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大野 雄二_SPACE KID ◇ 2005年 10月 20日
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ルパン3世のテーマや映画『人間の証明』の主題歌の作曲家としても有名な大野 雄二が1978年に発表したFUSION系のアルバム。現在も現役バリバリのジャズ・ピアニストとして活躍している。ピアニストとしての腕前を堪能出来ると共に、メロディ・メーカーとしての才能を発揮した好盤である。とにかくメロディーがキャッチーで美しい。大野自身が引くYAMAHAのElectric Grand PianoのCP-70の音色がとにかく綺麗である。

Bass : 岡沢 章 / 高水健司 Drums : 市原 康 Guitar : 松木 恒秀 といったお馴染みで気心知れたメンバーを中心に、「NEVER MORE」、「DANCING RACCOON」ではソニア・ローザのロリータ・ヴォイスが楽しめる。ラテン風、ジャズ風等幅広いサウンドがちりばめられている。

このアルバムは、当時マスター・サウンド・シリーズの一環としてリリースされた。いかに良い音でレコードを製作するかを各レコード会社が競っていた頃のCBSソニーが力を入れていた製作方法である。トラック・ダウンされた音をマスター・テープに落とす際に、1/2インチ幅・2トラック・76cm/sというハイ・スピード(通常の2倍の速度)のテープを使用してカッティングに至る技術だったように記憶している。今のようなデジタル録音では、このような苦労はいらないが・・・(笑)しかし、レコードを聴いてみると確かに音はかなり良いのだ。この音のマスターが残っていれば、良い音でCD化できるはずだ。CD化を強く希望したい! 
実はSMEのホーム・ページでCD化希望のアルバムを募っていて、このアルバムをリスト・アップされていた。リクエストが100%に達するとCD化されるらしい。
とっくに一票投じているのだが・・・どうなることか。
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BILL LaBOUNTY_BILL LaBOUNTY ◇ 2005年 10月 19日
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ビル・ラバウンティ自身が弾くFENDER RHODESのリフが格好良い「LIVIN' IT UP」で幕を開ける1982年リリースのアルバム。AORの名作中の名作である。とにかく渋い。派手になる要素をあえて排除したかのような渋いナンバーの数々。大御所プロデューサー、ラス・タイトルマンの手腕とビルの類稀なるソング・ライターとしての資質のなせる技だろう。

正直なところ歌はあまり上手いとは言えない。だが、その独自の泥臭い声と歌い方が彼の曲によくマッチしているのだ。アレンジも豪華メンバーを揃えながらも目立ったソロ・プレイは殆ど無く、むしろアンサンブルを重視しているところがまた良いのである。コーラスも結構凝っていてジェイムス・テイラー、スティーヴン・ビショップ、パティ・オースチン等の実力派を起用しているという贅沢三昧(笑) 捨て曲無しの名盤。

このアルバム・ジャケットは、日本のオリジナル・ジャケット。当時輸入盤レコードを購入したのだが、ビル自身の顔写真のジャケットだった。AOR路線のアルバムに似合うように変えたのだろうが、正解だったかもしれない(笑) CDは、2種類のジャケットのリバーシブルになっている。

本家ジャケットはこちら・・・
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MIKE MAINIERI_LOVE PLAY ◇ 2005年 10月 18日
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数多くあるFUSION系アルバムの中でも名作と誉れの高い作品。それまでギターや管楽器、キーボード等がFUSION関連では花形楽器だったが、それ以外の楽器でも花形になれるという証明かもしれない。素晴らしいテクニックを披露してくれるヴァイブ奏者のマイク・マイニエリだが、作曲・編曲の才能も半端なものではない。「I'm Sorry」というバラード曲は、まるでマイケル・ブレッカーのテナー・サックスの為に書いた曲のようにしか思えない程だ。

ホール&オーツの人気曲「Sara Smile」では、今度はデヴィッド・サンボーンのアルトが切なく泣いているし、適材適所という言葉がピタリとくる感じである。このアルバムの目玉は、何と言ってもアルバム・タイトル曲「Love Play」だろう。組曲のような構成になっているこの曲でのスティーヴ・ガッドのドラミングは圧巻である。手足が2本ずつしかないとは到底思えない程だ(笑) ぜひFUSIONファンならば絶対に聴いて欲しいアルバムである。

いずれ紹介するつもりだが、『深町 純 & ニューヨーク・オールスターズ / ライブ』というアルバムで紹介した3曲がオリジナルのレコーディングのメンバーより豪華な面子で演奏されているというライブ・アルバム。オリジナルとライブ盤を聴き比べてみるのも面白いと思う。FUSION好きならば、どちらのアルバムも買って損はしないと思う。
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STARDUST REVUE_THANK YOU ◇ 2005年 10月 17日
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スタレビを語るには、まずライブを観るべきだ。日本一のエンターティナー・バンドだと言って過言では無いと思う。中学生の頃から数多くのアーティスト達のライブを観てきた。観終った後「良かった!」と思えるライブは沢山あった。しかし、心底「楽しかった!」と思えたのはスタレビだけである。彼等のライブを初めて観たのは、今から22~23年前。デパートの屋上での催し物としてのミニ・ライブだった。当然スタレビの事も曲も全く知らない状態である(笑)

客もまばらな中で演奏は始まった。良いバンドだなとその時に直感した。何故なら演奏している彼らの顔が楽しそうなのだ。客の多い少ないなど気にしていないよう見えた。歌う事、演奏する事が楽しくて仕方がないように・・・。それから彼等のアルバムを聴くようになった。

そんな彼等の1985年リリースの4枚目のアルバム。初期作品の中ではBESTと言える。ギターとボーカルを担当するバンドの中心メンバー:根本 要がそれまでは音楽的の中心だったが、このアルバムからクレイジー・キーボード:三谷 泰弘が曲作り、アレンジの中心になり作られたもののようだ。それまでのコミカルな部分が削られ、音的にもAORサウンドっぽくなりつつある。この辺りは、やはり三谷の影響であろう。根本のボーカルは素晴らしいものがある。しかし、三谷のボーカルもなかなかのものだ。
三谷のボーカル曲「Supersonic」、「夜間飛行」はスタレビには珍しいタイプの曲だった。
ライブでの定番曲「Thank You」、「と・つ・ぜ・んFall In Love」等捨て曲無しの楽しさの詰まったアルバムである。
残念な事に三谷が1994年にバンドを脱退した。それ以降聴く事も少なくなってしまった。彼のアレンジのセンスやコーラス・アレンジが好きだったので・・・。

一度はライブを観て欲しいバンドである。
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門 あさ美_FASCINATION ◇ 2005年 10月 16日
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メディアにも一切登場しないし、ライブもしない。アルバムとシングル・レコードだけをリリースするという謎に包まれていた門 あさ美。デビュー曲「FASCINATION」を聴いた時は、衝撃的だった。エロティックな歌詞、ポップでいてメロウなメロディー、艶やかな声、当時20歳だった私はノック・アウト状態だった(笑) そんな門 あさ美の1979年リリースのデビュー・アルバム。

ここまで甘美な世界観を持った女性アーティストは、当時珍しかった。ましてやメディアには登場しないで、純粋に曲だけで勝負していたのだから尚更である。インタールード的の挿入されているインスト曲「South Shore」(作・編曲:戸塚 修)以外の9曲中、全ての作曲と8曲の作詞を門 あさ美が手掛けている。ユーミンや尾崎亜美の書く女性よりも大人の世界を歌ったものが多い。年齢的な大人と言うより、精神年齢的に大人の女性と言うべきかもしれない。歌詞を読んだだけでは非常にやらしく感じるが、ポップなメロディーと戸塚 修・鈴木 茂・松任谷正隆のアレンジが都会的で洒落た感じに仕上げている。アルバム全体に強めのリバーヴを効かせているのもアルバムの統一感を出している。エンジニアの吉野金次の手腕なのかもしれないが・・・。

爽やかな朝からエロティック全開の「Morning Kiss」、最後の我儘を歌った「Stop Passing Night」、悪女願望を歌った「Fancy Evening」等全く厭きさせない歌詞とメロディー。デビュー・アルバムにしては完成度が高いと思う。2作目以降も素晴らしい作品を発表していくのだが、いずれ紹介する予定。それにしてもポプコン出身者にしては、異例な感じだった。ポプコン出身者って真面目というか堅物というイメージがあって、どちらかと言うとフォーキーな感じのアーティストが多かった。そんな中登場した門 あさ美は一種独特で異様な光を放っていた(笑)
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思案中・・・ ◇ 2005年 10月 15日
1981年のデビュー以来、24年間もの長い間リアルタイムで聴き続けてきたアーティストがいる。今月26日に新作『THE PAST & THEN』をリリースする角松敏生がその人である。そんな角松敏生の音楽との出会いを含め、全アルバムやプロデュース作品に関して新しいカテゴリを作って語ってやろうかなどと考えている。
角松敏生というアーティストを通じて、ネットの世界で多くの人と出会う事が出来た。お会いした方も入れば、顔も知らない方もいる。自分にとって重要なアーティストの一人なのだ。
そんな角松の音楽についてあれこれと書きたい気持ちがある。
しかし、反面躊躇している自分もいるのだ(笑)

何故なら、私自身が決して角松のファンではないからだ。角松の音楽に関しては、すごく興味があって新作リリースを心待ちにしている位である。ただ、角松の人間性・音楽に対する取り組み方・考え方に関しては全くと言って良い程興味が無いのである。アーティストとリスナーの間にある接点は作品であり、そこが一番重要だと考えていてそれ以下でもそれ以上でも無いと思っているからなのかもしれない。ライブへもかなりの回数足を運んだが、角松のMCが嫌いで仕方が無かった。そんな私が角松の音楽について語った時に、角松を一生懸命に応援している方々に不愉快な思いをさせる危惧がある訳だ。角松を応援している沢山の素晴らしい人を知っているだけに、ためらいも出る。

果たしてどうしたものか・・・思案中である(笑)
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岩崎 良美_Wardrobe ◇ 2005年 10月 15日
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デビュー曲「赤と黒」(名曲)が好きで、その後何枚かのシングル・レコードは買って聴いていたもののアルバムを買って聴く気にはなれなかった。特に「タッチ」のような曲でブレイクしてからは、興味はどんどん薄れていった(笑) このアルバムを購入した理由は、作詞家:康珍化と私が敬愛する作曲家:林哲司の共同プロデュース作品だったからだ。このアルバムがリリースされた1984年というのは、歌手として低迷している時期でもあった。

もともとアルバムの完成度が高いと言われていたが、セールス的には?だったらしい。起死回生を狙って、和製デヴィッド・フォスター(笑)の林哲司に白羽の矢が立ったのかもしれない。皮肉にも姉の岩崎宏美は、同じ1984年に『I won't break your heart』(いずれ紹介する予定)というアルバムでデヴィッド・フォスターの全面的なサポートを受けていたのだ。姉に対抗意識があったのかどうかはわからないが因縁とも取れる話だ。

アルバム自体は、サウンド面では凄く出来の良いJ-AORと言える。詞の内容が大人への過渡期の年代がテーマになっている分、AORとは言い難い部分もあるのだが・・・。
康珍化の書く詞は本当に素晴らしく、男なのにどうしてこんな詞が書けるのか不思議である。このアルバムの注目曲は「10月のフォト・メール」というバラード曲である。
実はこの曲、林哲司の書いたバラード曲の中でもBEST3に入る位好きな曲なのだ。
康珍化と林哲司のコンビならではの曲である。メロディー・歌詞ともに素晴らしいのだが、凄いのはコーラスをすごく上手く使っている曲なのである。このコーラス部が曲の大切なファクターなのだ。

曲の内容は、恋人である彼が夢だった留学をする。しかし、彼女は遠くの愛よりも近くの優しさに負けて新しい彼を作る。そんな彼女に届いた留学している彼からのフォトメールには、今度の土曜日に成田に迎えに来てと書いてあった。どうしたら良いかわからない彼女。そんな彼女を心配する何も知らない新しい彼・・・。こんな内容である。曲の最後にコーラスが入るのだが、これが切ないのである。康・林コンビは、このコーラスを入れる事をはじめかた考えていたに違いない。多くの人に聴いて欲しい名曲である。

本当はやばいけど・・・
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BILL CHAMPLIN_RUNAWAY ◇ 2005年 10月 14日
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シカゴのボーカリストとして有名なビル・チャンプリンの1981年にリリースしたアルバム。まだこの時点では、シカゴの正式なメンバーではなかったと思う。しかし、スタジオ・シンガーとしては大活躍していた頃の作品である。デヴィッド・フォスターのプロデュースは、前作『SINGLE 邦題:独身貴族』に続いて2作品目になる。

AORファンの間では、1978年リリースの『SINGLE』の方が評判は良いようだ。私も好きなんだが、こちらのアルバムの思い入れが強いので・・・(笑) このアルバムは、前作に比べ商業的には成功したようだ。前作よりシンプルな音作りが功を奏したのかも知れない。
「Sara」や「Tonight Tonight」は、名バラード曲でヒット・チャートにも顔を出したらしい。バックを固めるメンバーは前作の方が豪華だったかも知れないが、
John Robinson、Jeff Porcaro、Jon Pierce、Steve Lukather
Jay Graydon、David Foster、Tom Scottというこれでも充分贅沢なメンバーだ。
録音とミキシングは、Humberto Gatica。エンジニアとしても凄腕だがプロデュースも出来る才人である。演奏はもちろん良いが、注目はコーラス。PAGESのリチャード・ペイジやケニー・ロギンスのコーラスワークも素晴らしく聴き所であると思う。

この時代のデヴィッド・フォスターっていうのは、まさに神懸り的なところがあるようだ(笑)
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岸 正之_WARM FRONT ◇ 2005年 10月 13日
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現在でも作曲家・執筆等で活躍している岸 正之の1982年にリリースされたファースト・アルバム。ビートルズが好きで影響も受けたようだ。その影響もあってかメロディーはポップでキャッチーなものが多く、声も非常に優しい感じで聴いていて気持ちが良い。コーラス・パートを自分一人でやっていたり、パラシュートの面々がバックアップしたりでいかにも都会的なイメージがするのだが、実際に聴いてみると都会的だが、爽やかな風の中に居るような感覚になる。

このレコードには、ミュージシャンのクレジットが書かれていなかった。80年代のCITY POP系のアルバムでは珍しい事だ。音でおおよそのミュージシャンの見当はついたのだが・・・。数年前にあるサイトの掲示板に岸 正之氏の書き込みを見つけ、このアルバムのミュージシャンの事を訊ねてみた。すると丁寧なレスを頂いた。その時メモしておいたものによると・・・

Guitar : 今剛 / 矢島賢 / 吉川忠英
Bass : マイク・ダン / 美久月千晴
Drums : 林立夫 / 山木秀夫 / 滝本季延
Keyboards : 井上鑑 / 奥慶一 / 新川博
Sax : ジェイク・H・コンセプション
Percussion : 浜口 茂外也

80年代は、こういう良質のアルバムが沢山発売されていた。岸 正之の事を知らない人もきっと多い事だろう。しかし、ヒットする・しないではない部分で良い物を作ろうとしていた時代でもあったような気がする。今とは明らかに違う。そんな80年代の音楽をリアル・タイムで聴いてこれた事を幸せに思うのは大袈裟だろうか?(笑)

ぜひCD化してくませんか?ビクターさん。これもビクターか・・・(笑)
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CHICK COREA_FRIENDS ◇ 2005年 10月 12日
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休日前夜、ついつい夜更かしをして気が付けば真夜中。早起きの心配も無い。そんなリラックス・ムードで聴きたいアルバム。1978年に録音されたものだが、チック・コリアがReturn To Foreverとは違った顔を見せてくれるアルバムである。アルバム・タイトルからもわかるように、気の合った仲間とのセッション。クァルテットという編成も珍しかった。

このアルバムの良さは、チック・コリア自身がセッションを楽しんでいるようなリラックス・ムードの演奏である。決して手抜きでは無い(笑) アルバム全体を包み込むムードが良いのだ。JAZZが苦手な人でも結構聴けてしまうと思う。曲の良いし、ミュージシャン各々の技術も言うこと無し。真剣に聴かずともBGMとして流しても良い感じだと思う。

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Chick Corea : Fender Rhodes / Acoustic Piano
Joe Farrell : Reeds & Flute
Steve Gadd : Drums
Eddie Gomez : Acoustic Bass

上のアルバム・ジャケット写真が、私の持っている輸入盤CD。下の写真が国内盤。こんなに良いアルバムが、輸入盤なら1,500円位で購入できるはず。秋の夜長にお薦めの1枚。
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