしまう07。一体何故なんでしょうか(笑)
しっとりとしたバラード曲08。コーラスが地味ですがよく練られたアレンジになっています。
09も仲間と大合唱していた曲でした(笑) キャッチーで明るい感じのメロディーが耳に残ります。
10は、バラード曲です。でも私は浜省特有のブルースだと思っています。歌詞とサビのメロディーの切なさが、こんなに伝わってくるのですから・・・。水谷 公生のギター・ソロも泣かせます。

浜田 省吾自身、サウンド的にも音楽の方向性においても暗中模索状態の頃の作品であった気がします。しかし、それだからこその面白さがあります。荒削りで、メロディー的にも俗っぽい部分もありますが、多くのファンに支持されている浜田 省吾の原点、布石とも言えるアルバムなのではないかと思います。
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BOB JAMES_THE BEST OF BOB JAMES ◇ 2006年 03月 03日
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今回紹介するベスト盤は、ボブ・ジェームスの1974年の『はげ山の一夜』から1984年の『白鳥』までの10年間に発表されたアルバムから選曲された初期作品集です。2004年に発売されました。個人的な意見ですが、ボブ・ジェームスの作品の良い所は楽曲、アレンジに独特なポップさや明るさのあるところだと思っています。実際の演奏は、かなり高度な技術を要するものだとは思うのですが、聴いている者にはそんな事を微塵も感じさせずに、リラックスして聴ける作品に仕上げてしまう手腕は素晴らしいと思います。FUSIONに興味の無い人にも抵抗無く聴けるアルバムでしょう。

01. TAKE ME TO THE MARDI GRAS (夢のマルディ・グラ)
02. WESTCHESTER LADY
03. MARCO POLO
04. BRIGHTON BY THE SEA (ブライトンの海辺で)
05. WE'RE ALL ALONE (二人だけ)
06. TOUCHDOWN
07. FEEL LIKE MAKING LOVE
08. KARI
09. SHAMBOOZIE (ニューヨーカー)
10. WATER MUSIC (水上の音楽)
11. RUSH HOUR
12. NAUTILUS
13. IN THE GARDEN (Based On Pachelbel's "Canon In D")

01を聴いたことがある人は多いと思います。TV番組等でBGMとしてよく使われていた曲です。2ndアルバム『夢のマルディ・グラ』から。
02は、アルバム『スリー』からのヒット曲です。グローバー・ワシントン.Jrのソプラノ・サックスをフィーチャーしたリズミカルなナンバー。
アルバム『フォクシー』からの03は、東洋の匂いを織り交ぜながらもポップで親しみやすいメロディーの曲です。マーカス・ミラーのベースと故ヨギ・ホートンのドラムのコンビネーションがたまりません。
04は、アルバム『H』から。グローバー・ワシントン.Jrの作品で、彼のサックスとボブ・ジェームスのピアノが美しいです。
ボズ・スキャッグスの名バラード曲を、軽快なアップテンポにアレンジした05。スティーヴ・ガッドのドラミング、リチャード・ティーのリズム・ピアノ、マイク・マイニエリのヴァイヴ等、聴き所が沢山ある素晴らしい演奏になっています。アルバム『Heads』から。
これまた名曲06。アルバム『Touchdown』からのタイトル曲です。このアルバムは好きで、よく聴いてました。デヴィッド・サンボーンのサックスあってこその曲でしょう。
ロバータ・フラックが大ヒットさせた名曲07は、アルバム『はげ山の一夜』より。ストリングスとボブ・ジェームスのローズが印象的です。
アール・クルーとのコラボレーション・アルバム『ワン・オン・ワン』からの08もまた名曲ですね。アール・クルーの作品で、彼のアコギ・プレイはもちろんのこと、ハービー・メイソンらしいドラミングもなかなかです。
09は、アルバム『ハンズ・ダウン』からのナンバー。マーカス・ミラーとジョン・ロビンソンのリズム隊を聴いてるだけでうれしくなってきます(笑)
アルバム『白鳥』からの10は、シンセを駆使したサウンドです。ロン・カーター、ヨギ・ホートンとのトリオのみの演奏とは思えません。心が洗われるような清楚な曲です。
リズミカルで楽しい感じの曲で、とてもタイトルの「ラッシュ・アワー」という感じがしない11は、アルバム『ラッキー・セヴン』からの曲。
12は、どことなく神秘的な雰囲気漂う曲ですね。『はげ山の一夜』より。
最後の13も『はげ山の一夜』からのナンバーです。ハーモニカが印象的なんですが、吹いているのがなんとあのギタリスト、ヒュー・マクラッケンというのも驚きです。

オリジナル・アルバムを聴くのが本来の楽しみ方なのかもしれませんが、ベスト盤というのも聴いていて楽しいですね。年代による音の違いや起用したミュージシャンのプレー・スタイルの違いなんかを1枚で聴き比べられるのも楽しいです。
ボブ・ジェームス未体験の方には、お薦めの1枚です。
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中森 明菜_BITTER AND SWEET ◇ 2006年 03月 02日
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BOOK OFFに通っていると、思いもかけないアルバムに遭遇します。CDが欲しいと思った時には、既に廃盤状態で入手困難になっていたりする事も多いのです。今回紹介するアルバムも欲しいなと思いながらも見つからず、半ば諦めていた時に偶然見つけたものです。しかも、250円という価格で・・・(笑)
中森 明菜の通算7枚目となるアルバム『BITTER AND SWEET』です。1985年の作品になります。個性溢れる作家陣と豪華なミュージシャンを迎え、アイドル歌手のアルバムという偏見を吹き飛ばす程、非常に質の高い仕上がりになっています。

01. 飾りじゃないのよ涙は
02. ロマンティックな夜だわ
03. 予感
04. 月夜のヴィーナス
05. BABYLON
06. UNSTEADY LOVE
07. DREAMING
08. 恋人のいる時間
09. SO LONG
10. APRIL STARS

01は、ご存知大ヒット曲。私は苦手なタイプの曲なんですが、売れましたね。井上 陽水作詞・曲のこの曲は、シングルのバージョンとは別のものが収録されています。アレンジは、こちらのバージョンの方が好きです。富樫 春生のシンセ、矢島 賢、芳野 藤丸のギターが冴えています。
EPO作詞・作曲、清水 信之編曲の02は、01からの繋がりが良い感じでEPOの曲にしてはハードなタイプの曲。シンセ・ベースと村上 秀一のドラムとの相性が抜群で、今 剛の切れの良いカッティングが素晴らしいです。清水 信之のセンスの良さを感じる1曲。
03は、飛鳥 涼の名バラード曲。後に飛鳥自身もセルフ・カバーした曲です。飛鳥の書く詞は、難解なものも多いですが、この作品は切なさに溢れた良い詞だと思います。
松岡 直也作・編曲の04。シンセを駆使したサウンドと和田 アキラのギターが印象的です。松岡 直也の曲と中森 明菜の声との相性が良いような気がします。「赤い鳥逃げた」を聴いた時にもそう感じました。
05は、サンディ作詞、久保田真琴作曲のダンサブルなナンバーです。かなり格好良い仕上がりですね。井上 鑑のアレンジですが、松原 正樹のギターがあまり松原っぽくないところや、サンディのコーラスの力強さがとても印象的です。
角松 敏生の作詞・作曲・編曲の06。当時の彼のバンド・メンバーで録音されていますが、まんま角松サウンドです。角松自身もこの曲をセルフ・カバーしています。
斉藤ノブ作詞、与詩古作曲、そして知る人ぞ知るというバンド、AKAGUYのアレンジによるボッサ調のナンバー07。聴き所と言えば、これはもう松原 正樹のギターでしょう。ライト・メロウな素晴らしい作品です。
超テク・ドラマー、神保 彰作曲、井上 鑑のアレンジの08。神保 彰のソング・ライティングの才能に驚かされた1曲です。土方 隆行、土岐 英史、神保 彰のコンビネーションが素晴らしいナンバー。
唯一2曲を提供している角松作品のバラード曲09。サビのメロディーが角松らしく、アレンジも当時の角松自身の作品によく似た感じのものがありました。CITY POP風な作品です。中森 明菜の抑え気味のボーカルが良いですね。
最後は、吉田 美奈子作詞・作曲のナンバー。しっとりとしたバラード曲で、軽めな歌声とコーラスのバランスが絶妙です。名曲だと思います。

アルバムの構成、特に曲順などはよく考えられていて聴いていて飽きることがありません。最後の2曲などは、バラード曲が続きますがタッチの違う曲なので違和感もありません。楽曲、演奏、ボーカル、アルバム構成のどれをとっても素晴らしい仕上がりです。
数多い中森 明菜のアルバムの中でも最高傑作だと思っている1枚です。
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